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武豊騎手の親戚が自宅で惨殺、地元で有名だった被害者、抱えていたトラブルとは【未解決事件ファイル】

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画像はイメージです

 2003年6月9日、北海道静内町田原に住む当時58歳の男性Aさんが何者かに撲殺される事件が発生した。注目したいのは被害者男性の親族関係。なんとAさんの親戚には競馬騎手の武豊がおり、当時のマスコミでも大きく取り上げられた。しかし、犯人逮捕には至らないまま、2020年1月現在も事件は解決していない。

 第一発見者はAさんの妻だった。事件当日、昼過ぎになっても寝室から出て来ない夫を心配した妻が部屋まで様子を見に行ったところ、頭から大量の血を流しているAさんを発見したのだという。すぐにAさんの妻が119番通報をしたものの、救急隊が駆け付けた時には、既にAさんは死亡していた。

 Aさんの自宅は経営する牧場内にあった。牧場にはAさんと奥さんが暮らす一軒家のほかに、Aさんの息子と妻子が生活する家もあったそうだ。Aさん宅は普段鍵を掛けていなかったといい、犯人は容易に自宅へと侵入できたことが推測される。
 
 地元警察が現場検証をした結果、室内には物色された様子が見当たらなかったそうだ。Aさんの頭部は執拗に殴られた形跡があり、警察は強い恨みを持った人物による犯行ではないかと推察したという。

 一体、誰がAさんを襲ったのだろうか。実はAさん、地元ではかなり言動や行動が悪目立ちしていたという。事件の数年前から実父との間で土地所有権を争い裁判沙汰まで発展していたという話から、近所のパチンコ店でのトラブルなど。Aさんが経営していた牧場に来た観光客が問題を起こしたとして、地元自治体から多額の賠償金を受け取っていた話は、住民の間で有名だったそうだ。

 また、Aさん本人の話ではないが、牧場の元従業員が武豊騎手の親戚であると偽り、20年以上にわたって詐欺行為を働いた事件もあった。元従業員は3度に渡り逮捕されており、いずれも同じ武豊騎手の親戚の名前を利用していたという。詐欺に利用された親戚の名前はAさんではないものの、Aさん一族に対する怨恨の可能性があるのではないかと警察は考えていたそうだ。
しかし、警察はAさんの知人、友人関係の洗い出しを行ったが、結局、犯人に繋がる手がかりを見つけることは出来なかった。

 Aさんの自宅は牧場内に存在することもあって、夜になると辺りは真っ暗になるという。さらに、玄関の鍵が掛かっていないとなれば侵入は容易だが、果たして、妻にバレずに殺害することは可能だろうか? Aさんが抱えていたトラブルといい、犯人の手口といい、事件には未だ多くの謎が残されている

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