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ミステリー 2017年02月04日 16時59分
あの犯人達に影響を与えた? 稀代の毒殺犯グレアム・ヤング
2014年、元女子大学生(当時19歳)が知人の70代女性を殺人。後の捜査で高校時代の同級生らに劇薬の硫酸タリウムを飲ませ、経過を観察していた事が判明した。今年になって元女子大学生の裁判員裁判が始まり、事件の報道がなされている事で改めて事件の詳細に関して思い出した人も多いのではないだろうか。 また、2005年には母親に劇物のタリウムなどを摂取させ、その経緯を日記に付けていた女子高生が逮捕される事件も発生している。 これらの事件に影響を与えたのではないか、とされる人物がイギリスの連続殺人犯グレアム・ヤングである。 彼は1971年、自身が勤務する写真店の従業員らに猛毒のタリウムを茶などに混入させて飲ませ、衰弱する様子を経過観察するように日記に付けていた。ここで従業員が2名死亡しており、彼はこの容疑で逮捕された。 だが、グレアムはそれ以前に継母も毒物で殺害していた。 彼は1947年にイギリスで生まれたが、出産後3か月で母親が結核で亡くなり、親戚の元に数年間預けられるなど複雑な家庭環境で過ごす。きわめて聡明であったが友人を作るのが苦手で、1人で本を読んで過ごすことなどが多かった。幼い頃から化学に興味を持つようになったグレアムは、やがて劇薬の収集を始めたり、黒魔術やナチズムに傾倒していく。そして、10代の頃には家族を初めとする周囲の人物に劇薬を盛り、昔から折り合いの悪い継母を毒殺することにも成功したのである。継母の遺体はすぐに火葬されてしまったため、殺害の証拠は出なかったが、周囲の人間に彼が毒物を盛った事が判明し彼は精神病院に入院することになる。しかし、彼はそこでも薬物の実験を繰り返し、一方で薬物への興味が無くなったように演技することで退院にこぎ着けたのである。 そして、社会復帰した後に勤めた写真店にて殺人事件を起こし、逮捕された。 彼が残していた記録には、薬物を摂取した人物や投与される予定の近しい人々に対して気遣うような、気の毒に思うような文面もあった。そこで警察がなぜ親しい人にこのような事をしようと思ったのか、尋ねてみたところ彼はこう答えたと言う。 「おそらく、僕は彼らを人として見ることをやめてしまったんだと思います。彼らはモルモットになっていたんです」 また、相手を気遣うような記述に対しても、「僕に良心があると云えば偽善になるでしょう。僕の魂は空っぽで、何も感じられないんです」とも答えている。なお、後に彼の所行を詳細に記したノンフィクション小説「毒殺日記」が刊行されており、和訳も出ているが、こちらは2005年に母親にタリウムを飲ませた女子高生が愛読し影響を受けたと証言している。 グレアム・ヤングは1990年に獄中で心臓発作で無くなっている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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レジャー 2017年02月04日 16時55分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(2/5)東京新聞杯、他
1回東京競馬4日目(2月5日・日曜日)予想・橋本千春☆東京11R「東京新聞杯」(芝1600メートル)◎7エアスピネル○10ヤングマンパワー▲3マイネルアウラート△2ブラックスピネル、5プロディガルサン 明け4歳世代のレベルは相当高い。京都金杯を優勝したエアスピネル(ハンデ56.5キロ)は、まさに象徴的。とりわけ、3000メートルの菊花賞(サトノダイヤモンドの3着)を使った直後、1600メートルに難なく対応したところが凄い。最も、1600メートルは新馬→デイリー杯2歳Sを含め、これで<3100>。本質的にはマイラーだし、資質は一流だ。まだ底が割れていない分、ノビシロも大きい。さらに、手薄なメンバー構成に恵まれ、重賞2連勝の可能性は高い。戸崎・ヤングマンパワーが相手だ。関屋記念の勝ちタイム1分31秒8はメンバー最速。東京1600メートルは富士Sと、準オープン特別の計2勝を挙げている、得意条件でもあり好勝負必至だ。☆東京10R「春菜賞」(芝1400メートル)◎16レイズアベール○15ヒストリア▲4レジーナフォルテ△7ドゥモワゼル、8アピールバイオ デムーロ騎手に鞍上強化された、レイズアベールでいける。2連勝を目指した、こうやまき賞はスターの出遅れが響いて4着。しかし、メンバー最速の上り(33秒9)で0秒4差まで迫ったのは実力の証し。勝ち馬ペルシアンナイトはこの後、シンザン記念3着。これを物差しに考えたら決して、悲観する内容ではない。展開に紛れの少ない東京コースに替わり、チャンスは大きく広がった。相手は、重賞((7)(6)着)で強敵相手に揉まれて来た、ヒストリア。☆京都11R「きさらぎ賞」(芝1800メートル)◎4ダンビュライト○3タガノアシュラ▲1サトノアーサー△5プラチナヴォイス、7アメリカズカップ 重賞レースで勝ち負けしているのは、ダンビュライト(サウジRC2着)1頭。ここでは、実績、実力とも一歩リードしている。サウジRCの勝ち馬プレスジャーニーは、直後に東スポ杯2歳Sも優勝している強豪だ。このメンバーならチャンスは十分ある。朝日杯FSはまさかの(13)着惨敗に終わっているが、敗因は太目残り(8キロ増)と明らか。中間に楽をさせた影響だ。これを教訓に、ここまで坂路で(800メートル)51秒台を連発、状態は前走と雲泥の差。今度は能力全開間違いないし、自ずと結果は付いてくる。快速馬の、タガノアシュラが相手になる。☆京都9R「北山ステークス」(ダ1800メートル)◎8レガーロ○10テイエムジンソク▲1トップディーヴォ△7サンライズアルブル、9ナムラアラシ 休み明け3戦目で走り頃の、レガーロが狙い目。もともと、叩き良化タイプで上積みは大きい。さらに、休養前に重賞で再三勝ち負けして来た、実績と実力はここでは一枚上。レパードS3着(勝ち馬は先日の東海Sを快勝したグレンツェント)だけ走れば、アッサリ勝たれて不思議はない。当面の相手は、クラスの安定勢力テイエムジンソク。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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芸能 2017年02月04日 16時15分
怪しげなカジノビジネスの“広告塔”にされた竹内力
俳優の竹内力が社長を務める所属事務所が、1000億円規模と言われるマカオのカジノ付きホテルの買収にかかわっていることを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。 同誌によると、そのニュースを最初に報じたのは現地の邦字メディア。それによると、竹内の事務所、米ネバダ州の会社、地元の飲食業大手が提携し進めている買収話は金額にして数百億円から1000億円にのぼるという。 竹内はそのメディアの取材にも応じているというが、ほとんど買収プロジェクトについて知識がなく、言われるがまま取材に応じているだけ。実際には、ネバダ州の会社が動いているというが、その会社の日本法人の取締役と相談役は、昨年起きた、すでに被害届が出されている投資詐欺騒動でマークされている人物だというのだ。 かなり、きな臭い買収話。事実上、“広告塔”にされている竹内にとってかなりリスクがありそうだが、同誌が竹内を直撃すると、「(ネバダ州の会社の)彼らの作るカジノって楽しそうだと思ってね」と買収話にかんだ理由を明かした。しかし、「でも、そんなに甘くはないと思う。日本側から出資が集まってないし」と内情を明かした。また、出資は一切していないことも明かした。 「かつては大ヒットシリーズとなった主演作のVシネマ『ミナミの帝王』でひと財産築いたが、そのうちVシネマ業界も衰退。しかし、竹内はうまく切り替え、映画やテレビドラマの仕事を増やしていって生き残った。変なビジネスに絡めば仕事が吹っ飛ぶことは、竹内本人が重々承知だろう。ただし、もし当たればかなりのリターンがありそう」(芸能記者) 現地の邦字メディアに対し、竹内は「2月末にも契約を予定しており、その際にはマカオでプレス発表会を開催する」と発言しているという。竹内が実業家として成功できるかが注目される。
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トレンド 2017年02月04日 16時00分
名作「チキンタツタ」と新作「チキンタルタ」が期間限定販売! 早得情報も!!
マクドナルドの名作「チキンタツタ」と新作「チキンタルタ」が2月8日(水)から全国のマクドナルド店舗にて期間限定販売される。3日、都内で発表会見及び試食会が行われた。 チキンタツタといえば、1991年から長年愛され、言わずと知れたマクドナルドの人気商品。ふんわり食感のオリジナルのバンズに、生姜醤油風味香る柔らかなチキンパティとシャキシャキの千切りキャベツがサンドされ、ちょっぴり辛口のソースがアクセントとして効いている一品。現在、レギュラー商品として販売しておらず、毎年消費者から復活を望む声が多数出ていたため、待望の復活となった。 そして、チキンタツタに併せて新作の「チキンタルタ」も登場。たっぷりのたまごとたまねぎ、ピクルスを合わせた具材感満載のタルタルソースに仕上がっており、こってりタルタルの新しい味わいが絶妙な一品となっている。 「リアルライブ」公式レポーターのスプリングChubitの山下春花は、2つの商品を試食。山下はマクドナルドを利用する際、テリヤキマックバーガーをよく食べるようだが、意外や意外、チキンタツタを一度も食べたことがないという。 まず、山下は商品のパッケージに注目。「大きく文字が一つ一つ表記されていて、シンプルで可愛い」と評価。 そして、チキンタツタを試食。“チキンタツタ”初体験となった山下は、「バンズが柔らかくて、なおかつ生姜醤油のチキンが凄いさっぱりしているので、女子でもペロンって簡単に一個食べられちゃう。後味もスッキリしていて、最高に食べやすい。これはみんな好きですよね」と大満足。 次に試食したのは新作のチキンタルタ。「溢れ出るほどのタルタルがボリューミー。たまごの甘みとピクルスの酸味がしっかり効いていて、めちゃくちゃ美味しい。それに食べ応えもあって良いですね。しっかりお腹にたまるので、満足感を得られます」とレポートした。 山下も大満足だった名作「チキンタツタ」と新作「チキンタルタ」を是非とも味わってみてはいかがだろうか。ここでちょっと早得情報! 「タツタ・タルタ」の名前にちなみ、タバタ(田端)駅前店では2月4日(土)より先行発売が開始。待ちきれない方は今すぐ急ごう!
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レジャー 2017年02月04日 15時48分
女がドン引く瞬間(12)〜SNSの文章の書き方〜
SNSの利用が当たり前になった現在、個人の文章能力は以前よりも人の目に触れる機会が多くなった。今回、話を聞いた莉奈さん(仮名・27歳)は、どれだけルックスや内面が素晴らしい男性でも、文章作法が雑だと印象を下げてしまうと話す。 「友人が開いてくれた飲み会でタイプの人がいたんです。それでSNSの情報を交換したのですが、彼のページに書かれている文章が、小学生みたいだったので一気に冷めたことがありました。私は出版業界で働いているため、一般的な文法からズレた書き方をしている人を見ると引いてしまうんですよね。特に感嘆符・疑問符の後に全角空白がなかったり、三点リーダーを使う際、二つでなく一つの人を見ると残念に思ってしまいます」 三点リーダーといえば、過去にも『使い方が間違っている人は笑われている』といった記事が大きな話題となった。さらに出版社や大手ニュースサイトも偶数使用で統一されているため、近年は厳しい視点で見る人が増えているという。 「最近は石原さとみでドラマ化された『校閲ガール』も流行ってますから、文章作法にこだわる女性が増えているんです。気軽に書き込めるSNSですらも私は許せないですね。例えば素敵だと思っている人の字が汚かったらショックじゃないですか? 私にとって三点リーダーなどの文章作法はそれと同じなんです。決して恥ずかしいことではないのですが、恋人になる人には一般教養として知っておいてほしい」 厳密には三点リーダーの単数使用が間違いというわけではない。しかし出版業界の常識が世間に広がったことで、莉奈さんのような拘りを持つ人も増えているようだ。(取材/構成・篠田エレナ)写真・matsuyuki
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芸能 2017年02月04日 15時38分
ジャニーズ・ジュリー副社長になんとしてでも好かれたいピンチの香里奈
フジテレビ系ドラマ『嫌われる勇気』で主演している香里奈が、いよいよ窮地に立たされそうだ。 2014年に台湾人彼氏らとハワイのコンドミニアムのベッド上での、Tバック姿の写真が流出した香里奈。そのタイミングで芸能界の活動を一時、休止。翌年にはTBS系連ドラ『結婚式の前日に』で女優復帰したが、一ケタ続きの大コケ。今回は女優としての復権を掛けた勝負だった。その勝負の作品も現在のところ、6〜8%台の低空飛行中。「もともとこの時間枠のフジのドラマはいつも同じくらいなんです。香里奈さんだけ悪いというわけではないので、局内ではそれほど大きな問題にはなっていません」と制作会社関係者。 ただ、問題なのは局との関係ではない。ジャニーズとの関係だ。今回のドラマはNEWSの加藤シゲアキと共演しているのだが、「もともと香里奈さんは、過去の出演作を見れば分かるんですが、ジャニーズからのウケがいい。むしろ、積極的に共演OKの女優さんなんです。もともとモデルということもあって、女性の支持を持っているというところが理由でしょう」とはある芸能プロ関係者。 確かに木村拓哉や山下智久などジャニーズタレントとの共演は多い。前出の関係者は「ジャニーズと言っても、好かれていたのは、どちらかといえば、SMAPを担当して、騒動で辞めることになった飯島さんのほうなんですがね。でも、今回の共演はNEWSの加藤。NEWSの担当は次期社長のジュリー副社長。つまり、飯島さんが好んで起用していた香里奈を自分が使ってみようと試したのが、この作品なんです。もともとTバック写真が流出したときも、飯島さんとの関係が危うくなって、女優としてのピンチといわれたのですが、今回、結果が伴わなければ、今度は次期社長からもソッポを向かれる可能性があるんです。テレビ界がジャニーズがすべてということはないんですが、やっぱり今のご時世はジャニーズタレントがキャストに入っていると、スポンサーの集まり方が違う。このままでは次の主演ドラマがあるかどうか、厳しいでしょうね」と言う。 視聴率がV字回復するかどうか、見守りたい。
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芸能 2017年02月04日 15時13分
菅田将暉、鬼ちゃんコスプレで豆まき 学生200人を絶叫させる
俳優の菅田将暉が3日、都内で行われた「鬼ちゃんと豆まきNIGHT 2017」に出席。auの人気CM「三太郎」シリーズで披露している“鬼ちゃん”のコスプレで登場すると、節分の日とあり、会場を埋め尽くした学生らに向けて豆まきセレモニーを敢行。「鬼は内、福も内で行きましょう!」と呼びかけ豪快に豆を投げると、会場からは大歓声が上がった。 この日は学生限定イベントで抽選で選ばれた約200名の女性ファンが会場に足を運んでいたが、菅田が登場すると学生らは大喜び。菅田はそんな学生らを前に、人生相談にも気軽に応じ、学生の悩みひとつひとつに真摯に対応。自分の受け答えを振り返りつつ「細木数子さんとかすごいんだな。はぁ〜って思わせることちゃんと言うもんな」と苦笑いも。 ある学生から「コミュニケーションのとり方」について質問を受けると「昔先輩には仲良くしたい人にはズケズケいけって言われました。失礼じゃないかというくらいズケズケいくと、先輩とか友達とか、意外と嬉しかったりするんですよ」とコメント。「最初はなんだこいつと思われるかもしれないけど、それで嫌われたら一生会わなければいいだけで。恐れずにいっていいんです」とアドバイス。「まあ、人によりますけど」と付け加えると、学生も感謝しきり。「頑張ります」と答えていた。 会場ではそのほか三太郎CMシリーズの楽曲を担当しているWANIMAのライブも行われた。(取材・文:名鹿祥史)
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その他 2017年02月04日 12時00分
【不朽の名作】松方弘樹さんも出演していたアクションてんこ盛り時代劇「将軍家光の乱心 激突」
1月21日に亡くなった松方弘樹さん(以下 松方)の主演作品を紹介しようと思ったが『首領になった男』などが手元になかったため、今回は1989年公開の『将軍家光の乱心 激突』を紹介する。ちなみに松方は、敵の親玉ポジションである阿部重次役で出演。主演は緒形拳で石河刑部を演じている。 本作は三代将軍・徳川家光の後継者争いを描いた作品だ。とはいっても、史実では後継者争いを経験した家光が、早々に家綱を跡継ぎに指名していたため平穏に終わっている。というより、この家綱へのスムーズな将軍継承により、徳川家の将軍世襲制が磐石なことを世に示したとも言える。という訳で本作は、そんな安定感のあった時代で、無理矢理お家騒動を創作した作品となっている。 脚本スタッフがヤクザ映画を多く手がけてる影響か、時代劇とは思えない、非常にアクの強い作品となっている。なお、本作では湯治中だった後の家綱である竹千代(茂山逸平)を亡き者にしようと襲撃するシーンから始まる。冒頭から忍ばない忍者が温泉にカチコミに来るなど、かなり飛ばしており、意図的にストーリーを追わせないようにしているのかと思うほどである。序盤に語られた重次と刑部の因縁も、その後の展開では殆ど意味ないし。 大筋の流れとしては、刑部とその仲間である浪人たちが、堀田正盛(丹波哲郎)の依頼を受けて刺客を撃退しながら、江戸まで竹千代を送り届けるというものだ。なぜ、竹千代が暗殺されそうになっているかというと、重次が家光(京本政樹)の命令を受けて、刺客を送るというオチだ。この殺す理由がまたすごい、家光が乱心し、竹千代が自分と顔が似ていないから徳松(後の綱吉)に後を継がせたいという、耳を疑うような理由だ。いや、老中なんだから重次がそこは止めろよ。今で言う家庭内暴力みたいな理由で起きた、悪ふざけみたいなお家騒動に、大勢巻き込まれるあたりがかなり突き抜けている。 正直、開始数分で意味のわからない展開に圧倒されることになる。それを補って余りある、凄まじいアクション方面での勢いが本作の魅力だ。 本作は千葉真一がアクション監督として作品を監修している。当時は千葉率いるJAC(ジャパンアクションクラブ)全盛期ということで、とにかくアクションシーンが派手だ。大人数でのスピーディーな殺陣などもはや当たり前。ド派手な爆発や、ターザンロープ、ワイヤーアクション、 酔拳のようなカンフーアクションなどなど、胸焼けするほどスタイリッシュなシーンの連続で、ストーリーの粗など、どうでもよくなるほどだ。 展開的には逃避行の間に、「俺にかまわず先にいけ!」状態で仲間が次々と倒れるため、角川映画の『里見八犬伝』に近い雰囲気はする。だが、エキストラの人数の多さや、アクションの手数の多さでは同作と比較にならないだろう。特に乗馬してでのアクションが多いのが特徴で、落馬のシーンでのスタントなどは注目。今では考えられないような危険なシーンもある。騎馬状態で火達磨はさすがに思いついてもなかなかやらないだろう。時代劇にも関わらず、とにかく爆発が目立つのもかなり奇抜な点だ。橋や家屋まで吹き飛ばす。もう特撮作品のような火薬量だ。 ちなみに、千葉は役者としても出演しており、伊庭庄左衛門役で、刑部らに立ちはだかるが、全編に渡り、スタントを使わず自身でアクションしていたようだ。終盤の刑部と庄左衛門の一騎打ちの殺陣は、太刀筋が早すぎて見えないレベルでチャンバラをしている。最近の殺陣に慣れているとたぶん驚くこと間違いない。しかも、足場の悪い屋根などを走り回りながらやっているというオマケつきだ。 他に特に印象に残るのが、敵の忍者集団が持っている、一時期流行ったダイエット器具の、ボディブレードみたいな形状の投槍だ。これがもう投擲前に、頭おかしいくらい無駄に振り回しており、どうしても笑い所となってしまう。あの振り回す予備動作いらないだろ。劇中で唐突に入るTHE ALFEEの挿入歌『YOU GET TO RUN』かなりの破壊力だ。一応時代劇なのに、このセンスはなかなかない。 とにかくアクションばかり、「JACのPVかよ!」とツッコミを入れたくなるほどのアクション最優先のおバカ映画だが、これをストーリー展開が安っぽい、人物描写が浅いなど文句を言うのは野暮というものだ。とにかく視覚的な勢いだけで、観ていて心地が良いレベルになっている。緩みもなくひたすらアクションを詰め込んでいるという部分では、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、現在もネットなどでカルト的人気を博している『コマンドー』のようなノリに近いものがある。あとは劇中の名言・珍言があれば完璧だったが、残念ながらその部分だけはこの作品は弱い。アクションに振り切ったおかげで、会話が全く印象に残らない。刑部役の緒方はともかく、仲間の浪人役として出演していた、長門裕之や織田裕二などは、まともに会話しているシーンも殆どないという状態だ。 そんななかで、比較的会話が多いのが、クライマックスとなる竹千代と家光が江戸城で対面する場面だ。しかし、ある意味アクションより強引な勢いで決着がつく、コントのようなノリになっている。まずタイトルに偽りありだ。家光以外も乱心状態で、京本と松方の「今更それ言うの!?」感満載のセリフの応酬は、本来笑うところではないが、シリアスな分、余計滑稽さを感じてしまう。指導者として色々ダメな部分ばかりで、おそらくこの世界の江戸幕府は早々と倒幕されたのではないだろうか? 老中の重次は、家光が死去すると殉死したと言われており、その辺りに注目してかなり力技で締めたような感じだ。どう企画段階で話してこういうオチになったのか理解不能だが、まあ、その訳わからない展開も含めてこの作品、ある意味では最高だ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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芸能 2017年02月03日 21時00分
まだ引退する可能性が高い香取慎吾
昨年末に解散した国民的グループ、SMAP。今後の展開として、もっとも注目されているメンバーが香取慎吾だ。 SMAPの解散を頑なに主張した香取だが、解散発表後には、芸能界引退報道も飛び出した。他にも渡米するとのウワサも。かつて、芸能界にいる限り、SMAPにいるのは「ずっと」と宣言。SMAPが解散する時は、「海外へ」とも語っていたため、解散を自ら主張したということは、香取はすでに芸能界から引退をする方向で動いていると見られている。 そもそも香取は闇の深い人物とも言われている。芸能界での付き合いも薄く、この世界に未練がないという。一部では、ドラマの打ち上げで、SMAPの解散騒動中に、「明日からが怖い」「自殺するかもしれない」と語っていたと報じられた。今回の騒動で、彼の精神的な負担はそうとうなもののようだ。 ただ、キムタクこと木村拓哉以外のメンバーが所属事務所から独立する可能性が浮上し、香取もこの流れに乗るのではないかとの見方もでてきた。ファンは一安心との気持ちであろうが、そう話は簡単に進まないという。 「独立の可能性は現在は五分五分。これではやはり香取自身も引退へ向けて動くことになってしまう。まだ予断が許さない状況でしょう」(業界関係者) 果たして、香取慎吾は今後、どんな道を進むのか、注目だ。
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芸能 2017年02月03日 21時00分
元メンバーに独立されては困るキムタク
昨年末に解散した国民的グループ、SMAP。今後の元メンバーの活動に注目が集まっているが、そんな中で飛び出したのが、キムタクこと木村拓哉以外の独立報道だ。 様々な報道の中で名前が挙がるのは、今回の解散騒動をきっかけに所属事務所を辞めた元担当マネージャーだ。彼女の動きに各メディアは注目している。元担当マネージャーの影響力は元メンバーにとって非常に大きいとされていることから、今年中には新たな動きがウワサされるようになった。 ただ、もし元メンバーが独立するとなっても、キムタクがその流れに乗る可能性はない。そうなれば、残されたキムタクは非常に難しい立場になる。 「独立すれば再結成の可能性は完全にゼロになる。そうなれば、ただでさえ好感度が急落して今後の仕事に支障がでる可能性が高いのに、また一層、評判を落とすことになる」(業界関係者) キムタクの本当のピンチはこれから始まるのかもしれない。
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