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レジャー 2007年01月08日 15時00分
シンザン記念 本田V宣言 ローレルゲレイロ 負けられない
正月競馬3日間開催のラストを締めるのは「第41回シンザン記念」(GIII 芝1600m 京都8日)。春のクラシックへ向けた戦いが、いよいよスタートする。新旧勢力が入り乱れ、実力差のつかみづらい一戦だが、関西本紙の谷口昭弘は朝日杯FS銀メダルの実績を買ってローレルゲレイロに◎。年男・本田騎手の手腕に熱い一票を投じた。 新年一発目の1面予想は、若駒跳ねるシンザン記念。昨年は公私にわたり、大殺界の一年。さしもの超武闘家(?)谷やんの心も折れそうになったが、今年は御年48歳…俗にいう年男。垂れ込める暗雲を“猪突猛進”の気迫で振り払ってみせる! もちろん、その気迫を一騎入魂させるのは三度目の正直ならず、このシンザン記念で“四度目の正直”を成就させるローレルゲレイロだ。 「京王杯2歳Sをパスしたあたりから、目に見えてグングンたくましくなった」 昆師も驚く急成長の馬体は、男馬にしては線の細かった昨夏の函館のデビュー当初(448kg)から大きく変ぼうを遂げた。 「オースミダイドウだけを交わせば勝てると思っていた」暮れのGI・朝日杯FSは死角からすっ飛んできたドリームジャーニーの強襲の前に半馬身差の2着。またもや戴冠ならず涙をのんだが、「毎回毎回、突きつけられる課題をすべてクリアしてくれる」レースセンスが一級品であることは誰の目にも明らかだ。 昨年はカワカミプリンセスで天国と地獄の両方を味わう一方、先の調教師1次試験では見事に合格。記者と同じく亥年の年男で人生の岐路に立つ本田優騎手の「ここで負けたらGI馬に失礼。格の違いを見せてやる」のV宣言を聞けば、新興勢力などクソくらえ。ローレルゲレイロが勝利の雄たけびを上げる。
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レジャー 2007年01月06日 15時00分
確定GIIIガーネットS サチノスイーティー妙味
正月の中山競馬2日目のメーンは「第11回ガーネットS」(GIII ダ1200m)。下馬評ではダート短距離界の新星ジョイフルハートが断然の支持を集めているが、ちょっと待った!フレグモーネ明けの今回は調整過程ひとつ取っても“お客さん”に終わる危険性が高いからだ。本紙特捜班は波乱の目も十分と見て、スピードはジョイフルに勝るとも劣らないサチノスイーティーで果敢に勝負といく。 ダート界の韋駄天ジョイフルハートが圧倒的な支持を集めているが、なぜか陣営の表情が暗い。 いつもなら坂路800mを馬なりで楽に50秒を切るジョイフル(12月28日は49秒0=馬なり)が3日の追い切りではまったく行く気を見せず、一杯に追われてようやく51秒1の“凡タイム”に終わったのだ。 その理由のひとつには、中間に発症したフレグモーネ(急性化膿症)が挙げられる。宮本助手は「その影響だとは思いたくないが…」と否定したものの、昨年11月の京阪杯の目標をこのガーネットSに変更せざるをえなかったのだから、影響していないわけがない。現に「追い切りを見てちょっと自信が揺らいできた」と悲観的なコメントも残している。520kgに増えた馬体を絞るのに、輸送に頼らなければいけないというのも引っ掛かるところだ。 また、これまで手綱を取ってきた天才・武豊騎手も騎乗停止で不在。59kgのトップハンデに加え、初の中山。ゴール前の急坂に対応できるのかも疑問が残る。さらに、データを見ると過去10回のガーネットSで6歳馬が一度も勝っていない。ここは2着までの評価としたい。 そこで特捜班が目をつけたのは牝馬サチノスイーティーだ。 昨年のアイビスSD(1着)で見せたその絶対的なスピード能力はジョイフルと比較してもまったく見劣りはなく、短距離界の新ヒロイン誕生を印象付けた。林調厩員も「鞍上(鈴来騎手)がレース後に『他の馬とはスピードが違いすぎる』と言ったぐらいケタが違う」と胸をはるほどだ。 ダートは久々になるものの、デビュー当時に3戦経験。まだ心身ともに完成しきっていない2歳時に(4)(1)(4)着は決して悲観する結果ではないだろう。加えて、父カリスタグローリ産駒はダート短距離馬を多く輩出し、母父はアフリートと、バリバリのダート血統であることも強調できる。 前走は3着に終わったものの、3カ月ぶりでプラス22kgの重め残り、芝が荒れた最終週と悪条件が重なっていた。それでいて、勝ち馬から0秒1差に粘ったことは高く評価できる。地力の高さを見せつけたといってもいいだろう。 もちろん、1度叩かれた効果は絶大で同厩務員は「状態は文句なし」とキッパリ。現に3日にはWコースでラスト1F12秒6(馬なり)と軽快な走りを披露している。ハンデも据え置きの52kgと恵まれた。ビッグなお年玉を運んでくれるのはこの馬で間違いない。
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レジャー 2007年01月05日 15時00分
確定GIII中山金杯 イースター お年玉
近10年で3ケタ配当はたったの2度。「第56回中山金杯」(GIII 芝2000m 中山6日)は波乱の歴史が示す通り、今年も年始めに似つかわしく(?)非常に難解なレースとなっている。そこで「本紙特捜班」は美浦、栗東の両トレセンで徹底取材を敢行。とうとうその勝ち馬を見つけ出すことに成功した。初笑いはイースターで決まりだ! 前2年はベテラン勢の前に出る幕のなかった4歳勢だが、当世代は昨年の一連の成績を見てもレベルが高いのは明らか。特捜班が迷わず◎に推すのはイースターだ。 距離不安をささやくむきもあるが、前走のディセンバーSは完ぺきな競馬だった。前半1000m61秒6のスローペースを好位3番手でピタリと折り合うと、終い3Fも34秒1できっちりとまとめる横綱相撲。瀬戸口師の「あの内容なら距離にメドが立った」という言葉通り、2000mに不安を抱かせない、実にクレバーな競馬っぷりを披露したのだ。 もともと、母バプティスタはサンデーサイレンス×アンバーシャダイ。気性の激しさから、4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、芝1400m、阪神)など短いところでの活躍が目立ったとはいえ、血統的に中距離はドンとこい。実際、昨秋のオパールS(芝2000m)では、スタートでアオッて出負け、おまけにスローペースと不利な状況のなか、上がり3F34秒1の末脚で0秒3差4着まで追い上げているのだ。前走の完勝ぶりを見ても「精神的に大人になった」(同師)今なら、まったく問題ない。 ハンデも前走からたったの1kg増なら恵まれたといえるし、「輸送競馬でもテンションが上がらずに落ち着いていた。その分、ダメージも少なかったからね」と状態面の良さにも陣営は太鼓判。今年の2月いっぱいで定年を迎える瀬戸口師だけに、こん身の調整で挑んでくるはずだ。 相手に挙げるのは、こちらも明け4歳馬のトウショウシロッコ。馬具を変えるなどさまざまな創意工夫が施され、これまでとはひと味違った競馬が期待される。「太くはないが、まだ若干、重いかも」(大久保洋師)との言葉の分だけ割り引きとした。 同じく4歳馬のグロリアスウィークも人気を集めそうだが、いくら休み明けとはいえ前走の内容がまずい。引っ掛かり通しでいいところなしだった。良化はしてくるだろうが、ハンデもイースター、シロッコと比べると明らかに見込まれたといえるだろう。 一発を狙うならシャドウゲイトか。まだ準オープンの身だが、この中山金杯は条件馬でも好走した例が多い。単騎逃げが濃厚で、中山<2202>のコース実績も心強い。ハンデ53kgなら、あれよあれよの逃走劇も十分だ。
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レジャー 2006年12月28日 15時00分
大井G 東京大賞典 古谷◎ブルーコンコルド
JRAの有馬記念が終わっても、地方競馬はまだまだ熱い!今年最後のGI「第52回東京大賞典」(2000m)が29日、大井競馬場で行われる。本紙・古谷剛彦は、休み明けで出走してくる“ツータイム・チャンピオン”アジュディミツオーにスキありと見て、中央から殴り込みをかけるブルーコンコルドに自信の◎を打った。 今年のGIを3勝し、東京大賞典3連覇という偉業にチャレンジするアジュディミツオー。帝王賞以来の実戦となるが、今年のメンバーなら主役の座を張ることは確かだ。 左前骨りゅうのためJBCクラシックを早々と回避し、ここに照準を合わせての調整。最終追い切りとなった25日はコアレスデジタルの内に併せ、5Fから62秒4→49秒5→37秒8→13秒0を最後は余力を持ってマーク。上々の仕上がりと見ていい。 しかし、ミツオーはもともと左前の蹄が弱いため、テープを巻いていたが、11月から蹄を保護する目的で使用される鉄橋鉄で調整が進められてきた。 この蹄鉄は、昔でいう「シンザン鉄」みたいなもので、U型の蹄鉄に橋渡しをしているイメージを持って頂きたい。地方競馬では、00年の川崎記念を制したインテリパワーが使用していた。 芝と比べ、ダートの実戦ではマイナス要因にならないとはいえ、地面への引っ掛かりが悪くなることは確か。二枚腰の粘りが身上のミツオーにとって、今までと違う蹄鉄でレースに挑めば、3連覇に影響を及ぼす可能性も極めて高い。当日のパドックでは普通の蹄鉄に戻っているかどうか注意してもらいたい。 狙いは、JBCマイルの覇者・ブルーコンコルドだ。JCダートは直線で前が詰まり通しだったし、度外視できる。デキは絶好で、再度中距離を使ってきた意欲を買いたい。 昨年はスムーズに運べなかったシーキングザダイヤだが、2着を確保したあたりはさすが。追っての甘さはあるが、今年の状態なら、打倒ミツオーも夢ではない。
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スポーツ 2006年12月27日 15時00分
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
26日の「ハッスル・ハウス クリスマススペシャルpart2」(後楽園ホール)で、“キャプテン・ハッスル”小川直也が突然、ハッスル(H)軍の活動休止を発表した。高田モンスター(M)軍とH軍の抗争が主軸だけに、H軍の活動休止は、ハッスルの存続そのものを揺るがす事態。ハッスルはその歴史に終止符を打ってしまうのか? 11・23「ハッスル・マニア」で、M軍に完敗してしまったことで、キャプテンとしてその失態の責任を、高田総統、ハッスル最高責任者の坂田GMW、さらにはファンから問われた小川がひと晩かけて出した答えは「H軍の活動休止」だった。 「『Hマニア』でこのままじゃ一生エスペランサーに勝てないと痛感した。今のオレの敵は自分自身と気付いた。エスペランサーにたどりつくために、自分を改造しにハッスル星に行ってくる」。小川は真の強さを手にするため、ハッスル軍の活動休止を宣言した。 小川はあくまでもH軍の一時休止を宣言するに留まったが、このままH軍消滅という最悪のシナリオも否定できないのが現実だ。ただでさえ小川は日頃からファンに「ショッパイ」と揶揄(やゆ)されている存在。最近ではHG、ニューリン様、そして、26日にプロレス・デビューした江頭2:50などの活躍で影も薄くなり始め、キャプテンとしての存在意義も問われ始めているだけに、小川がハッスルの舞台からこのままフェードアウトする可能性も十分だ。 となれば、H軍はキャプテンを失って壊滅。象徴ともいうべき小川の存在がなくなれば、ハッスルというイベント自体の存続も危ぶまれてくる。 26日には来るべき07年に向け、ハッスルは3月15日の後楽園ホール大会、同18日の愛知県体育館大会の2大会を発表したが、小川が放ったH軍の活動休止宣言で予断を許さない状況となっている。 高田総統は26日の大会で「かつて岡本太郎はこう言った。『不動のものがあるということは、自分を守りたいという本能の錯覚にすぎない。破壊こそが創造の母』と。来年は一気にハッスルを飛躍させるため、私がこの手で破壊し続けてやる。私が最終作業に取り掛かる」と語ったが、あまりに絶大な力を示し始めた高田総統以下、M軍の脅威によって、ハッスルというイベント自体までもが「破壊」されようとしているのか…。
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レジャー 2006年12月25日 15時00分
有馬V ディープ 現役続行か
国民的行事となった24日に行われた「有馬記念」(GI 芝2500m 中山)を圧勝したディープインパクト。ひとまず伝説は完結した。だが、引退式が終わったにもかかわらず、ディープ現役続行の声が各方面から噴出している。池江泰郎師、金子真人オーナーともに踏ん切りがつかない表情をすれば、武豊騎手まで「凱旋門賞のみの復帰をしたい」と複雑な心情を吐露。果たして現役続行の可能性はあるのか? “引退レース”となった有馬記念をいつも通りの強さで圧勝したディープインパクトの引退式後に、ある出来事が起こった。 池江泰郎師と金子真人オーナーが斤量室の前で談笑しているときだった。スタンドのファンから「残せバカヤロー」「お前だけの馬じゃねーんだよ」というば声が聞こえるなか、金子オーナーが神妙な顔つきで「もっと走らせたいね」と現役続行を匂わせる発言をしたのだ。周りからの「鶴のひと声でお願いします」との声が聞こえたのか、一瞬だが、金子オーナーに迷いの表情が浮かんだ。池江郎師も、記者の「いい引退式でしたね」という質問に「そうですね」とそっけない対応に終始。記者陣からは「辞めないんじゃないか」という声も挙がったほどだ。 ある関係者は「引退式にここまで人が残るのは初めてだが、きょう限りで競馬をやめてしまう人も多数だろう」と、ディープ引退後の競馬が今以上に下火になることを危ぐ。鞍上の武豊騎手も「きょうは強かった。ものすごく強かった。こんな感覚は初めて。ただ、凱旋門賞のみの復帰はしたい。無理なんだろうけど…」と本音を漏らした。 現在の中央競馬の規定では繁殖のために抹消した馬は再登録できない。しかし、地方競馬や米国では復帰が認められている。極端な例だが、種付けは3〜5月、春に全休し、夏の終わりから翌年の始めまで競走馬として走ることは不可能なことではない。誰もが疑問に感じた禁止薬物使用で失格となった凱旋門賞は、種付けシーズン外の10月。引退→種付け→復帰→引退というシナリオはあながち夢物語ではない。 さらに、ディープの母ウインドインハーヘアは1995年のドイツGI・アルポカルで、お腹に子どもを宿したまま優勝している。そのときのお腹の子、グリントインハーアイが1勝もできなかったため、母のウインドが日本のノーザンファームに売却され、のちにディープが誕生したという逸話も「ディープ現役続行」の後押しになるかもしれない。 ディープにはすでに51億円のシンジケートが組まれ、種付け料は1200万円という破格の値段がつけられている。 しかし、社会現象にもなったディープが今後も走ることができれば、それ以上の莫大な経済効果が期待できる。来年の凱旋門賞でディープの勇姿を再び見たい。これはファンの総意でもあるだろう。
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レジャー 2006年12月23日 15時00分
有馬記念 藍子サンタ 頭ドリーム 今度こそ
いよいよ2006年の最終決戦「第51回有馬記念」(GI 芝2500m)が24日、中山競馬場で開催される。ディープインパクトの引退レースとして、日本国中が注目する一戦。女優・佐藤藍子はディープの強さを認めながらも、ドリームパスポートにこん身の◎。20代最後の“ラストラン”を勝利で飾ると息巻いている。 今年も残すところあとわずか。いよいよフィナーレの有馬記念ですね。私にとって有馬記念の思い出は大好きなトウカイテイオーが、3度目の骨折からの復帰戦で勝った1993年。「骨折明けで、1年ぶりのレースで勝っちゃうなんて、何て馬なんだ!」と感動したことを覚えています。 昨年のディープインパクトが敗れた一戦も衝撃でした。観ているファンの人たちが静まり返っていたシーンは強烈だった。ゴール直後のああいう雰囲気ってそうそうないと思うので印象深かった。今年はそのディープの引退レースです。一競馬ファンとしては有終の美を飾って「さすがディープ」っていう絵を見たいけど、馬券を買う身としては裏をかきたいかな、と。そんなわけで、あくまでディープは対抗まで。私にとっては20代最後の有馬記念。私自身も20代最後を有終の美で飾りたいと思っています。 そんな夢を託すのは、ドリームパスポートです。前走のジャパンCでも推奨しましたが、古馬相手に2着した結果を見て「ディープさえいなければ…」と思わせるレースぶりでしたし、やっぱりただものではないと再確認。唯一の不安材料だと思っていた乗り替わりも問題なかったし、今回の手替わり(内田博騎手)も大丈夫でしょう。来年からはきっとディープに代わって、この馬が日本の競馬をけん引することになると思います。 単勝はドリームで。確かにディープは強いけど、レースとの相性ってあると思う。ディープにとって有馬記念は鬼門なのではないか、と。史上最強馬が有馬記念だけ勝てないっていうのも、いかにも生き物っぽくていいじゃないですか。 とはいえ、さすがに2着を外す絵って想像できない。2着に負ける絵っていうのは、昨年の有馬記念で見ているだけに、想像できるんですけど…。そんなわけで馬単はドリーム=ディープの表裏を。3連単もドリーム=ディープで、1、2着の表裏からの流しで勝負です。相手にはまずダイワメジャー。正直、この馬が超怖い!10点以上の買い目が許されるなら、メジャーからも勝負したいというのが本音。 唯一、距離に若干の不安があるので評価を落としましたが、今秋3連勝した姿を見ても、素質が完全開花なった印象。目下の勢いはホント怖いですね。あとはコスモバルク。地方出身で中央と地方の垣根を超えて頑張る姿には素直にエールを送りたい。バルクは道営所属のままだけど、笠松競馬から中央に移籍したオグリキャップ(1988、90年の有馬記念を勝利)にも通じるものがあると思うので頑張ってほしい。そしてトウショウナイト。この馬を選んだのはちょっとしたワケあり。 先日、カレーを食べたら、すごくおいしかったんです。母に「ルウは何?」って聞いたら、「ジャワカレーだ」と。普段、我が家ではジャワカレーは食べないんだけど、大人の味って感じで、すごくおいしくて感動だったんです。 で、いざ有馬記念の予想をするうえで、馬柱で母父を見ていくと、Tナイトの母父がジャワゴールド。「これだ!」とひらめいた。誕生日馬券じゃないけど、初心に返った馬券の買い方もしてみよう、と。前走のAR共和国杯で2500m戦を勝っているし、ピリリとスパイスを利かせてくれるんじゃないかな(笑)。 前回の朝日杯FSも予想は外れたけど、私が本命に推したオースミダイドウが3着したのをはじめ、推奨馬全7頭のうち、5頭が掲示板を独占。あの結果を見て「私には相馬眼がある」と確信しました。最後の有馬記念で初的中のドラマを見せますよ。絶対に当てるので信じてついて来い!馬券は(3)の単勝に200円。馬単で(3)(4)の表裏に各100円。3連単はフォーメーションで1着(3)(4)→2着(3)(4)→3着(5)(7)(9)に各100円の9点で合計1000円。
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レジャー 2006年12月22日 15時00分
有馬確定 バルク ハーツ再現 ディープ逆転
24日に中山競馬場で行われる暮れの国民的イベント「第51回有馬記念」(GI 芝2500m)の枠順が、昨21日に確定した。今年はディープインパクトの引退も重なり、例年以上の盛り上がりを見せているが、本紙「パドック最前線」の古谷剛彦記者はディープは中山では“飛べない”とバッサリ。昨年以上のデキを誇る道営の星・コスモバルクに、こん身の一票を投じた。 「オグリ1着!オグリ1着!」1990年、感動と興奮に包まれたオグリキャップの「第35回有馬記念」から、もう16年も経つ。トウカイテイオーの復活、シンボリクリスエスの連覇など、その後も数々のドラマを生んでいるグランプリ。今年はディープインパクトの最終章として、異様な注目を集めている。 そのディープは昨年、ハーツクライに敗れた。敗因は雪による調整の狂いと陣営はいう。しかし、栗東にいる馬は、みんな雪に遭っている。それを直接的な敗因とするなら、勝ったハーツ陣営を称えるべきだろう。 状態に起因することより、最たる敗因は中山コースでは本来の「飛ぶ」ディープを見れないこと。それは直線が短く、急坂がある独特のコース形態が考えられる。 直線入口から上り、坂を上がりきってすぐにゴール。これでは、長く鋭い脚を使うディープの持ち味を封印してしまう。それを証拠に過去3回中山では走っているが、上がり3Fで34秒を切ったことがない。 今年はアドマイヤメインが大逃げ宣言をし、ハイペースは必至。その経験も少なく、しかも有力先行馬がこれだけそろっているレースは初めてのこと。決して今回のディープは絶対的な存在とはいえないのだ。 ディープを負かす可能性があるのは、やはり昨年のハーツのように、ディープより前にいる馬。あるいは中団にいてもディープと違い、内々で我慢できる器用さのあるタイプ。いずれかだ。 昨年、早めに動き、ディープと0秒4差に頑張ったコスモバルクは当時より様々な面で成長した。中山は最も得意なコース。今のデキなら、打倒ディープも夢ではない。
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レジャー 2006年12月21日 15時00分
ディープ恩返し ファンのため生涯最高の究極仕上げ
「第51回有馬記念」(GI 芝2500m 24日)まであと3日。我らが英雄・ディープインパクトのラストランがカウントダウンを迎えた。ファン投票数は11万9940票。2位以下に有馬記念史上最大となる3万5941票差をつけた。勝ち馬投票券を購入できないチビッコから、80歳を超えるおじいちゃん、おばあちゃんまで。社会現象を巻き起こしたディープの背中には、その“異次元の強さ”に生きる勇気と夢を与えてもらった幾多の人々の熱き思いがあることを忘れてはならない。 「ここまでこれたのも苦しいとき、つらいとき、多くのファンの声援があったからこそ。『頑張らな』と耐えしのげた」一昨年の9月26日以来、約2年と3カ月、ディープの専任調教役を務めながら天国と地獄の紙一重の日々を精進しつつラストランを迎える池江敏行助手はファンの温かい応援に感謝の意を第一に口にした。 先週の調教でのこと。久しぶりに飛んだり跳ねたり、わがままな面を見せるディープを「これはダメなことなんだよ」と20発近くステッキを入れてしかりつけた。51億円でシンジケートが組まれている引退間近の身にもかかわらず…。 それもこれも、「最後の方はオレが甘やかしたために、(武)豊が乗らないとキャンターに行かなくなったメジロマックイーンの苦い教訓があったから」と振り返る。同時に、「これが最後なんだから、もうお釣りを残す必要はないからね」と引退の花道を飾るべく一分の隙もない究極仕上げを全国のファンに確約した。 もっとも、ラストランとなる中山芝2500mの有馬記念は昨年、意表を突いたハーツクライの先行策の前にもがき苦しみ、唯一、日本馬に先着を許した。すでに6冠を手中に収めた英雄にとって、ラストランは“鬼門”克服の試練も待ち受けている。しかし、池江敏助手は周囲の不安をよそに、「何だかんだ言われているが、あのときの一番の敗因は雪による悪天候で思うような調教ができなかったことに尽きるよ」と一笑に伏した。 その昨年は木曜追い切りの予定が雪予報のため、水曜追いへと変更。さらに、直前の金曜日にもDWコースが閉鎖された影響でやむなく大外のEコースへ。そこで時計が出すぎる誤算があった。しかし、今年は一転、晴れ渡る青空の下、「追い切りは水曜朝一番」の定刻通り、無事リハーサルフライトを完了した。DWコースで6F78秒9の猛時計に「思い残すことはない」と池江郎師に言わせれば、見納めのラストランに一点の曇りはない。 「豊も追い切り直後に『落ち着いていて素晴らしかったですよ』と言ってくれた。まさか、オレにうそはつかないからね(笑)。もう何も言うことはない。週間天気予報も、日曜日にはばっちり晴れマークだったしね。3冠が懸かっていた菊花賞や、汚名返上を懸けたJCのときもすごかったけど、いったい当日はどんなすごいことになるんだろうね。おそらく、みんな泣いていると思うが、一番大泣きしているのは間違いなく涙腺ゆるゆるのオレだと思う」 聖なるイブに舞い飛ぶディープを支えし揚力は、ダイヤモンドダストのごとく輝く幾千万の感激の涙にほかならない。
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レジャー 2006年12月20日 15時00分
追い切り速報 有馬で有終 ディープ ラスト飛行準備万全
さあ、ラストフライトへ、スタンバイOK。いよいよ今週末に迫った「第51回有馬記念」(GI 芝2500m 中山24日)に向けて今朝(20日)、ディープインパクトが現役最後となる最終追い切りを行った。凱旋門賞失格など、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったが、終わり良ければすべて良し。自らの手で有終の美を飾るべく、こん身のデモンストレーションを披露した。武豊騎手のインタビューと併せ、その詳細をお届けする。 −−追い切りにまたがった感想は? 武豊騎手 動きも感触も良かった。体調の良さを感じさせるものだった。(JCを使って)落ち着きが出てきたし、競馬をしたことで精神的に楽になったみたい。 −−追い切りの内容はどうでしたか? 武豊騎手 前半から折り合いがついていた。ラストは気を抜いたので肩ムチを入れただけだよ。 −−有馬記念に対する思いは? 武豊騎手 特別ですね。僕も毎年勝ちたいけど、まだ1度しか勝っていないし(笑)。ディープに関しても去年負けたからではなく、最後なので本来の走りをさせたい。 −−中山2500mに対する不安は? 武豊騎手 ディープの強さを知らない人はいないんだし、そんな細かいことは気にしていないよ。 −−では、昨年の2着は一体…。 武豊騎手 クラシックを戦ってきて、目に見えない疲れがあったんだろう。今年の方が間違いなく体調は上だよ。 −−池江郎師はディープのことを「宝物」と言っていましたが、武豊騎手にとっては? 武豊騎手 僕にとっても「宝物」ですね。この2年はディープ中心に回っていたし、この馬に乗れることが幸せだった。思い残すことがないレースをしたいし、最後もみんなを喜ばせるレースをしたい。
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