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堀越日出夫の「私、テレビの味方です」 日テレ本格派ルーキー・小熊美香アナのズッコケ懺悔

 日本テレビの水曜深夜、人目を忍ぶようにこっそりと15分だけ放送されている番組がある。4月からスタートした『小熊のベア部屋』がそれ。日テレ入社2年目の女子アナ=小熊美香(23)初の冠番組である。

 念のため、ここで小熊アナの紹介を軽くしておこう。静岡県出身の彼女、上智大学で英語を学んだ後、日テレに入社。昨秋から看板番組『ズームイン!! SUPER』に抜擢され、今春から『小熊のベア部屋』に出演中。どう考えても、本格派エースとして同局が売り出している、プロテクトされた女子アナだ。
 おそらく宮崎宣子(29)や葉山エレーヌ(26)といった“変化球投手”ではないラインで育ってほしいはずだ。ニュースも読めて、アイドル人気もあるエースに。
 2年目の新人にいきなり冠番組を与えるぐらいだから、それだけのビジュアルは持っているし、まあそれなりにカタチにはなるんじゃないだろうかとタカをくくっていたのだが、どうやらそこまで火が付いていないのが実情だ。
 なにせ、ミクシィのコミュニティ参加人数を調べたら、わずか136人! 少ない! フジテレビの高島彩(30)は5930人なのに…。

 いまだ着火していない小熊人気に火をつけるべくして始まった『小熊のベア部屋』なのだが、この番組がどうにも空回っているのである。番組では毎回ゲストを迎えて、何か企画をこなすわけだが、主役は毎回小熊アナである。
 この試み自体は悪くない。だって、小熊アナの番組なのだから。ゲストも納得して出演しているだろう。
 ところが、だ。1日放送回では歌手の阪井あゆみ(26)をゲストに迎えたのだが、彼女が元キャバクラ嬢ということもあって、小熊アナがキャバ嬢に挑戦したのだ(もちろん実際に店に行ったわけではなく、スタジオ内での話)。
 色っぽい紫のドレスに身を包んだ小熊アナが接客を学ぶのだが、なんかこう全然込み上げてくるものがないんですけど! 可愛いことには違いないし、あんなキャバ嬢がいたらそりゃあ通うに決まっているのに、人としてある程度ちゃんとしているから、設定に無理が生じてしまうのだ。
 さらに、「この後、小熊アナが放送ギリギリの懺悔(ざんげ)!」と煽っておきながら、CM明けに懺悔したのが「最近、ストレスが溜まると、食欲がものすごくて、ご飯を一回食べたのに、トーストにジャムときな粉をのせて食べまくってゴメンナサイ」って、全然大した食欲でもないし、テレビで懺悔するような内容じゃないだろ! そんなもん、カットしなきゃダメ!
 本格派投手として育てたいのに、ストレートが遅いようではどうにもならない。もう一度企画会議で練り直す必要がありますよ!

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