search
とじる
トップ > レジャー > AJC杯 狙いは関東馬 チェストウイング

AJC杯 狙いは関東馬 チェストウイング

 今週の中山メーン「第48回AJC杯」(GII 芝2200m)は、春の天皇賞を占う上でも意義の深い一戦。下馬評は2005年ダービーの2着馬インティライミ優勢だが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者は、同じスペシャルウィーク産駒のチェストウイングに注目。指揮官の秋山調教師を直撃取材した。重賞初挑戦のAR共和国杯4着、続くステイヤーズSも3着と好走、晩成の血が開花した円熟の6歳馬だ。今年、年男の吉田隼騎手と新コンビを組み、ベストパフォーマンスを披露する。

 −−まず、前走のステイヤーズS(3着)を振り返ってください。
 「年にひと鞍しかない特殊な距離(3600m)で57kgを背負って未知な部分が多かったが、期待以上のレースをしてくれたね」

 −−中間の様子を聞かせてください。
 「前走後はここを目標に調整。スケジュール通りのメニューを消化して、いい正月を迎えることができたよ(笑)」

 −−最終追い切りの感想は?
 「前走は意識的に軽くした(半マイル57秒6)が、今回は5Fから。予定通りの内容と時計に満足している」

 −−吉田隼騎手はテン乗りになりますが、何か注文は?
 「1週前にまたがってもらったし、研究熱心で頭のいい騎手なので、癖はつかんでくれたと思う」

 −−その癖とは?
 「折り合いが難しい。でも、最近はだいぶ解消されてきたから大丈夫だと思う」

 −−折り合いに課題を抱えながら、5人の騎手(バルジュー、田中勝=2勝、後藤、藤田、北村宏)で勝っているのは、実力のたまものですね。 「(4勝を挙げた)去年から急激に力をつけている。おくての血が開花した感じだけど、まだまだ伸びしろはあるよ」

 −−中山コースは<0126>と、まだ勝ち星がない“鬼門”のコースですが…。
 「中山はたまたま体調のいいときに使えなかった。偶然が重なっただけで、右回りがダメということはない。実際、福島で勝っているわけだし。以前は折り合いに不安があったので、東京の2000m前後の方がレースがしやすかったのは確かだけどね」

 −−前走から一気に1400mも距離が短縮されます。
 「3600mという特殊な距離よりは、外回りの2200mの方がむしろレースはしやすいでしょう」

 −−週末は雨予報ですが、道悪馬場は?
 「雨馬場は上手。他馬が苦にする分、ウチの馬には有利になる」

 −−最後に意気込みを聞かせてください。
 「前2戦で重賞を勝てる力がついたことを確信できたし、期待したい」

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ