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張本氏、怪我が相次ぐ野球選手を「走り込み不足」とバッサリ 視聴者の反応は真っ二つに

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張本勲

 10日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が故障の相次ぐプロ野球選手に、「走らないからそうなる」と激怒するシーンがあった。

 番組では、北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎が3日の横浜DeNAベイスターズ戦での試合中、打席でスイングした際に違和感を覚え途中交代し、後に右手有鉤骨を骨折していたニュースを取り上げる。

 張本氏はこれを見ると、「清宮は心配ですよ。なんでああいうグリップ(の持ち方)をするのかねえ」と一言。そして、清宮の手がバットのグリップエンドにあたっているため、有鉤骨を骨折するのだと力説した。

 続いて、関口宏が清宮に加え、埼玉西武ライオンズの内海哲也が2日のオープン戦で左浅指屈筋肉離れ、そして、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大が勤続疲労の影響で右肘を痛め、手術を受ける予定であることが紹介する。

 すると、張本氏は「今年はね、怪我が多いんですよ。則本もね、手術するでしょ。あれ、筒香、柳田。非常に怪我が多い。なぜ? いつも言うでしょ、走らないから、走ってないからまた怪我しますよ」と、怪我をした選手の原因は「走り込み不足」という見方を示した。

 張本氏はこれまでにも、右肘を故障しトミー・ジョン手術を受けることになった大谷翔平など、上半身・下半身問わず怪我をした選手については「走り込み不足」を指摘している。今回もその論理を繰り返したことになるが、ネットユーザーの反応は真っ二つ。

 「たしかに走り込みは大事」「走ることによって下半身が安定し、投げ方が良くなる。上半身にもいい影響がある。間違いではないと思う」という声もあったが、「トレーニング器具でも身体機能は鍛えることができる」「ベンチに座る時間がある野球に持久力のある走り込み必要はない」「飛ばす筋力や球速を上げる筋力をつけたほうが良い」との声もあった。

 走り込みについては張本氏だけではなく、元ロッテ監督で400勝投手の金田正一氏や、317投手の元近鉄投手鈴木啓示氏が重要視しており、監督時代、「陸上部」ともいわれるほど選手を走らせたことがある。しかし、これについて反発する選手も多く、根拠なく「走れ、走れ」と繰り返す鈴木監督(当時)に嫌気が差した野茂英雄氏が、単身でアメリカに渡るきっかけの1つになった。

 様々な意見があるが、張本氏は「走れば全ての怪我を防ぐことができる」という持論があるようだ。

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