「大谷ルール」といえば、日ハムが現エンゼルス・大谷翔平選手を含め、20歳以下の選手の外食を原則禁止としたもの。「外出許可制」を採用し、外出する際に、どこで誰と会うのか、球団スタッフへの申告するよう課した。さらに、車の購入や運転や禁止し、野球に集中できる環境づくりを徹底。現在でも、日本ハムの期待株、清宮幸太郎選手や吉田輝星選手らに、このルールは適用されている。
「当時、大谷選手は試合前にアイスクリームを食べるのが日課でしたが、いちいち報告するのが面倒だったらしく、大谷の代わりにコンビニでアイスを買うのは先輩の鍵谷陽平選手だったようです」(スポーツ記者)
ロッテ新人の「大谷ルール」に対し、野球ファンからは「3年って地味にキツいな」「先輩と交流できないじゃん」などと疑問視する声も上がっているが「プリンスに変な虫が付いたら大変だからね」「このルールは全球団採用してほしい」と賛同する声も見られた。
「藤原選手の出身校・大阪桐蔭高では「大谷ルール」が日常で、寮も外出禁止です。野球部唯一の楽しみは、月に一度の“コンビニ旅行”。寮長の引率でバスに乗り、近場のコンビニに出かけること。1年生は500円、2年生は1000円、3年は1500円と予算が決められているので、藤原としては今までの生活がプロでも続くだけです」(前出・同)
一方で、大物新人に厳しいルールを設けていない球団もあるようだ。
「楽天のオコエ瑠偉選手は、2年目のオフに、恋人とのハワイ旅行を週刊誌に報じられました。そして3年目のオフには、未成年の後輩選手を居酒屋に連れて行き、泥酔状態でインスタグラム動画を配信して炎上。すっかり楽天球団から“問題児”扱いされるようになってしまいました。ロッテ球団は大物新人の“オコエ化”を避けたいのでしょうね」(前出・同)
2018年末、ロッテは公式インスタグラムで、12枚で1つの写真が完成する「インスタアート」を作成。藤原選手の後ろ姿に「新たなる希望」と銘打った斬新な画像をアップした。それほどに大きな期待が寄せられるスター候補。それくらいのルールも必要だったのではないだろうか。