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福岡3幼児死亡事故判決で認定されたのは「ナンパ目的飲酒運転」以上「危険運転」未満だった

 飲酒運転による3幼児死亡事故の福岡地裁判決に専門家筋などから“生ぬるい”とシュプレヒコールが上がっている。判決は、福岡市職員の今村大被告(23)がナンパ目的で相当量の飲酒をしていたと認めながら、酩酊運転ではなく脇見運転だったと認定。しかし、飲酒ナンパ男が時速100kmで十数秒間も景色をみながら脇見運転していたとは考えにくい。
 8日の判決は今村被告に危険運転致死傷罪の適用を見送り、脇見による業務上過失致死傷罪と認定、求刑懲役25年の3分の1以下にすぎない懲役7年6月を言い渡した。
 飲酒運転によるひき逃げで、幼い3人の命が奪われたことだけを考えても量刑が軽すぎるという印象は否めない。

 全国紙の司法記者は「事故後の被告は友人に身代わり出頭を頼んだり、水を飲んで血中アルコール濃度を下げようとするなどかなり悪質。しかもナンパ目的で大酒をかっくらっている。時速100kmで走行中に車外の景色に見とれて十数秒も脇見運転するだろうかという疑問もある。飲酒運転に厳しい世論の中、判決は波紋を広げるだろう」と話した。
 福岡地裁は判決理由で「女性をナンパする目的で相当量の飲酒をしていた」と事実認定。不純な動機による飲酒運転と認めながら、酩酊するほど酔っていたとはいえないとした。

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