梨田氏は1日、新型コロナへの感染が判明したと複数メディアが報道。報道によると、梨田氏は先月25日に倦怠感を覚えて静養していたが同月28日に発熱。その後、同月30日に呼吸困難に陥り、翌31日には重度の肺炎にかかっていることが判明したためPCR検査を受けたところ、今月1日に陽性反応が出たという。
梨田氏の感染を受け、中村氏は1日午後4時7分に自身のツイッターに投稿。「僕の大先輩、近鉄時代の監督、梨田さんもコロナに感染されてしまったみたいです。心配です」とつづった。
この投稿に、ネット上のファンからは「本当ですか!?何事もなく回復されることを祈ります」、「近鉄ファンだった頃の監督なのでショックです」、「若いとは言えない年齢だから心配でなりません」など、多数の反応が寄せられている。
中には「倦怠感→発熱→呼吸困難→重度の肺炎」という梨田氏の症状が、先月29日に新型コロナによる肺炎のため70歳で亡くなった志村けんさんと似ていると指摘するファンも。こうしたファンからは「重度の肺炎までいったのはまずい、志村さんもそんな感じだった」、「呼吸困難で重度の肺炎となると志村さんと重なる…何とか持ち堪えてほしい」と今後を心配するコメントも集まった。
現在66歳の梨田氏は、これまでに近鉄(2000-2004)、日本ハム(2008-2011)、楽天(2016-2018)の3球団で監督として活躍。2018年6月に楽天の監督を辞任した後は、野球解説者として活動していた。
現在46歳の中村氏は現役時代、近鉄(1992-2004)、ドジャース(2005)、オリックス(2006)、中日(2007-2008)、楽天(2009-2010)、横浜・DeNA(2011-2014)の6球団でプレーし、2000-2004年は梨田監督時代の近鉄で4番打者として活躍。2014年オフのDeNA退団後は野球解説者として活動するかたわら、野球教室『N's method』を運営し子供たちを指導している。
梨田氏が率いた近鉄時代の5年間に「629試合・.283・169本塁打・490打点・646安打」といった数字を残し、2001年には球団史上最後のパ・リーグ優勝に貢献している中村氏。新型コロナに襲われた恩師に心配を募らせているようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
中村紀洋氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/Nori_official99