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本日、開幕日程発表か? コロナ完治の阪神・藤浪の起用法は…メンタルだけでない心配も、チャンスが巡ってくる可能性

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藤浪晋太郎

 「12球団代表者会議後(5月22日)、発表できるかもしれない」(球界関係者)

 この話は、5月18日月曜日の夕方から囁かれていた。何が発表できるかと言えば、プロ野球開幕戦の日程である。同22日、Jリーグと連携する第8回連絡会議(オンライン形式)を開き、その内容を受けて12球団代表者会議で改めて審議し、感染防止策やリスク管理などをガイドラインとしてまとめ、ペナントレース開催に向けて動き出すという。

 「連絡会議で前向きな意見が出れば、22日の発表が無理でも、5月中にはペナントレースの日程を発表できると思う」(前出・同)

 しかし、プロ野球各選手の反応はイマイチ…。20日に日本高野連が夏の甲子園大会の中止を発表しており、引け目のようなものも感じているのだろう。

 「甲子園球場を本拠地とする阪神選手は特に複雑でしょう」(プロ野球解説者)

 その夏の甲子園大会の中止が発表された前日の19日、藤浪晋太郎投手が投手陣の練習に合流した。新型コロナウイルスに感染した過ちは繰り返し伝えるべきではないが、彼のスケジュールを確認したところ、3月25日以来、55日ぶりだった。

 「久々の甲子園で練習したことについてはコメントを出してくれました。夏の甲子園大会のことは触れていません」(在阪記者)

 同日、矢野燿大監督も、投手陣と、午後の野手組練習の双方を見守っていた。先月24日から鳴尾浜での練習も再開しており、藤浪も6月19日が濃厚な開幕戦に間に合いそうだが、先発ローテーションの中に「その名前はない」という声が多い。

 「藤浪の登板は様子を見てからになると思われます。色々な意味で信頼を取り戻さないと」(前出・同)

 自己管理に対してはもちろんだが、藤浪は四球を出すと止まらなくなる。オープン戦でもそうだったが、ボールカウントが先行した時点で球場がざわつき始め、その雰囲気に呑み込まれてしまう。復活を目指して、オフも厳しいトレーニングを続けていたことは阪神ナインも知っている。しかし、四球絡みでの失点はいまだに解消されていない。

 「岩崎が藤浪に声を掛けていました。周囲も気を遣っているような印象を受けました」(前出・同)

 球場のざわつきに呑み込まれてしまうメンタルを思うと、チームメートとの今の距離感は懸念材料だ。
 6月19日の開幕戦が正式発表された場合、6月2日から約2週間程度の対外試合が行われるという。ペナントレース突入後は「移動・遠征」による感染を最小限に封じ込めるため、特定球団と集中的にぶつかるケースもあるという。

 「東西に12球団を分けます。例えば、東京地区だったら、巨人、ヤクルト、DeNA、中日で1カード3連戦ずつを行い、その間、西側で阪神、広島が連続して対戦するような感じになりそう」(前出・関係者)

 セ・リーグでドーム球場を本拠地としているのは、巨人と中日だけ。雨期になればパ・リーグよりも試合数を確実に消化できないリスクがあり、終盤戦の連戦に次ぐ連戦も避けられないだろう。投手は何人いても足らない状況になるので、藤浪にも絶対にチャンスが来る。その藤浪は「ユニフォームを着て野球をする喜び」を19日に語っていた。今日の彼があるのは、甲子園大会のおかげだ。センバツ、夏の大会を奪われた後輩たちにどんなピッチングを見せてくれるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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