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免許取り消し中に運転して人身事故…産経新聞記者のモラル大欠如

 群馬県警前橋署は3月24日、自動車運転過失傷害の疑いで、産経新聞前橋支局記者・伊藤徳裕(のりひろ)容疑者(48=同県前橋市下新田町)を現行犯で逮捕した。伊藤容疑者は「職場へ向かう途中だった」などと供述しており、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は同日午前1時15分頃、同市石倉町の県道交差点で、車を運転中に出合い頭で代行運転会社の車と衝突。乗用車を運転していた男性(47)と助手席の男性(31)に、頸椎(けいつい)捻挫などの軽傷を負わせたとしている。現場は信号がなく、伊藤容疑者の側に一時停止の標識があった。

 伊藤容疑者は1月16日に、交通違反の累積で免許取り消し処分を受けていた。同署では、道交法違反(無免許運転)の疑いでも調べている。

 産経新聞東京本社広報部によると、23日は休日で、伊藤容疑者から免許取り消しの報告はなかったという。同社は「社員が逮捕されたことを重く受け止めています。事実関係を確認の上、厳正な処分をします」とのコメントを出した。

 新聞記者とて、聖人君子ではない。ミスをすることもあろうが、免許取り消しになっていながら、それを会社に報告せずに、無免許状態で自動車を運転した行為は、社会人として許されることではない。

 ふだん、新聞記事を書いている新聞記者が、法を犯して、自ら新聞記事になったのでは、シャレにならない。ぶつけた相手の車の運転手、同乗者が軽傷だったのは不幸中の幸いだったが、伊藤容疑者のモラルが欠如していたというしかない。
(蔵元英二)

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