−−まず、中間の調整過程を教えてください。
「前走(エ女王杯10着)の後、短期放牧でリフレッシュさせ、12月下旬に帰厩。ここまでメニュー通りの追い切りを消化し、すこぶる順調です」
−−最終追い切りは単走でしたが、感想は。
「燃えやすい気性なので、1週前(17日、5F67秒2)の3頭併せが事実上の追い切り。今朝(24日)は落ち着いている中にも、ほどよく気合が乗っていたし、息遣い、反応とも申し分なかったです」
−−休養前と比較して変わった点はありますか。
「体そのものは大きく変わっていないけど、精神的に落ち着きが出たのと、カイバをよく食べるようになり、馬体重にほとんど変動がなくなった。シンが強くなった証拠だと思う」
−−秋3戦((5)(6)(10)着)はいずれも不本意な結果に終わっていますが、敗因は?
「結果的に距離が長かったということでしょうね。(前走は)好位で折り合いがついていたにもかかわらず、最後に弾けなかったですから。でも、追い込み一辺倒だった馬が、好位で競馬ができたことは収穫でした。先につながると信じています」
−−今回は十八番(おはこ)のマイル戦。真価を問われますね。
「同じ牡馬でも歴戦の古馬が相手なので楽観はしていませんが、(1600mは)桜花賞を含め2戦2勝と最も力を発揮できる条件なので、春の最大目標『ヴィクトリアマイル』につながるレースを期待したい」
−−今回、横山典騎手とコンビを組むことになった経緯は?
「アンカツさん(安藤勝騎手)がエアシェイディと先約があったためです。でも、横山さんはテン乗りでフラワーCを優勝しているし、乗り替わりがプラスになっても、マイナスになることはないと思っています」
−−横山典騎手は先週、マツリダゴッホでAJC杯を優勝し、バイオリズムも最高潮。ベストパフォーマンスが期待できますね。
「悔いのない状態で今年初戦を迎えられるのは何より。長くいい脚を使えるので東京コースも合うはず。応援してください」