藤浪晋太郎
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スポーツ 2020年03月27日 17時00分
コロナ感染の藤浪に「申し訳ないと思うなよ」 元広島・北別府氏が激励 自己申告に称賛、陽性選手は藤浪以外にも
元広島・北別府学氏が、27日に自身のブログに投稿。新型コロナウイルスに感染した阪神・藤浪晋太郎について言及した。 数日前から嗅覚の異常を訴え兵庫県内の病院を受診していたという藤浪は、26日に医師の判断でPCR検査を受けることになったと球団が発表。その後同日未明に、検査の結果陽性反応が出たことが判明している。 その藤浪について、北別府氏はブログの中で「運が悪いと思うなよ。申し訳ないと思うなよ」と激励。「しっかり治して阪神ファンを 野球ファンをマウンドの上から喜ばせて下さい もちろん私もその姿を待っているし、復活する姿を見たいと思っていますよ」と回復を願った。 今回の投稿を受け、ブログのコメント欄やネット上には「藤浪選手の心中を察するととても心配です」、「藤浪選手には今年期待しているので、1日も早く治って元気に練習して本番に臨んで貰いたいです」、「北別府の言う通り、藤浪はあまり責任を感じすぎないでほしい」といったファンからの反応が多数寄せられている。 藤浪のコロナ感染を受けて、他にも複数の選手・OBがコメントを寄せている。ソフトバンク・バレンティンは27日、自身のツイッターに「藤浪のニュースを聞いて気の毒に思う。彼が早く良くなることを願っている。健康が第一、野球は二の次だ」と投稿。 カブス・ダルビッシュは27日、自身のツイッターに投稿し「嗅覚がおかしいってだけで名乗り出た藤浪選手はすごいと思う。情報収集している証拠やし、自分の身体に敏感な証拠」と藤浪を称賛した。 元大洋・横浜の高木豊氏は、27日に自身のユーチューブに動画を投稿。動画内で高木氏は、藤浪の感染について「かかったものはしょうがない。見えない敵と戦っているわけだから、被害者ということで(藤浪を)みんなで守ってあげるようにしていかないといけない」と発言している。 判明直後にツイッター上でトレンドに急浮上し、「ついに球界からも感染者が…開幕する前で良かったと思うしかない」、「陰性を願ってたけど残念、でも異変を感じてすぐに申し出たのは立派」、「藤浪陽性はショックだけど、隠すことなく申告した姿勢は素晴らしいと思う」といったファンからのコメントも多数寄せられている藤浪のコロナ感染。27日には藤浪と14日に食事を共にしていた伊藤隼太、長坂拳弥の両名にも陽性反応が出たことが明らかになっているが、これ以上感染が広がりを見せないことを祈るばかりだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について北別府学氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/バレンティンの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/cocobalentienダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年03月27日 11時45分
選手会肝いりの新制度も見送り? 阪神・藤浪のコロナ感染、各球団は収益・編成の両面で大ダメージか
阪神・藤浪晋太郎投手が新型コロナウイルスに感染し、次は「選手会」との話し合いが…。 3月26日深夜、藤浪が新型コロナに感染していることが判明した。厳密に言うと、「ヤバイ」の声は同日の午前中から囁かれていた。白い防護服姿の作業員が二軍施設、鳴尾浜球場、そして、甲子園球場に現れ、棒状の噴射機から消毒液を吹き掛けた。鼻を突くような薬品の匂いでいっぱいになる。 この時点で、阪神関係者の中から“感染の疑い”がある者が出たことは察しが付いたが、球団スタッフは何も教えてくれなかった。しかし、その消毒の作業チームがブルペンに入るのを見て、感染の疑いがあるのはスタッフではなく、選手だと分かった。それも、投手だと――。 「球団が藤浪に陽性反応が出たと知らされたのは、26日夜。本人、球団幹部が話し合い、NPBにも連絡を取って、名前を公表することを決めました。球団の発表によれば、彼が体調の異変を訴えたのは24日。この時点での検査を見送ったのは、NPBがJリーグなどと立ち上げた対策会議の中で出た『感染の疑いがある人の症状』の中に、藤浪の伝えた内容が含まれていなかったからだと話していました。コーヒーやお茶などを口にしても、匂いがないという『嗅覚の異変』です」(在阪記者) その後、阪神は“二次感染”を防ぐため、選手、スタッフの待機など迅速な対応を行っている。これを受けて、NPB幹部もコメントを出した。「4月24日の開幕を目指すことに変わりはない」とのことだが、「建前に過ぎない」というのが周囲の一致した見方だ。 「開幕戦はもっと先延ばしになる。それは非常事態だからファンも許してくれると思いますが、問題なのは球団経営です。選手の年俸、満額を払えるのか?」(球界関係者) 在京球団スタッフによれば、選手会とも感染防止のために話し合いの場を設けるという。その席上で、年俸のことにも触れ、選手会側の反応を見て対応を決めるそうだ。 「選手会とは話をしています。つい先日も、『現役ドラフト』について意見交換をしました。今年中の実施を目指す方向でしたが、いったん見送ることで意見が一致しました」(前出・同) 経営サイドと選手会は良好な関係にあるようだが、カネのこととなれば、話は別。「物別れ」に終わる可能性の方が高い。 今後、ペナントレースを再開させ、仮に143試合全てとクライマックスシリーズ、日本シリーズも予定通りに開催できたとしても、感染防止の専門家チームが「座席間隔を空けるように」と進言している以上、球団収入の激減は必至だ。 「選手から観戦者が出てしまった以上、全球団が検査態勢についても話し合わなければなりません。検査を受けるとしても、それなりの金額が掛かります」(前出・在阪記者) 球団にとって、最大の出費項目は「人件費」だ。藤浪の一日も早い回復を願っている。だが、アスリートの体力を取り戻すのにも時間が掛かりそうだ。経営陣はカネの話を切り出す前に、選手が復活するまでの補償を約束しなければ、この厳しい状況を乗り切れないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月24日 17時00分
菅野・藤浪への批判に「プロにもなれなかったへたくそド底辺が」 元ソフトB大場氏の“激怒ツイート”が物議
元ソフトバンク・大場翔太氏が22日に自身のツイッターに投稿した内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 現在34歳の大場氏は、ソフトバンク(2008-2015)、中日(2016)の2球団でプレーした投手。2016年限りで現役を引退した後は競輪選手への転身を目指し、2017、2018年に日本競輪学校の入学テストを受験するもどちらも不合格。その後2019年3月からはユーチューバーとして活動を開始しており、チャンネル登録者数は24日正午時点で5670人となっている。 大場氏は22日午後11時5分に自身のツイッターに投稿。一部ファンが巨人・菅野智之の投球フォームを批判していると前置きした上で、「てめぇらど素人が菅野の投球フォームにいちいち口出しすんじゃねぇよ!って思いましたね。なんでかって言うと、おまえらどうせ野球へたくそじゃん 俺を抜いてから言え」と物申した。 また、大場氏は同日午後11時8分にも投稿。阪神・藤浪晋太郎の制球難に苦言を呈したという自身の友人に対し、「てめぇ、プロにもなれなかったへたくそド底辺が 藤浪のこと語るのは100年はえーよ」と反発している。 一連の投稿に返信する形で、ファンからは「素人や少しかじった事がある奴に限ってうるさいんですよね」、「選手からしたら、何でいちいち素人に言われないといけないのかってなりますよね」といった賛同の声が挙がるも、「プロで結果出せなかった奴が何を偉そうに言ってるんだ」、「プロになれなかったから語るなって、それなら誰もプロ野球のこと語らなくなるだろ」、「興行なんだから批評されるのも仕事の内だろ、外部の寸評や批判がなくなったらプロスポーツは成り立たなくなるぞ」といった批判も寄せられている。 同時に、「突然攻撃的なツイートを連投するのはなんか話題狙いな感じがする」、「なんで急に荒ぶりだしたんだ?もしかして炎上商法か?」、「YouTubeの登録者数あんまり伸びてないし、炎上ツイートで注目集めて登録者数を増やしたいのか?」といった疑問や推測も複数見受けられた。 24日正午時点では一連の投稿を削除しておらず、返信欄にコメントを寄せたファンの一部には自身のチャンネルを登録するよう呼びかけてもいる大場氏。菅野、藤浪への批判に噛みついた今回の投稿が、登録者増につながることは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について大場翔太氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/baxtv0306大場翔太氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCHkYj0XW-VLut8JRcFM9nyw
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スポーツ 2020年03月22日 11時30分
阪神・藤浪、今シーズンも復活の気配なし? 制球難・痛打に苦しむ現状、首脳陣は中継ぎ転向も選択肢か
縦じまの背番号19の再起はなるか。 阪神タイガースの藤浪晋太郎が、今月11日にヤクルトとのオープン戦に先発登板。4回を無失点に抑えるパフォーマンスを見せた。 しかし、18日に登板したオリックスとの2軍練習試合では、最速157キロを記録するも3回を投げ5安打1失点。自身は試合後に「感触としては悪くなかった」とこの日の内容を振り返っているが、矢野燿大監督は「しっかり捉えられてる打球も多かった」と厳しい評価を下している。 ここ数年の藤浪の不振については、改めて記す必要もないだろう。プロの投手として極度の不振に陥り、昨年は未勝利、一軍登板が僅かに一度だけに終わった。イップスが囁かれ、数シーズンに渡りトレード候補にまで名前が挙がる程で、選手としての危機に直面している状況だ。一度や二度の実戦マウンドにおいて好投を見せたところで、「復活」と捉えることはあまりにも安易であることは、虎党のみならず、プロ野球ファンの誰もが感じるところだ。 また、ここまで二度のOP戦登板、そして練習試合においての四死球や三振数などを見ても、藤浪が復活に近づいているとは言い難い。最大の課題である制球難をはじめ、来月には26歳を迎える「元」エースがクリアすべき課題は山積している。 ただ、現在のプロ野球は投手陣の分業化が細かく、先発以外でも救援など多くの役割が求められている。首脳陣は藤浪の復活を目指す過程で、実戦において様々な形でのシチュエーションを与える道も一つの手段だろう。 開幕が延期となっている2020シーズン、NPBは本来行われるはずだった公式戦カードをベースとしての練習試合を行うことを発表している。実戦でのマウンドの機会を途絶えさせることなく、周囲の評価を覆していくことが出来るか。ローテーション投手としての姿を蘇らせるために必要なものは、コンディションの他、マウンド感覚、さらには勝負勘などにも及ぶ。藤浪晋太郎がもう一度、表舞台に戻るには決して簡単ではない。それでも彼ならばまた帰ってくる、その期待も未だ、薄れてはいない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年03月19日 11時35分
阪神・矢野監督、藤浪を切れない切実な事情 期待を裏切る背信投球、鳥谷の退団も決断に悪影響か
まだ、「迷走中」ということだろう。 阪神・藤浪晋太郎はオリックス二軍との練習試合に登板チャンスをもらったが、矢野燿大監督を喜ばすことはできなかった(3月18日)。 1点ビハインドの試合途中からの登板だった。しかし、結果は3イニングを投げ、被安打5、失点1。視察に訪れた矢野監督は「今日(の結果)だけで判断するつもりはない」と言いつつも、「しっかり捉えられてる打球も多かったし」 と“落第点”を付けた。 前回3月11日の登板では、4イニングを投げ、被安打2、無失点。「ひょっとしたら!?」と首脳陣も期待を寄せていたが、このザマである。 「11日の登板後、二軍降格を通達する予定だったと聞いています。でも、ピッチング内容が良かったので、改めてテストしてみようということになり、今回の登板につながりました。矢野監督も今後について決めかねている感じでした」(在阪記者) このまま、一軍に帯同させるか、それとも、二軍で調整させるかを決めかねているという。指揮官が決断できない理由は、「二軍だと、彼のモチベーションが一気に落ちてしまうから」だそうだ。 「藤浪は余計な力を抜いて投げることに終始していました。力の入れすぎが制球難につながっていると彼なりに分析し、脱力投球で相手打者を抑えようとしていました」(前出・同) しかし、昨秋キャンプから山本昌・臨時投手コーチのもとで学んできたのは、脱力投球だけではなかったはず。「手首をしっかり立てなさい」と技術的なアドバイスを受け、そのために余計な力を抜く必要があると指摘されてきた。余計な力を抜くことなく、手首を立てて、リリースポイントを安定させることが目的なのだが…。 「2回続けて良いピッチングができないのは、真の実力が備わっていないからです。矢野監督は『18日の結果だけで判断しない』と言ったそうですが、行く先々で必ず質問されるのが藤浪のこと。矢野監督もつらいはず」(球界関係者) 18日は味方の守備に助けられたところもあった。こんな言い方は難だが、二軍相手に結果を出せなければ、やはり、今季も復活はないと見るべきだろう。 「選手個々のグッズの売上げなんですが、これまでのトップは鳥谷でした。その鳥谷がいなくなり、阪神グッズの売行きは頭打ち状態です。その中において、藤浪のグッズの売上げは上位に来ています。こんな体たらくなピッチングを続けているのに…」(前出・同) 矢野監督が藤浪を切り捨てることができないのは、そんな営業的事情による圧力もあるからでは? チーム関係者によれば、18日の登板前の投球練習では重量感、キレともにバツグンのボールが投げ込まれていたそうだ。そのボールを見せられたら、「なんとかしてやりたい」と思えてくるそうだ。 藤浪は試合後のぶら下がり取材で、反省点、課題を明確に挙げていた。自身を客観的に見ることができるのは、野球偏差値の高い証拠でもある。考えるべきは、「ならば、どうすればいいのか?」である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月12日 17時00分
ヤクルトベンチ「当たったら死ぬぞオイ!」 阪神藤浪へのヤジが物議、「誰がヤジ飛ばしたんだ」犯人捜しも
11日に行われたヤクルト対阪神のオープン戦。この試合中にヤクルトベンチから飛ばされたヤジが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、4回裏2死の場面。ヤクルトの打者は塩見泰隆、阪神の投手は藤浪晋太郎という状況だったが、2ボール2ストライクから藤浪が投じた150キロの速球が塩見の頭部付近へ向かう暴投に。塩見が体をひねりながら間一髪で回避したため、この一球は大事には至らなかった。 塩見が回避した直後、テレビ中継の映像は一度阪神ベンチ内の映像に切り替わった。するとその直後、ヤクルトベンチから「当たったら死ぬぞオイ!」というヤジが飛ばされた。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「当たったら死ぬぞってなんだその言い方は」、「誰が言ったか知らんがヤクルトには失望した、無観客だから余計に目立つし」、「野次が飛ぶのは当然、そりゃ大事な選手の頭に抜け球がいったら怒るだろ」、「ヤジがひどいじゃねえよ、藤浪のコントロールの方がよっぽどひどいぞ」といった反応が寄せられている。 同時に、「藤浪の野次は誰が言ったのか出所が気になるな」、「口汚いヤジ飛ばした奴誰だよ」、「ヤクルトベンチの誰がヤジ飛ばしたんだ、特定して問題にした方がいい」と犯人捜しにも発展している。 「頭部付近に抜け球が当たると打者に脳震とうや目・鼻・顎の骨折をもたらす危険性があり、高校野球やメジャーリーグでは過去に死亡事故も起きています。そのため今回、藤浪が投じた抜け球に、怒りのあまりヤジを飛ばした人物がいたのは致し方ないところかもしれません。試合が通常とは違い無観客で行われていた点も、余計に注目が集まってしまった要因といえるでしょう。ただ、ファンならともかく同じ土俵で戦う他球団の人間が投手を口汚くヤジるのは、報復死球のリスクなども考えると控えた方がいいのではとも思いますが…」(野球ライター) ここ数年は制球難に陥り死球も数多く与えていることから、「またか」と呆れ声も挙がっている藤浪。ただ、同戦で投じた抜け球はこの1球だけで、この日は「4回無失点・2安打・1四球」と上々の数字を残している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月04日 11時50分
阪神が敵視するのはあの球団 他球団も警戒する中、藤浪が勝負のカギとなる可能性も? 矢野監督の評価変わるか
前回ヤラレた相手に、再登板。矢野燿大監督の藤浪に対する評価が見えてきた。 阪神・藤浪晋太郎投手の“追試登板”が変更された。当初は鳴尾浜の二軍球場での近大戦で登板するはずだった。それが同日、甲子園球場で行われる広島東洋カープとのオープン戦に変わった(天候不良で中止)。藤浪は前回の広島戦(2月23日)に投げている。成績は2回を投げ、四死球3、被安打3、失点3。イヤなイメージは残っているだろう。投手陣を預かる福原忍投手コーチも「いろいろあって…」と、登板変更の理由を教えてはくれなかった。 「大学生相手にぶつけて(死球)、万が一のことがあったら一大事ですよ」 そんな際どいジョークも飛び交っていた。 しかし、この変更の理由を追ってみると、藤浪自身に事情があったわけではなかった。藤浪が一軍の広島戦で投げる代わりに「登板」がなくなったのは、高橋遥人。高橋は二軍の近大戦にも登板の予定はないという。 「高橋は左肩に故障歴があります。天気予報では4日は暖かくないみたいなので、無理をさせないことにしました」(関係者) つまり、高橋は今季の矢野構想に入っており、「怪我をさせたくない」とし、慎重になったのだ。藤浪が代役に決まったのは、同じ4日の登板に向けて調整していたからだろう。 二軍選手が主力の代役を務め、それをきっかけにブレイクした話はたくさんある。藤浪もそうなってくれれば良いのだが、矢野監督のコメントは”ビミョ~”だ。 「開幕一軍メンバーに生き残れるか?」の記者団の質問に対し、「そういう目線はおかしい」と否定した上で、こう続けていた。 「目の前のことに集中してやるのは大事なこと。もっと先の目指すところがある」 額面通りに受け止めれば、戦力というよりも、復活を目指している途中。藤浪は厳しい評価を受けていると解釈できる。 しかし、こんな情報も聞かれた。藤浪にも「絶対にチャンスが来る」というのだ。 「阪神が今季の要注意チームとして挙げているのが、DeNAなんです。DeNAをマークしている球団は他にもあります。主砲・筒香はいなくなりましたが、ロペス、ソト、新加入のオースティンも良い。宮崎、梶谷がいて、佐野、伊藤、細川らの若手も成長しています。右バッターの多い打線になりそうですが」(前出・関係者) DeNA打線が右偏重打線となって、藤浪にチャンス到来となる根拠だが、藤浪のストレートはシュート回転することが多い。そのため、右バッターは「ぶつかってくる」と、一瞬、錯覚してしまうそうだ。近年は、そのままぶつけてしまうが…。右バッターがもっともキライな投手が藤浪なのだ。 昨季、阪神は16勝8敗1分けと大きく、DeNAに勝ち越している。勝因だが、阪神側はDeNAの本拠地・横浜スタジアムに行くと、「打てそうな気になるからだ」と話していた。確かに同球場は広くはなく、ホームランの出やすいバッター・パラダイスと位置づけられているが…。DeNAを今年も“お客サマ”にしなければ、阪神は優勝戦線で戦えない。藤浪の復帰が阪神の大きなキーポイントになってきた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月28日 11時30分
阪神・藤浪、3月がラストチャンス? 史上最悪クラスの守備難が影響、先発ローテに発生した異変とは
阪神がキャンプを打ち上げた(2月26日)。矢野燿大監督は「100%に近いところでやれた」「すごく手応えを感じている」と前向きなコメントを出していたが、アクシデントはすでに起きていた。ガルシアは開幕絶望、36歳の岩田稔が代わって一軍昇格――。トラの先発スタッフがパワーダウンしてしまった。 「左腕・ガルシアは計算に入っていたはず。左肩に痛みを抱えたままのキャンプインでしたが、首脳陣が想像していた以上に回復が遅れています」(取材記者) 西、青柳、高橋、そして、オープン戦で好投したガンケル。この4人の先発ローテーション入りは確定だろう。阪神の19年チーム防御率は12球団トップ、先発投手が4人まで確定し、その4人に計算が立つのなら、ガルシアの戦線離脱は大きな痛手にはならないはず。しかし、こんな指摘もチーム内外で囁かれていた。 「大山とマルテがレギュラー争いをしています。大山は今のところ、打撃不振。マルテは来日2年目で日本の野球にも慣れたからか、打撃は絶好調ですが、このまま2人がサードの定位置争いを続けていくのなら、守備の巧い方がレギュラーに決まります」(関係者) 三塁のレギュラー争いが投手陣に影響する理由は、失策の多さにある。エラーの数は2年連続で12球団ワースト。しかも、昨季は3ケタの102個。これは、今年球団創設85年目を迎える阪神の歴史において、1979年の103個に迫るものだ。 「西、青柳、好調のガンケルは相手バッターを力でねじ伏せるのではなく、打ち損じを誘う技巧派です。味方がエラーしていたら、勝てるピッチャーも勝てなくなってしまいます」(前出・同) 2月24日のヤクルト戦では、内野陣が7回までに3失策を犯し、投手のリズムを狂わせた。守備難は今年も続きそうだ。 「ガルシアは力でねじ伏せにタイプ。こういうピッチャーが先発にいると、力のない打球が飛んでくるので守っている方はラクなんです。一般的に、技巧派投手による打ち損じの打球というのは、ちょっとヘンな回転が掛かっていくことが多く、捕球しにくいんです」 内野手出身のプロ野球解説者がそう言う。 ガルシアに代わって昇格してきた岩田は、技巧派だ。技巧派投手が守備難のチームで勝ち星を積み上げていくのは大変なようだ。ガルシアの戦線離脱は、やはりダメージが大きい…。 「藤浪にはもう一度チャンスを与えるようです。3月4日の広島戦か、同6、7日の日本ハム戦が有力視されています」(前出・取材記者) 藤浪は三振を奪いに行く豪腕投手だ。何度も期待を裏切ってもチャンスがもらえるのは、守備難のチーム事情にも理由がありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月25日 11時35分
阪神・藤浪、登板試合での異様な光景 “二軍仕様”のひ弱なメンタル、チームからも愛想を尽かされたか
今季も、藤浪抜きのローテーションとなりそうだ。 復活を目指す阪神・藤浪晋太郎がオープン戦に登板したのは、2月23日だった(対広島)。2番手として4回裏からのマウンドに立ったが、2連続の押し出しを含む3四死球、2イニングを投げ、被安打3、失点3と大炎上してしまった。試合後、矢野燿大監督は「より実戦に近づけて、やっていかなければならない課題が出た」と奮起を促していたが、表情は曇っていた。 「次の登板が一軍に残ることができるかどうかのラストチャンス」(在阪記者) そんな厳しい意見も聞かれた。 矢野監督の口から批判的な言葉は出ていない。立ち直ってもらいたいと思っているのは本当だが、「まだ時間が掛かる」とも考えているのではないだろうか。しかし、阪神ベンチはそうは思っていない。この日、藤浪が“構想外”であることが分かった。それも、マウンドではなく、攻守交代でベンチに引き上げる時に…。 問題のシーンはいくつか見られた。 藤浪は4回裏からマウンドに上った。広島の4番・鈴木誠也に犠飛を許した直後、ホームベースカバーに回っていた藤浪がマウンドに帰ろうとした。すると、捕手の原口文仁が二言三言、声を掛け、藤浪のお尻をポンポンと叩いた。「気にするな。気持ちを切り換えろ」と伝えたかったのだろう。今度は、後続を抑えてベンチに下がろうとした時だ。大勢の選手が立ち上がって出迎え、「ナイスピッチング」と声を掛ける。しかも、タッチを求めた選手もいて、藤浪もそれに応じていた。 タッチは好投したピッチャーに対してのみ、行われる行為のはず。藤浪も「下」に見られたものだ。応じた藤浪も悔しいとは思わなかったのだろうか。また、四死球を連発して帰って来た5回も、ドンマイの声や、「次に頑張れよ」を意味する拍手で迎えられていた。 これでは、藤浪を一軍戦力として見ていないのも同然だ。 「試合は14失点の大敗です。オープン戦の勝敗は関係ないとはいえ、先取点を挙げてもピッチャーが持ちこたえられない試合展開は問題です」(前出・同) 球界のご意見番的な年長の解説者が「荒れ球が魅力」と藤浪を評したことがある。同日の試合を見て、こう思った。197センチ、100㎏(公称)の大きな体で、全身を使って投げてくる。他投手よりも体が大きい分、マウンドとバッターボックスの距離が短く感じる。バックネットから見ていても、怖さが伝わってきた。もったいない…。 「二軍に長くいたせいか、すぐに『ダメだ』と思ってしまうようになった」(ベテラン記者) この時点での情報だが、チーム関係者によれば、別メニューで調整させることは考えていないという。その通りならば、課題を克服できるかどうかは、藤浪次第ということになる。失点して温かく迎えるよりも、ガツンと言ってやったほうが本人のためではないか? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月15日 11時00分
昨季限りで引退した選手も…プロ入りした甲子園優勝投手たちの現状、順調な選手は半数以下?
9日に行われた阪神対日本ハムの練習試合。「4-8」で日本ハムが阪神に勝利を収めたこの一戦だが、試合結果以上に注目を集めたのが、どちらも夏の甲子園優勝投手である阪神・藤浪晋太郎(大阪桐蔭/2012年)と日本ハム・斎藤佑樹(早稲田実業/2006年)の投げ合いだった。 2012年ドラフト1位で25歳の藤浪はプロ1年目の2013年から4年間で計42勝をマークし、2015年には最多奪三振(221個)のタイトルを獲得するも、2017年以降の3年間は計8勝と失速し、昨シーズンはプロ入り後初の未勝利。現在は秋・春季キャンプで阪神の臨時コーチを務める山本昌氏の指導を受け復活を期しているが、収穫なしなら野球人生の岐路に立たされる可能性も否定はできない。 一方、2010年ドラフト1位で31歳の斎藤はプロ9年間でわずか15勝しか挙げられず、さらに昨シーズンを含め2年連続で未勝利。立ち位置は藤浪以上に苦しく、まさに崖っぷちの状況に追い込まれているといっても過言ではない。 今回の試合では藤浪が「2回無失点・被安打0」、斎藤が「2回無失点・被安打1」とどちらも好投。ただ、首脳陣の信頼を取り戻すにはまだまだ道半ばといったところでもあるだろう。 高校時代につかんだ栄光が、必ずしも成功を保証してくれるわけではないプロ野球の世界。球界には過去10年の夏優勝投手のうち7名が足を踏み入れているが、個々人によってその現状は大きく異なっている。 ここまでのプロ生活が順調といえるのは、西武・高橋光成(前橋育英/2013年)、西武・今井達也(作新学院/2016年)、中日・清水達也(花咲徳栄/2017年)の3名。2014年ドラフト1位で23歳の高橋と2016年ドラフト1位で21歳の今井は、昨シーズン高橋が「21試合・10勝6敗・防御率4.51」、今井が「23試合・7勝9敗・防御率4.32」という成績をそれぞれマークしチームのパ・リーグ2連覇に貢献。今シーズンも先発ローテーションで稼働することが見込まれている。 2017年ドラフト4位で20歳の清水は、プロ1年目の2018年は一軍での登板がわずか2試合。しかし、2019年の登板数は8試合と前年から数字を伸ばしてプロ初勝利を含む2勝もマークしているため、2020年は一年を通じての先発ローテーション入りが期待されている。 出だしは順調だったものの、現在は壁にぶつかっているのが前述の藤浪と中日・小笠原慎之介(東海大相模/2015年)の両名。2015年ドラフト1位で22歳の小笠原は、プロ1年目の2016年からの3年間で計54試合(12勝)とコンスタントに一軍で登板し、2018年には自身初の開幕投手にも抜擢された期待の投手の一人。ただ、2019年は左ひじ、左肩の怪我に苦しみ登板数は7試合(3勝)にとどまっている。 高校時代とは一転して、プロで苦戦をしいられたのは元ソフトバンク・島袋洋奨(興南/2010年)と日本ハム・柿木連(大阪桐蔭/2018年)の2名。2019年に日本ハムに入団した19歳の柿木は昨シーズン一軍登板がなく、二軍でも「26試合・2勝4敗・防御率8.24」とサッパリ。まだ1年目のシーズンが終わったばかりとはいえ、今後に不安が残る数字となっている。 2014年ドラフト5位で27歳の島袋は、今回登場した7名の中では唯一大学を経由してプロ入り。しかし、左ひじの怪我などもあり一軍では通算2試合しか登板できないまま、2019年限りで現役を引退している。 それぞれ置かれた状況が異なり、島袋に関しては惜しくもユニフォームを脱いでしまった過去10年の夏優勝投手たち。島袋を除く6名はこれから2020年シーズンを迎えるが、果たして首脳陣やファンの期待に応える投球を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分