-
芸能 2019年11月17日 12時20分
若手俳優の憧れ? 2世イケメン俳優の働き方、兄弟の絆
俳優・千葉真一の芸能生活60周年祝賀会が7日、都内のホテルで行われた。 各スポーツ紙によると、祝賀会には歌手の北島三郎ら約900人が出席。千葉の長男で俳優の新田真剣佑、次男のモデル・俳優の眞栄田郷敦、元妻の故・野際陽子さんとの長女で女優の真瀬樹里も駆け付け、初めて公の場での親子4ショットが実現したという。 また、祝賀会の終盤では、3人の子供たちがそれぞれ、千葉に向けた手紙を朗読。新田は「千葉さん」、郷敦は「オヤジ」、真瀬は「パパ」と三者三様の呼び方で父への感謝の思いを吐露したというのだが…。 「父親に対する呼び名で、新田と千葉との間にはかなりの距離があることが露呈した。というのも、自分のファンクラブの運営費を千葉に紹介された人間に横領される事件があったので、千葉に対して不信感を抱いている」(祝賀会を取材した記者) すでに売れっ子俳優の仲間入りを果たしている新田だが、今年芸能界デビューして注目を浴びているのが眞栄田。公式インスタグラムでも、約4万7000人のフォロワーを抱えるなど人気を集めている。 7月期のTBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」では才能あふれるラガーマンを演じ一躍脚光を浴びたが、その所属先や働き方はほかの若手俳優も憧れるものだというのだ。 「大手芸能プロではなく、所属するのは兄・新田の個人事務所。その事務所と専属エージェント契約を結んでいる。兄と同じように米・ロサンゼルスで生まれ育ったため、ハリウッド的な働き方に憧れて兄に相談したところ、日本での活動をバックアップしてくれた。そのため、自分にとって気が向かない仕事をこなす必要がない。大手に所属する若手俳優は売り出し方を事務所に決められてしまうのでうらやましい限りのようだ」(芸能プロ関係者) 諸問題で揺れる吉本興業では、極楽とんぼ・加藤浩次がすったもんだの末に専属エージェント契約を結ぶことができたが、眞栄田は兄のおかげで苦もなく理想の形で芸能活動をスタートできたようだ。
-
芸能 2019年11月17日 12時14分
オフでは大河女優にあり得ないハジケっぷりだった沢尻エリカ容疑者
合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで、警視庁組織犯罪対策5課に16日に逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者(33)が17日早朝、送検された。 各メディアが報じた続報によると、逮捕容疑は東京都目黒区内の自宅で16日朝、MDMAの粉末を0.09g所持した疑いが持たれている。警視庁に、「違法な薬物に関与している」などと情報提供があり、同課が捜査していたという。 沢尻容疑者は15日夜、都内のクラブへ行き、15日朝に帰宅。同日午前8時過ぎに捜査員が沢尻容疑者の自宅を訪れ、家宅捜索したところ、棚に置いてあったアクセサリーボックスからチャック付きの小さなポリ袋に入った白いカプセル2個を発見。 カプセルは風邪薬などで使われるものと同じ形状で、うち1個を鑑定したところ、MDMAと判明。同日午後1時半ごろに警視庁本部で緊急逮捕されたというのだ。 沢尻容疑者がクラブへ向かう様子をTBSが撮影。また、クラブ内で様子はニュースサイト「文春オンライン」で報じられている。 「来年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演予定で、すでに撮影を行っていた沢尻容疑者。大河出演でかなりの責任を負うことになりスキャンダルすらご法度。おそらく、日常的にクラブに出入りしていただろうから、あまりにも不用意だった。本人がそのことを自覚していないのが一番の罪だったが、同居していた母親や所属事務所が本人に注意喚起しなかったことも逮捕された要因では。逮捕された今になって、前所属事務所がクビにした理由も納得できた」(芸能記者) 週明け早々、沢尻逮捕によって“被害”を受けた関係各所は煩わしい対応に追われることになりそうだ。
-
芸能 2019年11月17日 12時10分
いいとも少女隊で渡辺直美の相方、スタッフにひいきされていた? 現在は意外な道で活動中
2008年から約2年間、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のオープニングで歌を歌ったり、番組アシスタントを務める「いいとも少女隊」として活動していた鈴木凛。鈴木の相方は渡辺直美で、当時は「リン・ナオミ」として出演していた。渡辺は今や、バラエティだけではなく、ファッション界でも人気者となっているが、その相方だった鈴木はすっかり見かけない。鈴木は今、何をしているのだろうか。 「当時、『笑っていいとも!』のオープニングに女性が起用されるのは約20年ぶりで、渡辺さんとともに注目されていました。しかし、渡辺さんはお笑い要素が強く、鈴木さんはどちらかと言うと、かわいいポジションでした。渡辺さんは当時を振り返り、『美人の凛ちゃんの方が人気で、スタッフの扱いも全然違った』と悔しかった思い出を語っていますよ」(芸能記者) そんな鈴木は、将来を不安に感じていたそう。 「いいとも少女隊をきっかけにバラエティ出演も増えましたが、『本当にやりたいことって何だろう』と悩んでいたそうです。そこで悩んだ結果、最終的には以前から興味のあった音楽の道に進むことを決意。2012年には所属していた田辺エージェンシーを退社して、現在はMILANO LOA名義でアーティスト活動を開始しています。デビュー曲はiTunes初登場エレクトロチャート2位を記録しました。歌詞も鈴木さんが書いているようです。その後もアルバムなどを発売するたびにCDショップに足を運んでは、自分で描いたポップを飾らせてもらうなど、地道な営業活動をしています」(前出・同) 最近は音楽配信サービスを通じて音楽を届けている。 「最近、新曲は出していないようですが、これまでの曲をパッケージにして音楽アプリ『Spotify』や『iTunes Store』を通じて音楽を配信しているようです。『iTunes Store』では、過去の曲をセットにして安く売り、エレクトロニックアルバムランキングで8位を記録しています。他にも、船上イベントで歌を披露したりしていますね」(前出・同) ちなみに、渡辺とは今でも付き合いがあるという。 「鈴木さんのSNSに渡辺さんが登場することもあり、今でも親交はあるようです。年齢も近いので話も合うのでしょう」(前出・同) 自身のTwitterでは、いいとも少女隊の頃から応援しているとツイートしたファンに対し、「ありがとう!」と感謝の気持ちをリプライしている鈴木。今でも当時のファンを大切にしているようだ。記事内の引用ツイートについてMILANO LOA 鈴木凛の公式Twitterよりhttps://twitter.com/milanoloa
-
-
芸能 2019年11月17日 12時00分
KinKi堂本剛の「弟」が意外な活動中! 転身のきっかけは
今年も「NHK紅白歌合戦」や「M-1グランプリ2019」について報じられる季節がやって来た。師走になるとお笑い業界もザワつくが、この栄誉に関わることができたお笑い芸人が存在する。オリエンタルラジオだ。 吉本興業が運営するタレント養成学校「NSC」東京校に在学中、「M-1グランプリ2004」の準決勝に進出する史上初の偉業を達成したオリラジ。翌年以降は、吉本芸人史上最速で冠番組を次々ゲットした。大旋風を巻き起こすも、その後は失速。14年に、ダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」を結成すると、配信限定シングル「PERFECT HUMAN」が「日本有線大賞」有線話題賞、「日本レコード大賞」企画賞などを獲得。16年には、「第67回NHK紅白歌合戦」へ初出場するまでになった。 RADIO FISHは現在、表舞台から姿を消しているが、その後釜になるべく注目されている若手ミュージック系コンビがいる。プロダクション人力舎所属の「Groovy Rubbish」だ。バラエティ番組を多数手掛ける構成作家が教えてくれる。 「自分たちのことを『パフォーマー』という位置づけにして、単独ライブを『ワンマン』、新ネタを『新パフォ』と呼ぶ2人組。ネタ=パフォーマンスも、前半のさわりだけがしゃべりで、中盤からは軽快なグルーヴという徹底ぶりです。メンバーの“類家ドラマティック”は、元子役。96年に放映されたKinKi Kids・堂本剛さん&堂本光一さんのダブル主演ドラマ『若葉のころ』(TBS系)に出演していました。17歳だった剛さんの弟という役。8歳で、精神的な病から言葉をうまく話せない難役を演じました。剛さんには公私ともに親しくしてもらったといいます」 89年に公開された故・伊丹十三さん製作総指揮の映画「スウィートホーム」、97年の映画「傷だらけの天使」(豊川悦司主演)にも、「若葉のころ」と同じ本名の類家大地で出演していた。だが、子役タレントしての将来に不安を感じて、引退。芸人に転向した。17年まで「モダンボーイズ」というコンビ芸人だったが、解散後、現在の芸風に一新。以前よりはメディアに出られるようになった。 KinKiと言えば、元子役芸人に縁がある。吉本所属の鬼越トマホーク・金ちゃんも、97年に日本テレビ系で放映された連ドラ「ぼくらの勇気 未満都市」に出演している。同作には、当時はまだジャニーズJr.だった嵐の松本潤、相葉雅紀も主役級で出演していた。ぽっちゃり子役だった金ちゃんは本名・金野博和として、剛のクラスメイトで出ていたが、しょせん大勢のうちの1人。剛と接触はなく、セリフもなかった。 KinKiのCDデビュー20周年を祝した17年、一夜限りの特別番組「ぼくらの勇気 未満都市2017」で復活した同番組。金ちゃんは今作では、お声がかからなかった。 元子役で、現芸人。KinKiと同じ現場に立つと、プチブレイクあたりは狙えるかもしれない!?(伊藤由華)
-
スポーツ 2019年11月17日 11時00分
“アニマルフロー”ってナニ? DeNA投手陣、一風変わった練習で充実の秋へ
ベイスターズは球団史上初めて、秋季キャンプを投手陣と野手陣に分かれて行っている。野手陣は今までと同じ鹿児島県・奄美大島で、投手陣は横須賀スタジアムのある追浜公園内の施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で、若手を中心に汗を流している。 今年の7月にオープンした若手選手寮「青星寮」には、目的別のトレーニングフロアが用意されている。今年の秋季キャンプでは、個人練習に重きを置いているため、個人個人がグラウンドを見渡せるトレーニングエリアで軽快な音楽が流れる中、真新しい器具やエアロバイクを使用しトレーニングに励んでいる。 第2クールからは専門講師を招いての新しい試み「ヨガ」を学んだり、「アニマルフロー」という動物の動きを真似るワークアウトに挑戦。室内練習場から大きな拍手や笑い声が漏れてきたことからも、和気あいあいと楽しみながらトレーニングできたようで、今までの野球の練習とは違った形のキャンプを行っている。実際にアニマルフローを体験した砂田毅樹も「身体の可動域や動きの流れ、安定性などが役に立ちそう」と、笑顔で振り返ってくれた。また、昨年から中継ぎでフル回転している三嶋一輝はピラティスで体幹を鍛えて、「バランスの強化や姿勢の修正」を続け、2年連続で結果を残すことができた一因となっているようで、若手ピッチングスタッフにもその効果が大いに期待される。 秋季キャンプのスローガンは4年連続で「凡事徹底」。今年はその後にCONNECT TO VICTORYがつながる。一人ひとりの成長の結果がチームを勝利に導くと、この言葉には込められている。18日には打ち上げられる秋季キャンプ。終盤には奄美大島からラミレス監督が合流する予定だ。ベイスターズ若手投手陣は様々な手段で己を鍛え上げ、来年こそケガ無く1年通じてチームに貢献してもらいたい。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
芸能 2019年11月17日 09時00分
キムタク夫妻が新婚の嵐・二宮夫妻の“後見人”に名乗りをあげる?
交際中だった元フリーアナウンサーの一般女性・Aさんとの結婚を今月12日に発表した嵐の二宮和也だが、所属するジャニーズ事務所の先輩の中でも大きな喜びをうかがわせたのが元SMAPの木村拓哉だった。 木村は二宮の結婚発表から一夜明けた13日、アカウントを開設している中国版SNS・weibo(ウェイボー、微博)を更新。「恭喜!恭喜!恭喜!!」と中国語で「おめでとう」を意味する言葉を3連発。自らのサングラス姿の写真も掲載し二宮を祝福した。 13日は木村自身の47歳の誕生日とあって、二宮の結婚で二重のお祝いになり喜びもひとしおだったようだ。 2人は昨年公開した木村主演の映画「検察側の罪人」で初共演。木村はSMAP時代、グループ唯一の既婚者だった。これも嵐メンバーで一番乗りになった二宮と共通しているだけに、さらに身近な存在になったのだろう。 「木村は共演以来、親身になって二宮のプライベートの相談に乗っているようで、彼女とともに木村の自宅を訪れたこともあったようだ。木村の妻・工藤静香はジャニーズのメリー喜多川会長と仲が良く、二宮の結婚を後押ししたのでは、と言われている。そうなると、二宮は木村夫妻に頭が上がらないはず」(テレビ局関係者) 各スポーツ紙によると、二宮とお相手の挙式・披露宴は未定。女性は妊娠していないというが、今後、木村夫妻がまるで“後見人”のような立場になりそうだというのだ。 「おそらく、披露宴を行うとしたらキムタク夫妻が2人の仲人のような役目を果たすのでは。静香はインスタグラムへの投稿がたびたび炎上しているが、鋼のメンタルの持ち主だけに、今後、妻の顔を出さずに二宮夫妻の姿を掲載することもありそうだ」(芸能記者) 将来、ジャニーズの幹部候補とも言われている木村だが、すでに二宮を自身の“派閥”に囲い込むことができたようだ。
-
その他 2019年11月17日 07時00分
やくみつるの「シネマ小言主義」 「影」の意味が分かって、地団駄を踏まないで『影踏み』
人気ミステリー作家、横山秀夫の作品は、『半落ち』『クライマーズ・ハイ』など、その多くが映画やテレビドラマになっています。ただ、本作は設定の難しさから映像化できず残っていた最後の一作だそう。 なぜ映像化が困難だったのか、謎解きが醍醐味のサスペンスだけにここで明らかにできませんが、一つだけ、タイトルの「影踏み」の「影」とは何なのかが鍵です。 横山作品らしく、ひねった伏線が張られ続けているので、「影」の意味をずっと考えながら見ることをおすすめします。そうして次第に「影」の真相が分かり、影踏みならぬ、映画館の床で地団駄を踏み鳴らさないようにしてくださいね。 さて、主人公はシンガーソングライターの山崎まさよし演じる「ノビ師」と呼ばれる泥棒です。 ノビ師という呼称は初めて知りましたが、空き巣とは違って、人が在宅しているのにこっそり侵入して現金を盗み出す窃盗犯との由。 山崎まさよし特有のボソボソッとした話し方が役にハマって、味にまで高められているかというと、正直そこまでとは思えない。どうしてもミュージシャンの副業の芝居に見えてしまうんですよ。そのあたりはご本人も自覚しているようで、パンフのインタビューで「僕はプロの俳優ではない」と繰り返し語っています。 監督も山崎まさよしをダークヒーローに見せるために、顔の半分しか照明を当てず陰影を出したり、夜のシーンを多用したりと、ノワール(犯罪もの)っぽい演出に腐心されているようでした。 ところで、この映画は群馬県でオールロケが行われたとかで、自分はそこに反応してしまいました。 実は、今のマイブームが「北関東」で、毎週末のように出掛けています。群馬の高崎、足利、那須烏山、埼玉県行田市、日高市と、電車を乗り継いで行くのが楽しくてしょうがない。 北関東はもちろん首都圏ではありますが、牧歌的なところもまだまだあって、季節の祭りだったり、神社だったりをめぐるわけです。 そしてどこへ行っても、ありがたいことに、よくお声掛けいただくんですよ。自分のような地味な存在によく気付いていただいたと、いつも驚いています。 ただ、急にクイズを出すのはご勘弁。いつぞやも群馬の地名で「橳島」の読み方を出題されたんですが、全く分かりませんでした。 それにしても、先日、「やくさん、漫画読んでます」って言われたんですけど、「かぼちゃとなんとか」という聞き慣れぬ作品名でした。誰と勘違いされていたのか気になります。画像提供元:(c)2019「影踏み」製作委員会----------------------------■影踏み監督/篠原哲雄 出演/山崎まさよし、尾野真千子、北村匠海、中村ゆり、竹原ピストル、中尾明慶、藤野涼子、下條アトム、根岸季衣、大石吾朗ほか。配給/ 東京テアトル 11月15日(金)全国公開。■深夜の民家に侵入して盗みを働く、「ノビ師」と呼ばれる泥棒の真壁修一(山崎まさよし)は、忍び込みの技術の巧みさから、警察から「ノビカベ」とあだ名されるほどの凄腕だった。そんなある日の深夜、県議会議員の自宅に忍び込むと、偶然、未遂となる放火殺人現場を目撃。この出来事をきっかけに、真壁がずっと心の底に押し込めていた20年前の事件の記憶が呼び覚まされ、運命の歯車が動き出す。********************漫画家。新聞・雑誌に数多くの連載を持つ他、TV等のコメンテーターとしてもマルチに活躍。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)レギュラー出演中
-
その他 2019年11月17日 06時00分
本好きのリビドー
◎悦楽の1冊『「帝国」ロシアの地政学 ―「勢力圏」で読むユーラシア戦略』 小泉悠 東京堂出版 2400円(本体価格)★露わになるロシアの軍事的野望 ベルリンの壁の崩壊からソ連の消滅に至る冷戦終結の過程を振り返るとき、当然のようにそれはアメリカを中心とする西側陣営(一応、日本も含む)の勝利であり、ソビエト・ロシアとその衛星国家群の敗北であったと、一般的には錯覚してしまいがちだ。錯覚が言いすぎなら無条件に先入観で思い込みがち、に換えてもよいが、ロシア側の自己認識は全く違うと著者は説く。 最終的な全面核戦争という人類最大の愚を犯さぬために、英知を尽くし、むしろ西側と協力して自壊の道を選んだと評価すべきであり、一方的に惨めな敗者扱いされる謂れも覚えもない。まして今更「民主主義」や「人権問題」について教師面で上から訓戒を垂れる欧米諸国の態度に、政治体制の不安定と経済的苦境ゆえに90年代からこれまで耐え忍んできたのがロシアである…と、こうなるようだ。 ましてかつての“子分”だった東欧諸国はおろか、旧ソ連邦を構成していたバルト三国(三国の立場からすれば「構成」でなく「占領」されていた訳だが)までが明らかにロシアを仮想敵と見立てた冷戦期の発想のままのNATOに嬉々として加盟。とどめに人種や言語、文化の面で極めて近似し、ロシアが“ほとんど我々”と呼ぶウクライナまでもが、露骨に西側への接近を目指すとなれば…その焦りと苛立ちはいかばかりか。5年前の強引なクリミア併合の背景が明瞭に本書を通じてみえてくる。あくまで被害者意識の然らしめるところなのが見落とせない。 巨大な国土に抱え込んだ多宗教、複数の民族を束ねる大義名分としての共産主義が否定された現在、これに代わる国家のアイデンティティーを、生き残りをかけて模索するロシア。やはり平和条約など“遙かなる山の呼び声”か。_(居島一平/ 芸人)【昇天の1冊】 女の大事なところを包み隠しているアイテム…、セックスの時に脱がすとドキドキする…――男目線で見た「パンティ」とは、単純にそういうもの。だが、女性目線で見た場合、1枚の布切れにはこんなに複雑な心理が詰まっている。 そう感じさせる1冊が、『パンティオロジー』(集英社インターナショナル/2200円+税)だ。女性がどういう基準でパンティを選んでいるのか、男の全く知らない裏事情がイラスト付きで紹介されている。しかも、いま現在、実在している一般女性たちのものや、国籍・年齢・職業も違う33人のリアルな下着が、ビジュアルにこれでもかと訴えかけてくる。一部を紹介すると、例えば、こんなパンティ…。 日本人(31)俳優/遊びの彼氏あり。汗まみれの力仕事の日こそ、とびきりセクシーなパンティをはく。 日本人(50)公務員、元CA、一児の母/若い頃はジュリアナでお立ち台パンツ、今は仕事中に楽なもの。 日本人(26)歯科衛生士/交際9年目の恋人ありだが、筋金入りのアニメオタク。誰も知らないキャラ入りがお気に入り。他にもフランス人が2人いたりと、国際色も豊か。 実物大の写真を掲載してほしかったが、さすがに無理だったようだ。だが、彩色豊かなセクシーパンティがある一方で、「こんなにダサダサ?」なものを愛好する女子もいる。それでいて、それぞれが個性をいかんなく発揮している。 この本を男が見るのは“のぞき趣味”だろうが、そこには女の本音を垣間見ることができる。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)【話題の1冊】著者インタビュー 籠池佳茂籠池家を囲むこんな人たち 青林堂 1,400円(本体価格)★穏やかで正直な両親に戻ることを願っている――佳茂さんにとって父・籠池泰典さんはどんな人物だったのでしょうか?籠池 正直なところ、あまり情愛を感じたことはありませんでした。ただし、国を想う気持ちは本物であったと考えています。父は保守派からの影響を多大に受けていたでしょうから、悲願である教育改革を、先頭に立ってひたすら走り続けたという自負があったと思います。私は父がやろうとした教育的偉業は肯定していますし、今もその考えに変わりはありません。――現在、両親とは断絶状態にありますね。なぜ、親子が仲違いしてしまったのでしょうか?籠池 事実とかけ離れた中での一方的な思い込みによる政権批判は、厳に慎むべきだと考えたからです。また、明らかにこれまでの父の思考してきたポイントや見解、答えへの導き出し方とは違う、異様な変化を感じたからに他なりません。 両親がよりによって青春を取り戻したがごとく、我を忘れて安倍政権の批判をするなど言語道断です。親子の断絶という単純構図では計れない、もっと根深い話だと考えています。――ご両親と安倍昭恵夫人との写真が“土地値引き”があったことを決定づけたとの報道もありましたが、どう思いますか?籠池 安倍昭恵夫人と写真を撮ったことのある民間人は数多います。それをたった数枚の写真をピックアップして、連日にわたって新聞やテレビで報道し続けたことは、常軌を逸しているとしか言いようがありません。 土地取引については、今年の5月に大阪地裁で適法だとの判決結果が出ています。無理やり就任した名誉校長がいるから、土地取引に不当性が生じたなど、荒唐無稽なファンタジーです。私はこうしたねつ造に対しては、毅然とした立場で今後も真実を流布していきたいと考えています。――安倍首相の演説会場で“親子バトル”が繰り広げられました。今後も和解は難しいと思いますか?籠池 参議院選挙中の両親の選挙妨害目的の言動は最悪でした。事情を知る方ほど、怒りにうち震えたのではないでしょうか? 私が両親と和解するなど、現状では夢のまた夢の話なのかもしれません。それ程に深刻な洗脳状態だと認識するに到りました。一刻も早く、連携している人たちとの縁を切って、元の穏やかで正直な両親に戻る事を願っています。 森友騒動は、あまりにひどく、むごい茶番劇でした。国民の皆さまにはご迷惑をお掛けした分、真実を語り続けることで帳尻合わせをして参りたいと思います。_(聞き手/程原ケン)籠池佳茂(かごいけ・よししげ)籠池泰典・諄子夫妻の長男。1981年生まれ。大阪府出身。立命館大学卒。森友問題については当初静観していたが、両親・家族を支援するようになる。だが、森友問題で両親に接近してくる政治家、ジャーナリストに対し、疑問を抱くようになり、両親が彼らとの関係を断ち切ることを願っている。
-
芸能 2019年11月17日 06時00分
“ビッグマミィ”美奈子に厳しい声が集まり続けるワケ 大家族への目が変わってきた?
4度目の結婚にして8児の母親であるタレントの美奈子。「ビッグマミィ」の異名は、前夫である林下清志の愛称「ビッグダディ」に対して名付けられたものだ。以前在籍していた事務所を辞めて以降、現在では個人でタレント活動に精を出している。 最近始めたYouTubeチャンネルの動画では、子ども達に卵丼と味噌汁の朝食を振る舞う様子を披露し、YouTube内で「偉い」「頭が上がらない」といった感想のコメントが寄せられていた。 ところが、それに対するネットでの意見は辛辣なものだった。「卵丼は簡単だし偉くもなんともない」「食事っていうかエサって感じ」など、朝食の内容についてだけでなく、「後先考えずに産んだんだから大変なのは当然の結果」「男を取っ替え引っ替えして子沢山をネタにしてるんだからもっと子どもに良くしてあげて」など、女性を中心に、美奈子自体を批判する声も見られた。 美奈子のこれまでの男性遍歴やお騒がせ行動を踏まえて見れば、世間の冷たい視線は避けられないことかもしれない。しかし、近年の多子家族に対する厳しい意見は、美奈子家に限ったことではない。ドキュメンタリー番組などで紹介される大家族の大変そうな様子に対して、ネットでは「自己責任」「自業自得」となじる声が目立つようになってきている。 一昔前であれば、子を多く産み育てる母親には多くの敬意が注がれ、大家族を見つめる世間の眼差しも大らかなものが多かったものだ。この変化には、社会・文化的背景が深く関連していると見られる。 80年代前後、大家族の母親が尊ばれていた頃は、非情報化社会・医学的未発達のために、避妊に関する知識的にも、あるいは物理的にも、現代より妊娠コントロールは困難だった。更に、1985年に男女雇用機会均等法が制定される以前までは、男尊女卑や家制度といった男女不平等社会の中、事実上女性には子作りに対する拒否権がなく、子を産み育てることが女性の義務であり使命であるとされていた文化的背景があった。 つまり、当時の女性にとって妊娠・出産は不可避なものであり、どこか任務とされているような部分もあったため、多くこなしているほど立派という認識があったのだ。家事を助ける家電の存在が無い時代であれば、この傾向は尚更である。 一方、医療分野の飛躍的発展を遂げた現代においては、避妊具や避妊薬の開発・普及、あるいは基礎体温管理などによって、以前よりも不用意な妊娠を回避する確率を上げることができるようになった。また、男女平等が掲げられ、社会進出が認められた女性は、それ以前よりも妊娠・出産に対する自由意志が尊重されるようになり、自分の意志によって「妊娠の可能性を下げる」ことが選択できるようになったのである。 それにも関わらず、多産が原因で苦労しているとなれば、「無計画に産んだのが原因」あるいは「自己責任」という見方が出てくる。また、これだけの情報化社会の中で避妊の知識が無いといった場合は、「情報弱者」として、これも自己責任論に片付けられてしまう。 実は、元々あった批判的な見方が、SNSなどの攻撃性を持ちやすい匿名発言として浮上している可能性も考えられる。匿名性を利用して自分の意見の正当性を主張したい欲求が強い人からすれば、格好の餌食になりやすいと言える。 家族心理学・社会心理学的観点では、少子化や核家族化といった社会の変化に伴い、個人主義が加速するにつれて利己的な人間が増加しつつあるという見方がある。当事者の気持ちに配慮する事なく、他人の家庭や人格について思いのまま意見するといったこのような風潮も、その一端ではないだろうか。文:心理カウンセラー 吉田明日香
-
-
ミステリー 2019年11月16日 23時00分
到達可能な異界 「隠れ里」「マヨイガ」
皆さんは『隠れ里』という言葉を聞いたことがあるだろうか。山中に人知れずある村であり、気候は温暖であり、作物が豊かであり暮らし向きは裕福であり、争いや飢饉、流行病とは無縁の平和な暮らしが、何不自由なく生活出来るのだが、迷い込むともう二度と帰って来れないとか。一度迷い込み、再び入ろうとしても見つけることが出来ないと言われている『山中の異界』である。 また、隠れ里に滞在している数日間が、外界では何年も経っていたという時間的なパラドックスも生じる場合がある。かの柳田國男が『遠野物語』で紹介したことにより、日本中で知られるようになった。 この『隠れ里』の単体パターンが『マヨイガ=迷い家』である。東北や関東地方に多く伝わる奇談であり、 山奥深くに一軒だけぽつんと建っている。立派な屋敷なのだが、住民はおらず(都風な住民がいる場合もある)、庭には花が咲き乱れ、立派な牛や鶏もいる。不気味なことだが、まるでさっきまで人がいたみたいな雰囲気もある。座敷には上等な器が多数あり、その什器か家畜を持ち帰れば幸運が迷い込むというのだ。 中には、山中の『マヨイガ(迷い家)』に行きながら、何も取って帰ってこなかった女に対し、わざわざ川を使って、幾ら穀物を量ってもまったく減らないお椀を流してよこしたという伝説もあるくらいである。 それにしても、『隠れ里』や『マヨイガ(迷い家)』から盗んできた椀で穀物を量ると、何故穀物は尽きることがないのであろうか。話によっては、この椀により貧乏な者が金持ちになるとか、その椀を無くしてしまい再び没落するなど後日談も伝えられている。これらの事から推測すると、この椀と山の民との交易権ではないだろうか。その証拠と言ってはなんだが、『常世の国』や『ニライカナイ』などの異界がなかなか行けない場所にあるのに比べ、『隠れ里』や『マヨイガ(迷い家)』『ねずみ浄土』は我々人間のすぐ近くにある。一応人間が到達可能な場所に設定しているのは、それが山の民の残像であったからではないだろうか。 これら『隠れ里』や『マヨイガ(迷い家)』のモデルになった場所が幾つかある。例えば、上越市の山中にある桑取という集落は、民俗学者の宮本常一が著書『秘境』(有紀書房、昭和36年)において、全国24か所の秘境の一つとして取りあげた場所なのだ。また、山形県と新潟県の県境、岩船郡朝日村(現・村上市)奥三面もモデルと言われている。 このような深山の集落が成立した背景には、平家の落人がコミュニティを作り上げていった経過があると思える。事実、日本各地には『平家の隠れ里』と伝えられる集落が幾つか存在している。筆者の故郷である徳島県の祖谷は『平家の隠れ里』であることは歴史的事実であり、平家の赤旗も残されている。また、筆者が取材した湯西川温泉は承平の乱に破れた将門の一門が開き、源平合戦から難を逃れた平景定一族郎党が住み着き今に至ったとされており、日光市長以下200名の武者行列が先祖供養も兼ねて行われている。 他にも、縄文時代の末裔の集落であるとか、蝦夷の末裔の集落であるとか、逐電した百姓が密かに作った集落であるとか、様々な説が唱えられている。『隠れ里』は、我々の最も身近に存在する異界であると言えよう。(山口敏太郎)
-
アイドル
A応P ワンマンライブで目標を達成しファーストアルバム発売決定
2016年02月22日 11時02分
-
アイドル
ももクロ、同発アルバムを携えたドームツアー! DAY2公演は「白金の夜明け」
2016年02月22日 10時58分
-
レジャー
横山典弘騎手が中央競馬史上3人目の通算2600勝
2016年02月22日 09時00分
-
レジャー
【第33回フェブラリーS】モーニン圧勝 春のダート王に君臨
2016年02月22日 09時00分
-
スポーツ
小橋建太「青春の握り拳」インタビュー いま蘇る四天王時代と全身全霊のプロレス愛!
2016年02月21日 16時00分
-
社会
1億総下流社会突入! 悲惨な業界「人間模様」 〜年収300万円は夢のまた夢〜(3)
2016年02月21日 14時00分
-
その他
【幻の兵器】ソ連、イタリアに日本も開発に着手していた「飛行可能な戦車」の魅力とは
2016年02月21日 12時30分
-
スポーツ
新日本プロレス2・11大阪&2・14新潟に軍団再編の春一番が吹いた!
2016年02月21日 12時00分
-
アイドル
ライブ会場不足のピーク迎える「2016年問題」がアイドル業界に与える影響とは
2016年02月21日 12時00分
-
芸能
テレビ&広告界が注目する芸能人[潜在視聴率][出演料][好感度]最新リスト
2016年02月21日 12時00分
-
アイドル
【帰ってきたアイドル親衛隊】当時の中森明菜はイメージと違って気さくな優しいお姉さん! 信号待ちの間にササッとサイン
2016年02月20日 18時00分
-
レジャー
ドクターMの「別腹馬券で温泉GET!」 東京6R→ヒヤシンスS→フェブラリーS
2016年02月20日 17時52分
-
レジャー
フェブラリーS(GI、東京ダート1600メートル、21日)藤川京子のクロスカウンター予想!
2016年02月20日 17時40分
-
レジャー
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(2月21日)フェブラリーS(GI)他2鞍
2016年02月20日 17時30分
-
レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(2/21) フェブラリーS、他
2016年02月20日 17時29分
-
アイドル
ジャニーズ・KAT-TUN 「充電期間」というのは本当なのか?
2016年02月20日 17時03分
-
芸能
週刊裏読み芸能ニュース 2月13日から2月19日
2016年02月20日 16時50分
-
芸能
NHK「おはよう日本」まちかど情報室の中村慶子アナがキャスターに昇格!
2016年02月20日 16時33分
-
アイドル
スマホゲーム「パズドラ」4周年記念にジャニーズ・嵐の二宮和也が出席「コンボを気持ちよく決めたい」
2016年02月20日 16時28分
特集
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分