−−まず、前走のステイヤーズS(3着)を振り返ってください。
「年にひと鞍しかない特殊な距離(3600m)で57kgを背負って未知な部分が多かったが、期待以上のレースをしてくれたね」
−−中間の様子を聞かせてください。
「前走後はここを目標に調整。スケジュール通りのメニューを消化して、いい正月を迎えることができたよ(笑)」
−−最終追い切りの感想は?
「前走は意識的に軽くした(半マイル57秒6)が、今回は5Fから。予定通りの内容と時計に満足している」
−−吉田隼騎手はテン乗りになりますが、何か注文は?
「1週前にまたがってもらったし、研究熱心で頭のいい騎手なので、癖はつかんでくれたと思う」
−−その癖とは?
「折り合いが難しい。でも、最近はだいぶ解消されてきたから大丈夫だと思う」
−−折り合いに課題を抱えながら、5人の騎手(バルジュー、田中勝=2勝、後藤、藤田、北村宏)で勝っているのは、実力のたまものですね。 「(4勝を挙げた)去年から急激に力をつけている。おくての血が開花した感じだけど、まだまだ伸びしろはあるよ」
−−中山コースは<0126>と、まだ勝ち星がない“鬼門”のコースですが…。
「中山はたまたま体調のいいときに使えなかった。偶然が重なっただけで、右回りがダメということはない。実際、福島で勝っているわけだし。以前は折り合いに不安があったので、東京の2000m前後の方がレースがしやすかったのは確かだけどね」
−−前走から一気に1400mも距離が短縮されます。
「3600mという特殊な距離よりは、外回りの2200mの方がむしろレースはしやすいでしょう」
−−週末は雨予報ですが、道悪馬場は?
「雨馬場は上手。他馬が苦にする分、ウチの馬には有利になる」
−−最後に意気込みを聞かせてください。
「前2戦で重賞を勝てる力がついたことを確信できたし、期待したい」