「ワラテン」とは、視聴者が漫才師のネタを見ながら携帯電話及びスマートフォンで自身の笑いに合わせて「笑いボタン」を押すという視聴者参加型の採点方式。押した回数がポイントとなり、笑いをとればとるほど点数は高くなり、手数の多いボケ量産型のコンビが高得点を獲得する傾向が強い。
まず、今大会の最高ワラテンはファイナルステージで博多華丸・大吉が記録した83点だった。この点数は2011年〜2014年大会の最高ワラテンと比べると過去最低の点数。2011年はナイツの89点、2012年はNON STYLEの90点、2013年はNON STYELの99点だった。他にもブロック平均ワラテンが73.5点、ファイナルステージでの平均ワラテンが78点、全コンビのワラテン数を合計した総ワラテンが1117点(2011年大会は4ブロックだったため除く)と、3項目も過去最低記録だった。
そして、今大会の特徴としては、70点台が12回も記録したということである。
「平均的な笑いに収まってしまった感は否めない。どちらかというと手数の多かったトレンディ・エンジェルでさえ、ファイナルステージで79点でしたから…。視聴率も加味すると今大会は国民に爆発的な笑いを届けられなかったということですね」(お笑いライター)
厳しい数字を叩き出してしまった第4回大会の「THE MANZAI」。しかし、博多華丸・大吉が優勝したことにより、若手からベテランまで幅広いお笑い世代に刺激を与えたことは言うまでもない。いい意味で相乗効果が生まれることを期待しよう。