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芸能ニュース 2020年02月23日 12時30分
ドラマ『G線上』現場で“孤立”報道のあった波瑠、人気演出家の映画では物申せなかった?
女優の波瑠が主演する映画「弥生、三月-君を愛した30年-」(3月20日公開)の完成披露舞台あいさつが19日、都内で行われた。 同映画は、ひかれ合いながらも別々の道を歩んだ、弥生(波瑠)とサンタ(成田凌)の30年間を、桜が咲く3月だけで描く激動のラブストーリー。大ヒットドラマ「家政婦のミタ」や「過保護のカホコ」などで知られる脚本家・遊川和彦氏が原案・脚本・監督を担当した。 各スポーツ紙によると、舞台あいさつで波瑠は、「脚本を読んだときは感動し、そのハードルの高さを感じた」と告白。オファーを断ろうと出向いたというが、「監督の情熱がすごくて。こういう方と仕事がしたいと思って引き受けました」と振り返った。 また、波瑠は「遊川組の洗礼かなと思ったのが、衣装合わせが9時間かかって終わらなかった。脱いでは着るロボットのようになっていました」と苦笑したとか。ちなみに、成田は、「僕は6時間…(日をまたいで)2日かかりました」と明かしたというのだ。 「遊川氏がメガホンをとるのは、17年公開の『恋妻家宮本』に続いて2本目。同映画は阿部寛と天海祐希が夫婦役を演じる豪華キャストだったにもかかわらず、興行収入はわずか6億円しかいかなかった。それもあり、遊川氏の今回の作品にかける意気込みには並々ならぬものがあるようで、衣装合わせの時点から徹底的にこだわったのでは」(映画業界関係者) それに波瑠も付き合ったようだが、さすがに大物演出家には物申せなかったようだ。 「波瑠といえば、昨年10月期のドラマ『G線上のあなたと私』(TBS系)に主演。しかし、一部報道によると、現場では、波瑠側の傍若無人な振る舞いに制作スタッフがイライラを募らせるなどしており、波瑠は撮影現場ですっかり孤立してしまっていたという。おそらくは、映画の方が撮影は先だったはずだが、遊川氏にとったのと同じように制作サイドと接すれば、現場での評判も良かったはずでは」(テレビ局関係者) 映画の評判次第では再浮上できそうだ。
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芸能ニュース 2020年02月23日 12時20分
後輩イジメ疑惑はTKOの木下だけじゃない? ワケもなく番組をクビにした芸人Jとは
TKO木下隆行につきまとう黒い疑惑。それが、後輩へのパワハラや、イジメとも取れる蛮行だ。一部報道によれば、よゐこの濱口優と南明奈の結婚祝賀パーティーで、木下が後輩から預かった金銭をネコババしたのではないかという疑惑を、松竹芸能の後輩であるオジンオズボーンの篠宮暁が舞台上でイジったところ、木下が楽屋に戻った際に激怒。篠宮に投げつけたペットボトルが目に直撃したのだという。 さらに木下は、自身のブランドの洋服を「半額にした」とは言いながらも、半ば強制的に売りつけようとしていたとも伝わっている。だが、そんな「後輩への圧力芸人」は木下だけにとどまらないという。例えば陣内智則。人当たりもよく、むしろさわやかなイメージがあるが……。 「陣内は若手時代、後輩のチュートリアル福田充徳に厳しかったことで知られています。例えば自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、コンビで準レギュラーだった福田だけを何の説明もなく降板させたり、福田本人がいる前で徳井義実に『解散しろ』『俺と組んだ方が面白い』と暴言。また、営業先で二日酔いで遅刻すると、ブチギレて福田を引きずり回したこともあったそうです」(芸能ライター) さらに、笑い飯・哲夫も、後輩イビリをした事実が、被害者から告発されている。被害を被った相手というのがオリエンタルラジオ藤森慎吾だ。哲夫は、芸歴が浅いのにブレイクしたことに嫉妬したのか、藤森を当時、宿泊先のホテルに呼び出して、「おまえらオモロイらしいなぁ。裸になって何かオモロイことやれ!」と命令。もじもじしていたら、「全然オモロないやないか!」と言われたという。藤森は品川庄司・品川祐からも、楽屋で寝そべりながら、「君たちが噂の天才君ですかー?」とイビられたという。 ナインティナイン岡村隆史も、ラジオ番組で、当時「吉本印天然素材」のリーダー格であった“ぜんじろう”からものすごいイジメを受けていたと告白したことがあった。 ただ岡村は、爆笑問題・太田光とぜんじろうが呼び捨て問題でモメていた時、ぜんじろうを擁護していた。また品川も藤森へのイヤミをのちに本人に謝罪し、今は良好な関係を保っている。いずれにしても、芸人は「笑い」のネタに昇華できる腕があるし、何よりタフな精神の持ち主だ。話すことでメシのタネになり、双方がwin-winの関係になることを祈りたい。
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芸能ニュース 2020年02月23日 12時10分
9代目いいとも青年隊・あさりど、現在はピン活動中心? 川本は劇団EXILEの演出家に
1994年から97年まで『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で、9代目いいとも青年隊を務め、ブレイクを果たした2人組のお笑い芸人・あさりど。『王様のブランチ』(TBS系)や『タモリのボキャブラ天国』(フジテレビ系)への出演も果たし、さらにファンを増やしたが、2000年に入ってからはすっかりテレビで見かけなくなった。あさりどは今、何をしているのだろうか。 「キー局では見かけることの少ない2人ですが、まだ解散はしていませんよ。とは言え、最近は、別々の仕事が多く、それぞれ活躍しているようです」(芸能記者) 向かって右側の立ち位置にいることが多かった川本成は、大物芸能人と仕事をすることが多いようだ。 「川本さんは、2007年に『時速246(2010年に『時速246億』に改名)』という劇団を立ち上げ、定期的に公演をしています。劇団のスタイルは多様で、川本さんが一人で舞台に立つソロ公演の時もあれば、他の劇団に所属している演者を招いてコラボすることもあります。過去には、女優の水野美紀さんとコラボを果たしています。舞台の評判は良いようで、前売りチケットが完売して、当日チケットを求めて長蛇の列ができることも珍しくないんです。さらに川本さんは、その演出力を買われ、劇団EXILEの舞台の演出もしているんですよ。川本さんが演出に関わった劇団EXILEの舞台は、今年も東京や大阪での公演が決まっています」(前出・同) また、川本はこんな仕事もしているようだ。 「川本さんは、近畿圏を放送対象とした朝日放送テレビのドラマにちょい役で出演していたり、Netflixで公開されているイギリス映画の吹き替えも担当しています」(前出・同) 一方で、相方の堀口文宏は趣味の野球を生かした仕事が多いようだ。 「堀口さんは、地元の球団である埼玉西武ライオンズの大ファン。今では、ライオンズ関連のテレビ番組に出るほか、ライオンズの試合中継でベンチリポーターを務めたり、時には選手にインタビューをしていますよ。ライオンズの選手とはかなり親しいようで、選手を招いたトークライブも定期的に開催しているんです。ライオンズのファンミーティングでもMCを務めています」(前出・同)また、堀口は三重県の観光大使にも選ばれている。 「観光大使を務めていることが縁で、三重県にはかなり詳しいみたいです。三重県を紹介する書籍も出版しています」(前出・同) 2人揃っての仕事はあまりないようだが、堀口は自身のTwitterで「相方のナルさんが演出してる劇団EXILE『勇者のために鐘は鳴る』感激しちゃった」と、川本が演出した公演を観たことを綴っている。 2人は今、それぞれの得意分野を生かした場で活躍しているようだ。記事内の引用ツイートについて堀口文宏の公式Twitterより https://twitter.com/torikinchan
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レジャー 2020年02月23日 12時00分
◎痛み悩みの相談室 関節の水を抜くと癖になる?
結論から言えば、「関節の水(関節液)を抜くと癖になる」というのは迷信です。 確かに、滑膜(関節の裏打ちをしている膜)に強い炎症があると、水を抜いてもすぐに溜まり、たびたび抜かないといけないことがあります。 しかし、抜いたから水が溜まるわけではありません。結膜炎(目の結膜に炎症が起こる病気)が治っていないと涙を拭っても、また涙が出てくるのと同じように、炎症が続いているから水が溜まり続けるのです。 関節液は、関節軟骨の表面で滑りをよくするとともに、軟骨に栄養や酸素をしみ込ませる大切な働きがある粘っこい液体です。正常でも毎日、滑膜から、ごく少量の関節液が関節内にしみ出し、吸収されて循環します。 関節に水が溜まるのは、関節炎や変形性関節症など、滑膜の炎症が強い時です。これは目の結膜炎の時に涙がたくさん出るのと同じメカニズムです。涙は目を守るために流れますが、関節液も同じで、炎症が起きているから緩和のために出るのです。中には「関節液が溜まっているから関節が痛む」という方もいますが、関節液そのものが痛みを生じるわけではありません。 ですので、関節液をあまり悪者にしないでください。少量ならひとまず様子を見るだけでOKですが、あまり溜まると、歩きにくいことや、関節が緩むこともあるので、どうしても引かない時は整形外科クリニックを受診しましょう。***************************************監修/井尻慎一郎先生井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPはhttps://ijiri.jp
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芸能ニュース 2020年02月23日 12時00分
不倫スキャンダルの原田龍二、水谷豊に許され『相棒』に再登場できたワケ
昨年「週刊文春」(文芸春秋)で不倫が発覚し、全面謝罪した俳優の原田龍二が、19日放送のテレビ朝日系「相棒」に、不定期登場する名物刑事・陣川公平として登場した。 陣川が同シリーズに登場したのは2年ぶり。5日放送ラストの次回予告で告知されると、ネット上では、「降板じゃなかったのか」、「原田龍二復活」など再登場を喜ぶ声が巻き起こった。 「主演を務める水谷豊は家族思いなことで知られている。そのため、不倫スキャンダルを起こした原田は二度と登場することがないと思われていた。しかし、まさかの再登場で、19日の放送回では中心人物となっていた」(テレ朝関係者) 「相棒」といえば、昨年3月まで小料理屋「花の里」の2代目女将・月本幸子役で出演していた、女優の鈴木杏樹に、俳優の喜多村緑郞との不倫スキャンダルが発覚したばかり。そのタイミングとほぼ同時期に原田が再登場することが発覚し、ネット上で話題になっていた。 「鈴木の場合、妻を持つ男性との不倫で、おまけに相手の妻で女優の貴城けいが激怒。世間の印象も悪いので、今後、『相棒』の劇場版などにも呼ばれることはないだろう。一方、原田はどっぷり不倫というわけではなく、ファンをDMで“ナンパ”してつまみ食い。その後、真摯(しんし)に謝罪会見を行い、番組で散々、共演者にイジられるなどたっぷり反省している様子。世間のイメージも悪くない」(芸能記者) もともと水谷は、歌手の伊藤蘭と結婚する前、ドラマで共演した外国人女優との結婚・離婚歴がある。 「そんな過去がある水谷さんだけに、原田さんが神妙な面持ちで謝罪をしてきたことで、相棒への再登場をOKする気になったようだ。このところ、視聴率が伸び悩んでいることも、注目度の高い原田を起用した理由だったようだ」(先のテレ朝関係者) 原田は今後も登場することになりそうだ。
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スポーツ 2020年02月23日 11時30分
“キューバ危機”だけじゃない? ソフトバンクに忍び寄る東京五輪の影、工藤監督も選手に危機感を吐露
福岡ソフトバンクホークスには、さまざまな“オリンピック観”が交錯している。昨秋のプレミア12大会で敗退したキューバ代表チームは、東京五輪・野球競技への出場を目指し、米大陸予選を戦う(3月22日開幕)。この地区予選には、アメリカ、ドミニカ共和国、カナダなど強豪国も多く、計8チームが「代表枠1」を争う。 「キューバがアブナイ」との予測は、プレミア12大会時点から囁かれていた。“野球大国のメンツ”にかけても勝ち上がらなければならない危機的状況で、ソフトバンクはデスパイネ、グラシアル、投手のモイネロを代表候補(2月19日時点)に奪われた。中日もR・マルティネスのいない状況で開幕戦を迎える(育成のA・マルティネスも招集)。彼らは主力選手であり、3選手を喪失するソフトバンクにもたらす影響は決して小さくない。 「プレミア12大会後、キューバ選手が招集されることは分かっていました。だから、ソフトバンクはバレンティンを獲得したんです」(スポーツ紙記者) その通りではあるが、ソフトバンクは“即決”でバレンティンを獲得しなかった。バレンティンもオランダ代表選手として招集される可能性があったからだ。 バレンティンはオランダ領キュラソー島の出身。第3、4回WBCでは「オランダ代表選手」として活躍している。オランダは4月の世界最終予選を戦わなければならないため、バレンティンの招集は十分に考えられた。しかし、本人の強い意思で代表入りを辞退している。 「オリンピックの野球には、関心がないみたいです」(球界関係者) 一方、「出場したい」と思っているソフトバンク選手は少なくない。右ふくらはぎを故障したエース千賀がハイペースで復帰を目指しているのもそのためで、高橋礼、森雄斗、甲斐拓也、内川聖一、松田宣浩、周東佑京など「侍ジャパン」の招集経験者たちは、代表入りを一つの目標としていた。“興味ナシ”のバレンティンとは、対照的だ。自国開催とそうでない外国人選手との考え方の違いだろうが、こんな情報も聞かれた。 「工藤監督を始め、首脳陣も東京五輪を別の意味で意識しています。五輪期間中はペナントレースが中断します。前期と後期の2シーズン制みたいな捉え方をする他球団の監督もいましたが、ソフトバンクはこの中断の影響をもっとも受けやすいチームとも言えます」(前出・同) ソフトバンクはベテランの選手も多い。近年の戦い方でも分かる通り、試合をこなしながら調整するというか、尻上がりに強くなっていく特徴もある。そのチームが強くなっていく時期が、五輪で中断する7月後半から8月なのだ。開幕ダッシュに失敗した場合、ソフトバンクは浮上のきっかけを掴めない危険性もある。 工藤監督はキャンプイン前日の全員ミーティングで「今年は競争。結果を出した選手から使っていく」と伝えたそうだ。去年までは「レギュラーだった選手にもやってもらわないと困る」と言ったが、そのセリフは今年に限ってはなかった。工藤監督も五輪イヤーによる変則日程を意識しているのだろう。 「デスパイネたちですが、キューバ代表が予選で敗退すれば、そのままチーム合流となりますが、五輪出場権を勝ち取ったら、キューバ国内で代表メンバーを調整することになるはず。キューバ選手は、『今季はいない』と見たほうが賢明です」(前出・同) キューバ代表が野球王国の威厳を東京五輪で取り戻し、デスパイネたちが後半戦からチームに合流できたとしても、彼らは疲れ切っているのでは? バレンティンが不慣れなパ・リーグ投手に翻弄されるようなことになったら、一大事である。(スポーツライター・飯山満)
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芸能ニュース 2020年02月23日 11時00分
鈴木杏樹との不倫報道が劇団のファン離れに影響? 喜多村緑郎の舞台チケットがピンチか
俳優の喜多村緑郎が18日、都内でトークショーを行い、「週刊文春」(文芸春秋)で報じられた女優の鈴木杏樹との不倫騒動について初めて自らの口で謝罪したことを、各スポーツ紙が報じた。 喜多村はこれまで、文書ではコメントしていたが、生謝罪は初めて。各紙によると、拍手で迎えた約150人のファンを前に5秒ほど深々と頭を下げ、「応援してくれるファンの方々に不快な思いや大変な心配をおかけしましたこと申し訳なく思います」と謝罪。 また、「これからは自分の人生、役者としての人生をもう一度深く見つめ直して生きていきたいと思います。こんな喜多村緑郎ですが、今後ともよろしくお願いします。このたびは大変申し訳ありませんでした」と目を潤ませたという。 喜多村は16日、東京・新橋演舞場で開幕した劇団新派特別公演「八つ墓村」(3月3日まで)に出演。喜多村は同舞台で、探偵の金田一耕助のほか、過去から現在につながる悲劇の発端になる重要人物など3役を演じている。 一部スポーツ紙によると、騒動の影響があったのか、終盤に金田一が謎解きをするシーンでは、「二度三度」というセリフをかんでしまい、数回繰り返してしまうなど不自然な間もあったというが、同舞台の集客はかなり深刻だったようだ。 「もともと、新派の舞台のファンは年齢層が高く、集客には苦戦していたが、16年に喜多村が新派入りしてからは人気がアップしていた。不倫騒動の渦中だけに、逆プロモーションでチケットがさばけるかと思いきや、初日を迎えた時点で千秋楽の公演まで1公演も完売していない。不倫によってファン離れを招いてしまったのかもしれない」(演劇担当記者) 不倫発覚後は周囲に対して逆ギレしていたという喜多村だが、各公演で空席があるのを見て自身のスキャンダルの責任を痛感しているはずだ。
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芸能ニュース 2020年02月23日 09時00分
もはや不倫は関係ない? 東出を徹底的に叩く人々の裏側にある心理、陥りやすい人の特徴は
女優・唐田えりかとの不倫発覚直後から、激しい世間の非難を浴び続けている俳優・東出昌大。女優・杏との間に双子を含む3人の子どもがいることや、不倫発覚以前からあまり育児に協力的でなかったことを自ら認めていたこともあり、特に女性からの風当たりが強い。 ネットでは当初から「棒(棒読み演技の意)のくせに調子に乗るな」などと、不倫に直接関係のない演技についての酷評も交えて罵倒されることが多く、お笑いコンビ・ハイヒールのリンゴも、テレビ番組で不倫のニュースを取り上げた際に「ものすごく演技が下手」「裏ででくのぼうと言われていた」と東出をこき下ろす場面もあった。 “不倫をしたことを深く反省し酷く落ち込んでいる”という東出の様子が報道されると、ネットでは「ざまぁ!」「自業自得」「失ったものの大きさに一生後悔しろ!」「被害者ヅラするな!」「早く引退しろ」といった、追い討ちをかけるような発言が続出している。 不倫は、パートナーからすれば許しがたい行為である。杏に感情移入した女性が腹を立てるのも分からなくはない。しかし、自分に直接被害が及んだわけではないのになぜここまで攻撃的になれるのだろうか。また、非難される内容ではない暴言まで浴びせてしまうのはなぜだろうか。 人間には、「異質者」を社会や集団から排除しようとする性質がある。「異質者」とは、悪人や罪人のほか、集団の中で良くも悪くも他との違いが目立つ人のことを言う。こうした“異質者排除”の傾向はあらゆる集団内で見られ、いじめや人種差別問題の原因にもなることで知られている。 異質者を排除しようとする心理の根底にあるものは、「理解できないものや未知のものへの恐怖」であり、本来は「危険人物や危険生物を集団から隔離する」といった、社会や集団に与える不安や危機を回避するための機能でありながら、一度エスカレートすると度を超えた攻撃性を生み出しやすいというマイナス面も持ち合わせている。 例えば、その場にいる人の多くが不快に思っていると共感あった途端、集団に団結心が生まれ、ターゲットを“攻撃をしてもいい”ような雰囲気が作り出される。すると、あたかも「悪いことをした人なのだから何を言ってもいい」とばかりに全体の攻撃性が高まり、客観的に見れば論点がズレているようなことでも構わず引き合いに出して本人が精神的に折れてしまうまで、とことん叩く姿勢が生まれる、という具合だ。 女性ならば身に覚えがある人がいるかもしれないが、例えば、女子学生グループの中で一人のメンバーに文句をつけて攻撃や無視のターゲットとし、しばらくしたら今度はまた別のメンバーをターゲットにする…というのを繰り返す現象も、同様の心理状態にあると言える。 このように、攻撃性が増しやすい人の特徴としては、普段から感情的で攻撃性が強い人や共感性が強い人、慢性的な欲求不満であるといった精神状態の人、曖昧な状態が受け入れられない完璧主義的思考が強い人、「没個性化」が起こりやすい状況などがある。これらとは逆の特徴を持つ人は、攻撃性が現れるような場面になったとしても、前述の特徴がある人に比べると攻撃性が極端に高まることはないだろう。 「没個性化」とは、自分を個人としてではなく集団の中に埋もれた一人として認識することで、スポーツ観戦集団や匿名掲示板など、匿名性の高い状況下で引き起こされやすい。人は没個性化した状態にあると、モラルや人目を気にしなくなり、無責任な行動や攻撃行動が増しやすい傾向にあると言われている。 人間に備わった性質とはいえ、もちろん制御できないわけではない。理性的な判断によって攻撃衝動を抑えることは十分可能だ。特に、自分と直接関係性がないほど客観的な視点に立ちやすく、冷静さを取り戻しやすい。 そして、こうした心理メカニズムの存在を覚えておき、普段から意識しているだけでも 、集団心理の悪い傾向に流されないための対策になる。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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スポーツ 2020年02月23日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ケンドー・ナガサキ」ケンカ最強伝説とともに天に召された“剣道鬼”
ケンドー・ナガサキの名で知られる桜田一男は、レスラー仲間からケンカ最強と評され、日本プロレス時代には、新日本プロレスに移籍する大城大五郎を“裏切り者”と、リングでボコボコにしたという。 本場アメリカに渡ってもその度胸と技量で第一線を張り、世界最高峰のNWA王座に挑むなど各地で活躍している。※ ※ ※ 今年1月12日、「ケンドー・ナガサキ」こと桜田一男が亡くなった。死因は不明だが、亡くなる1週間ほど前までは元気な姿を見せていたという。 不整脈を理由に現役を引退し、心臓にペースメーカーを埋め込んでいたというから、そのあたりの不具合によるものであったか。 SWS旗揚げに参加した1990年以降はケンドー・ナガサキの名で通していたため、そちらの印象が強いかもしれないが、以前には「ミスター・サクラダ」などいくつかのリングネームを使い分けていた。 全日本プロレスにおいては、’82年にフリッツ・フォン・エリックからの刺客と称し、覆面レスラーの「ドリーム・マシーン」として外国人サイドで参戦。ブルーザー・ブロディのタッグパートナーを務め、ジャンボ鶴田や天龍源一郎とはシングルマッチでも対戦している(どちらも敗戦)。 なお、当時の桜田は、活動拠点こそアメリカであったが所属は全日であり、全日側が外国人選手招聘の経費を節減するために、このような起用をしたものと思われる。 全日退団後、’85年の新日参戦時には、素顔で「ランボー・サクラダ」を名乗っている。「この頃、アメリカではすでに顔面ペイントのケンドー・ナガサキとして活躍していましたが、当時の新日は選手大量離脱で苦境のさなか。日本陣営に加えることも考え、あえて怪奇派を避けたのでは?」(プロレスライター) ただし、ランボー名義ではさほどインパクトを残せず、また同年末にUWF勢が復帰して日本人選手が増えたこともあり、改めてケンドー・ナガサキとして参戦することになる。 実はケンドー・ナガサキというリングネームは、先にイギリス人レスラーが使用していたものであった。その初代は剣道の面を模したマスクをかぶり、オリエンタル・ギミックで60年代に人気を博したという。 この初代ケンドー・ナガサキは、’68年に一度だけ国際プロレスへ来日参戦しているが、このときは「ミスター・ギロチン」と名乗っていた。 本国イギリスでは“長崎の原爆で負った顔面のケロイドを隠すためにマスクをかぶっている”との触れ込みで、さすがに日本では不謹慎だと団体側が抗議したともいわれる。「桜田は正式に2代目を襲名したわけではなく、無断借用だったようです。初代のことを知っていたアメリカのプロモーターに勧められたもので、ド迫力の顔面ペイントと落ち武者スタイルも、やはり同じプロモーターが、ザ・グレート・カブキの人気にあやかって提案したものでした」(同)★圧倒的余裕から垣間見える実力 怪奇派の東洋人レスラーとしてアメリカではそれなりの知名度を得たものの、新日では特段目立ったところがなく、桜田を“中堅ヒール”と認識しているファンも多いだろう。「大きな体で外国人選手と互角に渡り合い、UWF勢のキック攻撃も真っ向から受けきるなど、桜田自身は随所に能力の高さを見せていたのですが、いかんせんタッグパートナーのミスター・ポーゴがしょっぱすぎました」(同) アメリカでの試合映像を見ると、ポーゴもそこそこいい動きをしているが、新日マットでは完全に精彩を欠いていた。コンビを組んでいた桜田にすれば、割を食った格好である。「ポーゴは新日の新弟子時代、早々に逃げ出しています。そのことがトラウマとなって本領発揮できなかったのでしょう」(同) インディー団体に活動の場を移してからの桜田は、さすがの存在感を発揮していたが、晩年に挑戦したバーリトゥード戦で秒殺負けしたことにより、“ケンカ最強伝説”にミソを付けてしまった。「とはいえバーリトゥード初戦では、ジェラルド・ゴルドーの実兄で空手家のニコ・ゴルドーに、スタンドでの裏アキレス腱固めで勝利している。たいした練習もせず、40代後半の初挑戦だったことを思えば立派なことです」(同) 実のところ桜田自身はバーリトゥード戦に乗り気ではなく、最初に勝利した後も「ケンカともプロレスとも違う」とややネガティブなコメントを残している。それでも所属していた大日本プロレスのグレート小鹿社長(当時)に頼まれ、次戦に挑んで苦杯を喫してしまった。 振り返ってみればバーリトゥード戦だけでなく、マスクマンも顔面ペイントも桜田自身が望んだことではなかった。周囲に望まれたことをなんでも引き受けてしまうのは、見方を変えれば「どうにでもなるさ」という強者ならではの余裕のあらわれである。 そうした視点で改めて桜田のプロレスを見返すと、確かに余裕のようなものが端々に見えるようで、「最強伝説というのもあながち嘘ではなさそうだ」という気持ちにもなってくる。ケンドー・ナガサキ**************************************PROFILE●1948年9月26日〜2020年1月12日(71歳没)。北海道網走市出身。身長188㎝、体重120㎏。得意技/パイル・ドライバー、ペンデュラム・バックブリーカー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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社会 2020年02月23日 07時00分
LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 いったい、どうやって撮ったの!?『1917 命をかけた伝令』
お仕事お疲れ様です! いやー、すごい映画に出会いました! 正直、私は戦争映画が得意ではなく、もしこの職業に就いてなかったら、きっと自分からは進んで見に行かない。仕事柄、当然、試写会には足を運びますが、戦争ものはどこか構えてしまいます。そんな私が今回、すぐに引き込まれ、しかも何度も“えっ!? どういうこと?”の言葉が頭をよぎるくらい、食いついてしまったのです。 まず、本作は全編ワンカット風に撮られていますが、今までのワンカット映画とは一線を画す出演者の多さに驚かされます。そして、映像も圧巻で、一番は飛行機が登場するシーン。迫り来る機体に、口を開けた状態で思わず避けてしまいます。遠くに飛んでいた機体が墜落し、人を助けるなど、物語は進んでいくのですが、終始、“どうやって撮影したの?”と驚きを隠せません。 そして、もう一つは主人公が滝から飛び降りるシーン。たぶんドローン的なもので撮影してると思うのですが、水の中に落ちてから上がるまで、いったいどう計算して撮ったのか、考えても答えが出ない。また、光と影の使い方も絶妙で、息を飲む美しいシーンは絶対に劇場で堪能するべきと再認識しました。 ここまで、興奮して喋ってしまいましたが、肝心のストーリーを話すのを忘れていました。第一次世界大戦の真っ只中の1917年に、2人の若いイギリス人兵士が重要な任務を命じられます。それは、最前線にいる1600人の味方の兵士に明日の朝の作戦を中止すること。彼らがその伝令を完了する“旅”に、私たちも同行することになるわけです。 危険な旅の中、驚くのはその臨場感です。冒頭で話したワンカットの撮影方法にも釘付け! なのに、1人でも失敗したらアウトのところ、隅々まで見ても違和感がない完ぺきさに、“ありえないでしょ!”と、シーンごとに???マークが増えるだけでした。 戦争映画を好むのは男性が多いと思いますが、これは女性も見るべきです。終わってから、とにかく人に話したくなる。「あのシーンさぁ、あれどうなってるんだと思う?」的な会話はきっとエンドレス。2人の兵士を演じるのは、私の大好きな『はじまりへの旅』のジョージ・マッケイと『ゲーム・オブ・スローンズ』のディーン=チャールズ・チャップマン。贅沢な配役でマーク・ストロング、コリン・ファースとベネディクト・カンバーバッチも登場。とにかくこの凄さを体感して!画像提供元:(c)2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.----------------------------■1917 命をかけた伝令監督/サム・メンデス 出演/ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングほか 配給/東宝東和 2月14日(金)全国ロードショー。■第一次世界大戦が真っ最中の1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が西部戦線で睨み合う中、イギリス軍兵士のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)に、ドイツ軍を追撃しているマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)の部隊に、作戦中止を知らせる任務が下される。部隊の行く先には要塞化されたドイツ軍の陣地と大規模な砲兵隊が待ち構えていた。********************LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。
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爆笑問題の太田光 木村主演「A LIFE」を大絶賛「スケールがデカい芝居」
2017年02月08日 11時31分
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芸能ネタ
テレ朝の女子大生キャスターの消せない“履歴書”
2017年02月08日 11時22分
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芸能ニュース
新婚のぺこ 上島竜兵とのキス芸拒否「結婚してなくても無理」
2017年02月08日 10時53分
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芸能ネタ
田村淳に狩野英孝がLINEで謝罪も「文章がほとんどひらがな」
2017年02月08日 10時45分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 白人第一主義
2017年02月08日 10時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分