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レジャー 2007年01月25日 15時00分
GIII東京新聞杯 GI馬の意地 キストゥヘヴン完全復活
マイルの最高峰・安田記念、ヴィクトリアマイルを目指す面々が、今週の東京土曜メーン「第57回東京新聞杯」(GIII 芝1600m)で激突、火花を散らす。下馬評は良血馬のエアシェイディに集まっているが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者は昨年の桜の女王・キストゥヘヴンに白羽の矢を立てた。腐っても鯛とはこの馬のことで、メンバー中唯一のGI馬でもある。厩舎の広報マン・斎藤吉則助手が胸の内を明かした、これがその一部始終だ。 −−まず、中間の調整過程を教えてください。 「前走(エ女王杯10着)の後、短期放牧でリフレッシュさせ、12月下旬に帰厩。ここまでメニュー通りの追い切りを消化し、すこぶる順調です」 −−最終追い切りは単走でしたが、感想は。 「燃えやすい気性なので、1週前(17日、5F67秒2)の3頭併せが事実上の追い切り。今朝(24日)は落ち着いている中にも、ほどよく気合が乗っていたし、息遣い、反応とも申し分なかったです」 −−休養前と比較して変わった点はありますか。 「体そのものは大きく変わっていないけど、精神的に落ち着きが出たのと、カイバをよく食べるようになり、馬体重にほとんど変動がなくなった。シンが強くなった証拠だと思う」 −−秋3戦((5)(6)(10)着)はいずれも不本意な結果に終わっていますが、敗因は? 「結果的に距離が長かったということでしょうね。(前走は)好位で折り合いがついていたにもかかわらず、最後に弾けなかったですから。でも、追い込み一辺倒だった馬が、好位で競馬ができたことは収穫でした。先につながると信じています」 −−今回は十八番(おはこ)のマイル戦。真価を問われますね。 「同じ牡馬でも歴戦の古馬が相手なので楽観はしていませんが、(1600mは)桜花賞を含め2戦2勝と最も力を発揮できる条件なので、春の最大目標『ヴィクトリアマイル』につながるレースを期待したい」 −−今回、横山典騎手とコンビを組むことになった経緯は? 「アンカツさん(安藤勝騎手)がエアシェイディと先約があったためです。でも、横山さんはテン乗りでフラワーCを優勝しているし、乗り替わりがプラスになっても、マイナスになることはないと思っています」 −−横山典騎手は先週、マツリダゴッホでAJC杯を優勝し、バイオリズムも最高潮。ベストパフォーマンスが期待できますね。 「悔いのない状態で今年初戦を迎えられるのは何より。長くいい脚を使えるので東京コースも合うはず。応援してください」
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スポーツ 2007年01月24日 15時00分
輪島氏 自爆テロ
選挙に勝つ気はない!?ボクシング界がプロ・アマ合同で行う2006年度年間表彰式が23日、東京ドームホテルで行われ、日本プロボクシング協会会長選(2月23日)に出馬する現東日本ボクシング協会会長の輪島功一氏が大爆発。7選を目指す現職の原田政彦(ファイティング原田)氏の圧倒的有利が伝えられる中、輪島氏は“自爆テロ”とも取れる発言で自らの存在をアピールした。 今回の日本プロボクシング協会長選挙、東日本ボクシング協会長選挙(2月26日)は原田氏&大橋秀行氏と輪島氏&具志堅用高氏が真っ向から激突。主要スポーツ紙1面に“ボクシング界内紛”と大々的に報道されたこともあり、普段なら祝賀ムードの強い表彰式会場にきな臭い空気が充満した。 前日の22日に原田&大橋が出馬会見を開いていたため、この日の報道陣の狙いは輪島氏(具志堅氏は表彰式を欠席)に集中。いつものようにアルコールで顔を真っ赤に染めた輪島氏は報道陣に囲まれると、拳を握り締めながら熱弁を振るった。 「本当は争って会長選挙をやるのは好きじゃないんだけど、原田会長が今季限りだってオレに言ったんですよ! 応援してくれる人もいるから今さら辞められないですよ!」 何が何でも出馬の意思を曲げない輪島氏だが、情勢は極めて厳しいと言わざるを得ない。原田&大橋のバックには業界の有力者がズラリと並んでいるからだ。 世界的なプロモーターでもある帝拳ジムの本田明彦会長を筆頭に、歴代1位となる10人の世界王者を輩出した協栄ジム、これまた老舗中の老舗であるヨネクラジム。系列のジムなどを含めると、かなりの数が原田&大橋の支持に回る見込みだ。 年間表彰式の会場で、東日本協会所属のジム会長が声をセンめた。 「確かに帝拳や協栄に反感を抱いている人間は少なからずいる。輪島会長と具志堅会長は世間での知名度も抜群だけど業界の見方は別。彼らに勝ち目はないよ」。別の関係者にいたっては「2人を熱烈に推すグループがいるのは分かるけど選挙をやったらしこりが残るだけ。オレは今からでも辞めさせられないか方法を探している」と言い出す始末だ。 実は輪島氏も苦しい戦いだということは百も承知だ。「オレは原田会長と戦って勝とうとはしてないんだよ!ただ可能性はあると思う。選挙に出て改革したい人間がいるってことをアピールしたいんだ!」 勝てないと分かっていながら出馬となれば、これはもう神風特攻隊か自爆テロリストの精神。現役時代、2度の世界王者返り咲きを成功させ“炎の男”と呼ばれた輪島氏だが、今回ばかりは奇跡を起こせそうにもない。
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芸能 2007年01月23日 15時00分
石原真理子独占インタビュー 「ふぞろい」映画 女石原軍団結成へ
著書「ふぞろいな秘密」(双葉社刊)の発行部数が30万部を突破した石原真理子(43)。映画化も決定し、彼女自身がメガホンを取ることは既にお伝えした通り。記者会見の後で応じた本紙のインタビューで、撮影に本腰を入れるため、クランクインに向けて“女”石原軍団を結成することを明らかにした。この映画にかける彼女の思いについて話を聞いた。 本が出版されたのは去年の12月6日。わずか1カ月半しか経ってないのに、ずいぶん昔のことのように思えるという。 「まるで嵐のようでした。本を出すときにはあれだけ悩んでいたのに、読者から共感や激励のお便りを頂いた今では希望が持てると実感しています」 出版直後の騒がれ方は本の趣旨と違っていたため不満だったと語る。 「でも、読者から寄せられたDVやイジメ、セクハラ、自殺などについての便りを読み、経験した人にしか分からないことを多くの人と分かち合えました。そうした方々と、これから人として触れ合っていけることに大きな意義があったと思います。このような部分を映画に生かしていきたいですね。どんな演技をし、どんな空気が生まれるのか。見ている人が安心できるような雰囲気を画面に出していきたいです」 本が映画化されるとは思ってもいなかったので驚いているという彼女。作品に登場するのは玉置浩二をモデルにした男性だけで、それ以外の12人の男性についてはまったく触れないそうだ。 「1人の女の子が経験する出会いから別れまでの物語。DVなどで受けたトラウマを克服し、再生し、希望を持って歩んでいく人生の流れを描きます。この作品を見て頂ければ、今まで私の作品を誤解されていた方々にも、本来のメッセージが伝わることでしょう」 しかし、監督を引き受けることになるまでは想像していなかったろう。もちろんメガホンをとった経験など皆無だが、遊び半分で引き受けたわけではないと強調する。 「監督のお話を頂いたのは昨年の暮れ。年末年始を通して考え続けました。でも、降ってわいたようなチャンスなので、お受けすることにしました。それに、2人の物語を意味のあるものにしたかったので、自分で監督してみようかなと。私は映画でデビューした女優です。デビュー作『翔んだカップル』の相米慎二監督をはじめ、井筒和幸監督、五社英雄監督といった監督さんと一緒に仕事をし、映画監督というのは威厳のある職業だということが私に伝わりました」 故・相米監督はカメラの長回しなど独自の作風が「相米節」と呼ばれたように、彼女も自分なりの映像美を作り出したいと意気込む。 「役者さんにとって演技しやすい監督になりたいですね。女優として、こういう監督さんとならいい演技ができる…そう思えるような監督像を目指します」 しかし、映画は監督が1人で作るものではない。彼女の場合、スタッフがいい人たちばかりだったことが“一緒に映画を作り上げるんだ”という自信につながったそうだ。 「全員一丸となって撮影に取り組むうえでも、“女”石原軍団のようなチームにしたいですね。出演者もスタッフも互いに尊敬し合えるような、アットホームなチームに。そして“この監督やスタッフはこういう仕事をする”という特徴を出していければ」 もちろん彼女は脚本にもコミットしている。製作者サイドと協議し、最終稿を決定する運びだ。 「自殺から再生し、そして希望を抱き自信を回復する…こうした心情的な部分を出すことで、お客さんが感情移入できる部分を考えたいですね」 この映画は実話に基づいたフィクションになる。実名が出てきた原作とは違うものになりはしないのだろうか。 「原作も映画も、もとは私の人生なので全く違う話にはなりません。映画でフォーカスを当てるのは“受動態”。つまり、私の人生の核となる物語であり、今まで私の身の上に起きたさまざまな出来事です。例えばイジメ。いまだに心の傷として残ってます。こうした事実を見てどう思うか、それが重要です。逆に映画を撮影するという行為は“能動態”。とっかかりとしてなくてはならないものです。例えばDVは恨みで描くわけではありません。石を投げてどう波が立つかを客観的に描かなければいけません」 映画監督としての手腕は未知数だが、自分の手で納得のいく演出をしたいと意欲的だ。 「演出には凝りたいですね。それぞれのシーンを絵で描いて色を付け、それを元に撮影を進めていきたいと考えています。映画好きが話題に出すようなシーンを自分なりの作り方で撮りたいですね。そろそろロケハン(撮影現場の下見)も始まりますし、オーディションの募集も1月29日に締め切ります。これまで約600人の応募がありましたが、最終的には1000人程度になるんじゃないでしょうか。キャスティングにはこだわりますよ」 とはいえ、実名を暴露しただけに、プロダクションからさまざまな圧力がありそうなものだが、まったくなかったという。逆に、好意的に感じられるような対応が多かったほどだそうだ。 「映画の公開は夏の予定。配給も現在4〜5社からオファーが来ています。この流れに一番驚いているのは、何を隠そう私自身。こんな形になればいいなという理想への第一歩を踏み出しました。ただ、髪を切ったのは女優を続けていくことへの証。とりあえず監督はこの作品だけに留め、その後は女優一本でいきたいと思ってます」
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レジャー 2007年01月20日 15時00分
確定GIIAJC杯 エアセレソン鉄砲V
正月の中山競馬の掉尾を飾る「第48回AJC杯」(GII 芝2200m 21日)の枠順が今日確定した。頭数は10頭と落ち着いたが、新旧勢力が入り乱れ、何が勝ってもおかしくないレース。大当たり記者・石沢鉄平は長休明けで株を下げているエアセレソンに熱い一票を投じた。 今年も10頭と寂しいメンバー構成になったが、逆にいえば馬券が絞りやすいレースともいえる。 軸にはエアセレソンを指名する。 何といっても最大のポイントは一昨年の函館記念以来のブランクだが、昨11月2日に帰厩し、11月12日から1月18日まで実に15本もの追い切りを消化している。約1年6カ月ぶりでも何ら心配には及ばない。入念に仕上げることで名高い伊藤雄厩舎の所属となればなおさらだ。 18日はCWコースで併せたマチカネオーラ(オープン)にアオられたものの、一杯に追われ6F81秒1、ラスト1F12秒7を計時。これだけ強いケイコができるのを見ても、長期休養の原因となった脚部不安は完治したと言っていい。 鉄砲は2004年1月の背振山特別(500万)を10カ月ぶりで快勝しているように、まったく苦にしないタイプ。さらに7歳ながらいまだ18戦しか使われていないことも強調したい。 持続力ある末脚が持ち味の同馬だが、先週、同タイプのサンツェッペリンが京成杯を圧勝。その京成杯同様、AJC杯もテンに行く馬が見当たらない。外回りの2200mなら、セレソンにとっては願ってもないゆったりとした流れになることは必至だ。 GIII・新潟大賞典勝ちの実績は一線級不在のここでは威張れるものだし、一昨年の函館記念5着もトップハンデ、中1週のローテーションだったことを考えれば力を示した形だ。笹田助手に「このメンバー構成なら色気を持ってしまう」と言わしめてしまうほどの弱メンなら、復活Vの光景がいまから目に浮かぶ。
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レジャー 2007年01月19日 15時00分
土曜中山11RサンライズS スパイン 万券
土曜の中山メーンは激戦区の準オープンによるハンデ戦「サンライズS」(芝1200m)。先週の日経新春杯3連単(7万5720円)をはじめ、年明けのデビューから“猪突猛進”のごとく、ヒット連発の新鋭・石沢鉄平記者はハンデ55kgに落ち着いた伏兵スパインで強気に攻める。中山は2勝を挙げている巧者で、波乱を巻き起こす可能性は十分だ。 人気を背負うだろうアイルラヴァゲイン、アドマイヤカリブの両馬にはどうしても信頼が置けない。 ラヴァゲインは未経験のトップハンデ58.5kgはもちろんのこと、約8カ月ぶりだった前走で激走した反動が気になる。カリブも前走がダートと一貫性のない使い方が気に入らないし、昨年のジュニアC、白秋Sの勝ち切れないイメージが拭えない。 ならばスパインで十分勝負になる。前走8着で人気を下げるようなら、配当的にもおいしい。 その六甲アイランドSはまったくの参考外。連闘に加え、初の関西遠征、昇級戦という三重苦だった。それでいて、いつも通り抜群のテンの速さでハナを奪い、阪神の急坂も気にせず、直線では二の脚を使う見せ場タップリの内容。勝ち馬から0秒5差なら悲観する必要はない。 事実、まだ成長途上だった3歳時の奥多摩S(準オープン)では、タフな東京芝1400mが舞台だったにもかかわらず、0秒1差3着に粘逃。最大の武器であるスピード能力はこのクラスでも通用することは明らかだ。今回は2勝している得意の中山の6F戦。手綱を取る吉田隼騎手も「もし出負けしても取り返せるスピードがある」と自信を見せている。 17日の追い切りでは南Dコースで終い1F12秒4(直一杯)を計時、切れ味鋭い動きを見せた。前走の輸送で減った馬体も回復しており、絶好といえる状態に仕上がっている。 ハンデも55kgの据え置きなら、スピードで押し切る可能性が大だ。
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レジャー 2007年01月18日 15時00分
AJC杯 狙いは関東馬 チェストウイング
今週の中山メーン「第48回AJC杯」(GII 芝2200m)は、春の天皇賞を占う上でも意義の深い一戦。下馬評は2005年ダービーの2着馬インティライミ優勢だが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者は、同じスペシャルウィーク産駒のチェストウイングに注目。指揮官の秋山調教師を直撃取材した。重賞初挑戦のAR共和国杯4着、続くステイヤーズSも3着と好走、晩成の血が開花した円熟の6歳馬だ。今年、年男の吉田隼騎手と新コンビを組み、ベストパフォーマンスを披露する。 −−まず、前走のステイヤーズS(3着)を振り返ってください。 「年にひと鞍しかない特殊な距離(3600m)で57kgを背負って未知な部分が多かったが、期待以上のレースをしてくれたね」 −−中間の様子を聞かせてください。 「前走後はここを目標に調整。スケジュール通りのメニューを消化して、いい正月を迎えることができたよ(笑)」 −−最終追い切りの感想は? 「前走は意識的に軽くした(半マイル57秒6)が、今回は5Fから。予定通りの内容と時計に満足している」 −−吉田隼騎手はテン乗りになりますが、何か注文は? 「1週前にまたがってもらったし、研究熱心で頭のいい騎手なので、癖はつかんでくれたと思う」 −−その癖とは? 「折り合いが難しい。でも、最近はだいぶ解消されてきたから大丈夫だと思う」 −−折り合いに課題を抱えながら、5人の騎手(バルジュー、田中勝=2勝、後藤、藤田、北村宏)で勝っているのは、実力のたまものですね。 「(4勝を挙げた)去年から急激に力をつけている。おくての血が開花した感じだけど、まだまだ伸びしろはあるよ」 −−中山コースは<0126>と、まだ勝ち星がない“鬼門”のコースですが…。 「中山はたまたま体調のいいときに使えなかった。偶然が重なっただけで、右回りがダメということはない。実際、福島で勝っているわけだし。以前は折り合いに不安があったので、東京の2000m前後の方がレースがしやすかったのは確かだけどね」 −−前走から一気に1400mも距離が短縮されます。 「3600mという特殊な距離よりは、外回りの2200mの方がむしろレースはしやすいでしょう」 −−週末は雨予報ですが、道悪馬場は? 「雨馬場は上手。他馬が苦にする分、ウチの馬には有利になる」 −−最後に意気込みを聞かせてください。 「前2戦で重賞を勝てる力がついたことを確信できたし、期待したい」
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芸能 2007年01月17日 15時00分
自民、民主が争奪戦 紀香 獲得した党が勝つ
今年は“選挙の年”だ。4月の統一地選、7月の参院選と政治決戦が続く。永田町では年明け早々から参院選にまつわる仰天情報が駆け巡っているが、女優・藤原紀香の争奪戦が早くも始まっているというから驚きだ。 藤原紀香といえば、お笑い芸人の陣内智則と婚約し、2月に結婚式を挙げるといわれているカップル。正月休みを米フロリダで過ごし、アツアツで帰国したばかりだ。その藤原をめぐり、自民党と民主党の間で熾烈な争奪戦が繰り広げられているという。 「参院選のタレント候補として自民党と民主党が藤原に声をかけたと言われています。藤原が陣内と結婚することで、むしろ支障がなくなったというわけです。主婦の目線で物事を見れるし、全国的な知名度もある。そいう点では、藤原は与野党から声がかかって当然です」(政治部記者)「確かに藤原をめぐる争奪戦は、早くも火を噴いていますね。“藤原は護憲らしい”とささやく議員さんもいますから、藤原に関してはドロ仕合になるかもしれません」(野党の参院議員) ご存知のように、今夏の参院選は自民、民主両党にとってまさに“天下分け目”の決戦だ。自民党が負ければ参院の議席は与野党逆転してしまい、国会運営がおぼつかなくなる。もちろん、安倍晋三首相のクビが飛ぶ。一方、民主党は参院選に勝って「民主党政権」構築の第一歩にしたい考えだ。 民主党関係者の話。「今夏の参院選は、与野党からタレント候補が大挙して出馬する可能性が高い。すでに与野党から10数人のタレントが声をかけられているといいます。これだけ大量のタレントの出馬が取り沙汰されていることから、なかには“芸能院でもつくったら…”と揶揄(やゆ)する声も出ているほど。藤原紀香さんは民主、自民両党が口説きにかかっているといいますからね」 永田町には、可能性は少ないがダブル選挙を口にする議員も結構いる。ダブル選挙は4月の統一地方選の結果次第だ。「参院選前に安倍政権が迷走したり、国会運営が立ちゆかなくなった場合は、ダブル選挙に突入する可能性はある。今、言われているのは4月の統一地方選で自民党が負けて、東京都知事選も敗北するようなら、ダブル選挙でしょう。 石原慎太郎知事は3選を目指し出馬宣言しているが、対抗馬によっては負けるということもあり得る。そうなれば、石原氏の“3選圧勝”を参院選につなげたいという自民党の思惑は完全に崩れてしまう。そうなると衆参同日選挙です」(自民党関係者) ダブル選挙を断行した場合、自民党としては衆議院でかなり議席を減らすだろうが、参議院には有利に働く。参議院の与野党逆転を阻止でき、一応、政局は安定する。しかし、連立を組む公明党はダブル選挙になると支持母体の創価学会票が集めにくくなるため反対するだろう。いずれにせよ参議院での与野党逆転が現実となれば、安倍首相は退陣に追い込まれる。逆に、これを阻止した場合は、民主党が空中分解という構図になる。「だから自民、民主両党ともタレント候補の確保が重要になってくるんです。 ダブル選挙になれば参院選での出馬をささやかれているタレントたちは衆院選にも振り分けられる。“枠”が倍になり、与野党から大量のタレントの出馬という事態になりかねない。そのタレントの中で、全国的に人気のある藤原紀香は与野党がなんとしても口説き落としたいタレントです。争奪戦が熾烈になるのは仕方ありませんよ」(政治部デスク) 藤原紀香をめぐる争奪戦は、まさに“仁義なき戦い”の様相を呈しているのだ。
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レジャー 2007年01月13日 15時00分
確定GIII京成杯 サンツェッペリン急上昇
日曜の中山メーンは「第47回京成杯」(GIII 芝2000m)。春のクラシックへ向け、好素材がそろったなか、本紙・橋本千春の目に止まったのはホープフルSで2着に好戦したサンツェッペリンだ。ライバルに目されるピサノデイラニは芝に不安が…。メイショウレガーロは距離延長に疑問符がつくだけに、開業して間もない斎藤誠師にいきなりビッグなプレゼントを贈るシーンは十分だ。 確固たる軸馬がいない、といったら「お前の目は節穴か」と、四方八方から非難の集中砲火を浴びせられそうだ。 偉大なシンボリクリスエス(天皇賞・秋2回、有馬記念)の半弟ピサノデイラニがいるではないか。未勝利→ベゴニア賞を連勝中のメイショウレガーロの実力も半端じゃないと…。 確かに、デイラニの血統は超一流だが、せこく(?)ダートで2勝を挙げてきたところが引っかかる。陣営は「この時期の完成度は兄より高い」(葛西助手)と強調するが、未知数の芝で本当にベストパフォーマンスを期待できるのか。 一方、メイショウレガーロは2000mが未知の領域。もともと頭の高いフォームを考えると、距離延長がプラスになるとは思えないし、こちらも危険な人気馬だ。 前置きが長くなったが、本命にはサンツェッペリンを推す。 その根拠は山ほどある。まず、長くいい脚を使えること。前走のホープフルS2着はまさに真骨頂。惜しくも2着に終わったが、相手はディープインパクトの半弟ニュービギニングだ。レース終了後に五十嵐冬騎手は「最後は血に負けました」と、兄をほうふつさせる“鬼脚”に、お手上げポーズで周囲の笑いを誘ったものだ。 しかし、今回のメンバーなら決して恐れることはない。来週の自己条件(若竹賞=芝1800m)とはかりにかけ、敢然と挑戦してきたのも、陣営に勝算があればこそだ。「最低でも2着を確保して賞金を加算したい」と、斎藤誠師はしっかりとクラシックを見据えている。 3戦ぶりにコンビ復活した松岡騎手の思い入れも相当強い。というのも、サンツェッペリンが育成時代、牧場まで足を運び、自ら騎乗してほれ込んだ馬なのだ。旧前田厩舎で兄弟弟子同様の間柄だった、斎藤誠師の厩舎開業に合わせて、この馬を薦めた責任(クラシックに出走させる)もある。 男の約束を果たさなければ“騎手の一分”が立たない。血統(テンビー)は地味だが、この一戦にかける執念はどの陣営よりも熱い。
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レジャー 2007年01月12日 15時00分
土曜中山メーン・ニューイヤーS デキ究極 老雄マヤノグレイシー
1回中山競馬4日目(土)のメーンは正月恒例のオープン特別「ニューイヤーS」(芝1600m)だ。実力拮抗したメンバーがそろい難解な一戦となったが、本紙・橋本千春は西から殴り込みをかけてきたマヤノグレイシーに◎。遅れてきた大物が混戦に断を下す。 実績だけなら、ハンデ頭(57kg)のマイネルモルゲンが一歩リードだ。中山でメンバー最多の5勝を挙げているだけでなく、うち3勝がマイル重賞と中身も濃い。 しかし、肝心の状態に“?”がつく。陣営も「使い詰めできた疲れが取れず、好調時のデキにはない」(堀井師)と泣きが入っている。これが煙幕でないことは、最近の成績が如実に物語っている。実績から無印にする勇気はないが、△の評価が妥当だろう。空耳だろうか?いらない馬に、こんなに行数をさくな、とお叱りの声が聞こえてきたので本題に入りたい。 本命には、わたしと同じ熟年(8歳)のマヤノグレイシーを抜てきした。8歳といっても、<6324>とキャリアは4歳馬並み。無理使いされていないから、心身とも元気はつらつ。オロナミンC(栄養剤)も必要ない。長期休養明けの清水Sは、まさに真骨頂だ。直線最内から電光石火の差し脚で0秒3差突き抜ける快勝劇を飾っている。芝1600m1分33秒7と勝ちタイムも優秀だった。 続く中日新聞杯は1番人気に推されたほど素質は高い。結果は悪夢の13着に終わったが、敗因は歴然。勝負どころの3コーナーでラチに接触する致命的な不利を受けたのだ。幸い大事には至らず、先週の京都金杯(除外)を使えたほど。 それを証明するように、今週の追い切りで“究極のデキ”をアピールしている。あらためて、“競馬は格より調子”。この格言に思い至る。この言葉を象徴して余りあったのが、先週の中山金杯。前走で1000万特別を勝ったばかりの格下馬シャドウゲイトがなんと、7馬身差をつける逃げ切り勝ちで周囲の度肝を抜いた。その余韻が覚めやらない。このニューイヤーSは、晩生(おくて)の血が開花したマヤノグレイシーが、ベストパフォーマンスを披露する。わたしはここまで能書きを書いてきて、自信が確信に変わった。 状態もさることながら、据え置きのハンデ55kgも強調材料だし、どの角度から見ても“死角”が見当たらないのだ。差し切りが決まる。相手はキングストレイルとメテオバースト。2頭とも休み明けだが、仕上がりは良く好勝負だ。
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レジャー 2007年01月09日 15時00分
GIII京成杯 デットーリが絶賛 メイショウレガーロ 大器
今週の中山メーンは「第47回京成杯」(GIII 芝2000m 14日)。春のクラシック第1弾・皐月賞と同舞台で開催されるだけに、目が離せない一戦となっている。シンボリクリスエスの弟ピサノデイラニが参戦を表明しているが、それに勝るとも劣らない素質を秘めているのが2連勝中のメイショウレガーロだ。あのデットーリ騎手が絶賛したという大器の走りを見逃すな! 偉大なる父マンハッタンカフェは同じく小島太厩舎に所属。そんなマンハッタンを間近で見守ってきた小島太師をして、「ただものではない!」といわしめてしまう超大器がメイショウレガーロだ。いよいよ重賞初参戦、クラシックへ向け、まずは初タイトルゲットを狙う。 「ぶっちゃけ、取りこぼしに近い」と鞍上の武幸騎手が振り返るデビュー戦こそ2着に甘んじたが、続く未勝利戦でトーセンクラウンなどを退けて危なげなく勝利。クラウンといえば、東スポ杯2歳S4着など重賞戦線でも活躍目覚ましい好素材だ。フサイチホウオー、そしてドリームジャーニーなどと好戦を演じた同馬を物差しにすれば、それだけでレガーロの能力の高さが分かるというもの。すでにG級の器であることは間違いない。 それを体現したのが前走のベゴニア賞。逃げ切り勝ちだった未勝利戦とは一転、中団やや前辺りでピタリと流れに乗ると、直線でも余裕を持って抜け出し、最後はマイネシャリマー以下を1馬身3/4突き放してしまったのだ。 手綱を取ったデットーリ騎手は言う。「ステッキを入れたら過敏に反応してしまったので、ムチはその一発だけ。でも、ものすごい反応をしてくれたし、いい脚を使ってくれたよ。今後が楽しみな勝ちっぷりだったね」。世界一と名高い名手をしてこの賛辞。もしビッシリ追えることができれば、そして休み明けの不利がなければ、いったいどれほどのパフォーマンスを演じていたのか、末恐ろしい限りである。 中間もいたって順調な調整が進められており、3日に行われた1週前追い切りでは5F65秒8→52秒4→38秒3→12秒8(Wコース)と出色の時計をマーク。暮れにも坂路で好時計を叩き出しているように、競馬を1度使われた効果は抜群だ。 小島太師はこの調整過程に「だいぶようなってきた。馬がいい感じになってきたな」。言葉少なながら、その笑顔が同馬の充実ぶりを如実にアピール。間違いなく、状態面は右肩上がりのカーブを描いていることだろう。 舞台は弥生賞と同じ中山2000m。初体験の距離ではあるが、「前走も余裕があったしな。本当に追うことができれば、ものすごい反応を見せてくれると思うぞ」と同師。条件うんぬんには触れることがなかったが、それこそが師の頭の中に不安のない証拠。名トレーナーはすでにいかに勝つかをイメージしているのだ。 常勝・藤沢和厩舎からシンボリクリスエスの弟ピサノデイラニの出走も決まっているが、父の果たせなかった春のクラシック制覇まで足踏みしている余裕はない。ここも単なる通過点、一気に皐月賞候補に名乗りを上げる公算だ。
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