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本当にあった恐怖の神隠し事件 1996年5月5日坪野鉱泉少女2人失踪事件

 1996年5月5日、廃墟になっていたホテル跡地が心霊スポットと聞いて、富山県氷見市に住む会社員とスーパー店員の女性2人(いずれも当時19歳)が肝試しに出かけた。ところが深夜未明、「いま魚津市にいるよ」というメッセージを友人に送ったきり、2人はそのまま行方不明となっている。

 この事件は地元でも大きく報じられ、彼女たちが乗っていた車が氷見市内で発見される。しかし、車内に失踪に結びつく手がかりはなく、捜査は迷宮入りしている。場所柄から北朝鮮拉致説も噂されたが、神隠しのように消えた2人の足取りは今も不明のままだ。

 坪野鉱泉は山の中腹に位置する6階建ての建物。80年代半ばに倒産した後、「経営難を理由にオーナーが自殺した」「併設しているプールで小学生が溺れ死んだ」などの噂が流れ、地元では格好の肝試しスポットとなっていた。

 事件以降、「北朝鮮工作員がアジトにしている」などの噂が流れている坪野鉱泉。リアルな怖さがここにはある。

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