逮捕された女は、26日午前9時20分頃、三重県四日市市のスーパーで惣菜や漬物、ウインナーなどの食料品26点、計4,100円相当をかごに入れ、レジを通らず店外に出た。店員がその様子を発見し、確認したところ、万引きが発覚。通報を受けた警察官が駆けつけ、窃盗容疑で現行犯逮捕された。
警察で取り調べると、女は財布を所持しており、現金20万円を持っていったことが発覚。無職ながらそれだけの金があれば4,100円相当の食料品を購入することは容易だが、女は取り調べに対し、「お金は持っていたが、使うのがもったいないと思った」と、驚きの供述。「金はあるけどケチるため、盗みを働く」という、とんでもない動機を持っていたことがわかった。
この女の行動に、「自分勝手すぎる。店側は4,100円の売上を出すことに大変な手間を掛けている。理由を考えると、初めてではないと思う。余罪があるのでは」「節約生活をしているとお金を使いたくなくなるのはわかるけど、盗みはダメだろ」「完全な常習犯。万引きに罪の意識を感じていない。再犯しないよう、厳しく罰して欲しい」など、怒りの声が相次ぐことになった。
昨今、中高年の万引きは社会問題化しているが、その動機が「貧困」や「食えない」という理由ではなく、ストレス解消や節約など、自身の欲求不満や鬱積を晴らそうとする理由で犯行に至るケースが少なくない。
そのような人物たちは万引きをゲームのように感じている者も多く、更生することが難しいという指摘もある。いずれにしても、「節約したいから万引き」という動機は論外。相応の刑罰が必要だ。