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オリックス、“神童”山本由伸が9回1安打無失点の快投で先発再デビューも打線は無援護!

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山本由伸

 オリックス 0-0 ソフトバンク(2回戦)
※規定により延長12回引き分け
※オリックスの1敗1分け
▽3日 京セラドーム大阪 観衆 23,582人

 「由伸があれだけの素晴らしいピッチングをしているのに、チャンスも作ったのに、勝たせてあげなきゃダメでしょう。いいピッチングをしてるんだから」

 試合後、インタビュールームに現れたオリックスの西村徳文監督は怒りを爆発させた。オリックス先発、“神童”山本由伸は2シーズンぶりの先発再デビュー戦。「先を見ず、目の前の相手を抑えていこう」と考えながらマウンドに立った由伸は、8回1/3までノーヒットピッチング。9回をわずか1安打、無失点、球数は100球ジャストという完璧な内容。“神の子”の名に恥じない素晴らしいピッチングを見せた。しかし、打線がチャンスを作りながらも巡り合わせの悪さやミスも重なり、由伸を援護することが出来なかった。

 「自分も良かったけど、相手ピッチャーも良かったので、こういう日もあります」

 由伸は打線を庇ったが、指揮官は「その後のピッチャーも0で抑えている」と怒りは収まらなかった。特にバントミスやエラーをした安達了一に対して、「何年もこの世界で飯を食ってるやつは(バントを)決めなきゃダメでしょう。開幕の時から、全てにおいて精彩を欠いているのは気になる」と開幕からヒットも出ていないだけではなく、名手とは思えぬ失策が続いている点について指摘。若い選手のミスに関しては特に咎めなかったが、安達には厳しい言葉を送っている。8安打を放ちながら1点も取れなかった野手に「何やってるんだ」と叱咤した指揮官だが、この日、3番のメネセスもノーヒットに終わり、完全に機能しなかったクリーンナップについて、「もうちょっと我慢しますよ。まだまだ先は長いんで」と話し、吉田正尚ら一発が打てる主軸の復調をもう少し待つ考えだ。西村監督にとって、勝敗以上に主軸の不調は頭が痛いところ。長期的に戦っていくには、主軸が貧打では上位争いは出来ない。ピッチャーがいいだけに、ここをクリアした上で今シーズン初勝利からの連勝を狙いたい。

 快投を見せた由伸は「今シーズン初先発ということで、昨日から気持ちが昂っていました。四球を2つ出してしまったことは反省点ですが、ここまでしっかりと準備してきたことが試合に出せたと思います。ピンチの場面で野手の方々に助けて頂きながら、9回まで0点で抑えることが出来て良かったです」とコメント。自身は「もっと球数を減らすことが出来た」「ボールが続くところもあった」「こういう時はピッチャーが助けてあげたい」などなど、今後はもっと上のレベルを目指していく思いを明らかにしている。だが、こういう試合を見せられると、「僕が投げる日は『満員御礼』にしたい」という目標は達成される可能性が高まる。「1年目より2年目が良くて、2年目より3年目が良くなっていることが実感出来た」と話す“神童”は、「これからもっともっといい流れが作れるピッチングをしたい」とピッチングを通じてチームを引っ張っていく覚悟を持っている。

 結果は引き分けで、今シーズンの初勝利はまたもやお預けになってしまったが、“神童”ストーリーの幕開けを目撃出来ただけでも、新生オリックスにとって、大きな試合だったと言えるだろう。

取材・文 / どら増田
写真 / 垪和さえ

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