もう5年も前のことです。当時付き合っていた彼氏は2つ年下の、大学のサークルの後輩でした。大学1年生だった彼は、童貞を捨てたばかり。毎日のように私の家にやって来ては私を求めてきていました。求められること自体は女として悪い気はしないので、私も気乗りしない時以外は応じていました。ただ、行為の時に一つ気になることがあったのです。
>>切った彼女の爪をコレクションする男~本当にあった怖い彼氏~<<
それは彼が、私の寝ている時にばかり手を出してくる、ということです。彼が毎日でもしたがっているのは分かっていたので、寝る前に「する?」と聞くのですが、その時には、彼は乗って来ないのです。
私はかなり眠りが深いので、一度寝たらなかなか起きません。だから、いつも目が覚めると彼がすでに私の中に入っている状態でした。せっかくするなら雰囲気も大事にしたいし、何より眠いので、夜中にはしないでほしいと伝えたのですが、「ごめん」と一言返されて終わり。改善することはありませんでした。
そんなある日、いつものように私の家に彼が来ました。しかし、明らかに不機嫌…。何かあったのだとすぐにわかりました。私は彼にお茶を入れ、事情を聞き出そうとしましたが、コップを差し出した瞬間、それを払いのけて私をベッドに押し倒したのです。そして「やめて!」と抵抗する私に、彼は「寝ろ!早く目をつぶれ!」と声を荒げました。私は怖くて、抵抗するのをやめ、彼の言う通り目をつぶって寝た振りをしました。彼はそのまま行為を始め、いつも以上に興奮しながら乱暴に私を扱いました。
その後コトが終わり、落ち着いた彼は急に態度を変え、必死に謝ってきました。バイト先で理不尽なことで怒られ、むしゃくしゃしていたそうです。もちろん、それは気の毒だとは思いましたが、その怒りを性欲に変えて彼女にぶつけるなんて人として最低だし怖すぎると思い、その日のうちにお別れしました。寝ている人を襲いたい、という彼の性癖に振り回された数か月でした。
写真・Carlos Ebert