監督の前作である『嬢王ゲーム 女の下剋上決戦 第2章』はキャバクラが舞台だったが、今回の作品、『夜王誕生 -真黒(くろ)の太陽-』も夜の世界とホストクラブの内幕を描く。
元恵比寿マスカッツの月島えみりがキャバ嬢ユミを演じ、その彼女に入れあげるダメ男から凄腕ホストに成り上がっていく吉男役にお笑い芸人&パチンコライターの山ちゃんボンバーが演じる。
普段は人を笑わせることが生業の山ちゃんボンバー、可憐さとセクシーボディを併せ持つ人気セクシー女優月島えみりに対峙して、そのお笑いを完全封印したシリアスな演技がストーリーラインを活気づけている。
山内監督は、先月末にテアトル新宿にて、R-18成人映画『痴漢電車 悶絶!裏夢いじり』をR-15として再編集、『犯る男』の題名で公開して好評を得たばかり。
夜の成り上がりを目指し、プライドをかけ、しのぎを削り合うホストたちと彼らの客となる女性たちとの騙し騙されあいが繰り広げられる世界を山内監督がどのように演出したのか、必見の作品。
『夜王誕生 -真黒(くろ)の太陽-』は、9月2日(水)より全国のTSUTAYAでレンタルを開始、また10月7日(水)からは販売を開始する。
【物語】
何をやってもダメ、でも人の良さだけは天下一品のサラリーマン吉男。毎日嫌な上司に責められても、心のよりどころ、キャバ嬢ユミへと毎日通い詰める。しかし、吉男はユミのために借金が膨らみ、さらに仕事での失敗から会社もクビに。一方ユミは、悪徳ホスト龍二に食い物にされ、吉男はそれを知りながらもユミを救えないことに嘆く。そんな吉男は夜の女、明美から「ホストになって、女を見返せ。じゃないと一生負け犬」と言われ発奮し、龍二のいるホストクラブの門を叩く…。