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大井G 東京大賞典 古谷◎ブルーコンコルド

 JRAの有馬記念が終わっても、地方競馬はまだまだ熱い!今年最後のGI「第52回東京大賞典」(2000m)が29日、大井競馬場で行われる。本紙・古谷剛彦は、休み明けで出走してくる“ツータイム・チャンピオン”アジュディミツオーにスキありと見て、中央から殴り込みをかけるブルーコンコルドに自信の◎を打った。
 今年のGIを3勝し、東京大賞典3連覇という偉業にチャレンジするアジュディミツオー。帝王賞以来の実戦となるが、今年のメンバーなら主役の座を張ることは確かだ。
 左前骨りゅうのためJBCクラシックを早々と回避し、ここに照準を合わせての調整。最終追い切りとなった25日はコアレスデジタルの内に併せ、5Fから62秒4→49秒5→37秒8→13秒0を最後は余力を持ってマーク。上々の仕上がりと見ていい。
 しかし、ミツオーはもともと左前の蹄が弱いため、テープを巻いていたが、11月から蹄を保護する目的で使用される鉄橋鉄で調整が進められてきた。
 この蹄鉄は、昔でいう「シンザン鉄」みたいなもので、U型の蹄鉄に橋渡しをしているイメージを持って頂きたい。地方競馬では、00年の川崎記念を制したインテリパワーが使用していた。
 芝と比べ、ダートの実戦ではマイナス要因にならないとはいえ、地面への引っ掛かりが悪くなることは確か。二枚腰の粘りが身上のミツオーにとって、今までと違う蹄鉄でレースに挑めば、3連覇に影響を及ぼす可能性も極めて高い。当日のパドックでは普通の蹄鉄に戻っているかどうか注意してもらいたい。
 狙いは、JBCマイルの覇者・ブルーコンコルドだ。JCダートは直線で前が詰まり通しだったし、度外視できる。デキは絶好で、再度中距離を使ってきた意欲を買いたい。
 昨年はスムーズに運べなかったシーキングザダイヤだが、2着を確保したあたりはさすが。追っての甘さはあるが、今年の状態なら、打倒ミツオーも夢ではない。

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