レジャー 2021年09月26日 22時00分

彼女との性行為について元カノに報告してくる男～本当にあった怖い彼氏～

江原 真夏(仮名・28歳)　一昨年に別れた元カレのお話をします。交際期間は約2年間と長かったのですが、彼の私生活のだらしなさにだんだんと嫌気が差してきて、私から別れを切り出しました。彼は別れたくないと泣いていましたが、一度冷めた私の気持ちが戻ることはなく、そのまま別れました。少し可哀想なことをしたな、としばらく彼のことが心配でしたが、数か月後には「彼女ができた」と報告してきたので、なんだか拍子抜けしたのを覚えています。　​>>高熱でも布団を被らせてくれない謎の男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　彼が前を向いてくれたのは良かったのですが、少し困ったことが…。それは彼が彼女のことをいちいち報告してくることです。彼女の手料理がおいしいとか、こんなデートをしたとか、普通は元カノに送らないようなことを送ってくるのです。最初は彼女が出来て嬉しいんだなと微笑ましくさえ思っていた私でしたが、聞きたくもない話を延々されるのが不快になってきました。そうして次第に、私はわざとそっけない返事や既読無視をするようになりました。　そんなある日、彼はとうとう越えてはならない一線を越えてきたのです。いつものように連絡が来たと思いメッセージを開くと、なんとそこには彼女との初めての性行為について書かれてあったのです。さすがに非常識すぎると思い、私は彼に電話をかけて思わず怒鳴りつけました。彼は怒られると思っていなかったらしく、怯えたように「ごめんなさい」を繰り返した後、とうとう泣き出して、なぜそんなことをしたのか話し始めました。　彼は実は新しい彼女なんてできていなかったのです。私と別れた後、なんとか私の気を引くために彼女ができたと嘘をつき、次々と作り話をしていたのだそうです。そして最近、私の返事が冷たくなって焦った彼は、私に嫉妬させようと性行為の話まででっち上げたらしいのです。そんなことで気持ちが戻るはずがないのに、と見当違いで子どもっぽい元カレに呆れた出来事でした。写真・catherineFollow

レジャー 2021年09月19日 22時00分

高熱でも布団を被らせてくれない謎の男～本当にあった怖い彼氏～

玉田 那奈(仮名・24歳)　昔付き合っていた男性は、少し変な習慣や性癖を持っていました。それは「絶対に布団を被らせてくれない」ことです。　付き合って初めて彼が私の家に泊まりに来た時、寝る際に「俺はいつも布団を被らない」と言われました。男の人だし、暑がりな人も多いのだろうとあまり気にしていなかったのですが、ついでに私にも布団を被らないで欲しいと言ってきたのです。　​>>好きなキャラの着ぐるみを着せて彼女を襲う男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　どういう意図があるのか、さっぱりわからず困惑していると、自分が後ろからハグして温めてあげたいと照れながら言われました。私はそんな彼が可愛くてたまらなく、掛け布団を床に置いて、彼にハグされながら寝ることにしました。春だったこともあり、特に寒くもないし、愛されていることを実感できて、とても幸せな気持ちになりました。私は「これも悪くないな」と思い、彼と寝る時はいつも掛け布団なしで寝るようになったのです。　そうして、付き合って半年以上が経ち、私がひどい風邪を引いてしまった時のことです。彼は心配して、仕事終わりにすぐに駆け付けてくれ、雑炊を作ってくれました。また、かなりの高熱だったので、彼が一晩私の家に泊まって看病してくれることになりました。そして寝る時になって、いつものように彼が後ろからハグしてきたと思ったら、私が被っている掛け布団をポイっと床に投げたのです。　12月でしたし、私も高熱で寒気がしていたので、「今日は悪寒がするから布団を被りたい」と彼に伝えました。すると、「お願い!絶対離さないし、ハグしてる方が暖かくなるから!」と懇願してきたのです。普段なら全然問題ないのですが、高熱の時は体も痛いし、悪寒がひどかったのに、結局彼は断固として布団を掛けてはくれませんでした。　彼女が苦しんでいても、自分の習慣や性癖を貫き通し、譲らない姿勢に急激に愛は冷め、風邪が治ったらすぐにお別れしました。写真・Megan LeetzFollow

レジャー 2021年09月12日 22時00分

好きなキャラの着ぐるみを着せて彼女を襲う男～本当にあった怖い彼氏～

瀬田 まいみ(仮名・28歳)　別れたばかりの彼氏の話です。彼とはマッチングアプリで出会い、好きなキャラクターが同じであることがきっかけで仲良くなりました。家が遠く、あまり会えなかったので、交際してすぐ、私の家で同棲を開始しました。　​>>眠って抵抗ができない彼女を襲いたい男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　私も彼も同じクマのキャラクターが好きなのは間違いないのですが、彼は少し度が過ぎているように思いました。例えば、私の家に持ち込んだグッズはすごい量でしたし、デートに行く時も必ず小さなぬいぐるみを持ち歩いていました。いい年なのに…と少し気になりましたが、私もそのキャラが好きだし、否定はしたくなかったので、何も言わずに彼を見守っていました。　状況が変わったのは、彼がある服を買ってきた頃からです。それはそのクマのキャラの着ぐるみパジャマ。フードに耳がついていて、すっぽり被ると顔が見えなくなり、まさにそのキャラクターになれるという商品でした。彼はそれを自分で着るのかと思いきや、私に着て欲しいというのです。年齢的に少し恥ずかしい気もしましたが、着てみると彼がベタ褒めしてくれたので私も嬉しくなって、家にいる時よく着るようになりました。　そしてとある休日、イチャイチャしていると、彼のスイッチが入ったようで私に覆いかぶさってきました。私は着ぐるみパジャマを着ていたので脱ごうとすると、彼はそれを制止してそのまま行為を始めました。たまにはいいか、と私もそのままにしていたのですが、だんだん盛り上がってくると、彼は何と、フードをすっぽり被せて私の顔が見えないようにしたのです。そして、そのままクマのキャラクターの名前を連呼し、果ててしまいました。　私は呆気に取られ、恥ずかしそうにしている彼を見つめました。「ごめん」と謝る全裸の彼氏と、着ぐるみを着た自分のおかしな状況にだんだん笑えてきて、2人で吹き出しました。別件で喧嘩をして彼とは別れてしまいましたが、今でも思い出すと複雑な気持ちになります。写真・haru__q

レジャー 2021年09月05日 22時00分

眠って抵抗ができない彼女を襲いたい男～本当にあった怖い彼氏～

佳苗(仮名・25歳)　もう5年も前のことです。当時付き合っていた彼氏は2つ年下の、大学のサークルの後輩でした。大学1年生だった彼は、童貞を捨てたばかり。毎日のように私の家にやって来ては私を求めてきていました。求められること自体は女として悪い気はしないので、私も気乗りしない時以外は応じていました。ただ、行為の時に一つ気になることがあったのです。　​>>切った彼女の爪をコレクションする男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　それは彼が、私の寝ている時にばかり手を出してくる、ということです。彼が毎日でもしたがっているのは分かっていたので、寝る前に「する?」と聞くのですが、その時には、彼は乗って来ないのです。　私はかなり眠りが深いので、一度寝たらなかなか起きません。だから、いつも目が覚めると彼がすでに私の中に入っている状態でした。せっかくするなら雰囲気も大事にしたいし、何より眠いので、夜中にはしないでほしいと伝えたのですが、「ごめん」と一言返されて終わり。改善することはありませんでした。　そんなある日、いつものように私の家に彼が来ました。しかし、明らかに不機嫌…。何かあったのだとすぐにわかりました。私は彼にお茶を入れ、事情を聞き出そうとしましたが、コップを差し出した瞬間、それを払いのけて私をベッドに押し倒したのです。そして「やめて!」と抵抗する私に、彼は「寝ろ!早く目をつぶれ!」と声を荒げました。私は怖くて、抵抗するのをやめ、彼の言う通り目をつぶって寝た振りをしました。彼はそのまま行為を始め、いつも以上に興奮しながら乱暴に私を扱いました。　その後コトが終わり、落ち着いた彼は急に態度を変え、必死に謝ってきました。バイト先で理不尽なことで怒られ、むしゃくしゃしていたそうです。もちろん、それは気の毒だとは思いましたが、その怒りを性欲に変えて彼女にぶつけるなんて人として最低だし怖すぎると思い、その日のうちにお別れしました。寝ている人を襲いたい、という彼の性癖に振り回された数か月でした。写真・Carlos Ebert

レジャー 2021年08月29日 22時00分

切った彼女の爪をコレクションする男～本当にあった怖い彼氏～

田口 綾子(仮名・25歳)　現在交際している彼氏の、ちょっと変わった趣味についてお話しします。私が彼氏と出会ったのは、ネイルサロン。彼は珍しい「男性ネイリスト」で、私が初めてサロンに行った時に担当してくれたのがきっかけで知り合いました。　あまり男性慣れしていなかった私は、手や指を触られているだけで彼を意識し、すぐに好きになってしまいました。嬉しいことに、それは彼氏も同じだったようで、担当してもらって半年で無事お付き合いが始まり、そのまま彼氏の部屋で一緒に暮らし始めました。　​>>別れてからそれまでの費用を請求してくるドケチ男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　彼は、ネイリストらしくとてもおしゃれで“女子力”も高く、デートも女友達とワイワイしている気分でいつも楽しく過ごしていました。また、ネイルはもちろん、爪切りやハンドマッサージなどのお手入れも毎晩のようにしてもらっていました。まさにネイリストの彼女の特権です。　そんな暮らしが数か月続いたある日、私が彼氏の部屋を掃除していた時のことです。彼氏の部屋は仕事部屋も兼ねており、ネイル用品なども置いているので、そこは触らないように言われていました。その日も、仕事道具に触らないように気を付けていたのですが、肘が当たって一つの小箱を落としてしまったのです。　慌てて拾うと、そこには細くて白い何かのコレクションが…。なんだろう?と思ってよく見ると、それは日付ごとに分けられた、切った爪でした。私は思わず声を上げて、元の場所に戻した後、そそくさと部屋を出ました。　その日、仕事から帰った彼氏にあの爪の話をすると、彼は恥ずかしげもなく、「切った爪を集めるのが趣味なんだ」と話しました。しかも、あれは私の爪だということも知らされました。　切った爪を集めるなんて変な趣味だと思いながらも、私に害があるわけでもないし、彼のことが大好きなので現在も仲良くお付き合いしています。ただ、爪を彼氏に提供するという変なルーティンは今も変わらず続いています。写真・Tom Hilton

レジャー 2021年08月22日 22時00分

別れてからそれまでの費用を請求してくるドケチ男～本当にあった怖い彼氏～

皆川 由紀(仮名・33歳)　2つ前の元カレとの出会いは合コンです。正直タイプではなかったので、初めは彼と付き合う気はありませんでした。しかし、プレゼントやデートで彼からの猛アプローチを受けるうちに、私も彼に好意を寄せるようになっていきました。そしてある日、「結婚を前提に付き合ってほしい」と彼に告白され、結婚はまだ考えられませんでしたが、とりあえずOKし交際がスタートしました。　​>>彼女の隣でAVを見たがる変態男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　付き合った後も彼の優しさは変わらず、プレゼントや旅行で楽しませてくれました。それでも、なぜか結婚はこの人とではないと思っている自分がいて、その気持ちを抱えたまま彼と付き合うのがだんだん苦しくなってきました。そして、彼も結婚を期待しているだろうし、離れるなら早い方がいいと思い、付き合って5か月後に彼に別れを告げることを決心したのです。　別れの日。彼の家に行き、「結婚はできない。別れてください。」と正直な気持ちを伝えました。すると、あっさりと「わかった」と返事が。私は拍子抜けし、なんだか寂しく感じながらそのままお別れして家に帰りました。　しかし後日、彼からとんでもないものが送られてきたのです。それは「請求書」でした。なんと、初デートから別れる日に出してくれたケーキに至るまでの全ての費用が含まれていました。唖然として彼に連絡すると、彼は悪びれる様子もなく、「結婚が前提の交際だった。約束を破った君が今までの費用を払うのは当然」と言い放ったのです。私はあまりの衝撃に言い返すこともせず、そのまま電話を切りました。彼からは贈り物や旅行をたくさんプレゼントしてもらっていたので、当然払える額ではありませんでしたが、払う必要もないと思ったので連絡先を受信拒否にして彼とはそれきりです。　出会ってすぐから別れを切り出された時のために、レシートをため続ける彼の執念に恐れをなした出来事でした。写真・Dick Thomas Johnson

レジャー 2021年08月15日 22時00分

彼女の隣でAVを見たがる変態男～本当にあった怖い彼氏～

藤堂 沙耶(仮名・26歳)　現在付き合っている彼氏の話です。彼は少し変わった性癖を持っています。それに気づいたのは、付き合って数か月が経った頃でした。彼はスマホ依存症かなと思う程、1日中どこに行くにもスマホを持ち歩いています。最初はそのことが不満でもありましたが、当時付き合ったばかりで言いづらかったのに加え、わたしのことを愛してくれているのは伝わっていたので、浮気の心配もなさそうだと、だんだんと気にしなくなっていきました。　​>>お風呂に一緒に入ってくれない盗撮男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　私たちはどちらもインドア派なのでおうちデートが多く、ソファでゴロゴロしたり一緒に映画を見たりして過ごしていました。彼の秘密に気付いたのは、いつものようにお互いにスマホをいじりながらソファでダラダラしていた時のことです。ふと彼の方を見ると、彼のズボンが膨らんでいる気がしました。その時はズボンの形の問題かなと思っていたのですが、数分後にまた見ると、明らかに大きくなっているのがわかりました。　なんで急に?と思い、そっと彼のスマホを覗くと、なんと私が横にいるにも関わらずAVを見ていたのです。「えっ」と思わず声を出してしまい、彼も見られていることに気付き膨らみをさっと手で隠しました。私は、もう自分には欲情してくれなくなったのかと思い泣き出してしまいました。彼は慌てて私に謝り、「彼女がいる隣でバレないように自慰をするのが好きなんだ」と、とんでもない性癖を暴露してくれました。そんなことを突然告白され、私はなんだか悲しさを通り越して可笑しくなってきて、彼を許し、無事仲直りしました。　彼は私にバレた今でも、私の目を盗んでは近くでAVを見て一人でしています。私との行為もちゃんとしてくれるので不満はありませんし、性癖なんだから仕方ないと受け入れ、私もいまだに見て見ぬ振りを続けています。写真・newkemall

レジャー 2021年08月08日 22時00分

人数を稼ぎたいだけの四股男～本当にあった怖い彼氏～

土井 まどか(仮名・25歳)　数年前、美容専門学校に通っていた頃のことです。その専門学校は女子しかおらず、頻繁に他校との合コンが開催されていました。わたしは合コンが苦手でしたが、あまりに出会いがないので、たまに顔を出していました。彼と出会ったのはそんなある日の合コンです。　その日の合コンは、いわゆる「当たり回」。イケメン高学歴が多く、友達もいつもよりテンションが高かったのを覚えています。わたしは奥手なので聞き役に徹していましたが、それを察してたくさん話を振ってくれたのが目の前にいた彼です。それがきっかけで、合コンが終わった後も2人で会うことが増え、すぐに彼との交際が始まりました。　彼とは週1くらいでデートしていましたが、いつもなぜか他県や遠い所へのドライブ。理由を聞くと、彼は恥ずかしがり屋だから、友達に彼女といるところを見られたくないのだと話していました。ドライブ自体は好きだったので私も特に気にしていませんでした。　しかし、いつものようにドライブデートをしていたある日、車のドアポケットのところに女の人の手鏡が入っているのを見つけてしまいました。彼に聞くと、彼の顔は急に青ざめ、「ごめんなさい」と連発。とにかく落ち着かせて話を聞くと、なんと他に彼女が3人もいると打ち明けてきたのです。つまり四股です。デートが遠出でドライブばかりなのも鉢合わせしないためなのだと合点しました。　中・高と彼女がいたことがなく、それを友人にからかわれたことがコンプレックスで、人数稼ぎで同時に複数の人と付き合ったのだと話す彼は、なんだかみじめで、怒りすら湧いてきませんでした。もちろんすぐにお別れしましたが、今でも彼の最後の情けない背中が目に浮かびます。写真・Brennan Degan

レジャー 2021年08月01日 22時00分

日常会話から住所を特定するストーカー男～本当にあった怖い彼氏～

佐川 結子(仮名・29歳)　マッチングアプリで出会い、最近まで交際していた元カレの話です。彼とはキャンプが好きという共通点がきっかけでマッチングし、やり取りが始まりました。　実は、私はマッチングアプリをするのはそれが初めてだったので、最初の頃は少し警戒していて、彼に個人情報を言わないようにしていました。ですが、彼も別に無理には聞かず、グイグイ来ることもなかったので安心して仲を深めていきました。　​>>優しくして自分に依存させる策略男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　そうして1か月ほどチャットや電話でやり取りが続いた後、彼から告白され、無事にお付き合いがスタート。まだ会ったこともなかったので少し抵抗はありましたが、彼の人柄に惹かれていましたし、長いこと彼氏もいなかったので思い切ってOKしました。　付き合ってからも私の仕事が忙しく、1か月ほど会えませんでしたが、交際1か月記念日の日、驚くことが起こります。その日も残業して夜遅くに帰宅しました。マンションの前に着くと、一人の男の人がいました。23時を過ぎていたので、少し警戒しながら玄関ホールに足を踏み入れると、「ゆうちゃん!」と私の名前を呼ぶ声が。その男はなんと彼だったのです。写真を交換していたので彼だということはすぐにわかりましたが、家を知らないはずの彼がここにいることに恐怖を感じました。　「記念日だから会いに来た」。そうニコニコ話す彼に事情を聴くと、普段のやりとりから私の家を調べ、会いに来たとのことでした。私が送った近所のカフェの写真や、家の隣の公園でビデオ通話をしていた時の周囲の映像などから私の家を特定したらしいのです。彼氏だし、うちに来ること自体はいいのですが、教えてもいないのに、ストーカーのように少しの情報で家を特定されたことが怖くなり、その後お別れすることにしました。　それ以来、マッチングアプリはしていません。友達にもこの話をして注意するように伝えました。写真・haru__q

レジャー 2021年07月25日 22時00分

優しくして自分に依存させる策略男～本当にあった怖い彼氏～

畑中 恵(仮名・28歳)　専門学生の時、交際していた彼氏の話です。彼は、実家がお金持ちのいわゆるお坊ちゃまでした。そのため、私とのデート代は全て出してくれていました。私も最初こそ遠慮していたものの、「好きだからこそ払いたい」と繰り返し言う彼に甘えるようになりました。　やがて付き合って数か月で同棲しようと言われ、家賃等すべて彼負担で一緒に暮らし始めました。私はせめて金銭面以外は彼の役に立とうと思い、家事は私が引き受けると伝えました。ところが、彼は「そんなことしなくていい」と断り、料理も家事も私がバイトの間にやってしまうのでした。彼はバイトをしていなかったので止めることもできず、私は彼に頼りきりになりました。　​>>どうしてもいじめてほしいマゾ男～本当にあった怖い彼氏～<<​​​　そのうち、彼にバイトも辞めるように言われ、交際1年後には身の回りのことは全て彼がしてくれる状態でした。本当に情けないですが、当時はそれが当たり前になってしまっており、私は料理も何もできなくなっていきました。　そんなある日、親友とカフェに行った際、彼女に「あなたは変わった。もっと向上心があったのに今はあまりにも自堕落だ」と言われてしまいました。私は腹が立ち、その場を去りましたが、その日以降彼女の言葉が頭から離れなくなり、やっと自分のダメさに気付きました。私は彼に今後自分のことは自分でするし、バイトも再開して家賃も半分払うと伝えました。すると、いつも優しくて怒ったこともない彼が「ここまで時間をかけてやっと依存させたのに!」と逆上しました。そう、彼は彼女に優しくして自分に依存させることで快感を得ていた策略男だったのです。　怒った彼は、依存させたかっただけで愛してなんかいなかったと言い放ち、私達はそれきりとなりました。別れてからは、それまで彼氏に頼りきりだった分、元の生活に戻るまで大変でしたが、あの時別れて自立出来て、今は本当に良かったと思います。写真・Nick Pateman