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新横綱・日馬富士 責任果たせず13日目で終戦のトホホ

 白鵬(宮城野=27)以来、実に5年4カ月ぶりの新横綱誕生で注目を集めた大相撲九州場所(11月11日〜25日=福岡国際センター)だったが、肝心の主役が早々に転んで、ドッチラケの場所になってしまった。

 新横綱・日馬富士(伊勢ヶ浜=28)は2日目に隠岐の海(八角=27)に敗れて、夏場所(5月=両国)千秋楽から続けていた連勝が32でストップ。3日目からは8連勝して、トップの白鵬を追走していたが、11日目に過去14勝25敗と苦手の琴奨菊(佐渡ヶ嶽=28)に敗れると、緊張の糸が切れてしまったのか、ズルズルと3連敗で9勝4敗。トップを独走する12勝1敗の白鵬とは“3差”となり、優勝の可能性が完全に消え、13日目で早くも終戦となってしまった。

 当然のことながら、横綱の責務は千秋楽まで優勝争いに絡むこと。それなのに、場所をあと2日も残して脱落した日馬富士の責任は重い。

 北の湖理事長(横綱)からは「横綱が3連敗したらいけません。最後まで優勝争いできず、大関と横綱の責任感の違いが分かるんじゃないか」とお叱りを受けた。日馬富士は「一生懸命やった結果ですからね。もっと自覚して、責任感を強く持たないと。本当、応援してくれた人には申し訳ないですね」と、うなだれた。

 これまでも、ここ一番でのプレッシャーでの弱さが指摘されていた日馬富士。新大関の場所は8勝7敗、初の綱獲り場所では9勝6敗、2度目の綱獲り場所は8勝7敗と、肝心な場所では、ことごとく散々な成績に終わってきた。3度目の正直で、ようやく綱の座を手に入れたが、新横綱の場所でもプレッシャーに負けてしまった日馬富士。批判の声を振り払うには、来場所奮起するしかない。
(落合一郎)

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