そんな「順番待ちの列」だが、「好きで並んでいる」ケースほぼ皆無で、目的を達成するため、仕方なしに列を作っている人がほとんどだ。当然、「割り込み」をされる、あるいは自分の順番を抜かされるなどすれば、腹が立ってしまう。
そんな順番待ちを巡るトラブルが、暴力事件に発展したことがある。舞台となったのは、神奈川県伊勢原市のファミリーレストラン。2019年2月17日の正午頃、52歳の会社員は1人で来店。昼時で混雑しており、順番待ちをすることに。
しばらくすると、店員が、男ではない別の客の名前を呼ぶ。これに腹を立てた52歳の男は、店員を激しく叱責する。見かねた入店待ちの男性が止めに入ると、あろうことか怒りに任せた男が襲いかかり、馬乗りになった上で暴行。仲裁に入った男性は顔面打撲などの軽傷を負った。
男は通報を受けた警察官に、傷害の疑いで現行犯逮捕。取り調べに対し、「馬乗りになったが暴力は振るっていない」と容疑を否認する。しかし、男性は顔面打撲をしており、暴力行為があったことは、ほぼ事実であると思われる。
順番を抜かされたことに腹を立て、仲裁に入った男性を殴るという事件に、「50歳にもなってそんなことで怒るなんて人間として間違っている」「器が小さい」「馬鹿だと思う」など、怒りの声が相次ぐ。一方で、「順番を間違えるのはありえない」「間違えたことを叱責する事自体は悪くないと思う」「気持ちはわからなくもない」という同情的な声も見られた。
様々な意見が上がっているが、人に暴力を振るい怪我をさせることは犯罪で、容認することはできない。男の行動は明らかに間違っている。