−−まず、最終追い切り(6F77秒5→64秒0→50秒2→36秒8→12秒3)の感想をお願いします。
保田師「先週、併せ馬でハードにやっているので、今週は反応を確かめることに主眼を置いたが、ラスト1Fで仕掛けてからの反応はすごく良かった。使われながら体が絞れて、動きは前走からさらに良くなっている」
−−前走の日経賞を振り返ってください。
保田師「勝ち馬(ネヴァブション)より、2kg重い斤量を背負っていたし、体自体も多少重かった。それで半馬身差の2着だから、レース内容は悪くない。ここにつながるレースができたと思う」
−−4歳で挑戦した1昨年は4着でした。当時と比較して、どこが変わりましたか。
保田師「(コスモバルクに4馬身差をつけて勝った)昨夏の札幌日経オープンをきっかけに、ようやく骨折(一昨年の宝塚記念6着を最後に7カ月間休養)の後遺症が消え、それ以降、安定して走っている。良くなるまでに時間がかかったが、4歳時より格段にパワーを増している」
−−相手関係を分析してください。
保田師「昨年のディープインパクトのように傑出した馬はいない。実力拮抗したメンバーだし、展開ひとつでチャンスは十分あると期待しています」
−−勝つための“秘策”はありますか。
保田師「他の馬より反応(エンジンの掛かり)がワンテンポ遅いので、3角の下り坂を利用して早めにスパートする。それで差されたら仕方ない。長くいい脚を使えるし、あとはこの馬の力を信じるだけです」
−−最後に意気込みをお願いします。
保田師「やり残したことはないし、自信を持って臨める。東の代表として1着でゴールしたい。そして、おいしいお酒を飲みたいですね(笑)。応援してください」