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相部屋男性の「咳」にキレて頭を踏みつけ殺害 【キレる高齢者事件簿】

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画像はイメージです

 介護施設では、見ず知らずの老人同士が1つ屋根の下で暮らすことになる。当然、人間関係をうまく構築していく必要性があるが、なかなか上手くいかないことも多い。そこで抱えたストレスが、凶悪な事件へと発展することも少なくないのだ。

 そんな介護施設を舞台とし、最も凶悪かつ単純な理由で発生したのが、2017年1月、滋賀県豊郷町の介護施設に入所していた71歳の男が、相部屋だった75歳の男を殺した事件だ。
 71歳の男は、車椅子に乗る75歳の男性が度々咳込むことに激昂。車椅子を椅子ごと引き倒して転倒させると、立てない男性の頭を数回に渡って踏みつける。被害を受けた男性は脳出血となり、3日後に死亡が確認された。

 凶行に出た男の動機は何だったのか。警察の取り調べに対し男は、「男の咳込む音がうるさかったから」と供述。実に小さな理由で1人の人生を終わらせるという暴挙に出ていたのだ。

 このニュースが流れると、「怖すぎる。車椅子の男性を引きずり下ろして頭を踏むなんて理性が欠落している」「個室にしてもらえなかったのか。結局お金がないと相部屋になり、事件に巻き込まれる」「最近の老人は自分勝手で尊敬できない。若者より酷い」と犯人に対し、怒りの声が噴出する。

 そして、被害男性については「咳をしただけで殺されるなんて気の毒」「お金があれば個室に行けたのかな…」などと、同情の声が。さらに、「介護施設は何をしていたのか。日頃から不仲だったのではないのか」「咳は直接的な理由で、もともと仲が悪かったはず。介護施設側が配慮するべきだった」と怒りの声が上がった。

 昨今は若者よりも高齢者のほうがキレやすく、凶悪事件を起こすケースが急増していると言われる。そのような高齢者を介護する施設の環境は劣悪で、全国各地で様々な事件が発生している。

 問題を起こす高齢者については、受け入れ拒否や強制退所などを躊躇なくできるような法整備が必要だ。

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