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上祐史浩氏の“口上”は「開運グッズ」販売 突然の占い師転身に仰天

 あの上祐史浩氏が占い師デビューとは驚いた。上祐氏と言えば『ひかりの輪』代表。オウム真理教・麻原彰晃らの死刑執行で、その動向が再注目されていた人物だ。

 先頃に開かれた同会主宰のセミナーで、上祐氏自身が明らかにしたもので、当日配布された資料には、お香や法具といった開運グッズの案内も記載されていた。

 占いの手法はインド占星術で、気になる鑑定料は1回2万円。これが高いか安いかは意見の分かれるところだが、占い師によれば、「データ処理の手間を考えると妥当な金額」とのこと。

 同会では、以前からインド占星術専門家による「鑑定」を行っていたが、上祐氏自身が行うことを公にしたのは珍しい。セミナーで、上祐氏の“口上”を聞いたというOLが語る。

 「まるで学者みたいだった上祐さんが、いきなり『占いやってます。開運グッズ扱ってます』ってセールスマンみたいな話し方をするのでビックリしました。これでは普通の新興宗教と変わりませんね」

 『ひかりの輪』は、麻原信仰との決別を宣言し、アレフから離脱。以後は、宗教団体のように扱われることを否定し、「仏教哲学の勉強会」として活動していた。それが、急に商売っ気を出し始めたのはなぜなのか。同会広報はこう説明する。

 「なにも急に始めたわけではありません。上祐は以前からインド占星術を勉強していて、内々ではアレフの頃から鑑定をしていました。書類で案内を出したのは今回が初めてなので、驚いている人もいるのでしょう」

 同会は、昨年9月に東京地裁から、公安調査庁による観察処分無効の判決(国側が控訴)を受けている。そのため、公安関係者からは「判決を確定させるための実態隠し」との辛辣な声もある。また、「死刑執行により麻原を意識する必要がなくなったので、独自路線を打ち出してきたのではないか」との見方まであるのだ。

 唐突感が否めないため、うがった見方をされがちだが、同氏は日本経済についても占っているという。
「アベノミクスや東京五輪を見据えた土地高騰によって、今起こっているバブル的な状況はもうすぐ終わりになると言っています。その後、どんなことが起こるのか、ということは何も語っていませんが…」(セミナーに参加した男性)この程度のことは、誰でも予測できる。占いというからには、五輪バブル崩壊後の日本経済の動向を教えてもらいたいものだ。

 しかし、なぜ上祐氏は逮捕されないのか? それには次のような背景がある。彼は1993年9月にはロシア支部長に就任し、地下鉄サリン事件発生時は海外に居たと言われていて、地下鉄サリン事件には関わっていないというアリバイがあるということだ。しかしロシアで武器調達などの為に訪れる教団幹部たちの動向などから、水面下での動きを何となくは認識していたとも思われるが…。逮捕されずに今がある、上祐氏は現在の自分の姿を以前から占っていたのだろうか?

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