2008年からエドについた新人マネージャーのY氏があまりの非常識だったため、結果エドが干されてしまったという内容であった。エントリーは吉本興業への内部告発ともとれる内容のため既に削除済みだが、彼の散々な仕事ぶりは本当に驚くものばかりでネットではエドへの同情が高まっているという。
この一件で引き合いに出されている番組が今年、2月に放送された「アメトーク!」の「マネージャーほったからし芸人」。
この回は、宮川大輔、友近、品川祐など売れっ子であるにも関わらずマネージャーが「現場に来ない」、「連絡すらよこさない」と普段の鬱憤を晴らしたもので、放送着後から大反響となっていた。そのため視聴者には今回のエドの件も「吉本ならやりかねん!」という見方が強かったようだ。もっとも、吉本の場合は芸人とマネージャーの絶対数が合わず1人のマネージャーが大物と中堅、新人も含めて複数人担当しなければならない背景もあったのだが。
「マネージャーほったらかし芸人」では吉本マネージャーのトホホな仕事ぶりが多数紹介されてきたが、過去には吉本はおろかお笑いの世界まで変えた有能マネージャーもいた。
特に有名なのが、現在コメンテーターとしても活躍する木村政雄氏。彼は横山やすしのマネージャーを長年つとめた後、吉本興業の東京本社を設立したという伝説のマネージャーであった。木村氏が横山やすしに就いていたころ、マネージャーは会社内でも権威が低く「事務員」と呼ばれていたが、木村氏は後輩とたった二人で東京と関西との連絡事務所を設立。これが後の東京本社となり漫才ブームをけん引した。
気性が激しいことで知られる横山やすしも、この木村氏には絶対の信用を置き仕事の全てを木村氏に任せるなどしていた。しかし後年、横山やすしの不祥事が多数発覚すると当時、東京本社の所長であった木村氏は横山やすしを解雇する。
このような熱いマネージャーは数は多くないものの、まだ業界には存在している。
昔より「タレントを生かすも殺すもマネージャー次第」とはよく言われていたが、タレントがマネージャーをこきおろすこの時代、芸能事務所は今後どう動くのだろうか?