「所属事務所は、チーフマネージャーが中心となって狩野本人から聞き取り調査を行い、報道がどこまで正しいのかを裏取りした。その結果、解雇ではなく謹慎処分に。事務所としては純愛だったという主張を貫き通しています」(放送作家)
そんな所属事務所の素早い対応に、新たな憶測が生まれているという。
「当然のことですが、今後、億単位で請求される違約金に頭を抱えているというんです」(芸能プロ関係者)
狩野が出演していた番組といえば『金曜★ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)、『超ポンコツさまぁ〜ず』(テレビ東京系)など合わせて10本近く。さらに、3社のCMにも出演していた。
「違約金は単純計算で、レギュラーが1本100〜200万円。DVDなどの物販物がある場合は数千万円。CMは、契約が残っていた場合は1本につき2000〜3000万円を請求されます」(芸能事情通)
さらに狩野は、共演していた芸能プロダクションやCMを提供していた企業からも訴えられる可能性も浮上している。
「明らかにタレントに責任があるときに限りますが、DVDなどが販売中止、もしくは売れなくなった場合の損害ですね。また、CMは商品イメージが著しく貶められたと主張し、いずれも損害賠償請求を求められるケースです。これまで芸能人のスキャンダルは黙認されてきたが、今後、アメリカのハリウッド商法がお手本にされ、各企業が声を上げ始めている。実はベッキーも、忘れた頃に損害賠償を請求されるといわれています」(法律関係者)
そんな裁判リスクを避けるべく事務所が主張しているのが、先の純愛説だったというのだ。
「今回、結婚を前提にした純愛なら、淫行ではなくなる。さらに結婚に発展すればすべてが丸く収まるんです。テレビ局に対しては、マネージャーたちが、必死になって説得して回った結果、請求は0円だといいます。ただ、DVDは違約金が発生するかもしれませんね。問題はCM。企業が納得するかどうかですから」(大手広告代理店幹部)
気になる狩野の今後だが…。
「タレント生命は厳しいという見方が大半です。かつて淫行で芸能界を追われた極楽とんぼの山本圭壱と同じパターン。山本は吉本を'06年に解雇され、復帰できたのが10年後です。山本は話芸があったが、狩野はイジられてナンボでしたからね」(芸能プロ関係者)
芸を磨かず、女遊びに現を抜かしてきた天罰か…。