「この日、伊藤利尋アナウンサーから、IOCの声明文をまとめたものが読み上げられました。それによれば、IOCは東京五輪開催について、『全力を尽くす』と意欲を見せており、『現段階で思い切った決断は必要ない』と、大会まで4か月以上あるこの時期に、重要な決断を下す必要はないと、準備を進めると宣言。そして、新型コロナウイルスについても、『収束することを確信している』と、自信をみなぎらせていることが判明したのです」(芸能ライター)
五輪開催の推進派として、各ワイドショーに出ている元JOC参事の春日良一氏も、「これを聞いて、本気でやる気だなというのを感じた」とコメントしていたが、古市氏がキレたのはこの後。
「声明の中で、同IOCのバッハ会長が、『五輪を目指す者すべての体調と健康が最優先』『我々はオリンピック共同体 いい時も困難な時も互いをサポートしあう』と言っていることが紹介された後、古市氏はこれについて、『結局、何も言っていない』とバッサリ。『WHO(世界保健機関)が(感染状況が)パンデミック相当と言っている中で、今年やるのはさすがに無理なんじゃないか』と異議を唱えたのです」
その上で、「IOCってお金儲けの組織で、放送権利のためだけに(五輪を)やりたいという話もあるじゃないですか」と述べながら、「春日さんから見て、IOCってそんなに頭の悪い組織なんですか?」とぶっ込んだのだ。
IOCを敵に回した大胆発言に、MCの小倉智昭らも苦笑い。春日氏は「頭が悪いかどうかは分かりませんが」と返し、「お金儲けの組織ではない」と一蹴していたが、SNSでは「いいね古市くん」「古市さんがIOC元なんちゃらの人にぶっ込んでいて個人的に最高」「鋭いこと聞きますね(笑)」「古市が気持ちいいことを言ってくれて」「よく言った古市」と絶賛コメントが相次いでいる。
開会式まであと4か月、128日。いずれにしても、こんなにも注目される五輪は、かつてなかっただろう。開会式では、航空自衛隊の精鋭部隊・ブルーインパルスが空中で五輪マークを描くという話もある。7月24日、東京の空で無事、5つの輪が見られるのだろうか。