◎ペルーサ
△モアズウェルズ
△ジャガーメイル
△ナカヤマフェスタ
△ジョシュアツリー
△ブエナビスタ
△マリヌス
オールスター的な面子の日本馬に目を奪われてしまうが、外国勢も簡単に切り捨てるわけにはいかず、ハイレベルかつ超難解。馬券を買わずに観戦だけでも十二分に楽しめる一戦だ。観戦料のつもりでペルーサから買いたい。天皇賞・秋では、前が開いてから1頭だけ違う伸び。たらればはないが、普通にゲートを出ることができれば逆転していたかもしれない。まともに追えたのは、たったの250メートル。しかも、インコースが伸びる馬場で外からの強襲し、上がり3Fはメンバー中最速の33.6。勝馬ブエナと同等のパフォーマンスを示したことは明らかだった。普通にゲートを出れば“まとめて負かす”力量はある! とみて、頭ペルーサを固定し、あとは何が来るかわからないので気になるところに流す。
馬番の若い順になるが、モアズウェルズは7勝全てが左回り。日本の硬い芝も合うタイプであるし、前走で見せた強烈な末脚はいかにも東京コース向きだ。秋2戦が案外な春の天皇賞馬ジャガーメイルは、今や欧州ナンバーワンとも言われるムーア騎手の騎乗が魅力。ナカヤマフェスタは帰国も順調。凱旋門賞では、道中、蛯名騎手が腰を落とすほどの不利と3.5キロの斤量差もあって頭差だけ届かなかったが、ワールドクラスの実力は示した。左回りではややパフォーマンスが落ちる感もあるが、力量的に上位であることは間違いない。来日後もハードな調教をこなし好調ぶりがうかがえるジョシュアツリーも抑えておきたい一頭。人気のブエナも切る理由は全くない。馬券的に妙味があるのは、実績的には格下となるマリヌス。凱旋門賞では、2着ナカヤマフェスタから1秒後方の6着に敗れたが、エンジンが掛かり始めた直線半ばで、内から寄ってきた他馬にはじき飛ばされる不利を受けており、スムーズなら着差は詰まっていたはず。伸びしろに期待したい。
【馬単】流し(7)軸(5)(8)(11)(12)(16)(17)
【ワイド】流し(7)軸(5)(8)(11)(12)(16)(17)
【3連単】フォーメーション(7)→(5)(11)(16)→(5)(8)(11)(12)(16)(17)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。