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レジャー 2006年10月19日 15時00分
GI菊花賞 名伯楽・瀬戸口師の言葉に千鈞の重み サムソン3冠「大丈夫」
歴史的大偉業達成か、はたまたそれを阻止する新星の誕生か。22日に行われる「第67回菊花賞」(GI 芝000m 京都)の主役は誰が何と言おうと3冠がかかるメイショウサムソンだ。内外が誇る栗東キャップ・谷やんこと谷口記者が、来年で定年を迎え最後のクラシックに挑む瀬戸口師、加藤厩務員を直撃。その熱い思いを聞けば、83年(ミスターシービー)、84年(シンボリルドルフ)以来の2年連続3冠馬誕生はもう目前だ。 「まだ取材しとったんかいのう。もうそんなにしゃべることもありゃせんように。アンタらの仕事も大変やろのう」 当コラムのネタを取るため、2冠馬メイショウサムソンの馬房の前に長らくオジャマしていた記者に、いつもながらに親しみを感じさす鹿児島弁で、「大丈夫、馬は変わりないからのう」とだけ言い残し、厩を跡にしたのは瀬戸口師だ。 競馬記者歴24年目を迎えた小生は、セントライトとシンザンを除く4頭の3冠馬(ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト)誕生の瞬間をこの目で見届けてきた。その最後の1冠に臨むにあたり、ときには“鉄のカーテン”で報道規制が敷かれ、またあるときは担当者が重くのしかかるプレッシャーの前に病に伏したケースもあった。ところが、瀬戸口師だけは常に「平常心」を保ち続けている。こんなトレーナーは過去に記憶がない。 そして、キョトンとして、その言葉に敬服している記者に対して、「先生はどんなときでも、あんな感じで太っ腹。普通の人なら、あれこれ言うところでも若いボクらに任せてくれる。だから、達成したときの喜びもひとしお。ホント、昔の名伯楽といわれた人は、ああいう人だったんでしょうね」と話しかけてきたのはサムソンを担当する加藤厩務員。 16歳にして厩舎の門を叩き、瀬戸口師に仕えること23年。温厚で人情味あふれる師匠とは対照的に、「ボクは名古屋出身で(中日)ドラゴンズのファンなんだけど、落合監督みたいにいつも冷静でポーカーフェースではいられない」と言う直情型だが、記者とのこの一連のやり取りを見てもらえば、サムソンのデキがいかほどにあるかは容易に察しがつくだろう。現実に、「馬の調子の良し悪しが顔に出る性格のボクの笑顔を見ればもう分かるでしょ」と相好を崩した。 もちろん、菊に至るまでの調整過程も順風満帆。1週前の12日、6F77秒9(DWコース)の猛スパーを行っているため、直前(17日)は単走で上がりを重点に追われたが、「静」の中にも「動」を感じさせる躍動感がヒシヒシと伝わってきた。 「追い切りはホント、ダービー以上に素晴らしかった。実のところ入厩当初はここまでの馬になるとは思っていなかったけど、クラシックを狙えるとしたらダンシングブレーヴの肌にオペラハウスと欧州が誇る長距離血統。最後の1冠だと思ってたんだ」 うれしい誤算といったら失礼だが、すでに2冠は制した。そして、迎える自信ありの菊花賞。“グランドスラム”は確約されたも同然だ。 「この馬に一から競馬を教えてくれた石橋(守騎手)さん、電話一本で駆けつけてくれる獣医の時見先生、オグリキャップで培ったノウハウを伝授してくれた辻本(助手)さん、どれか一人が欠けていたら今のサムソンは存在しなかったと思う。そして、(来年定年する)先生の最後のクラシックに3冠挑戦という大偉業をこれだけの馬で、これだけの状態で挑めるボクは最高の幸せ者です」 いぶし銀の面々が見事に咲かす菊の大輪。史上7頭目の3冠馬誕生の瞬間をとくとこの目に焼き付けたい。
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レジャー 2006年10月18日 15時00分
GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
「第67回菊花賞」(GI 芝3000m 京都22日)は3冠馬メイショウサムソンの誕生か、それとも、アドマイヤメイン、ドリームパスポートのダービー2、3着馬がそれを阻止するのか。世間では3強ムードが漂う中、いよいよ本番まで4日に迫った今朝18日、そんな空気をぶち破るべく、フサイチジャンクがこん身のデモンストレーションを敢行。良血、高額馬であるがゆえ、その素質を見込まれて、ともに2番人気に推された皐月賞(3着)とダービー(11着)。敗戦の泥にまみれた春の雪辱を果たすため、ラスト1冠は何としても手に入れなければならない。 オレを忘れてもらっちゃ困る。今年の菊花賞はアドマイヤメイン、ドリームパスポート、メイショウサムソンの3強対決という見方がもっぱらだが、そこに待ったをかけるのが3億3000万円の超高馬フサイチジャンクだ。 今朝の追い切りでは失いかけたプライドを取り戻すべく、ラストクラウン奪取へ、こん身のデモンストレーションを披露した。開門と同時刻の6時ちょうどに姿を現すと、DWコースに入り、6Fからスタート。4角手前から漆黒に輝く馬体を躍動させて徐々にペースアップを図り、最後は併せたロックスピリッツを半馬身捕えて、ゴール板を駆け抜けた。計時されたタイムは81秒5、上がり3F38秒9→11秒8(直一杯)。 池江寿厩舎の番頭格・吉村助手は、この最終調整に開口一番「気持ちが乗ってきた。いい雰囲気ですね」と笑顔を浮かべると「1回レースを使って素軽さが出てきたし、気持ちも体もピリッとしてきたよ。結果は別としてダービーのときは本当に状態が良かったんだが、このひと追いでそのレベルまで持っていけると思う」。 納得のいく仕上げに自信をみなぎらせるとともに、愛馬の名を失墜させたダービー11着からの巻き返しを力強く誓った。 そのダービーは初の左回り、そして道悪と悪条件が重なったもので、度外視できる。確勝ムードの漂っていた前走のセントライト記念(6着)にしても、「ゲートでチャカチャカしちゃって…。前々で競馬をさせたかったから、あれは痛かったよ。4角でも、すぐ斜め前の、視界に入る場所で落馬があったからね。残念だが、それが競馬。仕方ない」と同助手。デビューから無傷の4連勝を飾り、皐月賞で3着。この実績が、近2戦だけで決して色あせることがないと強調した。 ラストチャンスは淀の3000m。どの馬にとっても過酷な条件となるが、「心肺機能が高いし、折り合いにも不安はない。体形的にもステイヤーだから」とキッパリ。距離はまったく問題ないとした上で、大跳びのジャンクとしては「広々とした京都コースも大歓迎」と胸を張って見せた。勝負どころでの反応にやや不満が残るタイプだけに、エンジン点火をスムーズにしてくれる直線入り口までの下り坂もありがたい。 「中間はゲート練習もきっちりやってきたし、もう前走のようなことはないと思う。春はちょっと残念だったけど、クラシック最後のレースだし、何とか勝たせてあげたい」 牝馬戦線をけん引してきたオーナーメイトのフサイチパンドラは結局、3冠戦でタイトルをその手に収めることはできなかった。フサイチ軍団の威信をかけて、ラスト1冠は何としても勝たねばならない。
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レジャー 2006年10月17日 15時00分
3冠阻止! GI菊花賞 サムソン最大の敵はダービー2着馬アドマイヤメイン
メイショウサムソンの3冠なるか、が話題の中心となる「第67回菊花賞」(GI 芝3000m 京都22日)だが、他陣営が黙って指をくわえているだけかとなると、もちろんそうではない。これまで3回も3冠阻止をやってのけているダービー2着馬…今年の該当馬アドマイヤメインにもそれを阻止する資格は十分ある。前走の神戸新聞杯は不利がありながら0秒3差まで詰め寄っており、得意の逃げがかなえば、大舞台での逆転も夢ではなさそうだ。 秋華賞→菊花賞→天皇賞・秋と、3週連続でアドマイヤの冠とともにGIロードを歩む武豊騎手。キッスは不本意な結果(秋華賞4着)に終わってしまったが、“メーンイベント”はあくまで今回。ダービー2着馬のアドマイヤメインがリベンジに燃えている。 秋初戦の神戸新聞杯は、2番人気に推されたものの7着敗退。数字だけ見れば秋の活躍に黄信号が灯ったが、「まず初めのコーナーでゴチャついてしまったやろ。それに、4角でもあの不利ですわ。完調手前やったし、力を出し切れてないんやから、悲観せんでもええと思います」とは橋田師。その4角の不利とは、内外から他馬に挟まれ、立ち上がりそうになるほどの“痛恨の一撃”だった。むしろ、それで最後まで集中力を切らさず0秒3差に健闘したことを評価すべきだろう。巻き返しに燃える今回、主戦の武豊騎手が「もともと使って良くなるタイプ」と言うように、状態面は右肩上がりに上昇している。 1週前追い切りは坂路800m53秒3→39秒8→13秒8。全体的な時計こそ目立たなかったものの、「こんなもんでいいでしょう。来週もありますし、いい感じにきています。前走はケイコの絶対量が足りなかったけど、使った分、やっぱり良くなってますわ」と同師も順風満帆な調整過程に納得の笑みを浮かべた。続けて、過酷な京都3000mの克服術についてたずねてみると、「前走は逃げなかったが、武君は長丁場を意識した戦法を探っていたんやろう。今回?それはやってみんと分からんが、どちらにしろパッタリいったわけではなかったし、距離はもつと思う」とキッパリ。 名伯楽と天才騎手にとって、あくまでトライアルはトライアル。本番でこそキッチリ結果を出すのが、“GIコレクター”と呼ばれるゆえんだ。「力があるのはこれまでで証明済みだし、中京の2000m(神戸新聞杯)よりは京都3000mの方が競馬はしやすいよ。ライバルは強いけど、頑張ってもらいたい」(武豊騎手)脚質的にいえば一見、小回り向きにも思えるが、振り返れば未勝利脱出はこの京都。青葉賞勝ち→ダービー2着(ともに東京)の戦績を見ても広いコースでこそ持ち味を発揮するタイプであることはいうまでもない。絶好の舞台でアドマイヤメインが、メイショウサムソンの「ストップ・ザ・3冠」に名乗りをあげた。
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レジャー 2006年10月16日 15時00分
GI菊花賞確信 3冠 サムソン ディ-プと対照的な雑草馬が史上7頭目の快挙へ サムソンの競馬さえしてくれば自ずと結果は出る
陣営から3冠奪取宣言が飛び出した!22日に京都競馬場で行われる「第67回菊花賞」(GI 芝3000m)は、2冠馬のメイショウサムソン(牡3歳、栗東・瀬戸口厩舎)の3冠達成なるかに注目が集まっている。昨年のディープインパクトに次ぐ、史上7頭目の快挙達成を前に、愛馬の勝利を予告する陣営を直撃した。 −−秋初戦の神戸新聞杯では惜しくも2着に敗れてしまいました。 「ちょっと休み明けで気合が空回りしていましたが、ホント負けるとしたらあの形しかないという競馬をやられましたからね。それに、内枠で狭いところへ外から次々にかぶされる展開でムキになって走っていた。でも、いったん抜け出たフサイチリシャールを差し返したし、並んでから抜かせないサムソンの勝負根性を見せてくれた。石橋さん(石橋守騎手)も馬の口を取りにいったときはサバサバとした表情でしたから、決して悲観する負け方じゃなかったと思いますよ」 −−前走後の様子はいかがでしたか? 「僕と同じで自分のリズムを崩されると、すごく怒って反抗するんですが、神戸新聞杯のときはこの馬にしては珍しく従順すぎましたからね。その点、今は力をみなぎらせるときがあるかと思えば、まったりとリラックスするところを見せたりと、春のダービー前と同じサムソンになっていますよ」 −−春から比べての成長度はいかがですか? 「もともと緩い馬で甘やかすとボテボテの体になっちゃう体質の馬だったのですが、この夏は普通の調教を終えた後に連日、プールで泳がせましたからね。しかも、泳ぎが速くて必死の形相でプール調整をこなしてくれた。今のパワーみなぎるサムソンを見ていると、この夏やってきたことが無駄ではなかったとあらためて思う」 −−その言葉通り、12日の1週前追い切りでは、マルカジークを1秒も追走して半馬身先着。DWコースで、6F78秒0→64秒0→52秒2→38秒0→12秒5(一杯)と出色の時計を叩き出した。 「2日前の火曜日の時点で『今週はビシッとやる』と先生(瀬戸口師)がおっしゃっていた通り、DWでハードな追い切りを敢行しましたが、折り合いを欠くことなく落ち着いていて、最後までしっかりと伸びていました。またがっていた石橋さんも気分が良かったのか、ニコニコして戻ってきたし、もう何も言うことはないでしょう。もう直前はおそらく単走になるでしょうね。追い切り後の計量で528kgだったし、前走より4-6kgは絞れるはず。見た目も随分と引き締まりましたからね」 −−最後に史上7頭目の3冠馬に向け、抱負を聞かせてください。 「これほどまでにパワーを付けたサムソンにとって、広い京都コースにかわるのは間違いなくプラスだと思うし、先生の最後(来年2月で定年引退)のクラシックを2冠馬で挑めるこの一瞬はとてもうれしい。ほかの17頭全馬が相手だと思うが、サムソンがサムソンの競馬さえしてくれれば、おのずと結果は出せるでしょう」
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レジャー 2006年10月14日 15時00分
GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
今週は美女ならではのロマンチック馬券。「キス・キッス馬券」で勝負!秋のGI第2弾は、3歳牝馬のラスト1冠を争う「第11回秋華賞」(GI 芝2000m 京都15日)。女優・佐藤藍子さんは、うら若き女の子たちの一戦とあって、キストゥヘヴン&アドマイヤキッスの2頭を軸にした3連複で勝負を懸ける。 予想初戦だったスプリンターズSは、本命のステキシンスケクンがまさかの16着しんがり負け。結果的には1200mでは距離が短すぎたんでしょう。でも、大好きな馬なので、また次も“声援”を送りたいと思います。 過去を引きずらないのが私のモットー。先日はプライベートで大井競馬場に行って3連複も的中させ、勝ち癖をつけてきたので、今回はビシッと的中させるつもりです。 ◆秋華賞◆3歳の若い“女の子”たちの一戦なので、ロマンチックな馬券で勝負します。 まずは単勝でキストゥヘヴンを狙います。 この仔はもともとセリで比較的安い馬(04年、1歳秋のセリで970万円)だったこともあり、なかなか引き受けてくれる厩舎が決まらなかった過去があるそうです。結果的に現在の戸田厩舎に入厩しました。スパルタ調教として知られる戸田厩舎で鍛えられ、馬体も大きく成長し、桜花賞を勝つまでに至りました。そのバックボーンを知っているだけに、いやでも“声援”を送りたくなっちゃいます。 最近のセリは血統がいい馬がものすごく高い金額で買われ、それが評価されている。そんな現状はセリでの金額をただ上げれば、高評価に結び付くという感じに思えてしまいます。今はSS産駒もいなくなってしまったし、セリに参加する人たちは、血統だけでなく、ちゃんと実際に馬体などを見たうえで値段を付けるべき。キストゥにはそのキッカケになってほしいので、秋華賞でも頑張ってほしい。 プラチナ、ルビーと宝石ってことで、ソリッドプラチナムと、ホウショウルビーの単勝も。 ソリッドは、秋華賞と同じ2000mのマーメイドSで古馬に快勝した距離実績を評価します。 ホウショウは、若手の藤岡騎手に頑張ってほしい。武豊騎手、福永騎手、北村宏騎手と各世代のジョッキーが頑張っているので、もうひとつ下の世代の奮起に期待したいです。 あとは大好きなフジキセキ産駒のコイウタを。淀の舞台で「恋の歌」をぜひとも奏でてほしい。 キストゥを馬連の軸にしたかったんですが…。ローズSでのあの圧勝劇を見たら、アドマイヤキッスはやっぱり強いかな、と。データ的なこと(過去10年でローズS勝ち馬は3勝、2着2回)を考えても軸は外せないです。 相手には前記のソリッド、コイウタ。そして、もう1頭、今でもオークスを勝ったときの映像が目に焼き付いて離れないカワカミプリンセス。GI勝利で“本物”であることは証明しているし、「お姫様」の名に恥じない競馬を見せそうなので。 そして、今回、一番の狙い目は3連複。キストゥとAキッスの2頭を軸にした「キス・キッス馬券」で勝負します! キストゥとAキッスの2頭から、コイウタ、ソリッド、ホウショウの3頭に流します。 馬券は(1)(2)(8)(18)の単勝。馬連は(9)を軸に、(2)(18)(12)へ。3連複で(1)(9)を軸に(18)(2)(8)。以上10点で、今週こそバッチリ的中させたいと思います。
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レジャー 2006年10月13日 15時00分
確定GI秋華賞 アドマイヤキッス激変
百花繚乱に咲き誇る今年の牝馬クラシック最終戦「秋華賞」だが、連下は荒れ相場も、勝ち馬は世間で言われている桜花賞、オークス、ローズS勝ち馬の“3強”から生まれるのは、能力比較や体調面から勘案しても相当な確率だろう、と読む関西本紙の谷口記者の導き出した本命馬とは? 本命はズバリ!アドマイヤキッスだ。 「まるで良家のお嬢様」と陣営ですら皮肉った春は桜花賞、オークスともに1番人気に支持されながら戴冠を逃したが、修羅場のGIペースで泥まみれになった経験が“彼女”を大きく変えた。 ひと夏を越してからは「攻めでも、キャンターから闘争心をみなぎらせる。抑えるのに手がしびれてひと苦労」とは、黒子役に徹する高田騎手。前走のローズSでは、完全に勝ちパターンに入ったシェルズレイを小回り平坦の中京にして、わずか1Fで一気に差し切ってみせた。 もちろん、本番に向けての臨戦態勢は万全だ。その寸分狂いない仕上がりに、松田博師、武豊のご両人が口をそろえる。「最後の1冠は何としても獲りたい」。そう締めた言葉が、昨年のエアメサイアの執念とオーバーラップする。
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芸能 2006年10月12日 15時00分
みのもんた 参院選出馬!?
“テレビ界の皇帝”ことみのもんた(61)に次期参議院選挙への出馬が取り沙汰されている。現在、テレビ・ラジオ合わせて10本のレギャラー番組を持つみのだが、そろそろテレビ界からの引退を考えているらしいのだ。話の始まりは「みのもんたのさしのみ」(日テレ)が視聴率不振で打ち切りが決定したこと。これを機にみののレギュラー番組の数本が打ち切りの対象になっているというのだが…。 「年内で打ち切りが検討されているのが『クイズ$ミリオネア』『Dのゲキジョー』(共にフジ)だ。理由は、視聴率が下がってきたこともあるが一番の問題は制作費だ。みののギャラは高すぎる。いずれ、みのもギャラが高騰し過ぎてテレ朝を追われた久米宏同様に局を追われるかも」(テレビ制作関係者) このような状況を冷静に見つめているのが、みの本人だという。 「みの自身、人気がなくなってぶざまな姿をさらしてまでテレビにすがり付く気持ちは少しもない。むしろ後輩に道を譲るべくその機会をうかがっているくらいだ」(芸能プロ関係者) そこで浮上してきたのが07年度に行われる参院選の出馬情報だ。意外かもしれないが、芸能界での、みのの評判は「大の政治通」だという。小泉純一郎元総理や安倍晋三新総理らとも交流があるほか、小沢一郎民主党代表とも友達付き合いをしているようだ。しかし、今回、参院選でまず声を掛けてきたのが恩師で元参議院議員の野末陳平氏(73)。野末氏との意外な関係とは。 「みのの芸名を付けたのは、当時、放送作家をしていた野末氏。その関係もあって2人は親しくプライベートでも付き合っている。あらゆる政治家とコネクションがあるみのは、無所属での出馬を勧める野末氏に対し、はっきりと意思を伝えていない。本音は、出馬するなら自民党と考えているようだ」(永田町関係者) 出馬すれば、当選すること間違いないだけにほかの候補者も気が気でないようだ。こんな話もある。 「いまさら参議院なんて小さい。神奈川県知事候補にという声もある。ともかく参院選については、自民も民主もノドから手が出るほど彼がほしいのというのがホンネだろう」(永田町関係者) しかし、本紙で「芸能斜め切り」を連載中の芸能評論家・肥留間正明氏は否定的だ。「ありえない。参院選に出馬すれば収入が激減する。TBS『朝ズバッ』で1回の出演料300万円など、月収3億円といわれるみのが、わざわざ選挙に出るとは思えない。すでに十分稼いだから、というのにはまだ若いと思う。将来は分からないが、今はないはず」 いずれにせよ、みのの動向が注目されている。
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レジャー 2006年10月11日 15時00分
GI秋華賞追い切り速報 春の実績馬を脅かす不気味な存在 究極の上がり馬 サンドリオン絶好
今週は「第11回秋華賞」(GI 芝2000m 京都15日)が行われる。無敗のオークス馬カワカミプリンセス、ローズSを圧勝したアドマイヤキッス、桜花賞馬キストゥヘヴンが人気を集めているが、紫苑S勝ち馬のサンドリオンが不気味な存在。究極の状態に仕上がっており、今朝の追い切りでも絶好の動きを披露した。 何も注目すべきは春の実績馬ばかりではない。紫苑Sを制した究極の上がり馬・サンドリオンの動向には要注意だ。 今朝は坂路で秋山騎手を背に、51秒6→37秒8→12秒8(強め)。3連勝の勢いそのままに、素軽いフットワークで登坂。山下助手も「前走後はいったん楽をさせたけど、先週あたりからまた良くなってきた。いつも通り、いい感じできていますよ」と仕上がり面に関して太鼓判を押してくれた。 ダートで2勝とはいえ、V3は並の馬ではできない芸当。同助手はこの躍進ぶりを「未勝利を勝った後、あせらず秋に備えて休ませたのが良かった」と説明するが、それだけ厩舎内の評価がもともと高かったということ。「トモに実が入ってきたし、牝馬なのにレースを使うたびに体重が増えているなんて、力がついてきた証拠でしょう。前走は輸送があってプラス2kg(468kg)。今回も体は増えていると思うが、何も心配はいらないよ」と、予定通りの成長曲線を描く愛馬に思わず笑みをこぼした。 前走の紫苑Sは一転して後方からの競馬となったが、「2頭ほど速い馬がいたからね」と同助手。とはいえ、それで結果を出すあたりは能力のなせる業だろう。 「それまでがそうだったように、本来は前々で競馬をするのが一番いいと思う。精神的な成長もうかがえるし、うまく自分の形に持ち込めれば、ここでも楽しみだね」 確かに、紫苑S組の連対は過去に1度もない。しかし、この破竹の勢いを軽視しては、必ずや痛い目に遭うはずだ。
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スポーツ 2006年10月10日 15時00分
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
「HERO'S 2006〜ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦〜」が9日、神奈川・横浜アリーナで開催。スーパーファイトに参戦した注目のイケメン俳優・金子賢(フリー)は“闘うフリーター”所英男(リバーサルジム)に110秒殺で敗れた。試合後は今後の奮闘を誓ったが、その裏では早くも大みそか「Dynamite!!」での再起戦が急浮上。なんと今年は総合格闘技初の芸能人ガチンコバトルとして押尾学との“フレンドリーマッチ”に臨むというのだ。 イケメン俳優に早くも再挑戦の道が開かれた。 戦前から前田日明スーパーバイザーに「芸能人が出てくるところではない。センズリでもしてろ!」「オレが現役なら半殺しにしてる」などとバ倒された金子。だが、この日の試合ではそんな批判をモノともせず、戦う姿勢を前面に押し出したファイトを展開し、谷川貞治プロデューサーから「前に前に出て行ってよかったですよ」と合格点をもらった。 寝技のスペシャリストの所に敗れはしたものの、臆することなく戦った金子。それでも試合後「不完全燃焼ですね」「全然練習していたことが出せなかった」などと悔しさを爆発。今後の活動についても「これからも総合をやりますよ。オファーがあれば、そこを目指してがんばるだけ」と淡々と述べ、再びチャレンジすることを言明した。 すでに次戦の舞台は決まっている。谷川プロデューサーによれば「もちろん金子選手は大みそかも考えております。これから彼にあった選手を考えたいと思います」とのこと。早くも大みそか出場のキップを手に入れたのだ。 昨年に続いて大みそかの格闘イベント参戦がほぼ決まった金子だが、今年は誰と対戦するのか。TBS関係者は言う。「急きょ桜庭選手が欠場したことで不安はあったものの、金子選手の参戦のおかげでかなり番宣もしやすかったし、うまくいったと思う。ただ、大みそかは今回のようにはいかない。今年は魔裟斗選手の参戦が微妙なだけに、一般視聴者を取り込める金子選手は欠かせない存在になりますが、去年もPRIDEに出てますからね。初モノじゃないということで目玉カードにするには相応の話題性のある対戦相手が重要。もう視聴者にはプロ相手に勝つのが厳しいことも分かってしまったので、相手も素人同然でないとダメでしょう」 プロ2戦でいまだ勝ち星のない金子が対戦するのは素人レベルの相手になるのか。となれば、本紙既報のスポーツタレント永井大も候補になり得るワケだが、前出のTBS関係者は“ズバッ”と言い切る。「ボクらが言ってる金子さんとの素人対決っていうのは永井さんじゃないんですよ。むしろ金子選手の友人で一時は格闘技参戦も噂された押尾学さんです。前回のHERO'Sにもいらっしゃってくれましたし、オファーすれば参戦もなくはない。そうなれば局からアクションを起こすことになるでしょう」 確かに押尾といえば親しい関係者に「そこに匂いがあれば、オイシければ(参戦は)なくはないですよ。それが今は何も感じられないってことです」「総合格闘技はオレにとって永遠のテーマ。逃げも隠れもしませんよ」「ボブ・サップだかナップザックだか知らないけど、マジ勝負ならオレの方が強い…」などと強気な発言を口にしていたとされ、総合格闘技参戦について物議を呼んだことがある。 そればかりではない。実力も素人とは言い難く、むしろ折り紙つきなのだという。「押尾といえば10代で関東連合という暴走族を束ねていたという武勇伝が有名ですが、実は米国でキックボクシングの経験があるんようなんです。それに最近はジムでも鍛えているみたいですし、いまの金子とやったら面白い。体格も80kg弱と聞いているので階級だってバッチリ。友達同士なのでフレンドリーマッチになりかねませんが、まあその辺はオラオラで勝気な性格の二人がリングに立てば面白い化学反応を起こすでしょう」(イベントプロモーター) 大みそかの再起戦が浮上した金子。一刻も早く“センズリ参戦”と言わせないよう実力を証明したいところだ。
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レジャー 2006年10月07日 15時00分
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
今週のメーンは、秋の東京競馬のオープニングを飾る「第57回毎日王冠」(GII 芝1800m)。天皇賞・秋を目指す強豪が顔をそろえたが、一長一短のある組み合わせで、ひと筋縄ではいきそうにない。そこで、本紙特捜班は、東京コースのスペシャリスト・テレグノシスに白羽の矢を立てた。 ディープインパクトVSその他大勢。春はこのひと言で片付けることができた古馬中長距離路線だが、秋競馬は周知の通り、ディープが仏・凱旋門賞に挑戦した関係で、その他大勢による戦国絵巻の様相を呈している。 無論、この後に続く天皇賞・秋を狙っている各陣営においては、鬼の居ぬ間に盾の金看板をかっさらおうと腹黒く皮算用しているに違いない(?)。イコール今年の毎日王冠は、例年以上に盾への“予行練習”の色合いが強い。一部の陣営を除いては…。 その一部陣営とは杉浦厩舎である。スタンバイさせているテレグノシスは、7歳も秋。そろそろ引退の2文字がチラつく年を迎えている。 長いようで短い競走馬生活。チャレンジ精神で王道を突き進ませるのも美学だが、杉浦師が選択したのは「名より実」である。 「GIでもやれる力はまだ残っているが、善戦はできても勝ち切れるかとなると…」。この後は天皇賞には向かわず、中1週で富士S(GIII 芝1600m)を予定しているという師からは、何とかもうひとつ重賞を勝たせてやりたいと願う親心が見え隠れする。 もっとも、条件としては、「馬場にヨダレがタレただけでもダメ」という大の“道悪嫌い”。開幕週の絶好馬場のなか行われる毎日王冠が、よりチャンスが大きいことは師自身が一番よく知っている。現実に、このレースは一昨年の勝ち馬であり、昨年も2着と抜群の相性を誇る。逆にこの機を逃せば、東京の開幕馬場は来春までオアズケ。年齢的な部分も含めると、これが事実上のラストチャンスになるかもしれないのだ。 中間は馬なり中心ながら、丹念に乗り込みを消化。牡馬にしては仕上がり早のタイプでもあり、「短期放牧明けになるが、前走よりもむしろ状態はいいぐらい」と師が語れば、最終追い切りにまたがった大野騎手も「併走馬をスッと離してくれた。あれだけ反応がいいのは体が良くなっている証拠でしょう。息の入りも良かった」と能力全開を約束した。 その前走・関屋記念は3着ながらも、繰り出した末脚は出色の上がり3F33秒1。ローカルのGIIIとはいえ、これだけのパフォーマンスが見せられれば、切れ味に衰えは見られない。 東京は前述のほか、NHKマイルC(GI)など全5勝を挙げているスペシャリスト。中央場所に戻るといっても、ディープ不在ですでに気持ちが先に向いている面々ばかりなら、自慢の豪脚がさく裂しても決して不思議ではない。
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