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最大7時間待ちの「タイガースICOCA」、メルカリでは定価の5倍に!阪神の“転売対策”とは

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画像はイメージです

 2つの意味で、朗報となるかもしれない。

 1日の先行販売の際に、1000人以上が阪神電鉄・甲子園駅に詰め掛けた「タイガースICOCA」。5日、“最大7時間待ち”の大争奪戦が展開されたこのICカードが追加販売されることが、阪神電鉄の公式サイト上で発表されている。

 「大変ご好評をいただいている」ことが、追加販売の決め手となったと説明している阪神電鉄。追加販売までには数か月の期間を要する見込みで、発売方法や枚数についての詳細の発表も後日になるとのことだ。

 当初用意されていた8万枚(球団旗デザイン5万枚&球団マスコット・トラッキーデザイン3万枚)の内、6万枚近くが販売されたという報道もあるこのカード。並んだ末に買えなかった人や、行列を見てハナから諦めていた人も多いことだろう。そのような人たちにとって、今回の一件は間違いなく朗報といえる。

 一方、今回の一件は、別の意味で朗報となる可能性もある。その「別の意味」とは、例によってネット上に多数出品されている転売品への対策だ。

 ネットオークション大手「ヤフオク!」を見ると、現在、「タイガースICOCA」はおおむね3千円から1万円の値がつけられている。もちろん、これは本来の定価(2千円)を超える価格である。

 また、転売品はフリマアプリ大手「メルカリ」にも多数出品されており、既に買い手がついている商品も少なくない。

 購入者の中に、プレミアム化を目論んだ“転売ヤー”が多数紛れ込んでいたことが窺える上記の現状。しかし、今回追加販売が決定したことにより、こうした思惑が外れることは極めて濃厚。利益目当てで買い集めた商品も、そのほとんどが“不良在庫”と化すことだろう。

 2014年に大規模な争奪戦が勃発した「東京駅開業100周年記念Suica」は、その後、希望者全員への再販が決定したことにより、当初定価の10倍以上だった転売品の価格が暴落した。「タイガースICOCA」の転売品も、これと同じような“転落劇”を辿ってくれることを大いに期待したい。

文 / 柴田雅人

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