昨年と同じローテーションだった前走のヴィクトリアマイルはスローの流れを好位で折り合い、直線で抜け出すと、後続を一気に突き放し、7馬身差の圧勝。走破時計の芝1600メートル1分32秒4はレコードに0秒4差ですから、ほかの牝馬がついてこれないのも当然といえば当然だったかもしれません。
中2週と間隔は詰まっていますが、中間はすこぶる順調。しっかり2本の追い切りをこなし、盤石の態勢が整っています。昨年は減った馬体を戻すため、陣営もさぞかし苦労したことと思いますが、今年は何もかもがスムーズ。3馬身1/2差をつけた昨年以上の走りが期待できそうです。
スタートは速い馬ですから3番枠を引けたここは、道中もいいポジションを取れそうだし、気になる雨も日曜には上がる模様。たとえ馬場が回復せずに少々渋っていても、今の東京は前が残りますからね。何より完成の域に入ったウオッカでしたら、底力で押し切る可能性は大。現役最強マイラーの称号はまだまだ譲れません。