藤浪晋太郎
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スポーツ 2020年05月25日 11時45分
阪神・藤浪に「いよいよ復活」の声も、矢野監督は助っ人に期待? 今シーズンは投手より野手がカギか
試合数が減る以上、開幕ダッシュに成功したチームが優位になる。先発投手よりもセットアッパー、投手よりも野手。そんな異例のペナントレースになりそうだ。 去る5月24日、甲子園球場で阪神タイガースの全体練習が行われ、藤浪晋太郎がシート打撃に登板した。打者5人に対し、4奪三振。ようやく、復活か? 矢野燿大監督は「躍動感があった」と称賛していたが、懐疑的な声も聞かれた。 「ストレート中心。変化球でストライク・カウントが取れていたら、先発ローテーション入りも見えてくるんですが」(球界関係者) 矢野監督を“藤浪の好投”以上に喜ばせたのは、左肩の故障などで出遅れていたオネルキ・ガルシア投手が復活の兆しを見せたことだった。 「強めのキャッチボールをしていました。そのガルシアは『中継ぎをやってもいい』と球団を介してコメントしていました」(在阪記者) この「中継ぎ」発言は、意味が深い。矢野監督の構想はすでに固まっている。わずかの望みに賭け、先発ローテーション入りを狙うよりも「チームに貢献する方法」を口にしたわけだが、 「6月19日の開幕戦決定は、正式発表を待つばかりです(同時点)。遠征を極力無くす、そのため同一カードが続くなど、ペナントレース開催に向け、ウイルスの感染防止策も確認されています。どうも、そういう条件を聞きながら、各球団とも『試合日程表』を作っています。阪神は関東地区で序盤戦を戦いますが、2週間で12試合強を消化することになりそう。8月も9連戦が2回続くかも」(前出・関係者) なんて情報も聞かれた。 ガルシアはこうしたハードな日程を聞かされていたのだろう。連戦となれば、カギを握るのは先発投手よりも中継ぎ陣だ。 「阪神の日程だけが連戦になるわけではありません。NPBでは一軍登録の選手数を増やす案も出ていますが、投手を大量に登録することはできません。タフな中継ぎがいるチームが有利です」(前出・同) 一軍登録は29人(ベンチ入りは25人)。うち投手は11~12人だ。仮に今年は1人増えて30人となっても、中継ぎタイプの投手を1人足すだけで、あまり効果はない。一軍登録される投手の11~12人のうち、6人は先発投手なので、登板しない5人は使えない。1人の先発投手と5~6人の中継ぎ投手で試合を回していかなければならない。だから、中継ぎ投手の存在が重要であり、ガルシアは連投も可能なタイプだ。 「野手がカギを握ると見る監督もいました。投手はどの球団も登板過多になるので、打ち合いを制したチームが勝つ、と」(前出・同) 藤浪の直球は重量感もある。先発したら、打者2巡目あたりから四球を連発して崩れていく。試合数の少ない今季は中継ぎをやってくれたら、活躍してくれるのではないだろうか。そういう意見もチーム内にあるそうだ。ガルシアのように「試合に出られるのならどこでもいい」という、柔軟な発想も必要だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月22日 11時35分
本日、開幕日程発表か? コロナ完治の阪神・藤浪の起用法は…メンタルだけでない心配も、チャンスが巡ってくる可能性
「12球団代表者会議後(5月22日)、発表できるかもしれない」(球界関係者) この話は、5月18日月曜日の夕方から囁かれていた。何が発表できるかと言えば、プロ野球開幕戦の日程である。同22日、Jリーグと連携する第8回連絡会議(オンライン形式)を開き、その内容を受けて12球団代表者会議で改めて審議し、感染防止策やリスク管理などをガイドラインとしてまとめ、ペナントレース開催に向けて動き出すという。 「連絡会議で前向きな意見が出れば、22日の発表が無理でも、5月中にはペナントレースの日程を発表できると思う」(前出・同) しかし、プロ野球各選手の反応はイマイチ…。20日に日本高野連が夏の甲子園大会の中止を発表しており、引け目のようなものも感じているのだろう。 「甲子園球場を本拠地とする阪神選手は特に複雑でしょう」(プロ野球解説者) その夏の甲子園大会の中止が発表された前日の19日、藤浪晋太郎投手が投手陣の練習に合流した。新型コロナウイルスに感染した過ちは繰り返し伝えるべきではないが、彼のスケジュールを確認したところ、3月25日以来、55日ぶりだった。 「久々の甲子園で練習したことについてはコメントを出してくれました。夏の甲子園大会のことは触れていません」(在阪記者) 同日、矢野燿大監督も、投手陣と、午後の野手組練習の双方を見守っていた。先月24日から鳴尾浜での練習も再開しており、藤浪も6月19日が濃厚な開幕戦に間に合いそうだが、先発ローテーションの中に「その名前はない」という声が多い。 「藤浪の登板は様子を見てからになると思われます。色々な意味で信頼を取り戻さないと」(前出・同) 自己管理に対してはもちろんだが、藤浪は四球を出すと止まらなくなる。オープン戦でもそうだったが、ボールカウントが先行した時点で球場がざわつき始め、その雰囲気に呑み込まれてしまう。復活を目指して、オフも厳しいトレーニングを続けていたことは阪神ナインも知っている。しかし、四球絡みでの失点はいまだに解消されていない。 「岩崎が藤浪に声を掛けていました。周囲も気を遣っているような印象を受けました」(前出・同) 球場のざわつきに呑み込まれてしまうメンタルを思うと、チームメートとの今の距離感は懸念材料だ。 6月19日の開幕戦が正式発表された場合、6月2日から約2週間程度の対外試合が行われるという。ペナントレース突入後は「移動・遠征」による感染を最小限に封じ込めるため、特定球団と集中的にぶつかるケースもあるという。 「東西に12球団を分けます。例えば、東京地区だったら、巨人、ヤクルト、DeNA、中日で1カード3連戦ずつを行い、その間、西側で阪神、広島が連続して対戦するような感じになりそう」(前出・関係者) セ・リーグでドーム球場を本拠地としているのは、巨人と中日だけ。雨期になればパ・リーグよりも試合数を確実に消化できないリスクがあり、終盤戦の連戦に次ぐ連戦も避けられないだろう。投手は何人いても足らない状況になるので、藤浪にも絶対にチャンスが来る。その藤浪は「ユニフォームを着て野球をする喜び」を19日に語っていた。今日の彼があるのは、甲子園大会のおかげだ。センバツ、夏の大会を奪われた後輩たちにどんなピッチングを見せてくれるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月03日 17時30分
阪神・藤川、“松坂世代”初の名球会入り? 右ひじ手術から7年、故障を経て身につけたスキルとは
松坂大輔は、「あと30勝」できるのか。 かつて、松坂世代なる“称号”があった。松坂を筆頭に、1980年4月2日から1981年4月1日生まれの同学年選手たちが揃って活躍したからだが、その松坂世代のトップは松坂大輔ではなくなるかもしれない。※松坂大輔 170勝108敗2セーブ藤川球児 60勝36敗243セーブ※ プロ野球には、名球会なる組織がある。ピッチャーなら、日米通算200勝以上か、250セーブ以上を記録し、バッターならば、同通算2000本安打を達成しなければ、入会することができない。まさに一流のトッププレーヤーだけが集まる“メンバーズクラブ”とも言えるが、その中に松坂世代の選手は一人もいない。上述の数字からして、藤川の名球会入りは時間の問題と言っていい。 「村田修一は惜しいところで現役引退となりました。2017年、巨人から戦力外通達を受けた時点で、通算1865安打でした。あと1年、レギュラーで試合に出ていたら、2000本に到達していたはず」 「あとひと息」だったことを惜しむ声は多く聞かれた。 松坂世代のNPB現役選手はこの2人のほかは、和田毅、久保裕也の4人だけ。松坂のトミー・ジョン手術に代表されるように長期欠場を経験した選手も少なくない。おそらく、松坂世代からの名球会入り選手の誕生にここまで時間を要した理由は怪我のせいだろう。 「今季、アクシデントがなければ、巨人・坂本隼人が2000本安打を達成します(現在1884本)。坂本、斎藤佑樹、田中将大たちは『ハンカチ世代』と呼ばれ、松坂世代と同じように球界を牽引してきました。単純に比べられる話ではありませんが、8学年下の坂本が『松坂世代』と同じシーズンに名球会入りするとは思いませんでした」 松坂世代のドラフトイヤーで活躍した元スカウトマンがそう言う。 単に生涯成績だけを見ると、「もっと勝ち星を挙げていても…」と思うところはあるが、松坂世代の魅力はそれだけではない。松坂を始め、エース、4番、クローザーとチームの中核を担う選手も多かった。シーズンを棒に振るような長期欠場もあったが、見方を変えれば、チームが「復帰」を待ってくれたとも解釈できる。復帰を待ちたくなるような選手、待たなければならない存在が揃っていた世代とも言える。 「藤川が右肘にメスを入れたのは、2013年。ストレートに往年の威力が戻ってきたのは昨季後半ですが、そこに至るまでの間、藤川は先発や中継ぎも務めてきました。先発で成功したとは言えませんが、自身の役割に応じて調整法を変えるなど、ピッチングスタイルのパターンをたくさん持っています」(球界関係者) 昨季、「往年のストレートが蘇った」との評価も多く聞かれた。しかし、投手出身のプロ野球解説者や20代の頃を知る阪神OBたちは「変化球を使う割合が増えている」とも評していた。対戦バッターにストレートを速く感じさせるテクニックも習得したのだろう。 藤川がトップを切って名球会入りするのだから、この点に関しては“松坂以上”と評価しても良いのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月24日 18時20分
コロナ謝罪の藤浪を阪神OBが擁護?「暖かい目で見て」にファンから批判の声「詳細話さずに逃げ切る気か」
元プロ野球選手の今成亮太氏が23日、ラジオ番組『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神・藤浪晋太郎について言及した。 藤浪を含む阪神の7選手は、3月14日に知人5人と共に知人宅で行われた食事会に参加。その後、同月27日に藤浪、伊藤隼太、長坂拳弥の参加3選手が検査の結果、新型コロナの陽性反応が出たことを球団が発表した。なお残り4名については現在(24日午後4時)まで、球団は詳細を公表していない。 3名は同日から治療のため入院していたが、伊藤が今月5日、藤浪が7日、長坂が8日にそれぞれ退院。その後23日に3名はそれぞれ球団事務所で会見を行い謝罪したが、ネット上のファンからは「これからはプレー面で信頼を取り返してほしい」、「どれだけ迷惑かけたか本当に理解してるのか?」といった賛否の声が噴出している。 14日から2週間の期間限定で、『ラジオで虎バン』にレギュラー出演している今成氏。藤浪らの会見を受けて「藤浪とは友達みたいな間柄で本当に心配してたので、まず『良かったな』というのが第一声です」と同番組内でコメントした。 今成氏は、2013年から2018年まで藤浪と共に阪神でプレーした元同僚。「色々な方に迷惑をかけたことは、藤浪自身が一番分かってることだと思う」と、本人の心情を推測した。その上で、「今後は温かい目で藤浪を見てもらって(ほしい)。藤浪はキャンプで状態が良くて僕も期待してるので、みんなで応援してあげましょう」とファンに呼びかけた。 今回の放送を受け、ネット上には「延々と叩いても仕方ないから、結果で恩返ししてくれることを期待して応援したい」、「これからは練習や試合にとにかく真面目に取り組んでほしい、そしたら周囲の見方も変わるよ」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「食事会の詳細話さずに逃げ切る気か、それなら今後も応援はできない」、「コロナ禍の中遊びに行く時点で自覚がないんだから今後も期待できない」、「そもそもダンマリなままの球団が一番おかしい、選手が矢面に立ったんだから球団も説明責任を果たせ」といった批判も複数見受けられた。 「藤浪ら3選手の感染判明から現在まで、球団は食事会の詳細や参加した残り4選手の名前を明かしておらず、3選手も会見の中で言及してはいません。今回の会見で感染の件には一応の区切りがついたため、球団や3選手が食事会についての詳細を明かすことは今後もないと思われますが、ファンの不信感は未だ根強いためこれからも事あるごとに批判を浴びる可能性は少なくありません」(野球ライター) 藤浪ら3選手は24日から、自主練習に参加すると伝えられている。ただ、当人たちや球団への批判はもうしばらくくすぶり続けるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月24日 11時35分
阪神、藤浪ら3選手の謝罪会見は逆効果に? 長坂が明かした衝撃の決断、他選手も甲子園球場の洗礼に耐えられるか
謝罪と責任。責任感の強い人間ほど自らの過ちに対し、罪悪感も深いようだ。 新型コロナウイルスに感染し、暫く入院もしていた阪神の藤浪晋太郎投手、伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手が23日、謝罪会見を行った。芸能人、著名人が何かの過ちを犯した場合、会見で頭を下げれば“終了”となることが多い。謝罪の言葉が稚拙すぎて逆効果になるケースもあれば、その後の奉仕活動を約束させられることもある。いずれにせよ、公の場での謝罪が節目となることに代わりはないのだが、今回の藤浪たちの会見は終止符を打つことができなかった。 「藤浪たちの誠意は伝わってきました。外出を避けなければならない時期に友人たちと集まって騒いでしまったのは、軽率です。防げる感染だっただけに残念ですが、事件を起こしたわけではない。本人たちも反省しているので…」(球界関係者) 彼らは「今後」について聞かれた。長坂の言葉が衝撃的だった。近く、退寮するという。 「長坂は選手寮で生活していました。彼らの感染が明らかになった後、寮にも専門家がやってきて大掛かりな消毒作業をやっていました。会食、球団、球界全体、そして、同僚たちに迷惑を掛け、そんな自分を許せなかったんでしょう」(在阪記者) 藤浪、伊藤、長坂のことを悪く言う阪神選手、関係者は一人もいなかったが…。 「退院後、3人は『自宅待機』となっていました。寮生活だった長坂、実はホテルにこもっていました」(前出・関係者) 病気の影響、体力的な理由から3人は別メニューでの調整となりそうだ。 長坂の退寮は、影響が大きいのではないだろうか。というのも、長坂はリーダー的な存在だったという。改めて、長坂が指名された2016年当時の取材メモを見返してみたが、彼は東北福祉大学時代に主将も務めている。健大高崎高校時代もキャプテンだった。伊藤も同様だ。慶應義塾大学時代は主将を務めていた。 責任感の強い人間たちである。必要以上に自分を責めてしまったのではないだろうか。 「キャプテンシーを持った選手は、チームを構成する上で重要になってきます。たとえレギュラーでなくても、です。監督、コーチが代わるとチームの方針も変わります。そういう時、馴染めない選手や不満分子が出るですが、まとめるのは学生時代に主将を務めた選手です。チームが連敗したとき、士気を高めるために声を出したり、走者を進める右方向への打撃をし、いろいろとやってくれるのが『元主将』なんです」 コーチ経験を持つプロ野球解説者の言葉だ。 「会見を設けたことは間違っていません。でも、他選手も動揺しているのでは」(前出・同) 伊藤、長坂の今後が心配だ。藤浪にしても、長期スランプに陥って久しい。技術的な原因もあるだろうが、藤浪はアマチュア時代から“エース”で野球をやってきた。だから、構想外という立場になった時、自分をどう再構築すればいいのか分かっていないという指摘もある。 「謝罪会見で藤浪たちの気持ちは伝わってきました。でも、今回の会見が『心の傷』として残らないかどうか…」(前出・在阪記者) 今さらだが、甲子園球場の野次はキツイ。故・野村克也氏が阪神指揮官を務めていたころ、二軍選手やコーチにまでタニマチがいる“人気の高さ”を懸念していた。これはあくまでも当時の話だが、感染とその後の喧騒で、阪神ナインは精神的ダメージを負った。矢野燿大監督がそれをどう払拭させるのか、また阪神はマイナス材料を抱えてしまった。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月14日 18時30分
金村義明氏「他球団に合わせる顔が無い」 自主練再開の阪神に苦言、退院の藤浪らにも「思いっきり反省して」
元プロ野球選手の金村義明氏が13日、ラジオ番組『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。新型コロナウイルスに感染した阪神の藤浪晋太郎、伊藤隼太、長坂拳弥の3名が退院したことについて言及した。 藤浪、伊藤、長坂の3名を含む阪神の7選手は、3月14日に知人5人と共に知人宅で行われた食事会に参加。その後、同月27日に藤浪、伊藤、長坂の3名が検査の結果、新型コロナの陽性反応が出たことを球団が発表した。なお残り4名について現在(14日午後5時半)まで、球団は状態を公表していない。 3名は同日から治療のため入院していたが、その後の検査で2回続けて陰性となったことにより、伊藤が今月5日、藤浪が7日、長坂が8日にそれぞれ退院。現在は、NPBとJリーグが設置する新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家チームの助言を受けた球団の指示により、3名とも2週間の自宅待機中となっている。 これについて、金村氏は「反省するところは思いっきり反省して」と藤浪、伊藤、長坂の3名に猛省を促し、自宅待機の措置については「陰性、陰性が出たから退院したとはいえ、(球団は専門家チームの)ガイドラインに従って動かなきゃしょうがない」と理解を示すも、「(体力低下が)もったいないよなあ」と嘆いた。 一方、番組内では阪神が15日から“3密”(密集、密閉、密接)に細心の注意を払った上で自主練習を再開させることも紹介されたが、金村氏は「(阪神は今後の対応を)厳しく厳しくいかないと、他球団に合わせる顔がない」とクギを刺した。 今回の放送を受け、ネット上には「これ以上感染者が出ないよう選手、そして球団には徹底してほしい」、「他球団やファンからの信頼を取り戻せるようにこれから頑張って」といった声が挙がる一方、「自主練習再開の前に食事会に参加した残り選手の名前を公表しろよ」、「球団はこのままうやむやで終わらせる気なのか?それこそ他球団に合わせる顔がないだろ」といった批判も複数見受けられた。 食事会の詳細を明かさない球団に、不信感を抱くファンも多いことが浮き彫りとなっている阪神。ファンの信頼を取り戻せるかどうかは、自主練習を再開させる15日以降の対応に左右されることになりそうだ。 また、食事会に参加した藤浪、伊藤、長坂にも、回復・復帰後の活躍で汚名を返上することが期待されるところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月08日 11時50分
開幕戦遅延のウラで巨人と阪神の大論争? 実行委員会での異様な光景、選手会発案の新制度を巡り対立は必至か
ペナントレースが行われない分、12球団のエネルギーが「あの懸案事項」に注がれるかもしれない。 ペナントレース開幕戦のさらなる延期を決めた「プロ野球実行委員会」が開かれたのは、4月6日だった。各球団の会議出席者は会議室を出ると同時に取材陣に囲まれ、「開幕戦の遅延」に関するコメントを発していた。その時、最も多くの取材陣に囲まれていたのが阪神の谷本修球団本部長だった。チームから新型コロナウイルスの感染者を出してしまったせいもある。しかし、別の目的もあった。「現役ドラフト」(ブレークスルードラフト)についてだ。 「実行委員会は定期的に開催されています。一連の感染騒動がなければ、4月の実行委員会では、『ブレークスルードラフト』が主議案とされるはずでした」(球界関係者) ブレークスルードラフトとは、出場機会に恵まれない現役選手を対象に、12球団が改めて“ドラフト会議”をするというもの。メジャーリーグ、韓国プロ野球ではすでに導入されているが、その指名対象の選手の基準、開催時期などについては最終決定には至っていない。 谷本本部長は実行委員会の中で、選手会の担当トップである。ブレークスルードラフトの行方も気になるが、大勢のメディアに囲まれた理由はそれだけではない。「阪神はこの新制度導入に賛成する」との情報が駆け巡っていたからだ。 年長のプロ野球解説者がこう説明する。「出場機会の少ない選手にすれば、移籍して試合に出られるのだから、同制度の導入に期待しているようです。でも、監督、コーチ、経営陣の立場で言えば、二軍で数年を費やして育てた選手を他球団に引き抜かれるような心境です。三軍制を敷いているソフトバンク、巨人などは特に特に思っているはず」 選手会が同制度の導入を提案した時点から、「せっかく育てた選手が」と、育成システムとの矛盾を指摘する声は出ていた。三軍制を敷いていない球団からも難色を示す声が聞かれていただけに、「阪神が賛成に回った」の情報は、衝撃的である。 同日、谷本本部長は落ち着いた口ぶりで、「その話は出ていません。2020年中にやるのはしんどくなりましたというのが(12球団の)共通認識。それどころではないし」と答えていたが…。 「ブレークスルードラフトのポイントは、やはり、どんな選手が指名の対象となるのかの基準作りです。現実問題として、12球団が納得するような基準は作れそうにありません。ソフトバンク、巨人、広島など育成に力を入れてきたチームが泣くことになると思われます」(前出・プロ野球解説者) 「出場機会がない」には、長期スランプに陥った選手も含まれるとしたら、真っ先に思いつくのが藤浪晋太郎だ。 藤浪に限らず、長期スランプに陥った選手が他球団で活躍したら、旧在籍チームは大恥をかくことになる。 関係者によれば、賛成に回った理由は「球界の活性化」とのこと。正論だが、本当にそれだけだろうか。今後、同制度を巡り、阪神と巨人は大論争を繰り広げることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月07日 17時00分
金村義明氏、阪神・藤浪ら“スポンサー”と食事会発言を謝罪 「誤解を招いた」表現にリスナーからも呆れ声
元プロ野球選手の金村義明氏が6日、ラジオ番組『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。新型コロナウイルスに感染した阪神・藤浪晋太郎ら3選手を含む7選手が参加していた、知人宅での食事会についての発言を謝罪した。 金村氏は3月30日に同番組に生出演した際、同月14日に行われたその食事会について言及。その中で、金村氏は「スポンサーらしき男の家」、「大きい家のスポンサー」など、“スポンサー”という言葉を何度か使用していた。 今回の放送で、金村氏は「先週の放送で(言った)阪神選手の感染についての話で、選手の知り合い、知人のことを昔でいうタニマチの意味合いでスポンサーという言葉を使った」と発言。 続けて、「タニマチって最近言わないから『タニマチ=スポンサー』というような感じで言ったけど、その結果、球団のオフィシャルスポンサーの誤解を招いた」ことを明かした。 「球団のオフィシャルスポンサーっていうのは超大手のビッグな会社。この国難の時期にどう考えてもそんなこと(食事会の開催)をする訳ないんだけど、だいぶ誤解を招いたみたいで」という金村氏。「ご迷惑をおかけした皆さんにお詫び申し上げます」と謝罪した。 今回の放送を受け、ネット上では「色んな人が聞いてる公共の電波でデタラメなこと言うな」、「小耳に挟んだ程度の情報を好き勝手にペラペラ喋るからこういうことになる」、「タニマチとスポンサーは似たような言葉だけど、球界では意味合い違ってくるから失言だったな」、「球団がさっさと食事会の内容を明かさないからこうやって邪推されるんだよ」といった反応が多く寄せられている。 阪神の公式サイトには、家電量販大手『上新電機』、スポーツ用品大手『ミズノ』、コンビニ大手『ローソン』、ビール大手『アサヒビール』の4社がオフィシャルスポンサーとして掲載されている。今放送で金村氏が「誤解を招いた」としたオフィシャルスポンサーは、この4社を指すものと思われる。 前回の“スポンサー発言”が物議を醸し、今回謝罪する形となった金村氏。なお、阪神は現在(7日午前11時30分現在)までに、食事会を開いた“知人”について詳細を明かしていない。文 / 柴田雅人記事内の引用について阪神タイガースの公式サイトよりhttps://hanshintigers.jp/
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スポーツ 2020年03月31日 17時00分
金村義明氏、阪神・藤浪らの食事会の内情暴露?「女20人くらいいた」 危機感ない行動に「下手したら今年開幕できない」と怒りも
元プロ野球選手の金村義明氏が30日、ラジオ番組『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。阪神・藤浪晋太郎らが相次いで新型コロナウイルスに感染している一件について言及した。 藤浪ら阪神の7選手は、今月14日に知人5人と共に知人宅で行われた食事会に参加。その後、21日ごろから嗅覚異常を訴えた藤浪が兵庫県内の病院を受診し、医師の判断によりPCR検査を受けることになったと26日に球団が発表。検査の結果、陽性反応が出たことが同日に判明した。 また31日正午現在、同僚の伊藤隼太、長坂拳弥や女性3名など、同食事会参加者の新型コロナ感染が相次いで発覚している。 この一件について金村氏は、「藤浪が自分から『名前を公表してくれ』と、男らしいこと言ったなと。それによってこういう症状でもなるんだと、僕も戒めにするというね」と当初は藤浪の姿勢を評価していたと発言。 しかし、その後「選手7人と、スポンサーらしき男の家で女20人くらいいたとか。そんな話が舞い込んできた」と明かした金村氏は、「もうガックリや。よその球団じゃそんなこと考えられないでしょ」とため息をついた。 また、金村氏は「(知人の)家に7人も選手が行ってる。大きい家のスポンサーがいるんだなと。(そこに)いっぱいお姉ちゃん呼んで」、「(どんな飲み会かは)薄々分かるわ。お茶立ててみんな距離置いて、離れてから会話だけする?しないよなあ」と知人側にも苦言を呈した。 「これによって球界全体が下手したら今年開幕できない可能性まで出てくる」と危惧した金村氏。「なぜこの(ような)時に集まったのか。合コン、コンパやんか。選手の数と女の数を照らし合わせてみても」、「何を言われてもしょうがないような行動をしてしまっている」とバッサリ切り捨てた。 今回の発言を受け、ネット上のファンからは「この時期にスポンサーが女用意して選手呼んだって本当ならヤバくないか」、「絶対クラスター発生してるじゃん、日を追うごとに他にも感染者が続出しそう」、「なぜ阪神は具体的な情報を公開しないのかと思ってたけど、スポンサーを庇うためって考えたら合点がいくな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「世間体もあるスポンサーがそんな危ないことするか?スポンサーとタニマチを履き違えてるんじゃないのか?」、「そもそも金村の言ってることにどこまで信ぴょう性があるかも分からない」といった疑問も複数見受けられた。 金村氏の発言がどこまで正確なのかは不明だが、もし本当なら今回の一件はさらに波紋を呼ぶことになるかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月30日 17時00分
コロナ感染の藤浪らに「どんなつもりで集まったの?」 元日本ハム・岩本氏が激怒、“中途半端な成績”だから「悪く言われる」と苦言も
元日本ハム・岩本勉氏が29日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組』(HBCラジオ)に生出演。阪神・藤浪晋太郎らが新型コロナウイルスに感染した一件について言及した。 14日に12人以上が集まった知人宅での食事会に参加した藤浪は、21日ごろから嗅覚異常を訴え兵庫県内の病院を受診。その後医師の判断によりPCR検査を受けることになったと26日に球団が発表し、同日未明に検査の結果、陽性反応が出たことが判明した。 また、そこから現在(30日午後3時現在)に至るまでに、同僚の伊藤隼太、長坂拳弥や女性3名など複数の食事会参加者が新型コロナに感染したことが相次いで発覚している。 球界では初めての感染事例となった藤浪について、岩本氏は「危機感なさすぎ」、「みんな『藤浪が実名公表に踏み切った、勇気ある発言だ』とか言ってるけど、そういうとこは肯定しなくていい」と激怒。 続けて、食事会場を提供した知人に対しても「タニマチ気取りしてる人は節操持てよ」、「どんな知人かは知らないけど、世の中にこんなニュースが出たら残念な噂しか立たないんですよ」と苦言を呈した。 また、岩本氏は藤浪、伊藤、長坂の3名に対し「あんたらどんなつもりで集まったの?」、「本人たちはバリバリの一軍選手ではなく中途半端な成績(の選手)。(だから)全部悪く言われる。それがその先に見えなかったんですか?」とさらに厳しく発言した。ちなみに、3選手の昨シーズン成績は藤浪が「1登板・0勝0敗・防御率2.08」、伊藤は二軍のみの出場で「83試合・.218・1本・23打点・46安打」、長坂が「3試合・1.000・1本塁打・1打点・1安打」となっている。 「ここ(食事会)に参加していた人全員と、それを主催した1番の人は深く反省してください」とした岩本氏。「反省で済んだらいいよ?命に関わったら反省じゃ済まないからね?」と最後まで怒り心頭だった。 一連の発言を受け、ネット上のファンからは「外(を)出歩いて感染した藤浪が称賛されてるのは意味分からなかったから、こういう事言ってくれる人がいるのはありがたい」、「球界が大きく揺らいでる中、不特定多数で集まって感染ていうのは擁護しようがない」、「昨シーズンの成績で、そしてこの状況下でパーティーとかプロ意識が低い証拠でしかない」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「コロナ感染者=悪みたいな風潮になるからあんまり叩き過ぎないでほしい」、「成績を絡めての批判は暴論だろ、もし成績が良かったら態度変えてたのか?」「プロとしての自覚に欠けてるのは確かだけど、こういう批判は他の感染者への攻撃にも繋がりかねない」といった反発も複数見受けられた。 番組内では「ラジオの電波じゃなかったら、俺バックヤードでボロカスだからね。放送できないようなことも言うよ」と口にしてもいる岩本氏。今回の一件に関しては相当憤っているようだ。文 / 柴田雅人
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ヤクルトベンチ「当たったら死ぬぞオイ!」 阪神藤浪へのヤジが物議、「誰がヤジ飛ばしたんだ」犯人捜しも
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分