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スポーツ 2007年02月06日 15時00分
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
「K-1 WORLD MAX 2007〜日本代表決定トーナメント〜」が5日、東京・有明コロシアムで開催された。ボビー・オロゴンの実弟アンディ・オロゴンが優勝候補の小比類巻貴之から豪快なダウンを奪って大金星。左足を負傷して準々決勝の舞台に立つことはできなかったものの、好ファイトに賛辞はやまない。そんなアンディに仰天プランが浮上している。なんとポスト魔裟斗として「帰化」するというのだ。 デビューしてわずか半年のアンディがMAX創成期から日本人トップファイターの座に君臨してきた小比類巻を打ち砕いた。 この日の1回戦で日本代表トーナメントの大本命と目されていたミスターストイックこと小比類巻と対戦したアンディ。百戦錬磨の小比類巻もビックリのパンチを叩き込んでアグレッシブな姿勢をみせると、試合終盤には会場から大「アンディ」コールが巻き起こるなど、完全にファンの心をわしづかみにした。 延長Rにこん身の右ストレートでダウンを奪い判定勝ち。とはいえ、小比類巻戦の代償は大きく試合後は歩行が困難で左足のひ骨を骨折した可能性があるため、準々決勝を棄権。試合後は「いまは何が起こったのかわからない。また次出れるか不安です」と控えめに語った。 アンディの激闘にTBSの解説を務めた元ボクシング世界王者の畑山隆則氏は「キャリア積んだら相当怖い選手になる」と脱帽のよう。MAX不動のエース魔裟斗も「生では見てないけど、映像で見るからに彼はすごいよね。あの才能は…」とため息を漏らすほどだ。 アンディの積極果敢なファイトに賛辞がやまない一方で、今大会は課題もある。魔裟斗は「きょうの日本トーナメントを見ていて何かが足りない。2002年からオレが引っ張ってきて、バトンを渡す選手がいない」と苦言。この日は佐藤嘉洋が日本トーナメントを連覇したが、ポスト魔裟斗になり得るほどのスター選手が出てこなかったというのだ。 TBS関係者も次のように嘆く。「今回は試合的には好ゲームもありましたが、魔裟斗選手みたいな大黒柱が出てこなかった。中学生のHIROYAクンはがんばりましたけどね。ただ、今回みたいに魔裟斗選手がいなければまだまだ辛いのは事実。でも、今回救いだったのがアンディの奮闘ぶり。もうこうなったらMAXもアンディを帰化させるしかないんじゃないですか。彼は今大会で一番、大和魂みたいなものをみせてくれましたし、この戦いぶりなら視聴率も期待できる」 確かにアンディといえば、日本文化に造詣が深い。かねて「継続は力なり」「働かざるもの食うべからず」などとことわざを披露したり、今回は「勝ちたいな、小比類巻に、判定で」とオリジナルの俳句まで詠んでみせるなど、日本人以上に日本人らしいところもある。帰化するとなれば、魔裟斗のように多くの日本のファンのハートをつかむばかりか、日本のエース格に成長することも見込めるというワケだ。 帰化プランまで飛び出したアンディ。実現すればMAX日本勢の救世主になることは間違いないが、果たして。
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レジャー 2007年02月03日 15時00分
確定GIII共同通信杯 2強崩れればおいしい高配当 フライングアップル
1回東京競馬4日目のメーンは「第41回共同通信杯」(GIII 芝1800m)。下馬評ではフサイチホウオー、ニュービギニングの一騎打ちムードだが、両雄並び立たずとはよくいわれること。先週、日曜小倉9Rで3連単18万4520円をゲットした本紙「虎穴馬券」は昨秋の東スポ杯2歳Sでホウオーに肉薄しているフライングアップルで一発逆転を狙う。 ◆共同通信杯=超のつく穴好きの記者にとって、9頭という少頭数だけで、馬券購買意欲がグンと下がってしまうところ。が、ここは2強で断然ムード。鞍上もアンカツ、ユタカと役者がそろい、人気がかぶるのは必至だけに、アタマが狂えば33連単で思わぬ高配当ゲットも可能だろう。 フサイチホウオー、ニュービギニング以外はすべて穴馬とここは割り切る。3番人気濃厚だが、2強を崩せるのはフライングアップルしかいない。全成績<2201>の安定感が示す通り、能力は世代トップクラスだ。その3敗も相手が新馬(0秒5差2着)=フサイチオフトラ(後に萩S勝ち 骨折)、東スポ杯2歳S(1/2馬身差2着)=フサイチホウオー(ラジオNIKKEI杯2歳S勝ち)、朝日杯FS(0秒4差4着)=1着ドリームジャーニー、3着オースミダイドウ(デ杯2歳S勝ち)とそうそうたるメンバー。 今回出走するのは一番着差がなかったホウオー一頭のみで、アップルにとってくみしやすいメンバー構成といっていいだろう。東京1800mという舞台もベスト。事実、同条件の東スポ杯では2歳王者ドリームジャーニーにハナ差先着している。もともと「精神的に落ち着いているので、手がかからない」(藤沢和師)馬が、「物見やモタれ癖もなくなりつつある」(葛西助手)というように、一戦ごとに競馬が上達していることも強調材料。中7週になるが、28日はWコースで5F65秒2、ラスト1F12秒0の好時計。ゴール前仕掛けられ、抜群の反応で楽々、マチカネゲンジ(4歳1000万)に併入と、絶好の気配を見せている。 さらに鞍上には“追える”岩田康誠を確保。持ち味である息の長い末脚を生かすには最適のジョッキーだろう。藤沢和師が「今回は力が入る」と言えば、2007年厩舎初重賞Vを贈るのはアップルで決まり。
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レジャー 2007年02月02日 15時00分
確定白富士S 爆穴 ニシノデュー
1回東京競馬3日目(土)のメーンを飾るオープン特別の「白富士S」(芝2000m)は昨年、3連単46万4420円の高配当が飛び出している。今年も絶対視できる本命馬がいないだけに、波乱ムードが漂っている。そこで、先週、日曜小倉9Rで3連単18万4520円をゲットでした本紙「虎穴馬券」は久々の前走で見せ場十分の3着に力走したニシノデューをダークホースにいち押し。先行有利な開幕2週目の馬場で粘り込みを図る! ◆白富士S=メンバーを見渡せば、単騎の逃げはほぼ確実。良血・ニシノデューがようやく素質開花のときを迎える。 前々走・函館記念の惨敗(芝2000m 12着)や、母の実績(桜花賞、スプリンターズSなど)から、今回、ファンの購買意欲をそいでいるのは、いうまでもなく距離。しかし、全兄のニシノセイリュウは2000mの若駒S(99年)で勝利、2200mの御堂筋S(00年)で3着と、中距離で活躍した馬だった。つまり、血統的にはまったく不安はないのだ。 では函館記念に関してはどうかというと、足場の悪い馬場状態(道悪実績<0016>)にノメって、本来のハナに行く形が取れなかったもの。「決して長かったわけではなく、自分の競馬ができなかったから」と河内師もみている。 能力的に通用することは、前走・ニューイヤーSを見れば一目りょう然。休み明けの不利をものともせずに、好メンバーを相手に0秒4差3着と粘りに粘ってみせた。不得意なはずの道悪で重賞5着経験(エプソムC、0秒5差5着)もあるように、“通用する”どころか、オープン特別では上位の力を持っているといっても過言ではない。 開幕2週目で、まだまだ内側はグリーンベルト状態の東京競馬場。逃げ脚質は有利だし、自身<1101>(掲示板内はパーフェクト)のコース実績も心強い限り。実戦を1度叩いた上積みは計り知れなく、鞍上もエプソムC好走を導いた吉田豊騎手なら文句ないだろう。 くしくも半妹・ニシノマナムスメは同日に2歳女王とガチンコ勝負を繰り広げる(京都10R エルフィンS)が、こちらは早くも桜花賞候補とささやかれる超逸材。兄の威厳を保つには、勝利という結果しか許されない。
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レジャー 2007年02月01日 15時00分
GIII共同通信杯 ディープ新伝説始まる 驚異の成長 ニュービギニング
フサイチホウオー何するものぞ! 偉大なる兄の“蹄跡”を追って、ニュービギニングが勇躍東上。「第41回共同通信杯」(GIII 東京芝1800m 4日)に駒を進めてくる。デビュー前の周囲の評価を見事に“裏切り”、目下2連勝。意外性を秘めたディープインパクトの弟が、いかなる走りを見せるか目が離せない。 「ホウオーが一番強いと思っていますが、まだまだこの時期、見えないところで虎視たんたんとキバを研いでいる馬がいるかもしれませんからね。油断大敵ですよ」 くしくも大本命と目されているフサイチホウオーの松田国師が慎重にもこう話した。 その得体(えたい)のしれない不気味な存在とは、今回初顔合わせとなるニュービギニングにほかならない。 デビュー前の追い切りでは、お世辞にも「走る」とはいえない再三の併走遅れ。偉大なる7冠馬の兄ディープインパクトと比較の対象にすらならなかったが、いざフタを開けてみると…。 昨12月3日の阪神デビュー戦。2分8秒0(芝2000m)という超平凡な時計ながらも、ラスト1F11秒3を刻み、番手から鮮やかに抜け出して見せた。「やっぱり、この血統だね」鞍上・武豊をして、こう言わしめてみせたのである。 もっとも、陣営による半信半疑のリップサービス(?)から「この馬も!」と幾千万ものディープファンに、“夢よ再び”を植え付けさせるのに、時間はかからなかった。 デビュー2戦目のホープフルS。惜しまれつつターフを去りゆくディープのバトンを引き継ぐかのように、宙を舞うかのような直線一気を演じて見せた。その勝ちっぷりには、天才が「少しだけ飛んだ」と興奮気味に話せば、調教役の片山助手も「中山の直線であの怒とうの追い込みが決まるとは思ってもいなかった。並の馬ではできない芸当。間近で見ていてすごかった」と驚嘆した。 サンデーサイレンスからアグネスタキオンに父がかわったことで、かん性のきつさからくる尻っ跳ねがトレードマークだった兄とは対照的に、性格は非常におっとりしているというビギニング。片山助手は「完成された馬とは違って、まだまだ雑な面がいっぱい」と課題を挙げるが、「その分、ディープに近づける伸びしろがある」と、その将来性に大きな期待を寄せている。 まさしく大本命ホウオーにとっても、脅威を感じる「未知との遭遇」になるに違いない。 さらに、ビギニングはわずか2戦を経験しただけで周囲の想像を絶する成長力を見せている。「体に幅が出て、バネのある筋肉がついてきた。一歩一歩の踏み込みが強くなった分、攻め馬でも上がり時計が速くなった」と片山助手。 その言葉通り、あれだけ攻め駆けしなかった馬が、直前の31日にはDWコースで6F80秒8、上がり3F38秒1→12秒6の好時計をマーク。併せた僚馬サクラオリオンを問題にせず、楽々と1馬身切って捨ててみせた。 「デビュー戦でビックリさせられて、2戦目はその2倍ビックリした」と“蹄跡”を振り返る池江郎師は、「おっとりした気性も今は前向きになってきたし、何だかディープの面影が出てきたね。まだまだいっぱい隠れたいいものを持っている素材。ひとつひとつキャリアを積むごとに、秘めたるポテンシャルが解き明かされてくるんじゃないかな」と胸を躍らせている。 「今回が正念場だが、ここを勝てばクラシックが見えてくるね」と指揮官。偉大なる兄から弟へ。新たなる伝説はここから始まる。
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レジャー 2007年01月31日 15時00分
共同通信杯追い切り速報 4連勝王手 ホウオー
クラシックへ向けて、いよいよ有力各馬が前哨戦に本格参戦。3歳重賞8週連続開催の一発目を飾るのは「第41回共同通信杯」(GIII 芝1800m 東京 2月4日)だ。ディープインパクトの弟・ニュービギニングにも注目は集まるが、もちろん本命候補は目下3連勝中のフサイチホウオー。今朝も抜群の動きで、4つ目の勝ち星に早くも王手をかけた。 皐月賞への直行、来週のきさらぎ賞、そして共同通信杯。先週の時点ではさまざまなプランが話題に上っていたが、当初の予定通りきっちりとここへ焦点を合わせてきた。クラシックの大本命候補・フサイチホウオーが4連勝へ向けて抜群のデモンストレーションだ。 「腰や背中に疲れがたまりやすい馬だから」。中間に1泊2日の短期放牧に出すなど、2週ほど前までは慎重な姿勢を崩さなかった松田国師だが、先週、そして今週の最終追い切りを見守り納得したのか「疲れていたり、どこかを痛めているという不安はない」。安どの表情とともに自信の笑みを浮かべた。 その最終調整。今朝は坂路で800m52秒6→37秒8→12秒5(馬なり)と、時計こそさほど強調されるものではなかったが、「今日は前に馬を置いて、捕まえにいくときの感じなどをチェックしてもらおうとした」と指揮官。時計よりもアピールすべき事項は「昨日の調教にしても、頭は沈んでいたからね。馬がつらかったり、痛いところがあったりしたら、どうしても(頭が)上がってしまうでしょ。それだけいい状態で使えるということ」。周囲の心配をあらためてかき消すように、ダービー2勝の名トレーナーは諭すような口ぶりで愛馬の順調ぶりを報道陣に伝えた。 3連勝中のズバ抜けた実績に加えて、東京で2勝。もし不安材料があれば、これまでたびたび見せた直線でのよれるクセだが、「前走にしても、鞍上がステッキで横に壁をつくろうとしただけ。まだコミュニケーションがきちんと取れていなかったが、これで4戦目だし、普段の調教から乗っているわけですからね。馬具の変更?どうしてそんな必要があるんですか」と陣営はまったく意に介していない。 「アンカツさんが(キング)カメハメハに似ているって?それはあの馬でダービーを勝ったからでしょ(笑)。重心の低さや、最後にちょっとの差だけで勝ってくるところなんか、(タニノ)ギムレットに似ているんじゃないですか」(同師) 早くも厩舎の偉大なる大先輩2頭の名が飛び出すほど、陣営の評価は最大級。師、そして主戦の目には、すでにダービー馬に輝くホウオーの姿が映し出されている。
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レジャー 2007年01月30日 15時00分
交流GI川崎記念 勢いあるエルコンドルパサー産駒 ミツオー撃破 ヴァーミリアン
今年最初のGI「第56回川崎記念」(2100m)はあす31日、川崎競馬場で中央、地方の精鋭14頭によって争われる。本紙・古谷剛彦記者は、昨秋のJCダートの覇者アロンダイトと同じエルコンドルパサー産駒のヴァーミリアンを強力プッシュ。一方、新鋭・秋田麻由子記者は久々を叩かれた実力馬アジュディミツオーに◎を打った。 フェブラリーSの前哨戦「根岸S」は、11番人気のビッググラスがアッといわせた。前走で芝の重賞(京都金杯14着)を挟んでいたことが人気の盲点となったわけだが、それまでの好成績を考えれば、走られても不思議のない存在だった。いずれにしても、JCダートを勝ったアロンダイトを含め、上がり馬が活躍している今のダート路線は難解を極めている。 この2頭は、いずれもエルコンドルパサー産駒だ。昨年は菊花賞馬のソングオブウインド、先述したアロンダイトと、エルコンドルは最終世代から2頭のGI 馬を輩出した。今年に入っても、アイルラヴァゲインがサンライズSで圧勝しオープン入り。そして、根岸Sのビッググラスの快走と、その勢いはとどまるところを知らない。 そんな勢いに乗じ、今年最初のGIを制すのは、一昨年のラジオたんぱ杯2歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S)でエルコンドルパサーに初の重賞をプレゼントしたヴァーミリアンだ。 3歳時は芝で壁に当たった感はあったが、ダートに路線を切り替えると、エニフS、浦和記念を連勝し平安Sでも2着に好走。その後もフェブラリーS5着を挟んでダイオライト記念を圧勝と、ダート界の新星誕生を予感させる活躍を見せた。 東海Sは心房細動を発症しての13着と、敗因ははっきりしている。久々で挑んだJCダートで差のない4着の後、名古屋GPでは直線の短い名古屋で1秒3突き放す圧勝を演じており、GIの栄光に近づきつつある。 坂路での動きも目立ち、敵は前にいるアジュディミツオーのみ。今の状態なら、打倒ミツオーも夢ではない。亡き父に、そしてアロンダイトへの挑戦状を叩きつけるためにも落とせない一戦だ。
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レジャー 2007年01月27日 15時00分
確定GIII京都牝馬S 先週平安S3連単27万円大的中 藤川京子 アクロスザヘイブン
今週末はGI・ヴィクトリアマイル路線の第1弾「第42回京都牝馬S」(GIII 芝1600m 28日)が、京都競馬場で行われる。先週の平安Sで27万円馬券(3連単)を見事にゲットした藤川京子は愛馬アクロスザヘイブンに大胆◎。2週連続で特大ホームランを狙っている。 入った!日曜京都メーンの「京都牝馬S」(GIII 芝1600m)は登録馬が殺到。当初は補欠だった愛馬アクロスザヘイブンでしたが、上位馬が回避したため、念願の出走がかないました。やったね、ついてるね、アクロン。 今週出られなかったら、ピッタリな番組がなくて困っていたのでホッとひと安心。直前の状態を確認するために、週中の追い切り日には美浦トレセンへ行ってきました。相変わらず馬体の張りはいいですし、見ているだけですごく調子がいいのが伝わってくる。 ズーッといい状態をキープできている。これがアクロンのすごいところ。無理に神経を使わないし、走っていても無駄な動きをしない賢さが、その秘訣じゃないかなぁと思います。最近ずっとしていた咳もこの日にはピタッと止まり、さらにパワー全開。 この日は3頭併せの真ん中で追い切りを行い、ダートコースで強めに追われました。勢いをつけられると堂々と両サイドの2頭を引っ張るようにスッと反応。フットワークに素軽さと磨きがかかり、一層、動きは鋭くなっていました。最終追い切りでバッチリ仕上がりましたよ。 3歳春にオークスに出走したときは、馬体が減って順調さを欠きましたし、距離も長かったようです。立て直した秋は休み明けも何のその。福島で500万を勝ち上がると、1戦挟んだ前走では、好位3番手の内を追走、直線で勢いよく抜け出して前の馬に襲いかかり、アタマ差捕らえて快勝。5番人気ながら、器用なレース運びで抜群の勝負根性を披露してくれました。 今回は古馬重賞に初挑戦。先輩たちに胸を借りる立場ですが、チャレンジャーとして魅力もいっぱいあります。持ち時計だけを見ると一見、平凡ですが、スローで流れたレースも少なくなく、まだまだ時計を詰められる自信はあります。競馬がとても上手で相手なりに走れるタイプですし、今回は唯一、53kgでの出走。パワータイプではないのでこの差も大きいです。 スタートがうまく、出脚も速いので今までは押し出されるように前々での競馬をしていますが、実は隠れた切れ味も持っています。お披露目はいつかいつかと心待ちにしているのですが、ここに入れば条件戦と違いペースも速いでしょうから、おそらく中団あたりでレースを進めることになるかもしれません。馬群もヘッチャラ、ぶつけられても、ひるむなんてことはない冷静な性格ですから、オープンの厳しい流れも味方につけられるんじゃないかと密かに思っています。おとなしそうに見えて、意外に負けず嫌いだしね。フフフ…。 厩舎では癒やし系のお姫様と呼ばれていて、みんなの心を和ませているアクロン。その存在感こそ、自分をしっかり持っている証拠。強い信念を感じます。少しずつ階段を上ってきましたが、近い将来は一線級の中でも互角に戦える娘(こ)だと思っています。 未来予想図では実績馬に見劣りしてしまいますが、今のアクロンにはそれを覆すだけの勢いがありますからね。一発が十分狙える逸材。アクロスザヘイブン、楽園の彼方に。ゴール板を猛スピードで駆け抜けるアクロンと一緒に、楽園に行こう。ここで、大万馬券さく裂です!
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レジャー 2007年01月26日 15時00分
確定GIII東京新聞杯 先週平安S3連単27万円大的中 藤川京子 エアシェイディ
あす27日(土)から東京競馬が開幕する。オープニングを飾るのは春のマイル路線の第1弾「第57回東京新聞杯」(GIII 芝1600m)だ。先週の京都メーン「第14回平安S」3連単27万910円を見事に的中させた女流馬券師・藤川京子は、決め手鋭いエアシェイディを強力プッシュした。 先週の平安Sは、1着メイショウトウコンと2着サンライズバッカスを軸に3連単27万円馬券をゲットしました! 久々の高配当的中だったのですっごくうれしかったです。そして、名馬への登竜門、若駒Sでは愛馬クルサードが2着と頑張ってくれました。1番人気に推されていたので正直勝ってほしい想いはあったけど、僅差の2着は立派です。 先週はうれしい週末を過ごすことができましたから、このいい波をグッと引き寄せて自分のモノにできればいいなぁ。でも、今週はさらに気合が入っているんですよ。愛馬アクロスザヘイブンが、な、何と日曜の京都メーンの京都牝馬Sに出走するんです! それはそれはすごいことです。美浦トレセンで取材をしてきましたから、それは明日の紙面でジックリ語らせていただきます。 さて、本題の東京新聞杯は、本格化した◎エアシェイディが重賞初制覇をゲットします。 まだ重賞勝ちはありませんが、まず大崩れがありません。ほぼ掲示板に載っている…というよりも、3歳時に約9カ月近い休み明けで臨んだセントライト記念6着以外は、5着以下がないという超、超堅実派。出走の半分以上は重賞を走っているし、能力は誰もが認めるところです。 が、なかなか勝ち切るまでには至っていないのは、3歳時の骨折が大きな原因。能力はスーパー一線級といっても、そこは血の通った生き物。一度歯車が狂うと、それを元に戻すのは容易なことではありませんからね。 でも、シェイディは時間こそかかりましたが、ここへきてたくましく成長を遂げました。前々走の富士Sは、4角大外のほぼ最後方15番手からメンバー最速の上がり3F33秒3を発揮し、好位から抜け出したキネティクスに半馬身迫っての2着。切れ味は最大の自慢で、パワー全開の迫力あるフットワークはあか抜けていました。馬体にもオーラがみなぎっていますし、闘争心は半端ではありません。 前走のキャピタルSも、4角10番手後方集団から。これで届くのかなと思っていましたが、エンジンが掛かったらあれよあれよと詰めより、ブラックバースピンに体半分先着。ここでも上がりは最速の33秒5でした。 ここ2戦を見ていると、東京の成績が6戦4勝、2着2回と連対率100%なのもうなずけますね。最後にすべてをかける走りは、長い直線がピッタリ。末脚大爆発で実はマイラーだったことが判明(?)したシェイディですから、堅実だけのレースはもうしません。 これだけ舞台は整いましたし、安藤勝騎手も3回目の騎乗とすっかり手の内に入れているはず。ここは支持を受ける一頭になると思いますが、信頼してもよさそう。休養も長かったため、明け6歳といっても、まだまだ若くて元気。仕上がりも早く、ハードな調教にも耐えてこなしてきました。目指すはGIのトップクラス。ここで素質のつぼみを一気に開花させます。
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レジャー 2007年01月25日 15時00分
GIII東京新聞杯 GI馬の意地 キストゥヘヴン完全復活
マイルの最高峰・安田記念、ヴィクトリアマイルを目指す面々が、今週の東京土曜メーン「第57回東京新聞杯」(GIII 芝1600m)で激突、火花を散らす。下馬評は良血馬のエアシェイディに集まっているが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者は昨年の桜の女王・キストゥヘヴンに白羽の矢を立てた。腐っても鯛とはこの馬のことで、メンバー中唯一のGI馬でもある。厩舎の広報マン・斎藤吉則助手が胸の内を明かした、これがその一部始終だ。 −−まず、中間の調整過程を教えてください。 「前走(エ女王杯10着)の後、短期放牧でリフレッシュさせ、12月下旬に帰厩。ここまでメニュー通りの追い切りを消化し、すこぶる順調です」 −−最終追い切りは単走でしたが、感想は。 「燃えやすい気性なので、1週前(17日、5F67秒2)の3頭併せが事実上の追い切り。今朝(24日)は落ち着いている中にも、ほどよく気合が乗っていたし、息遣い、反応とも申し分なかったです」 −−休養前と比較して変わった点はありますか。 「体そのものは大きく変わっていないけど、精神的に落ち着きが出たのと、カイバをよく食べるようになり、馬体重にほとんど変動がなくなった。シンが強くなった証拠だと思う」 −−秋3戦((5)(6)(10)着)はいずれも不本意な結果に終わっていますが、敗因は? 「結果的に距離が長かったということでしょうね。(前走は)好位で折り合いがついていたにもかかわらず、最後に弾けなかったですから。でも、追い込み一辺倒だった馬が、好位で競馬ができたことは収穫でした。先につながると信じています」 −−今回は十八番(おはこ)のマイル戦。真価を問われますね。 「同じ牡馬でも歴戦の古馬が相手なので楽観はしていませんが、(1600mは)桜花賞を含め2戦2勝と最も力を発揮できる条件なので、春の最大目標『ヴィクトリアマイル』につながるレースを期待したい」 −−今回、横山典騎手とコンビを組むことになった経緯は? 「アンカツさん(安藤勝騎手)がエアシェイディと先約があったためです。でも、横山さんはテン乗りでフラワーCを優勝しているし、乗り替わりがプラスになっても、マイナスになることはないと思っています」 −−横山典騎手は先週、マツリダゴッホでAJC杯を優勝し、バイオリズムも最高潮。ベストパフォーマンスが期待できますね。 「悔いのない状態で今年初戦を迎えられるのは何より。長くいい脚を使えるので東京コースも合うはず。応援してください」
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スポーツ 2007年01月24日 15時00分
輪島氏 自爆テロ
選挙に勝つ気はない!?ボクシング界がプロ・アマ合同で行う2006年度年間表彰式が23日、東京ドームホテルで行われ、日本プロボクシング協会会長選(2月23日)に出馬する現東日本ボクシング協会会長の輪島功一氏が大爆発。7選を目指す現職の原田政彦(ファイティング原田)氏の圧倒的有利が伝えられる中、輪島氏は“自爆テロ”とも取れる発言で自らの存在をアピールした。 今回の日本プロボクシング協会長選挙、東日本ボクシング協会長選挙(2月26日)は原田氏&大橋秀行氏と輪島氏&具志堅用高氏が真っ向から激突。主要スポーツ紙1面に“ボクシング界内紛”と大々的に報道されたこともあり、普段なら祝賀ムードの強い表彰式会場にきな臭い空気が充満した。 前日の22日に原田&大橋が出馬会見を開いていたため、この日の報道陣の狙いは輪島氏(具志堅氏は表彰式を欠席)に集中。いつものようにアルコールで顔を真っ赤に染めた輪島氏は報道陣に囲まれると、拳を握り締めながら熱弁を振るった。 「本当は争って会長選挙をやるのは好きじゃないんだけど、原田会長が今季限りだってオレに言ったんですよ! 応援してくれる人もいるから今さら辞められないですよ!」 何が何でも出馬の意思を曲げない輪島氏だが、情勢は極めて厳しいと言わざるを得ない。原田&大橋のバックには業界の有力者がズラリと並んでいるからだ。 世界的なプロモーターでもある帝拳ジムの本田明彦会長を筆頭に、歴代1位となる10人の世界王者を輩出した協栄ジム、これまた老舗中の老舗であるヨネクラジム。系列のジムなどを含めると、かなりの数が原田&大橋の支持に回る見込みだ。 年間表彰式の会場で、東日本協会所属のジム会長が声をセンめた。 「確かに帝拳や協栄に反感を抱いている人間は少なからずいる。輪島会長と具志堅会長は世間での知名度も抜群だけど業界の見方は別。彼らに勝ち目はないよ」。別の関係者にいたっては「2人を熱烈に推すグループがいるのは分かるけど選挙をやったらしこりが残るだけ。オレは今からでも辞めさせられないか方法を探している」と言い出す始末だ。 実は輪島氏も苦しい戦いだということは百も承知だ。「オレは原田会長と戦って勝とうとはしてないんだよ!ただ可能性はあると思う。選挙に出て改革したい人間がいるってことをアピールしたいんだ!」 勝てないと分かっていながら出馬となれば、これはもう神風特攻隊か自爆テロリストの精神。現役時代、2度の世界王者返り咲きを成功させ“炎の男”と呼ばれた輪島氏だが、今回ばかりは奇跡を起こせそうにもない。
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