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シンザン記念 本田V宣言 ローレルゲレイロ 負けられない

 正月競馬3日間開催のラストを締めるのは「第41回シンザン記念」(GIII 芝1600m 京都8日)。春のクラシックへ向けた戦いが、いよいよスタートする。新旧勢力が入り乱れ、実力差のつかみづらい一戦だが、関西本紙の谷口昭弘は朝日杯FS銀メダルの実績を買ってローレルゲレイロに◎。年男・本田騎手の手腕に熱い一票を投じた。
 新年一発目の1面予想は、若駒跳ねるシンザン記念。昨年は公私にわたり、大殺界の一年。さしもの超武闘家(?)谷やんの心も折れそうになったが、今年は御年48歳…俗にいう年男。垂れ込める暗雲を“猪突猛進”の気迫で振り払ってみせる!
 もちろん、その気迫を一騎入魂させるのは三度目の正直ならず、このシンザン記念で“四度目の正直”を成就させるローレルゲレイロだ。
 「京王杯2歳Sをパスしたあたりから、目に見えてグングンたくましくなった」
 昆師も驚く急成長の馬体は、男馬にしては線の細かった昨夏の函館のデビュー当初(448kg)から大きく変ぼうを遂げた。
 「オースミダイドウだけを交わせば勝てると思っていた」暮れのGI・朝日杯FSは死角からすっ飛んできたドリームジャーニーの強襲の前に半馬身差の2着。またもや戴冠ならず涙をのんだが、「毎回毎回、突きつけられる課題をすべてクリアしてくれる」レースセンスが一級品であることは誰の目にも明らかだ。
 昨年はカワカミプリンセスで天国と地獄の両方を味わう一方、先の調教師1次試験では見事に合格。記者と同じく亥年の年男で人生の岐路に立つ本田優騎手の「ここで負けたらGI馬に失礼。格の違いを見せてやる」のV宣言を聞けば、新興勢力などクソくらえ。ローレルゲレイロが勝利の雄たけびを上げる。

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