-
スポーツ 2009年06月05日 15時00分
元川悦子のサッカー魔法陣(23)
2010年南アW杯出場のかかる6日のウズベキスタン戦を控え、敵地・タシケントで最終調整中の日本代表。先週のキリン杯で2連勝し、右足首ネンザで戦列を離れていた玉田圭司(名古屋)、フランスから直接現地入りした松井大輔(サンテティエンヌ)らも合流したことで、岡田武史監督の表情は明るい。「もう本番の先発は固まっている」と勝利への自信ものぞかせた。 おそらく今回も、キリン杯2試合でテストした中村憲剛(川崎)をトップ下に置く4-2-1-3の布陣で行くだろう。FW陣は右から中村俊輔(セルティック)、玉田、岡崎慎司(清水)が有力視される。攻守のつなぎ役であり、得点も狙いに行く中村憲の役割が大一番のポイントになりそうだ。最近7試合6得点の岡崎の決定力にも大いに期待がかかる。ここでスッキリと決めて、日本の実力を示したい。 決戦の地・タシケントは、1997年10月、まだ41歳だった岡田監督が日本代表指揮官として初采配を振るった因縁の場所。中田英寿を外して背水の陣で挑んだ一戦は1-1の引き分けに終わり、崖っぷちに追い込まれた。この苦い過去について監督本人は「過ぎた試合のことはよく覚えていない」と一蹴したが、日本を追い詰めた12年前の記憶がウズベキスタンのサッカーファンには色濃く残っているのだろう。現地での岡田監督の知名度は意外と高いのだ。 われわれ日本人が道を歩いていると「タケシ・オカダを知っているか?」と何人かのファンが聞いてきた。海外で「ナカ〜タ」「ナカムラ」と言われることは日常茶飯事だが、監督の名前が出てくることは滅多にない。それだけ今回は指揮官が注目を浴びているのだ。この12年間、数々の修羅場をくぐり、南ア行きに王手をかけているせいか、今の岡田監督は精神的ゆとりを感じさせる。3日の練習後も大木武コーチらとボール回しに興じるなど、タシケント再訪を楽しんでいる様子だ。その余裕が本当に結果となって表れるのか。彼の「監督力」が問われる一戦だけに興味深い。
-
スポーツ 2009年06月05日 15時00分
球界因縁のライバル(11) イチローVS松井(中)
日本代表のオフィシャル・スポンサーの1つはアサヒビールだが、イチローだけはキリンビールの一番搾りにCM出演している。 「いくらイチローでも、いいのか。最大のライバル企業へのCM出演は許されるのか。日本代表に何億も出してくれているアサヒビールに対し、道義的に失礼ではないか」という声が、日本代表関係者から出たのは当然だろう。 しかし、勝てば官軍だ。CMデータバンクの調査によると、「2月後期のCM好感度ランキングで、一番搾りはアルコール部門の1位を獲得。全体でも9位にランクイン」という結果が出た。今年1〜3月期のビール系飲料出荷量で、キリンビールはアサヒビールを抜いたというのだから、イチロー様々になる。他にもイチローをCM起用しているNTT西日本、日産自動車も万々歳だろう。 世界の王を胴上げして、日の丸に熱い思いのあるニュー・イチロー像を作り上げたのに続いて、今度は胃潰瘍になるほど悩みに悩んだ末にまたまた新しい顔をアピールした。単なる天才とはひと味違う、苦悩する人間味あふれる、スーパー・ヒーローだ。 WBCをジャンプ台とするイチローと正反対に、疫病神にでも取り憑かれているようなのが、ヤンキース・松井だ。2度のWBC、日本人メジャーリーガーとしてイチローとの格差は途方もなく広がってしまった。 王監督が夢見ていた「1番・イチロー、4番・松井」という史上最強のドリームジャパンは、松井にとって最悪の時期だった。入団時の3年契約、総額2100万ドル(当時約25億200万円)から、新たに4年総額5200万ドル(約62億4000万円)という大型契約をヤンキースと結んだばかりだったからだ。 「大型契約をしたからには、それに見合った成績を残さないといけない。3月は開幕前の大事な調整時期。WBCに出て、チームを離れるのは不安だ」という松井個人のためらいと、ヤンキースがWBCに選手を派遣するのに消極的だったというチーム事情もあった。さらには、欠場をほのめかすイチローの「WBCに関しては一緒に決めよう。3月にやるのでは、オープン戦のようなものだから」という悪魔のささやきもあった。 もう1つ、日本と米国の温度差があった。第2回大会の今回でも米国のファンはイチローが言うように、WBCをオープン戦並みに扱い関心は全く低い。「日本に帰ってきて、松井がWBCに出ないと大騒ぎになっているのを知って驚いた」と松井サイドは仰天した事実がある。どういう経緯があるにせよ、WBC日本代表を辞退した松井には、故障禍が次々と襲いかかってきた。 1年目の2003年は2割8分7厘、16本塁打、106打点とまずは順調なスタート。04年は2割9分8厘と3割にあと一歩も、期待された本塁打は31本と30本台を超え、2年連続100打点超えの108打点。05年も3割5厘、本塁打は23本と減ったが、打点は自己最高の116。メジャーリーグでは打点が一番評価されることを考えれば、順風満帆と言えただろう。しかし、開幕前にWBCが行われた06年はケガのためにわずか51試合しか出場できなかった。打率3割2厘といっても52安打、本塁打8本、打点29と散々な成績に終わっている。王監督に文書で謝罪、WBC出場辞退という苦渋の決断を書きつづった松井だが、ここから野球人生は狂い出すことになる。
-
社会 2009年06月05日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(58)
2週間ほどしてから徳次は一人、油堀に行った。すでに堀に震災の名残りはなかった。ただ焼け残りの船板が1、2片、粘った水面を漂っていた。持参した花を黒い水面に投げた。そして、しばらく目をつぶってからその場を離れた。文子は全身の火傷の他に汚水を飲んだため痢病(りびょう)を起こし、衰弱がひどかった。何より2人の幼子を同時に亡くした精神的痛手が大きすぎた。彼女は立ち直ることができないまま、10月26日、30歳の短い生涯を終えた。 朝鮮半島から来て徳次の工場で働いていた青年2人のうち、1人は行方不明になってしまったが、もう1人の李青年は亀戸の長屋に避難していた。 関東大震災の直後、人々が平常心を失っているところに「朝鮮人が暴動を企てている」、あるいは「井戸に毒を入れた」といった根拠のない噂が流れた。これが被災者の間に大きな不安を呼び、町の各所では自警団が組織されて昼夜の警戒に当たり、朝鮮人と見ると殺気立つという事態を招いたことがある。 亀戸の長屋にも朝鮮人を匿(かくま)えば、匿った者もただではおかないといった話が聞こえてきた。李がいるので、他の従業員の中には動揺する者がかなりいた。徳次は全従業員に李がいることを口外しないよう、固く言い渡した。そして李を自分の家の押し入れに隠し、食事は毎回、徳次が運んだ。押し入れに入ると李は中から徳次に手を合わせていた。しばらくして風評が納まり、もう大丈夫と思えるようになってから李に自転車を与え、東京から逃れさせた。 それから十数年後、徳次はシャープ・ラジオの新京支店を開いた。新京は当時の満州国の首都だ。店頭には徳次の写真が掲げてあった。李は新京の、シャープ・ラジオの支店がある町に住んでいた。そこで懐かしい徳次の写真を見かけ、涙が止まらなかった。何としても会ってあの時の礼を言いたいと、支店の従業員に話しかけた。そして昭和15年、2人は再会を果たすことになった。 勉強家だった李は、徳次の元を去った後、苦学して弁護士になっていた。
-
-
レジャー 2009年06月04日 15時00分
安田記念 怖いぞ! 香港馬 100万ドルのボーナスがかかるサイトウィナー
香港馬は過去22頭が参戦して馬券に絡んだのは6頭。とくに、安田記念がアジアマイルチャレンジの最終戦に組み込まれた2005年以降は、((3)(4)(13)着)((1)(3)(15)着)((7)(9)(12)(15)着)((2)(14)(17)着)とほぼ毎年のように上位をにぎわしている。 しかも、3着までに入った馬は8、10、5、3、8、5番人気といずれも低評価。今年は日本馬が強力布陣のせいか、注目度は決して高くないが、こういうケースで何度も反発してきたのが香港馬。文字通り、どこの馬の骨か…と軽く扱うと痛い目に遭わされそうだ。 とくに警戒を払いたいのがサイトウィナーだ。前走・チャンピオンズマイル(国際GI)はグッドババ(香港マイル2連覇)、アレクサンドロス(ドバイデューティフリー3着)などの超一流馬が相手。道悪が味方したにせよ、それらを完封した能力は特筆される。05年以降、馬券に絡んだ香港馬4頭いずれもが同レースをステップに安田に乗り込んできた点も見逃せない。 そのチャンピオンズマイルの勝ち時計は平凡だったが、昨年の国際マイルTR(香港G2)では芝1600メートル1分33秒8の好時計をマーク。日本の高速馬場にも十分対応できるスピードを兼ね備えている。サイズ調教師は「今シーズンは非常に安定した走りを見せている。前走が初めてのGI勝利となったが、それまでは不運に見舞われていただけ。もともと能力は高い馬だと思っていたからね」とサイトの力を高く評価している。 来日後も順調そのもの。2日には白井(ダート)で4F66秒2、ラスト1F12秒7(強め)を計時。スピード感あふれる走りは、さすがは国際GIウイナーを思わせた。調教をつけたリン攻馬手は「これまで思い通りの調教ができている。いい状態で府中に行ける」と満面の笑みを浮かべた。 ここを勝てば100万ドルのビッグボーナスが手に入るとあって陣営はやる気満々。鞍上のプレブル騎手もブリッシュラック(06年)で安田記念をを勝っており、コース、流れはすでにインプット済みだ。 サイトウィナーの漢字表記は「勝眼光」。まさに眼前には「勝」の文字しか見えていない。日本馬にとっては何とも厄介な存在になりそうだ。 【今朝の表情】アルマダと同時に角馬場に入り、約10分間、体をほぐした後、ダートコースへ。アルマダを前に置きながら、常歩で1周、キャンターで3/4周した。スッキリとした馬体で、首をグイッと下げ気合も満点。自らまたがったサイズ師は「今日もいい動きだった」と及第点を与えた。明日、芝で併せ馬を行う予定。
-
レジャー 2009年06月04日 15時00分
安田記念 昨年2着アルマダも虎視たんたん
充実一途のサイトウィナーに対し、昨年の2着馬アルマダは今年で8歳。徐々にではあるが、衰えを見せ始めている。 前走・チャンピオンズマイルは見せ場なしの9着に惨敗。昨年は(8)(1)(2)着と上り調子で本番を迎えたが、今シーズンは前走を含めて(5)(6)(5)(4)(9)着といまいち波に乗れていない。新シーズン開幕当初から安田記念を大目標にしていたとはいえ、昨年同様の力があるかは疑問が残る。 当のサイズ調教師も「今シーズンの結果から分かる通り、香港国内での状態は昨シーズンの方が良かった」と吐露する。 ただ、昨年2着したように、府中の馬場への適性は証明済み。日本の気候も合うようで、「日本に来ると良化する傾向にあり、今年も来日してから順調に調教をこなせている。ぜひ巻き返したいね」と前向きだ。年齢的にガラリ一変まで望むのは酷だが、流れが向けば掲示板に食い込んでくる可能性は少なくない。 【今朝の表情】角馬場で入念に汗を流した後、ダートコースに登場。サイトウィナーと同じメニューをこなした。馬体は少しボテッと写ったが、2度目の来日ということもあり、終始、リラックスモードだった。
-
-
レジャー 2009年06月04日 15時00分
データインパクト 東京ダ1600メートル編
今週は土曜の東京競馬2R、8R、11RユニコーンS(GIII)、日曜2R、5R、10R、12Rが行われる東京ダ1600メートルを取り上げたい(集計対象は2007年以降)。 ◇枠番別傾向 ダートコースにもかかわらず、スタート直後は100メートル近く芝を走るというトリッキーなコース。枠番別でみると、芝を走る距離が短い1枠、2枠が不利。もし、1枠の単複を1万円ずつ買い続けていたら、778万円の投資が288万円に…なんと389レースで500万円近くも損する計算になる。ただし、内枠が不利だからといって、外枠が有利かというと、そうでもなく、3〜7枠あたりがまずまずの成績。いずれにしても、1枠だけは絶対に手を出ししたくない難解なコースである。 ◇騎手 単複収支Sランクは内田、後藤の2人。内田は牡馬が得意で、特別戦で中穴をよく出す。後藤は牡、牝問わず好調。クラス別では、未勝利、500万、オープン(重賞含む)が狙い目だ。 単複収支Aランクの勝浦は、120戦<14、6、9、91>と、勝ち切ってしまうことが多いタイプ。人気がなくても複勝ではなく、単勝や馬単、3連単の1着固定で狙いたい。 ◇種牡馬 種牡馬でSランクはエルコンドルパサー、ダンスインザダーク、タヤスツヨシ。Aランクはコマンダーインチーフ、シンボリクリスエス、グラスワンダー、ネオユニヴァース。 “消し”は31戦1連対のホワイトマズル、34戦1連対のマイネルラヴ。そしてダートが得意そうに見えて不振のジェイドロバリー。このコースは、得意血統より苦手血統を活用したほうが、もうかりそうだ。 ◇ユニコーンS Sランク種牡馬・ダンスインザダーク産駒のストロングガルーダとダノンヒデキを筆頭に、Aランク種牡馬シンボリクリスエス産駒のシルクダンディー、ミッキーペトラ、ネオユニヴァース産駒のアドバンスウェイ、グラスワンダー産駒のドリームハッチあたりが狙って面白い存在。抽選組が多いが、それをくぐり抜けてきたら、要マークだ!
-
レジャー 2009年06月04日 15時00分
安田記念 美浦黄門・橋本記者がスマイルジャック陣営を直撃
春の最強マイラー決定戦「第59回安田記念」(GI、東京芝1600メートル、7日)は、ウオッカ、ディープスカイの一騎打ちムード。だが、昨年のダービー2着馬スマイルジャック陣営が、一角崩しに虎視たんたんだ。最終追い切りもパーフェクトに近く、打倒! 2強はガ然、現実味を帯びてきた。自信を深める梅澤調教厩務員を美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が直撃した。 −−追い切り(南ポリトラック=5F63秒6、上がり3F35秒1→11秒6)は3頭併せで迫力ある動きを見せていました。感想をお願いします。 梅澤調教厩務員「3角を過ぎて前の2頭が視野に入ると、闘争本能にスイッチが入ったようで、すごい加速を見せてくれた。(ケイコをつけた)芝崎助手も『遠隔操作してたんじゃないか』って驚いていましたからね(笑)。時計、動きともに申し分なかったですよ」 −−昨年のダービー(2着)当時と比較して、具体的にどこが変わリましたか? 梅澤調厩員「以前は、体が大きく見えたり小さく見えたり波があったけど、今はドッシリ落ち着いて安定感がある。風格が出た感じですね。ケイコでも無駄な動きをしなくなり、精神面でも成長の跡が見てとれます」 −−1番人気に推された前哨戦の京王杯SCは、7着と不本意な結果に終わりました。振り返ってください。 梅澤調厩員「乗り役(田中勝騎手)に引っ掛かるという先入観があったせいか、ちょっと構えすぎて、馬にもそれが伝染したんじゃないかな。出遅れた上に、向正面で挟まる不利も重なって(先行力を生かす)自分の競馬ができなかった。まともなら、勝ち負けになっていたと思うし、参考外だね」 −−相手関係を分析してください。 梅澤調厩員「2強といわれているけど、ボク個人としては、ウオッカよりディープスカイの方が怖い。ダービーで強さを思い知らされているからね」 −−最後に意気込みをお願いします。 梅澤調厩員「左回りは折り合いがスムーズだし、長手綱で乗る岩田騎手とは相性がいい。自分の競馬ができれば、2強が相手でもという期待はもっています。応援してください」
-
スポーツ 2009年06月04日 15時00分
新日本プロレス 中西が絞殺デモ
新日本プロレスのIWGPヘビー級王者“野人”中西学が実力行使に出た。6・20棚橋弘至との初防衛を控え、3日の埼玉・所沢大会の前哨戦では、非情攻撃を繰り出しての絞殺デモ。来るべき大一番に向けて野人がイケメンエース破壊に動き出した。 5・6後楽園ホール大会で棚橋を破って新王者になったものの、周囲からは「5・3福岡大会から中2日でタイトル戦をやった棚橋選手はチャンピオンとして凄い」(菅林直樹社長)と敗れたエース棚橋への称賛の声。ならばその評価を覆すまで。中西はチャンピオンとして「全力で防衛したる。世代闘争の大きな壁になったる」と腹を決めた。 V1達成と世代交代を阻止するべく、イケメンエース撃破の序章が始まった。この日はタッグで前哨戦に臨み、棚橋の痛めているアバラを執ように攻撃。監獄固めで捕獲しつつアバラを絞めあげ、さらには伝家の宝刀アルゼンチンバックッブリーカーで絞殺デモンストレーション。カットが入って直接勝利とはならなかったが、最後は棚橋の目の前でヤングライオンの有望株の岡田かずちかを中西ジャーマンで葬って圧勝した。 野人の勢いはタイトルを戴冠したときのままだ。初めてIWGPのベルトを巻いたことで眠っていた潜在能力も開花したようで、棚橋も「あのベルトを持って別人に変わったみてえだ。中西学、超強ぇーな」と警戒心を強めている。 「ストップ・ザ・世代交代」を打ち出した野人。同じ第3世代の盟友・永田裕志からも「オレも世代闘争の壁になるとか言ってきたけど、オレひとりじゃなかなか難しかった。ただ中西学がチャンピオンになったことでものすごい壁ができた。オレひとりでは下の世代全員を相手にするというわけにはいかなかったけど、2人が立ち上がれば、そんなものは軽く押し返せる。チャンピオンシップ、絶対に防衛しろ」とバックアップ態勢を得た。 レスラー生活17年でようやくセルリアンブルーのマットの主役に躍り出た遅咲きのIWGP王者は、初防衛に向けてフルスロットルでひた走る。
-
スポーツ 2009年06月04日 15時00分
新日本プロレス デヴィット3度目の正直
今年で20回目を迎えるジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア2009」は、この日の所沢大会で予選リーグ大会4日目。プロレスリング・ノアやドラゴンゲート、DDTの他団体戦士が参戦する中、新日勢が意地を見せている。 AブロックではIWGPジュニアヘビー級王者タイガーマスクが、Bブロックでも田口隆祐がそれぞれ開幕2連勝。無傷の勝ち点4で首位に立っているが、そんな中、台風の目となっているのがダークホースのプリンス・デヴィットだ。 初出場の2007年は大会途中にヒザの蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症して欠場。昨年は優勝候補に挙げられながらも、試合中に左足を骨折して無念のレフェリーストップ。過去2年連続で大会途中での負傷欠場を余儀なくされ、スーパージュニアには縁がないが、今年は違う。 現在Aブロックでタイガーマスクと勝ち点4で首位タイ。この日もノアのホープ青木篤史を必殺プリンスズ・スロウンで破り「これでようやく去年までの屈辱を晴らすことができた。あとは優勝まで勝ち進むだけ」と、確かな手ごたえをつかんでいる。 今年はジュニア王者のタイガーにノアの青木やDDTの飯伏幸太が注目されているが、2年連続リタイアの悪夢を払拭したデヴィットは、不気味な存在となりそうだ。
-
-
スポーツ 2009年06月04日 15時00分
ボクシング 亀田和毅 年内ベルト奪取を宣言
ボクシング亀田3兄弟の“最終兵器”和毅が3日、年内のタイトル奪取を宣言。ベルト戴冠までの青写真を掲げた。5月30日に初の日本人対決で雲林龍広を4回TKOで下し、7連勝を飾った和毅。デビュー以来、連勝街道を突き進んでいる。 この日は、現地時間26日にメキシコシティーで行われる8戦目に向けて出国した。今回の遠征は3カ月間で月1試合のペースをこなす予定でいる。 すべては目標であるタイトル挑戦のため。「もっとキャリアつけなアカン。経験やな」と課題を口にする和毅にはタイトルマッチに向けてビジョンを持っている。 「バンタム級6回戦をあと1、2試合して8回戦やな。今年の終わりにはチャンスがあれば日本か東洋(太平洋)挑戦したい」。 そのためには、ランキング入りが最低条件。10月にはいずれかのランカーと対戦を計画しており、現段階ではスーパーフライかバンタム級を狙っている。亀田ジムの五十嵐紀行会長も「メキシコでキャリアを積んで、何かのタイトルを獲れれば」と期待を込めた。 「(30日の試合を)ビデオを見て、悪いところがいっぱいあった。左のジャブをずっと出せるようにならなアカン」と修正点を口にした和毅。 悲願のタイトル挑戦に向けて突っ走る腹づもりだ。
特集
-
【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
-
【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
-
-
【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分