オリンピック
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社会 2021年08月10日 06時00分
オリンピック選手による銃撃事件 馬術で出場の男は住宅トラブルで女性に発砲も正当防衛を主張
東京オリンピックの各競技でひたむきに戦う選手らの姿に、感銘を受けた人も少なくない。感動を与えてくれるオリンピック選手だが、一方で引退後に事件を起こして有名になってしまう選手もいる。 2019年8月7日、米ニュージャージー州の農場で女性を銃で撃った疑いで元オリンピック選手の男が逮捕されたと、同年8月9日付『Daily Mail』、同年10月15日付『New York Times』などが報じている。 >>25歳ホームレスの男が男性を殺害、その後遺体で恐ろしい行為 妻に暴行された復讐だった?<< 報道によると当時54歳の男Aは馬術の元選手で、2008年北京オリンピックにアメリカ代表として出場経験がある。引退後は、同州の自身の所有する農場で、馬術の訓練施設を運営している。事件の発端は、家の貸し借りをめぐるトラブルだった。 2018年にフロリダの馬術大会で、Aは当時38歳の女性と出会った。女性も選手として大会に出場。Aと女性は意気投合し、女性はAの訓練施設に移り住み、トレーニングを積むことになったそうだ。女性は交際相手とともに、Aの農場にあるアパートに住む契約を結んだという。 しばらくして、農場内のAの住まいが洪水で被害を受けた。Aは女性の暮らすアパートに住みたいがために、女性らをアパートから追い出そうとしたそうだ。女性らは立ち退きを拒否したためAと対立。女性によると、この頃からAの嫌がらせが始まったという。しかし、Aの主張は逆だ。Aは、女性から嫌がらせを受けたと主張。Aは警察にも「女性が不法占拠している。嫌がらせを受けている」と度々通報。警察は民事不介入として取り合わなかったそうだ。 トラブル発生から約1カ月後、Aは銃を持ち出して、農場にいた女性の胸付近を撃ち抜いた。女性の交際相手にも発砲したが弾はそれ、交際相手にけがはなかったという。警察が呼ばれて、女性は病院に搬送された。女性の左肺を弾丸が貫通、女性は一時重体となるも、一命は取り留めた。Aはのちに逮捕され、殺人未遂で起訴された。裁判は現在も続いている。Aは「正当防衛」を主張し、容疑を否認しているという。 銃撃事件の加害者となった選手もいれば、逆に被害者となった元オリンピック選手もいる。 オリンピックの元銅メダリストの男性が銃で撃たれ死亡し、殺人罪で妻が逮捕されたと、2016年8月24日付『Daily Mail』、同年同月23日付『VcStar』などが伝えている。 報道によると、米カリフォルニア州に住む当時52歳の男性Bは元砲丸投げの選手で、1984年ロサンゼルスオリンピックにアメリカ代表で出場、銅メダルを獲得した人物だ。引退後は高校で運動部のコーチを務めていた。2009年8月27日夜に警察は、当時52歳のBの妻(以下女)から「夫が倒れている」と緊急通報を受けた。警察が駆け付けると、裏庭で倒れているBを発見。すでに死亡しており、後頭部には銃で撃たれた痕があった。 女の話では、「外から銃声が聞こえたので夫が外に出たら、侵入者に撃たれた」と説明。警察は最初から妻に疑いを持っていた様子。家宅捜査の結果、柱時計の奥に隠してあった「銃」を発見。男性を撃った銃だったそうだ。 女はBを銃で撃った点は認めたが、「DVを受けており正当防衛だった」と主張。女は殺人罪で起訴され、のちの裁判では、検察側と主張が対立したそうだ。女の主張によるとBと女は、高校の同級生だ。Bは花形スポーツ選手、女は学園祭の女王で憧れのカップルだったという。2人はBが死亡するまで、29年間連れ添った夫婦だった。しかし、Bは結婚直後から、ささいなことで女に暴力を振るっていた。事件当日Bは酒に酔った状態で、女はBに銃を突きつけられ、殺すと脅されたと説明した。 しかし検察側は、暴力を受けていたのはBと主張した。Bが離婚を求めていたため、女はBにかけていた生命保険金を狙い、Bを殺害したと主張。以後7年にもわたる裁判の末、2016年3月に開かれた裁判で、第一級殺人罪で有罪となり、禁固刑50年が女に言い渡されたという。 オリンピックで素晴らしい戦いを見せてくれた選手たちの、今後の人生の成功を祈りたい。記事内の引用について、Former US dressage Olympian is arrested after award-winning horse woman is shot twice at close range in 'a landowner-tenant row' at his 53-acre New Jersey farm(Daily Mail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-7339693/Former-dressage-Olympian-arrested-equestrienne-shot-twice-53-acre-farm.htmlAn Equestrian Was Shot by Her Olympic Trainer, Then Pummeled Online(New York Times)よりhttps://www.nytimes.com/2019/10/15/nyregion/shooting-dressage-social-media.htmlWoman, 59, who shot dead Olympian husband who she claims raped and beat her throughout their 29-year marriage is sentenced to 50 years in prison(Daily Mail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-3755696/Woman-convicted-killing-Olympian-husband-claims-abused-29-year-marriage-sentenced-50-years-life-prison.htmlJudge sentences Jane Laut to 50 years to life in prison(VCStar)よりhttp://archive.vcstar.com/news/local/oxnard/judge-sentences-jane-laut-to-50-years-to-life-in-prison-3aaca64b-af55-132a-e053-0100007f36a6-391098181.html
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スポーツ 2021年08月08日 12時10分
オリンピックメダリストの森末慎二、現在は宮古島に移住? 地元の食材を使った飲食店も経営
東京オリンピックが開催され、数々の種目で日本人が金メダルを獲得しているが、体操男子個人総合では、19歳の橋本大輝選手がこの種目で最年少で金メダルに輝き注目された。過去のオリンピックでの体操競技においては、1984年のロサンゼルスオリンピックで、鉄棒決勝で10点満点を叩き出し、金メダルを獲得した森末慎二がいる。森末は同オリンピックで、跳馬で銀メダル、体操団体では銅メダルを獲得して日本中を沸かせたが、翌年には引退してテレビタレントとして活躍することとなった。タレントに転身してからは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)など、多くのバラエティ番組に出演したが、最近はあまりテレビで見かけることはない。森末は今、何をしているのだろうか。 >>五輪メダリストの池谷幸雄は今、 鍼灸接骨院の運営も 講演では子どもたちにメダルを触らせるサービス<< 「森末さんは、現在はタレント業をセーブして、宮古島に拠点を移しているそうです。老後は宮古島でゆったりと過ごしたいとの思いから、宮古島に900坪の土地を購入し、大きな家を建てて暮らしています。宮古島に決めたのは、もともと沖縄が好きだということもあったのですが、タレント業から逃げたかったというのも理由の一つだそうです。妻は東京での仕事があるので、宮古島に来て一緒に時間を過ごすのは夏と冬の休暇の時だけと言いますが、お互いの生活を尊重しながら仲良くやっているようです」(芸能記者) 宮古島では新しいビジネスも始めている。 「宮古島では、宮古島産の車海老を使った天丼店を経営しています。コロナ禍で苦しい時期もあったのですが、今は、夜も開けるなど形態を変えて、なんとか営業しているそうですよ。とは言え、売り上げがそこまでいいわけではなく、赤字が出ない程度だと言います」(前出・同) コロナ禍では、店の経営が傾いたほかにも辛い思いもしたようだ。 「宮古島を生活の拠点としているものの、仕事があると飛行機で東京に行くこともあるそうです。しかし、コロナ禍で東京の感染者が多かった時期には、仕事で東京へ行き、仕事が終わって宮古島に戻ると、島人に『島の人を殺す気だね』なとど言われ、殺人者のような扱いを受けたそうです。厳しい時期もあったようですね」(前出・同) 自身のInstagramでは、東京オリンピックに関する投稿もしており、体操の橋本大輝選手が金メダルを獲得した際は「これからまた体操日本が続くぞ」と選手たちを称えていた。体操への熱はいまだに冷めてはいないものの、オリンピック選手、タレントを経験し、今はこぢんまりと自分に合った生活をしているようだ。記事内の引用について森末慎二の公式Instagramよりhttps://www.instagram.com/morisue_shinji/
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社会 2021年08月07日 07時00分
アスリートのメンタルの強さ、どう鍛えている? 日常生活にも生かせるトレーニング法とは
東京オリンピックの卓球混合ダブルスで7月26日、伊藤美誠選手と水谷隼選手が日本卓球界初の金メダルを獲得した。その後28日、水谷選手は自身の公式ツイッターで「とある国から、『○ね、くたばれ、消えろ』とかめっちゃDMくるんだけど免疫ありすぎる俺の心には1ミリもダメージない」とツイート。すると、これに対して「人種差別やヘイトの要素がある」という意見もある一方で、誹謗中傷に対するポジティブな捉え方については「メンタルが強い」と称賛する声が多く上がった。結果的に賛否が分かれたこのツイートは、翌29日に削除された。 >>卓球金メダルの水谷「とある国から『くたばれ、消えろ』」誹謗中傷DM明かす 「とある国ってあの国?」発信源への憶測も飛び交う<< アスリートといえば、こうしたSNSでの誹謗中傷も含め、多くのメンタルダメージが想定される。例えば、プレーに関しては「負けるかもしれない」という不安や、負けが続くと「もう自分は勝てない」という思いに襲われるなど、精神的な緊張状態に直面することが多い。また、日頃から世話になっているトレーニングコーチや応援してくれているファンの期待に応えたいというプレッシャー、あるいは私生活での精神的トラブルを試合に持ち込まないようにするなど精神的な負担が大きく、メンタルの強さが欠かせない。 アスリートはいったいどのようにしてメンタルを鍛えているのだろうか。 近年、トレーニングの一環として専属のメンタルトレーナーからメンタルトレーニングを受けているアスリートは多い。代表的なメンタルトレーニングの技法としては、以下のようなものがある。 何よりもまずは「目標設定」が重要だ。現在の自分の能力を考慮して、110〜120%の努力で頑張れば達成できそうな目標を立てることで、モチベーションを維持しつつ能力を引き上げる可能性が高くなる。 試合開始の直前など緊張、不安を感じる場面でリラックスできるようになるための「リラクセーション法」も用いられている。腹がへこむようにゆっくりと口から息を吐き切って鼻から大きく吸い込む腹式呼吸を繰り返す「呼吸法」や、体の各部位の筋肉を緊張させたり緩めたりすることを繰り返し筋緊張をほぐす「漸進的筋弛緩法」などの技法を身につける。 「サイキングアップ」はメンタルコントロール法の一種で、リラクセーション法とは反対に、試合に臨む直前に気合を入れたり、気持ちを奮い立たせるために行われる。方法はさまざまで、代表的なものでは体の一部を軽くたたく、大きな声を出す、気分が上がる音楽を聴くなどがあり、自分に合った方法を決めてルーティン化することで、心身ともに試合に適した状態に入りやすくなる。チーム競技で、みんなで輪になって掛け声を出したり、ハイタッチするなどもこれにあたる。 一般的にも知られている「イメージトレーニング」では、イメージの中で自分の体を理想的な動きになるように操作したり、試合の流れや戦略パターンを繰り返しイメージする。こうしたイメージトレーニングをすることによって、現実的にも理想のパフォーマンスに近づき、戦略を成功させるためにベストな動きができるようになる。また、試合中のシーンを何度もイメージすれば場慣れした感覚を得られるため、試合の際の緊張感の軽減にもつながる。 世界のトップアスリートだけでなく、AppleやGoogleなどの一流企業でも取り入れられている「マインドフルネス瞑想」は、過去や未来について考えず、価値判断することなく「今この瞬間」をありのままに受け入れるという意識の状態を瞑想によって作り上げるメンタルトレーニングの技法だ。リラックス効果はもちろん、試合に欠かせない集中力・記憶力のアップや睡眠の質の向上、ストレスに強くなるなど、さまざまな効果が認められている。やり方としては、まずあぐらをかいて姿勢を正し、まぶたを薄く開けた状態で視線を落とし、自分の自然な呼吸のみに意識を置くようにする。もし他の思考に気が散っても、また呼吸に意識を戻すことを繰り返し、なるべく余計なことは考えないようにする。時間は1日5分から10分程度が目安とされており、継続的に行うことで効果が感じられるようになる。 「ポジティブ思考」にも、集中力を高め、能力を最大限に発揮する効果があるが、ポジティブ思考を効率良く習慣づけるためには、ネガティブな思い込みである「認知の歪(ゆが)み」に気づき、改善するという段階が必要になる。認知の歪みに気づくためには、参考資料などで学んだり、カウンセリングを受けるのも良い。認知の歪みを認識し改善することによって、不安や緊張、怒りなどのネガティブな感情に支配されにくくなり、ポジティブ思考が習慣化しやすくなる。 また、独り言や頭の中でのつぶやきをさす「セルフトーク」や、他人とのコミュニケーション、日記を書くことなどにおいて、その都度肯定的な言葉を使うトレーニングで、ポジティブな考え方を習慣づけることができる。 このように、自分の感情をコントロールしてストレス耐性を上げるメンタルトレーニングはアスリートに限らず、日常生活でも自分の感情や他人の言葉に振り回されにくくなり、これまでの悩みやストレスを軽減・解消する効果がある。また、こうした変化は人生における幸福度を高め、全体的な生活の質(QOL)を向上させることができる。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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社会 2021年07月31日 07時00分
五輪競技の中継、“自分が見ると負けるから”見ない人は半分本気? リアルタイムで応援できない人の心理とは
東京2020オリンピック競技大会が開幕した。パンデミック禍での異例の開催とあって不安の声も上がっていた中、始まるや否や日本代表選手の快挙が続き、応援ムードは一気に高まりを見せている。 オリンピックの競技に限らず、スポーツ観戦といえば、多くの人が夢中になるイベント。試合の経緯に一喜一憂し、勝敗の結果を見届けるのが多くの人の楽しみ方だろう。ところが、「自分が見ると負けるから見たくない」と、リアルタイムで観戦することを拒む人がいる。このような人には一体どのような心理があるのだろうか。 まず前提として、一個人がただ競技を観戦するだけで勝敗に影響を与えること自体があり得ないこととすると、「自分が見ると負ける」という発言は、本人の思い込みによるものということになる。 >>「言い間違い」では済まないバッハ会長の発言、日本国民の怒りが増幅していったワケ<< こうした思い込みの中には「自分のせいで負けてしまう」「自分のせいで迷惑をかけてしまう」といった、自責の念を伴うネガティブな思い込みが強いケースがある。このような、物事に対する誤った考え方や捉え方は、「認知の歪み」という状態に当てはまり、自己肯定感の低下に影響を及ぼす場合もある。 また、「自分が見ると負けてしまう」という感覚が過去に観戦して負けた回数に基づいている場合、その根拠となるだけの多くの負けを経験したわけではないのに、応援していた選手あるいはチームが負けたショックが大きく、実際よりももっと多くの負けを見てきたかのような錯覚に陥っている場合もある。 一度思い込んでしまうと、それに反する事実は認めようとせず、無意識にその証拠となる情報ばかりを集める「確証バイアス」という心理現象によって強化されやすい傾向がある。 さらに本来自分でコントロールが不可能なものに対し、自分が思うような結果を引き起こせると思い込んでいる状態をさす「コントロール幻想」は、迷信やジンクスを信じて行う時にも見られる心理現象だが、「自分が見ると負ける」という思い込みについても当てはまる場合がある。負けることは意図しない結果であるとしても、例えば、自分がまるで特殊能力を持っている者であるかのような特別感を持っていたり、それをアピールすることで自己顕示欲を満たそうとしている場合などがそうだ。 あるいは、「負けるから見ない」というのはおふざけ半分であって、実は、試合中の緊張感が苦手であったり、試合に負けた時のショックに耐えられず「結果の分かっているものしか見たくない」というケースもある。自分が応援している選手やチームが負けた時のストレスは非常に大きいもの。特に、オリンピックのように期待が普段より一層大きくなっている場合は、負けた時のショックも大きい。ストレスを人一倍苦痛に感じる人にとって、オリンピックの競技観戦はつらいに違いない。 このように、オリンピックの競技を「自分が見ると負けるから見ない」といってリアルタイムで見ない人の心理には、思い込みが強いタイプと、競技の経過や勝敗に対してストレスを感じるという2つのタイプに大別できる。 いずれにしても、それぞれに合った手段でオリンピック観戦を楽しんで応援するのが一番だ。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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社会 2021年07月22日 12時20分
麻生大臣は射撃選手だった! 意外にもオリンピック出場経験ある政治家たち
オリンピック出場経験のある政治家と言えば、まず思い浮かぶのは橋本聖子参議院議員だろう。失言問題で辞任した森喜朗氏に代わって東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長に就任した。 橋本氏は、スピードスケートと自転車競技の選手であり、1992年のアルベールビル冬季オリンピックでは、女子スピードスケート競技(1500メートル)で銅メダルを獲得。夏季大会でも自転車競技に出場し、冬季4回、夏季3回の7度のオリンピック出場を果たしている。これは日本女子最多記録だ。さらに橋本氏は、1995年の参議院議員選挙で初当選しているが、この時点で現役引退はしておらず、国会議員とプロスポーツ選手を兼任していた。 >>『めざまし8』谷原章介、五輪中止要望の声を「雑音」と発言で批判 「安全を求める声を…」抗議の声も<< このほか、現職の参議院議員では元ビーチバレー日本代表として、2度のオリンピック出場経験のある朝日健太郎氏がおり、過去にはYAWARAちゃんこと谷亮子も同議員を務めたのはよく知られている。 だが、このほかにもオリンピック出場経験を持つ意外な政治家たちがいる。 まず筆頭に挙げられるのが、元総理大臣の麻生太郎副総理兼財務大臣だろう。麻生氏は、1976年にカナダのモントリオールで行われた夏季オリンピックに、クレー射撃(スキート)の日本代表として出場。ただし、成績は41位と振るわなかった。この3年後に衆議院議員選挙に初当選し、政治家としてのキャリアをスタートさせる。 馳浩衆議院議員もオリンピック経験者だ。馳氏と言えば、プロレスラーのイメージが強いが、1984年のロサンゼルスオリンピックに、ライトヘビー級のレスリング代表として出場。ただ、結果は予選敗退となっている。議員となった後はスポーツ経験者として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問会議・顧問を務める。 さらに、前回の1964年に行われた東京オリンピックに出場したのが、元サッカー選手の釜本邦茂氏だ。19歳で日本代表入りを果たし、東京オリンピックに出場。次の1968年のメキシコオリンピックでは、7得点を挙げる得点王に輝いた。この大会でサッカー日本代表は銅メダルを獲得している。その後は知名度を活かし、サッカー指導者などとして活躍。1995年の参議院議員選挙に出馬し当選、1期を務めた。この時に声をかけたのが早稲田大学の先輩である森氏だった。同期当選組には前出の橋本氏、馳氏がいる。 図らずも1995年の選挙でオリンピック出場経験のある議員が3人誕生し、いずれも森氏と関わりがあるのは興味深いところだ。
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社会 2021年07月18日 10時00分
日本人を中国人と言い間違えだけじゃない、IOCバッハ会長の問題発言は過去にも
IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長の発言が、物議を醸し出している。バッハ会長は東京オリンピック前に来日し、滞在しているが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都を始めとする1都3県のほか福島県や北海道などで無観客開催となり、「理解に苦しむ」と発言した。バッハ会長はJリーグやプロ野球など、ほかのプロスポーツ競技が有観客で開催されていることに疑問を呈した形だ。 これには、ネット上で「この発言が『理解に苦しむわ』」「この人、日本のこと何も考えていないと思う」といった呆れた声が並んだ。 13日には、パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長を訪問した際のあいさつで、日本人へのコメントを「中国人」と言い間違える失態も。ミスによる発言だけでなく、IOCはトップダウンの組織であり、委員たちの発言は「偉そう」「上から目線」と言われることも多かった。バッハ氏もそうした発言が多い。 >>「#私はバッハに手を振れない」ロンブー淳が『バイキング』でSNS投稿提案 「イジメの誘導みたい」の声も<< この発言の前には、ドイツのテレビ局のインタビューで「オリンピック選手の約85%がワクチンを接種して来日したことに感謝すべき」と述べたと一部ネット上で問題になった。ただ、こちらの発言には翻訳のニュアンスも含まれていると指摘する声もあるが、バッハ会長の傲慢な姿勢が透けて見えるのは確かだ。 さらに、今年5月には「東京五輪を実現するために我々はいくつかの犠牲を払わなければならない」と発言。これには「日本と日本人だけが犠牲を強いられている」と反発を招いてしまった。後にIOC関係者は「日本に向けたものではない」と釈明しているが、苦しい言い訳と言わざるを得ないだろう。 同2月に森喜朗氏が女性を蔑視した発言が問題になると、火消しに走るようにバッハ氏は「森会長は発言について謝罪した。これでIOCはこの問題は終了と考えている」とコメントしている。結果的にバッシングが集中したため、森氏は東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長の辞任に追い込まれている。バッハ氏の「身内びいき」ぶりも、明らかになってしまったと言える。 これらの発言は、バッハ氏のキャラクターとも深く関わるものであるため、今後も何かと物議を醸し出しそうだ。
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社会 2021年07月11日 15時00分
長野オリンピック誘致にも関わった春日良一氏、その言動には賛否?
オリンピック関係の識者として、連日のようにテレビで目にするのが春日良一氏だろう。『バイキングMORE』(フジテレビ系)や、『ミヤネ屋』(読売テレビ制作・日本テレビ系)などに出演している。 春日氏は、JOC(日本オリンピック委員会)元渉外参事の肩書を持つ。1998年に行われた長野冬季オリンピック招致にも深く関与。日本が不参加となった1980年のモスクワオリンピック水泳代表に選ばれた長崎宏子氏を妻に持つ。近年のオリンピック事情を知り尽くす人物と言える。そんな春日氏の言動には賛否両論がある。 >>こういう時こそ観客を入れたほうが良い? 元JOC春日氏の無観客試合への猛反論に視聴者ドン引き<< 最も大きなものが、「政府やIOC寄りの発言しかしない」点だろう。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止や延期論が出た時には、日本側から開催を返上するようなことをしたら、「二度と日本で五輪は開けない」と発言。さらに、7月8日の『バイキングMORE』では、ロックインジャパンフェスティバルの中止を受けて、「オリンピックは特別なもの。普通のイベントとは違う」と強調した。これに対し、薬丸裕英が「それはきれいごとにしか聞こえない」とツッコミを入れていたが、全ての視聴者やネット民を代弁する声だとも言えるだろう。 春日氏の経歴を見れば、発言が保守的にならざるを得ないのはわからなくもないが、「オリンピック開催ありき」で回りくどい話をする春日氏のスタイルを苦手と感じる人も少なくないようだ。 さらに、オリンピックとコロナといったトピックに言及すると、パブリックビューイングに関しても持論を述べ、専門家の医師から反論される様子もテレビには映し出されている。 その一方で、『バイキングMORE』では、坂上忍からのイヤミ攻撃を平然と受けて流す春日氏の胆力の強さを面白がる声もある。ワイドショー的には、春日氏は自らヒール(悪役)を買って出ているとも言えるだろう。 問題含みのオリンピックは強行開催へ向かう様相を呈してきているため、春日氏の言動にはさらに注目が集まりそうだ。
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社会 2021年07月07日 18時45分
内村航平、物議となった発言振り返る「そこから二転三転があった」 東京五輪に向け自分や関係者を鼓舞
体操の内村航平選手が6日、オンラインで開催された「オリンピック日本代表選手団結団式・壮行会」に出席。23日に東京で開幕を迎える第32回オリンピック競技大会への思いを語った。 >>全ての画像を見る<< 4度目のオリンピック出場となる内村は結団式・壮行会に参加し、「最近取材もオンラインが多いので慣れてきたんですけど、ちゃんとした式典をオンラインでやるのは物足りない気がします」と史上初のオンライン開催となった本イベントに残念そうな表情。一方で、イベントで流れたゆずの『栄光の架橋』に対しては「あの曲聞くと、体操、アテネという感じ。体操選手はみんなあの曲聞くとやる気が出るんじゃないですか」と嬉しそうな表情も。 昨年11月には、オリンピックの開催を世論に訴えたことも話題となったが、「昨年の11月は今よりも状況が違う。昨年の11月は比較的落ち着いていた時期。僕の中ではできなくはないと思って素直に伝えたんですけど、そこから二転三転があった。できるのかなって……」とその後、自身の発言に対して自問をすることもあったようだ。 内村はその上で、「でも、今は目の前の試合を一つ一つするしかない。選手が何を言おうと世界は変わらない。選手は一人一人がやれることをやればいい。勇気と感動を与えることしかできない」と述べ、「僕は周りの声には左右されない性格。今までやってきたことを踏まえてやれるだろうって。自分自身のためにオリンピックを戦い抜いて、一人一人がやれば日本中に明るいニュースが届けられるのじゃないかなって思います。みんな一人一人精一杯戦ってほしい」と自分や関係者らを鼓舞。 また、内村はオリンピックを楽しみにしている子どもたちに向けても、「何かと大変なことがたくさんあると思うんです。運動会ができないとかそういうところがたくさんある。それを小学生に向けてなんと言えばいいのか……。純粋に応援してくれる子たちばかりなのですが、そこは複雑。僕たちは夢を与えていかないといけない立場。競技でいろんなことを払拭していかないといけない。テレビでもなんでもいいのでやっている姿を見てほしいなと思います」と話していた。 この日は、日本代表選手団から総監督の尾縣貢、団長の福井烈、主将の山縣亮太、副主将の石川佳純、旗手の須崎優衣も出席したほか、三宅宏実選手(ウエイトリフティング)、大野将平選手(柔道)、川井梨紗子選手(レスリング)らが内村選手同様、記者団の個別取材に応じた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2021年07月07日 12時15分
オリンピック壮行会、ゆずの名曲に副主将の卓球・石川佳純が感動「元気と勇気をいただきました」
6日、日本オリンピックミュージアムにて『第32回オリンピック競技大会(2020/東京) 日本代表選手団壮行会』が開催。YouTubeで生配信された。 >>全ての画像を見る<< 壮行会には、公益財団法人日本オリンピック委員会の山下泰裕会長のほか、第32回オリンピック競技大会日本代表選手団から、主将の陸上・山縣亮太選手、副主将の卓球・石川佳純選手、旗手のレスリング・須崎優衣選手が出席(同じく旗手を務めるバスケットボール・八村塁選手は欠席)。そのほかの選手はオンラインで参加した。なお、MCは、元フジテレビの平井理央アナウンサーと東京 2020 オリンピック日本代表選手団公式応援団長・松岡修造が務めた。 VTRで参加した菅義偉内閣総理大臣は「新型コロナの感染拡大により、開催が1年延期され、選手のみなさんも大変ご苦労されたと思います。開催にあたっては、世界から選手が安心して参加できるよう、感染対策をしっかりと行ってまいります」と約束。続けて、「日本で開催されるオリンピックへ出場する喜びを噛みしめながら、世界中のアスリート相手に自分の力を思う存分発揮し、最高のパフォーマンスを見せてください。ガンバレ日本!」と激励メッセージを送った。 山下会長も挨拶。1年延期については「多くの葛藤を抱えてきました」と胸中を吐露しつつ、「いまだ払拭できない不安が残っていることと思います。それでも私は、スポーツの力を信じています」と力強く述べた。そんな会長の言葉に、松岡は「この1年、日本の選手だけじゃなく、世界中の選手たちも苦しんできました。この状況下で、スポーツの力を信じて日本にやってきてくれる……。(会長の)お話を聞いて“世界中の選手を心から応援したい”と思いました」と熱く語った。 壮行会では、応援アーティストとしてゆず(北川悠仁、岩沢厚治)がVTRでサプライズ登場。『栄光の架橋』を披露した。こちらは、全国から届いた直筆応援メッセージ、ゆず、リモートで参加した選手団の顔がリンクし、感動を呼ぶ構成に。感想を問われた石川選手は「元気と勇気をいただきました。今度は私たちが、応援してくださる人に、元気と勇気をプレイで届けられるよう頑張りたい、と改めて思いました」と話した。 最後に山縣選手が挨拶。改めてこの場に立てることが、多くの人の理解とサポートがあってのことだとしつつ、「そういった思いを胸に、オリンピック本番では、選手一人ひとりが持てる力を100%発揮して、悔いのないように頑張りたいと思います」と礼を述べていた。
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社会 2021年07月06日 19時30分
東京五輪日本代表の結団式開催、オンライン参加の選手も 「スポーツの価値が問われています」山下会長が挨拶
『第32回オリンピック競技大会(2020/東京)日本代表選手団 結団式』が6日、オンラインで開催された。 結団式には、公益財団法人日本オリンピック委員会の山下泰裕会長、日本代表選手団の福井烈団長、尾縣貢総監督ほか、陸上の山縣亮太主将、卓球の石川佳純副主将、旗手のレスリング・須崎優衣選手が出席(同じく旗手のバスケットボール・八村塁選手は欠席)。そのほかの選手はオンラインで参加した。なお秋篠宮皇嗣同妃両殿下も、オンラインで視聴された。 山下会長は主催者挨拶で、大会が1年延期になったことに触れつつ「不要不急とされたスポーツの価値が、いま問われています。次の世代につながるオリンピック、未来に向けた新しい形のオリンピックと、東京2020大会は、さまざまな意味を持つ大会となります」とコメント。続けて「これから大会に臨む選手は、逆風に揺れ、練習や試合のできない困難を乗り越えて最善を尽くしてきました。感謝と誇りを感じつつ、フィールドで思う存分輝いてほしい、開催を1年待った思いを胸に、自己を十二分に表現していただきたいと切に願っております」と述べた。 また、秋篠宮皇嗣殿下は「このパンデミックが収束する状況は見えてきておりません。このことは、オリンピズムが目ざす、平和でよりよい世界の構築に貢献するための参加者間の交流が難しいことを意味すると推察いたします。そのような状況下ではありますが、みなさまは、可能な場において、交流を深めていただきたく思います」と挨拶。今回は、通常のオリンピックとは大きく異なる環境であるとしつつ「参加されるみなさまへは、感染症への対応に十分心を配られ、そして競技の場に臨んでは、日頃の成果を存分に発揮されることを願っております」と選手団にエールを送られた。 最後に、選手団を代表して挨拶したのは山縣。自覚と責任を持って大会に臨むと宣言しつつ「コロナ禍で、開催自体の意義が問われる中、常に自分たちに何ができるのか、スポーツの意義について考えてきました。いま、自分たちができるのは真摯に競技に向き合い、ベストを尽くすことだと思っています」と全力で戦い抜くことを誓っていた。 このほか結団式では日本代表選手団の紹介、国旗授与、団長挨拶などが行われた。
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スポーツ
DeNA・ラミレス監督「粛々と従うしかない」 東京オリンピック延期決定でベイスターズに迫り来る余波
2020年03月26日 17時30分
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芸能ニュース
坂上忍、聖火リレーの火「そんなに大事?」発言で物議 ヒロミは「あのランタンでキャンプしたい」
2020年03月24日 19時00分
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芸能ニュース
オリラジ中田、6年前に東京五輪中止を予言していた? 『やりすぎ都市伝説』の内容が話題に
2020年03月19日 12時55分
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社会
古市氏、IOCを「お金儲けの組織」「頭の悪い組織」発言で反響 ネットからは「よく言った」の声も
2020年03月18日 12時10分
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芸能ニュース
マツコが大胆発言 東京五輪、「一番いいのはパリの次」「無観客はない」
2020年03月17日 12時10分
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芸能ニュース
舛添前都知事「IOCが五輪中止を想定したチーム発足」と発言、ネット騒然 橋本五輪相には苦言も
2020年03月04日 12時30分
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社会
元JOC参事、一斉休校は“オリンピックのため”発言で物議 東京五輪は「やるしかない」と主張
2020年03月03日 20時00分
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芸能ニュース
マツコ「100億円の物件を作って」大富豪狙いの景気回復案 自身は「クソみたいなもん」
2020年03月03日 12時20分
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芸能ニュース
土屋太鳳、「日の出と同じ色」 五輪日本選手団のオフィシャルウェアに興味津々
2020年02月26日 06時30分
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芸能ニュース
北島康介、「超気持ちいい」 自身のオリンピック振り返り感慨
2020年02月13日 14時30分
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芸能ニュース
空手の植草歩、憧れの選手は水泳の北島康介?子供たちと食事会で思い語る
2020年02月12日 06時30分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分