インドネシア・ジャカルタで14歳と16歳の2人の兄が5歳の妹をレイプし、39歳の母親がレイプ後の殺害を手伝ったと、海外ニュースサイト『mothership』が9月27日に報じた。妹は養女だった。同記事によると、母親と2人の兄は、夫がいないときを見計らい、事件が起こる約2カ月前から性的関係を持っていたという。兄たちはよくポルノビデオを見ており、性行為に興味があったそうだ。
警察によると、兄たちは性行為の興味を妹にも向け、ある日、妹をレイプした。兄たちは妹をレイプした後、首を絞めて殺そうとした。兄たちが妹を殺そうとしている現場をたまたま見た母親は兄たちに加わり首を絞め、兄たちとともに妹を殺害した。殺害後、母親と兄たちは妹の遺体の横で性行為に及んだという。
妹を殺し性行為に及んだ後、母親と兄たちは妹の遺体を自宅から1kmほどの距離にある川に遺棄した。死体を解剖した結果、妹の首と舌、陰部、肛門に傷が見られたそうだ。母親と2人の兄は逮捕された。
このニュースが世界に広がるとネット上では「兄たちも人として最低なことをしたけど、母親がひどすぎる。母親にきちんと育ててもらえてなかったのだろう」「妹はまだ5歳。言葉が見つからない」「こんな家に養子に来た妹がかわいそう。他の家なら別のいい人生だったはず」「気持ち悪くなる話だ。少なくとも母親は極刑にすべき」「殺人もありえないが、遺体の横で性行為をするなんてもっとありえない。異常だ」などの声が挙がっていた。
日本およびアジア地域の女性の地位向上を目指す公益財団法人『アジア女性交流・研究フォーラム』のHPで、インドネシアの海外通信員がインドネシア児童保護国家委員会の調査結果を報告している。それによると、同国の2013年における子供に対する暴力事件は1,620件で、そのうちの51%が性的虐待であったという。
また同報告によると、インドネシアの社会省と「女性のエンパワーメントおよび児童保護省」が、2013年に過去12カ月に身体的虐待、精神的虐待、性的虐待を受けた13〜17歳の子どもを対象に暴力に関する調査をした結果、少年の4人に1人が何らかの身体的暴力を受けた経験があり、12人に1人が性的暴行を受けた経験があることが分かったそうだ。性的暴行を受けた経験がある少女は19人に1人で、性的暴行を受けた少年よりも少なかった。
少年の割合が大きかった理由について海外通信員は、インドネシアでは「少年より少女の方が狙われやすい」と親や大人が考える傾向にあり、少年に対するケアが十分でなくなるからだと分析している。
今回の事件では母親が息子と性行為に及んでいたが、インドネシアでは少年に対する性的暴行被害が深刻化しているようだ。
記事内の引用について
Lady jealous of son raping foster daughter, strangled her & had sex with sons next to corpse (mothership)
https://mothership.sg/2019/09/indonesian-mother-sons-sex-incest/
第24期海外通信員 第2回リポート(公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム)
http://www.kfaw.or.jp/correspondents/report-24.html