ちゃん
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芸能ネタ 2014年12月02日 20時00分
追悼! 本誌だけが知る秘話 ビートたけし幻の高倉健主演映画「大阿闍梨」(2)
『夜叉』が公開されて20年ほど経った頃、健さんが行きつけの銀座一丁目のフランス料理店に、たけしが偶然通い始めたのだという。 店のスタッフのMさんが「最近、たけしさんに頻繁にお店を利用していただいてます」と健さんに伝えると、「一緒に映画を作りたいから、たけしさんの連絡場所を教えてください」と言われ、事務所の電話番号を教えた。 「それで健さんが俺の事務所に電話をくれたんだ。『もしもし高倉健です。たけしさんと連絡を取りたいんですが』、『何言ってんだコノヤロー』、それでも『高倉です』ってさ。まさか健さんから直接、電話がかかってくるとは思わないから、『松村邦洋だろ、モノマネばっかりしやがって』って、ガチャンと切っちゃったんだよ」(たけし) 後日、電話をかけて来たのが健さん本人だったことを知ったたけしは、東映の大部屋俳優だった頃から健さんを尊敬している石倉三郎を通して連絡先を聞き出し、自ら電話を入れた。 「それで健さん、『たけしさんのところに電話すると、すぐに切られるんですよ。モノマネするなと言われるんです』って言うんだ。怒って当たり前なのに、この気遣いには頭が下がったね。それで『たけしさん、一緒に映画を作りましょう』って話になった」(同) 前出の映画関係者は言う。 「健さんから誘われたたけしは、ロートルのヤクザが世直しする『ヤクザ名球会』とか、イギリスの映画スターのジュード・ロウを起用するとか、いろいろと構想を練っていましたよ」 ところがその後、健さんからの連絡がパッタリなくなったという。 「実は当時、健さんの恩人だった建設会社の社長が亡くなって、3年間、喪に服して仕事関係先とは連絡を遮断していたんです」(健さんの側近) 喪が明けた健さんは、自ら主演を務める映画『あなたへ』('12年公開)でたけしに出演オファー。 たけしが言う。 「この『あなたへ』でも、岐阜県の高山に着いたのは深夜だったけど、やっぱり健さんが待っててくれたんだ。その時はさすがに健さんに花を持って待っててもらうのは申し訳なかったから、高山入りする日時は誰にも内緒にしてた。で、バレないように地味なバンで深夜に高山入り。到着したらドアをコンコンって叩く音がして、ちょっと見たら地元のヤクザみたいでヤバイと思ってさ。顔合わしちゃいけないと思って気づかないフリをしてると『タケちゃーん』って。そんなところ写真を撮られて、“黒い交際”なんて言われたら嫌だって、絶対にバンを降りないようにしようと思ってたら、健さんが中を覗きこんで『高倉だよ。ごくろうさまでした』って。またまた参っちゃったよ」 結果的に、これが健さん主演の最後の作品となってしまったが、映画関係者はこう話す。 「せっかくの誘いですから『あなたへ』のオファーは受けましたが、実はたけしは“大阿闍梨”をテーマにした『阿闍梨』という作品を健さんで撮りたいと考えていた。それで健さんと以前から約束していた“一緒に映画を撮ろう”という約束を果たそうとしていたんです。実現しないまま他界してしまったことは非常に残念です」 たけしが構想を練っていた「阿闍梨」とは、仏教では弟子を教え範となる師、高僧を意味する。大阿闍梨はその上を行く偉大な僧だ。 プライベートでの健さんは、'59年に映画で共演した故・江利チエミさんと結婚。しかし、江利さんに嫉妬した異父姉による週刊誌での誹謗中傷記事で夫婦関係に溝ができ、'71年に離婚した。 「その後、45歳という若さで他界した江利さんの月命日に、健さんは品川にあるホテルの床屋に行ってから欠かさずお墓参りに行っていました。離婚を最後まで後悔していましたよ」(健さんの側近) 江利さんの死後には映画『幸福の黄色いハンカチ』で共演した女優の倍賞千恵子との“熱愛”が報じられたが、前出の映画関係者はこう否定する。 「倍賞の自宅マンション近くに健さんの車が止めてあったというのが熱愛の根拠でしたが、実はその近くに有名なゲイバー『Y』があった。健さんは、明け方4時頃に『Y』でコーヒーを飲むのが日課になっていたんです。倍賞とは何もなかった。健さんが愛した女性は最期まで江利さんだけでした」 前出の側近は言う。 「糖尿病がひどいとは言っていましたが、悪性リンパ腫については周りが心配するから、最後まで言いませんでしたね」 最後まで気を使い、男を貫き通した健さんに合掌。(構成・本多圭)
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スポーツ 2014年12月02日 15時00分
プロフェッショナル巧の格言 いつか[女子プロムエタイ世界チャンピオン] 「世界チャンピオンを獲るために「捨ててきた」たくさんのこと(2)
ケガが治ると、いつかは格闘家として最後の挑戦をスタートさせた。ただでさえ多かった練習量を、さらに増やしたのだ。 ジムでの練習に加え、フィジカルトレーナーについてラントレ(陸上トレーニング)も開始。試合までの1〜2カ月は、週に7日、つまり休みなしで追い込み練習が続く。月曜から金曜までは、1日2回の練習を行うという。 ジムに所属する女子のプロ選手はいつかだけだから、スパーリングも男子を相手にしてのものだ。「猛練習」という言葉では足りないくらいのハードトレーニング。「もともとがだらしない性格なので、人に引っ張ってもらわないと強くなれなかったんですよ」と笑ういつかだが、練習は「逃げたくなることも多い」し、「いつも泣きながらやってます」とも。 こうした練習で身につけたフィジカルの強さが、いつかの最大の武器だ。 「一番の長所はスタミナと、この筋肉でしょうね。身内から『メスゴリラ』って言われるんですけど、『ゴリラ』じゃなければいいです、メスであれば(笑)」 上昇気流に乗ったいつかは、昨年11月にWPMF日本フライ級タイトルに挑戦し、グレイシャア亜紀に大差の判定勝ちで念願の初タイトルを獲得する。 「タイトルマッチで、相手はベテランのトップ選手。女子キックの“顔”みたいな人ですから。人生を懸けた勝負でしたね。この試合で負けたら引退しようと思って臨んだ試合でした」 そんな大一番で、いつかは5ラウンドの間まったく集中力を切らさず、前に出続けて勝利をものにした。練習量に裏打ちされたパワーとスタミナがあるからこそ可能な闘い方だ。 「試合では、下がったら負け。打たれても前に出て打ち返すのが私のスタイルだと思ってます。それができるのもフィジカルが強いからでしょうね。メスゴリラって言われても嫌じゃないのは、そんな体になるくらいの練習をしてきたっていう誇りがあるからです。この体はちょっとやそっとの努力で手に入るものじゃないので」 試合前は食事の内容も変わる。基本は鶏肉などのタンパク質と野菜。栄養を摂るためだけの食事だ。食べる楽しみは一切ない。唯一、果物を食べる時だけは「ああ、甘いなぁ…」とかすかな喜びを感じるそうだ。 「みんなが私と同じ練習、同じ生活ができるかって言ったら、そうじゃないはず。他の選手に対して『やれるもんならやってみな』くらいの気持ちはありますよ」 現在7連勝中。勝てば勝つほどプレッシャーは大きくなるばかりだという。周囲に対してもファンに対しても、それに闘ってきた相手にも責任を感じる。勝たなければいけない、ぶざまな試合はできない。そんな思いから、試合直前の控え室では号泣する。 それでも、最後には自信とプロ意識が不安を上回る。セコンドの「女優になれ」の一言で気持ちを切り替え、笑顔でリングに上がるのだ。 9月の世界戦、相手に合わせた対策を練習したのは3日間だけだったという。それも、これまで積み重ねてきた練習、強い肉体への自信があるからだ。タイ人、つまり本場のムエタイ戦士と対戦するのは初めてだったが、まったく臆することがなかった。 「ヒジ打ちがあるので強引にラッシュすることはできなかったですけど、相手が強いからこそ楽しく試合ができましたね」 ムエタイ特有の技術、相手の首を抑えてヒザ蹴りを打ち込む“首相撲”にもしっかりと対処できた。 「思ったより大丈夫でしたね。組んで闘うとスタミナを消耗するので、そうなったら私のほうが有利だと思っていましたし」
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芸能ネタ 2014年12月02日 13時30分
日本エレキテル連合 「ダメよ〜ダメダメ」流行語大賞 「来年はありのままで出たい」
1日、「2014ユーキャン新語・流行語大賞」の発表・表彰式が都内で行われ、大ブレイク中のお笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」が年間大賞に選ばれた。 日本エレキテル連合は、当然コントで演じている“小平市の細貝さん”(中野聡子)、“朱美ちゃん3号”(橋本小雪)の格好で表彰式に出席。中野は「今年はライバルが多かったので、今年はどうなるのかなぁって思ってたんですけど、大変光栄です」と喜びを語った。橋本も「うれしい〜」とセクシーボイスで叫んだ。 記者から「これから、ますます忙しくなるか、一気に暇になるかだと思うんですけど、どっちでしょうか?」と質問されると、中野は「暇になるでしょうね」と弱気、すると橋本が「ダメよ〜ダメダメ」と注意。絶妙なコンビ芸を見せ付け、中野は「来年流行らすヤツある」と豪語した。 お笑い芸人が流行語大賞に選ばれると、「翌年に消える」というジンクスには、「ジンクスを断ち切る」と宣言したが、「来年はありのままで出たい」と本音も明かした。※年間大賞「ダメよ〜ダメダメ」(日本エレキテル連合)「集団的自衛権」(受賞者辞退)※受賞語「ありのままで」(ディズニー アナと雪の女王チーム)「カープ女子」(漫画家・石田敦子、カープ女性の皆様)「壁ドン」(LDK、山崎賢人)「危険ドラッグ」(古屋圭司 衆議院議員・元国家公安委員長)「ごきげんよう」(美輪明広)「マタハラ」(杉浦浩美 立教大学社会福祉研究所特認研究員)「妖怪ウォッチ」(日野晃博 妖怪ウォッチ・クリエイティブプロデューサー)「レジェンド」(葛西紀明[スキー]、青木功[ゴルフ]、山本昌広[プロ野球])
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芸能ネタ 2014年12月02日 12時32分
太田光代社長 “流行語大賞”の日本エレキテル連合を祝福「これからだよ。頑張れ〜!」
「2014ユーキャン新語・流行語大賞」の発表・表彰式が1日に都内で行われ、日本エレキテルの「ダメよ〜ダメダメ」が年間大賞に選ばれた。日本エレキテル連合が所属する事務所「タイタン」の社長で、爆笑問題・太田光の妻である太田光代が2日、日本エレキテル連合に祝福メッセージを送った。 自身のツイッターで「よかったね。日本エレキテル連合、これからだよ。頑張れ〜!」とコメント。 「2014ユーキャン新語・流行語大賞」の会見では、記者から「今の気持ちを一番誰に伝えたいですか」と質問され、日本エレキテル連合の中野聡子(細貝さん)は、「社長! みっちゃん! ありがとう、拾ってくれて。商品になりました。社長にやっと胸張って報告できることができました」と感謝していた。
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芸能ニュース 2014年12月02日 11時55分
“ボキャブラ世代”芸人・幹てつや 印税で2000万円稼いでいた!
1日深夜に放送された日本テレビ「芸人報道 〜1時間スペシャル〜テレビ地上波0本芸人&衝撃ニュース〜」に出演したピン芸人の幹てつやが、莫大な印税収入を得ていたことを明かした。 幹てつやはキーボード漫談を武器に、伝説のネタ番組「ボキャブラ天国」(1997年〜1999年)に出演。番組では、愛嬌のある表情とリズムネタで、一定のファンから人気を得ていた。 「ボキャブラ天国」時代にはテレビ出演数50本、NHK教育テレビで理科のお兄さんとして活躍していた2003年頃のテレビ出演数は100本、2013年は1本、2014年は0本となっていた。 幹は「2003年の時は理科の歌を出していたんです。僕、小学校5年生の教育テレビのお兄さんやったんですけども、その歌の印税が結構入ってきまして 大体2000万円ぐらい」と衝撃の告白。印税は4年間分割で得ていたという。 現在は、運営を任されている銀座のBARでものまねショーを行っており、矢沢永吉のものまねネタを披露しているという。また番組では、「12月8日入籍する事になりました」と電撃発表。結婚相手は浜崎あゆみのものまね芸人である「あゆ」で、あゆと永ちゃんのカリスマコンビ「かりすま〜ず」というコンビを結成し、仕事に精を出しているという。
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芸能ニュース 2014年12月02日 11時45分
NMB48山本彩の“首里城モノマネ”に橋本環奈も対抗心!? “大阪のおっちゃんのマネ”を披露
吉本興業によるアイドル専門チャンネル「Kawaiian TV」が1日に開局、沖縄県宜野湾市のカワイイアン・ティービー本社で記者会見が行われ、NMB48の山本彩、渡辺美優紀、Rev.from DVL、GALETTe、SO.ON projectが出席した。 沖縄国際映画祭などで何度か沖縄を訪れている山本。過去にNMB48の木下百花とともに、首里城も訪れていたという。そんな山本は司会のガレッジセールにうながされ、自身の持ちネタである“首里城”のモノマネを披露した。山本のネタに対抗心を燃やしたのか、Rev.from DVLの橋本環奈は、大ファンである中川家・礼二の持ちネタである“大阪のおっちゃんのマネ”を披露した。 また、以前の会見で、同TV局でやってみたいこととして、ローション相撲と答えていた山本。「軽はずみな気持ちで言ったわけではない!」とあらためて意欲を見せた。さらに、今回の会見では、「上はもちろん着ますけど、ふんどしで充分じゃないですかね?」と衣装についても言及した。ただ、Rev.from DVLは担当する番組について秋山美穂が、晩御飯の時間を作る時間帯なので、一緒にご飯作ってみんなと話せるような」と語り、橋本環奈も、「一緒に“いただきます”を(視聴者と)する」などとアイドル全開のコメントをすると、山本は「ローション相撲とか言って、めちゃくちゃ恥ずかしいですね…」と失笑していた。 『KawaiianTV』はスカパー!プレミアムサービスで放送する他、専用アプリ、ニコニコ動画、GYAO!などでも同時配信も行う。
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芸能ニュース 2014年12月02日 11時45分
本田望結がスヌーピーに会えて歓喜!
人気子役の本田望結が1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、映画「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」(2015年12月2D/3D全国公開)とのコラボイベントとなる巨大クリスマスツリー点灯式に出席した。 スヌーピーの人形を抱っこして寝るほどの大のスヌーピーファンという望結ちゃんは、イベント会場に駆け込んでくると、元気に自己紹介。クリスマスのサンタさんへの願い事は「スヌーピーに会いたい」にすると既に決めていることを紹介した。 すると、そこになんと、本物のスヌーピーが登場するというサプライズがあり、望結ちゃんはスヌーピーと抱き合って歓喜。「スヌーピーに会うことが夢のひとつだったので、本当のスヌーピーに会えて嬉しいです」と笑顔を見せた。(竹内みちまろ)(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.(C)2014 Peanuts Worldwide LLC.
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レジャー 2014年12月02日 11時45分
ハッシーの地方競馬セレクション(12/3)「第60回クイーン賞(JpnIII)」(船橋)
まさかの敗戦! 先週大井競馬場でおこなわれた「第6回勝島王冠(SIII)」。本命に推した北海道から東京へ活躍の場を広げた大泉洋のようなハッピースプリントは、まずまずのスタートを切ると折り合いもきっちり付き5番手の位置取り。道中では外目に出しいつでも前を捕らえられる態勢。3コーナーから追い上げを開始し、直線ではじわじわ伸びて前を捕らえるかと思いきや、残り200mで脚の回転が鈍ってしまい追い込み切れず5着。敗因は初めての不良馬場と見ているが、能力はこんなものではないので次走巻き返しに期待です。 さて、今週は船橋競馬場で「第60回クイーン賞(JpnIII)」がおこなわれます。地方、中央の女たちが意地をかけた熱い闘いを見逃すな! 本命は遅咲きの女トロワボヌール。3歳時は1勝も挙げることができず苦しんでいましたが、4歳になりダート路線へ活躍の場を求めると、とんとん拍子でスターダムにのし上がってきました。その勢いは遅咲きのタレント壇蜜のよう。遅咲きの分これといったレースを勝っていませんが、ダートで初の重賞となった前走は、牝馬限定戦と言えいきなりのJpnIでサンビスタの2着と好走。追い込みが効きにくい盛岡での内容だけに負けて強。今度は船橋競馬場。ましてや前走よりはメンバーが軽くなる一戦。ここは負けられません。 対抗はカチューシャ。AKB48の歌ではありませんよ。馬の名前です(笑)。川崎、大井と牝馬限定戦ながら重賞を2着、3着と好走していますが、特出するのは前走の武蔵野S。先行馬が軒並みバテている中、0秒8差までくらいついたのは力があるからこそ。今回は好位からすんなり競馬が出来そうで、本命馬を脅かす存在になりそうです。 ▲はディフェンディングチャンピオンのアクティビューティ。ここのところ勝ち星に恵まれませんが、それでも掲示板を外さない堅実ぶり。勝てなくともレースに花を添える、ドラマでは主演ではないものの良い味を出すそんなところが内田有紀にそっくりです。以前ほど走りにキレが見られませんが、ベテランらしくレース巧者。ここも安定して走ってくるでしょう。 以下、ブルーチッパーまで。◎(7)トロワボヌール○(4)カチューシャ▲(13)アクティビューティ△(5)ブルーチッパー買い目【馬単】3点(7)→(4)(5)(13)【3連単】6点(7)→(4)(5)(13)→(4)(5)(13)※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。
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スポーツ 2014年12月01日 16時00分
巨人『4連覇のカギ』を握る先発投手の中5日
秋季キャンプ中の11月2日だった。ブルペンを偵察した後、原辰徳監督(56)は記者団にこう話している。 「来シーズンも中5日でまわす方が(先発投手に)責任意識が出てくる」 2014年シーズン、原巨人は『中5日』の先発ローテーションで臨んだ。日本球界では異例と言っていいだろう。他球団は先発投手6人を核とし、『中6日』でまわしている。メジャーリーグに倣ったのではない。原監督の言う『責任』とは、選手に貪欲さと緊張感を促すためのものだ。 シーズン終盤、原監督は心を許す年長のプロ野球解説者との談笑中、 「巨人が金満球団? 金満じゃなくて、怠慢、肥満ですよ、このチームは…」 とこぼしていた。 年齢を重ねたせいもあるが、指揮官の眼には「主力選手の練習量が少なくなった」とも映っていた。 「4、5年前、移籍してきた選手がよく言ったもんですよ。『巨人の選手がこんなに練習するとは思わなかった』って。でも、ここ最近はそうではない。ベテランと呼ばれる年齢になった選手たちは、怪我を恐れて練習量を抑えているというか、早出特打ちをしなくなり、投手陣も走り込みの量が少なくなりました」(チーム関係者) 練習量を抑えたベテランの1人に阿部慎之助(35)がいる。原監督は阿部の打撃不振を言い当てた。端から見れば、叱るなりすればいいと思うが、「本人が気付き、何事も自分から取り組まなければ、真の実力は養われない」ということらしい。 チームを『大人の集団』に引き上げたい原監督の構想によれば、『中5日のローテーション』を託そうとしている菅野智之(25)、内海哲也(32)、杉内俊哉(34)、大竹寛(31)、小山雄輝(25)の5人。チーム防御率は3.58(リーグ1位)だが、先発投手だけなら、3.36(同1位)まで上がる。とはいえ、引き続き同じメンバーにローテーションを託すのはコワイ…。 エース・菅野は最多勝レース次点の12勝を挙げたが、故障で戦線を離れた時期もあり、今季は158回3分の2しか投げていない。杉内、内海は不振で勝てない時期が続いた。大竹は広島時代から“隔年活躍の傾向”がある。「来季は大丈夫」と見るのはキケンで、右肩の故障歴もあって無理はさせられない。小山は交流戦から先発枠の一角を掴んだが、フルシーズンを投げた経験がまだない。 また、年間の投球回数で見てみると、チーム最多は杉内の159回3分の1で、阪神・メッセンジャーの208回3分の1(リーグ1位)、広島・前田健太の187回(同2位)、DeNA・久保康友の178回3分1(同3位)、中日・山井大介の173回3分の2(同4位)、東京ヤクルト・石川雅規の165回(同6位)と比べると、見劣りがする。 投球回数は、菅野11位、杉内9位、内海15位、大竹18位、小山26位。この先発候補5人の奮起はもちろんだが、年齢的に上積みが期待できるのは、菅野と小山だけ。この点から考えると、巨人の4連覇は『救援陣』に掛かっているのかもしれない。 来季より、澤村拓一(26)がリリーバーに転向する。13年に球団最多の42セーブを挙げた西村健太朗(29)は先発にコンバートされる。おそらく、澤村をクローザーとして固定するつもりなのだろう。原監督は「夜遊びをさせないため。(救援投手は)連投になるので、自己調整が…」と笑ったが、澤村が伸び悩んだ理由は野手陣の信頼を勝ち得なかったからである。 チーム関係者がこう言う。 「澤村の性格は頑固のひと言に尽きます。歴代投手コーチが緩急を交えた配球を勧めても、『でも!』と反論し、力で相手打者をねじ伏せようとする自分のスタイルを曲げようとしなかった。そういう態度は反抗的にも見えるし、一人で戦おうとする姿をシラケた眼で見る野手もいないわけではありませんでした」 クローザーで実績を積み上げれば、野手陣の信頼は自ずと高まる。連投に次ぐ連投となれば、緩急も覚えなければならない。「澤村に繋ぐ」という継投リレーにおいて、他救援投手との仲間意識も芽生えるはずだ。 原監督は『選手の意識改革』を4連覇の必須事項と見ているのではないだろうか…。だとすれば、それはもっとも難しい舵取りとなる。テキサスレンジャーズのマイケル・ミコラス(26)、アーロン・ポレダ(28)両投手の獲得が決まった。米ア・リーグの西地区に詳しい米国人ライターによれば、 「ミコラスは与四球が少なく、日本向きだと思う。ポレダが160キロ近い直球を投げる左腕だけど、米球界向きのムービングボールではありませんでした。制球難の欠点もあるが、190センチ強から角度のある直球を投げ込むタイプ。小さく曲がるスライダーで打ち損じを誘うピッチングができれば…」 と評していた。 ミコラスは先発、ポレダは救援で起用するようだ。 今季、内海、杉内、菅野がローテーションを外れたとき、宮國椋丞(22)、今村信貴(20)らにチャンスが与えられた。来季も同様の起用法でスタートするものと思われるが、新加入のミコラスを含め、先発予備軍が菅野たちを「ローテーションから引きずり下ろしてやる!」くらいの気概を見せなければ、原監督の目指す意識改革による4連覇は成し得ないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2014年12月01日 15時00分
プロフェッショナル巧の格言 いつか[女子プロムエタイ世界チャンピオン] 「世界チャンピオンを獲るために「捨ててきた」たくさんのこと(1)
いつかはムエタイ発祥の地であるタイの組織が認定するWPMFの世界王者である。 今年9月21日、ディファ有明で行われたタイ人選手ペッベンチャーとの王座決定戦に判定勝ちを収め、この権威あるベルトを腰に巻いた。 11月で30歳に。世界タイトル奪取までにかかった時間の長さは、彼女が味わった紆余曲折を物語っている。 高校卒業後、モデルとして活躍の場を求め、宮城県から上京。グラビア、レースクイーンなどの活動をする中で、知人から総合格闘技を勧められた。 「地元でもヤンチャしてて気が強かったので、『そんなに気が強いなら格闘技の試合に出たら?』って誘われたんですよ」 所属したのは電撃ネットワークの南部虎弾が率いる『チーム南部』。拠点となるジムを持たないマネジメント・チームだったため、さまざまな練習場所を転々とすることになった。 「セコンドも毎回違うし、トレーナーが作戦を考えてくれるわけでもない。練習量自体は多かったんですけど、それで勝てるほど甘くないですよね。しかも、デビュー戦は格闘技を始めて3週間後(苦笑)。“レースクイーンが格闘技デビュー”っていう話題性重視だったんだと思います」 総合格闘技ではまったく結果が出せず、失意のまま帰郷することに。 地元の寺院・輪王寺で働き、植樹をテーマにした「ご当地戦隊ヒーロー」のショーでヒロインを演じていた。だが、そんな生活の中でも格闘技への気持ちは衰えていなかった。空手道場に通いながら、東京に戻ることを考えていたという。 「せっかく格闘技を始めたのに、一度も勝てないままなんて情けないし、恥ずかしいじゃないですか。それに私は、最初からプロとして格闘技を始めたので。趣味でやっていたわけじゃないから、なおさら負けっぱなしで終われなかった」 2年半後、再び東京へ。プロ選手が数多く所属する新宿レフティージムで練習を重ね、しっかりと実力をつけてアマチュアキックボクシングからの再出発を果たす。 「寝技よりも殴ったり蹴ったりが好きなので、総合ではなくキックに専念することにしました。アマチュアからやり直したのは、選手としてのきちんとした手順を踏むため。総合では異例のデビューだったので。アマチュア大会で初めて勝った時のことはいまだに覚えてますね。『なんだこの感覚は!?』っていうくらい嬉しかった。勝つ喜びを知って、格闘技がやめられなくなりましたね」 プロ再デビュー戦でも勝利を収めたいつかだが、快進撃は長くは続かなかった。初のタイトルマッチ、安倍基江とのWPMFライトフライ級日本王座決定戦で完敗を喫したのだ。相手のヒザ蹴りで左腕が粉砕骨折、試合続行不可能となってのTKO負けだった。 「タイトルマッチで負けるということは、私は格闘技に向いてないのかなって。もの凄く落ち込んだし、ジムで練習することもできなくて、また田舎に帰りました。東京にいたら、格闘技の関係者と顔を合わせるかもしれないじゃないですか。『ケガ、大丈夫?』って心配されるのも、心が痛むんですよね。地元でも家族には会いたくなくて、友だちの家に引きこもっていました」
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2006年11月27日 15時00分
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2006年11月21日 15時00分
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2006年10月24日 15時00分
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GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
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2006年10月07日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分