前走のNST賞はオープン2戦目。前を見ながら中団につけるとても落ち着いた走り。スプリンターの割には、ムキになる面がなく、いつも“クレバー”なところがこの馬のいいところです。4角では外を回って4番手まで進出。直線で一気に前を捕らえるとそのまま力強く伸び、他の追撃を封じ込みました。
今回は斤量が1キロ増えて57キロになりますが、500キロある大型馬ですし、過去に何度も背負っていますからね。しかも、別定戦。前走はハンデ戦で最軽量馬と7キロも差がありましたから、条件的には有利になったと見ていっていいでしょう。
オープンのここ2戦では、ともに上がり(3F)を35秒台でまとめていますし、前々走の千葉Sのダ1200メートル1分8秒9はレコードから0秒2差。持ちタイムを大幅に更新したように、5歳になって地力をさらにつけてきました。今回は叩き2戦目で上積みも十分。再度、新潟の6Fでディライトの“賢い”走りが見られそうです。