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張本氏、二軍落ちの阪神・藤浪に「もう好きに投げろ」 瀬古氏は「アマチュア野球」と切り捨て批判

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張本勲氏

 17日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が阪神タイガースの藤浪晋太郎投手について持論を展開。さらに、ゲストの元マラソンランナーの瀬古利彦氏も苦言を呈し、賛否両論となった。

 番組では、藤浪投手が12日の中日ドラゴンズ戦で、3回に突如四死球を出した上、牽制悪投などで乱れ、試合後に二軍降格となったニュースが取り上げられる。これを見た張本氏は、

 「藤浪はね、何であんなにこじんまり作ろうとするんかね。コントロールをものすごい重視してるわけよ。彼の持ち味は荒れ球だから。もう好きなように投げろといえば良いんだけど、コントロール、コントロールで縮まっているからね。余計暴投が行くんだ」

 と投球の際に、「コントロールを気にしすぎている」と指摘。そして、瀬古氏は、「これは喝じゃないですかねえ、プロらしくないですよ。アマチュア野球みたいだ」と批判した。

 これに視聴者が反応。まず、張本氏については「たしかにその通り」「首脳陣がコントロールを重視しろと指示しているのだろうけど、思いっきり投げたほうが良い」と賛同の声が。一方、熱狂的阪神ファンからは「阪神のコーチだって思いっきり投げろと言ってるはず」「タイガースのコーチはそんな馬鹿じゃない」という声や、「巨人OBが阪神のことを語るな」という批判もあった。

 また、瀬古氏の発言には、「アマチュア野球でもストライクの取れない投手は使われない」「アマに対する差別がひどい」「一発勝負の社会人野球で四球を連発する投手は試合で投げることができない」など、批判が飛ぶことになった。

 高校時代は大谷翔平選手を凌駕する実績を残し、プロに入っても3年連続二桁勝利を挙げ、球界を代表する投手と言われた藤浪投手。2016年以降制球を乱すことが多く、勝てなくなり不調続きで、「阪神を出たほうがいいのではないか」との声もあるほどだ。また、大阪桐蔭高校の西谷浩一監督も、高い能力を持ちながら「腐らせている」状況に不満を募らせ、2018年のドラフト候補だった根尾昂、藤原恭大、柿木蓮の指名に否定的だったと噂されており(実際は藤原を指名し、外れ)。藤浪の処遇は、今後のドラフト戦線をも影響しかねないともいわれている。

 開幕二軍が確実な情勢となった藤浪投手。張本氏の言うように、何も考えず好きに投げた方が、結果は良いのかもしれない。

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