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元巨人・上原氏、無観客試合の悪影響をスバリ 「観られてる、観られてないは全然違う」選手のメンタルに言及

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上原浩治氏(写真は現役時代)

 元巨人・上原浩治氏が4日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。新型コロナウイルスの影響による、プロ野球の無観客試合について言及した。

 NPBは先月26日、予定されていた一軍オープン戦全72試合(2月29日~3月15日)、ファーム春季教育リーグ33試合(ウエスタン2月29日~3月11日/イースタン3月1日~12日)を無観客で開催すると決定。これ以降、各球場ではNPBの決定通りに無観客試合が行われている。

 無観客試合について、聞き役の動画スタッフから「観客がいないとパフォーマンスは下がったりしますか?」と質問を受けた上原氏は、「『プロだから(大丈夫)』って意見は聞きます。でも、僕は間違いなく下がると思います」と断言。

 続けて、「アドレナリンとかそういうもの(の出方)が全然違う。それはもう(現役を)やった身としてもはっきり分かることですから。やっぱり観られてる、観られていないっていうのは全然違う」と、自身の経験を踏まえて無観客の影響を語った。

 一方、上原氏は「『打球音がすごい』っていうのはすごく感じると思う。あとは選手の声。どういう声を出してるのかは普段の試合では聞こえないから、『こういう声を(グラウンドの)中では出してるんだな』というふうに感じることはできると思います」と、無観客試合には普段とは違う楽しみ方もあると指摘。

 ただ、「やってる側としてはやっぱり寂しいというか、物足りないのはちょっとあると思いますね」と、選手側は違和感を抱えたままプレーしているのではとも推察していた。

 今回の動画を受け、ネット上のファンからは「『ファンの声援が力になる』っていうのはよく聞くけど、あれは全部が全部リップサービスって訳じゃないんだな」、「確かにどんなプレーしてもシーンとなってたらテンション上がらないだろうなあ」、「そもそもプロ野球は観客ありきの興行だから、無観客で行われることは現場もフロントも想定してないよな」、「興行が成り立ってない今の状態は一体どこまで続くのか…」といった反応が多数寄せられている。

 「早く収まることを願うしかないですよね」と早期の新型コロナ終息、そして通常開催の再開を願った上原氏。感染拡大の影響が長引くことに心配を募らせているようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg

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