この記事を読めば、10月中には決定するという「めちゃイケ新レギュラー」の登場を更にワクワクドキドキ出来ること間違いなし! です。
千人程度ずつでグループを分けられて、次の集合場所に集められることになったオーディション参加者達。
私と同じグループには、昭和ロマン探求家の穂積昭雪氏もいました。実はこのオーディションの前日(9月11日)は、クレージーキャッツの谷啓さんが亡くなった日であり、谷啓さんの熱狂的な大ファンであった穂積氏は、そのショックで何をする気力も失いそうになっていたのですが、何とか気力を振り絞ってここまでやって来たそうです。しかし、頭の中は昨日亡くなってしまった谷啓さんのことでいっぱいのため、面接では30秒間、めちゃイケメンバーの皆さんに谷啓さんの素晴らしさを語ることが出来たら満足です…そう言いつつ、私の隣で涙を流すのでした。
やがて、スタッフさんに案内された通りに進んでいくと、私達の目の前には巨大な○と×が見えました。
そうです、1万人以上も集まってしまったオーディション参加者の数を絞る方法として選ばれたのは、「めちゃイケ」に関する○×クイズに答えてもらい、面接が可能な数の人数まで正解し続けた人だけが、めちゃイケレギュラー陣の前で30秒のPRタイムをもらうことが出来るということになったのでした。
正解し続けなければ面接すらしてもらえずに、めちゃイケ新レギュラーへの夢も破れてしまうという、緊張感あふれるクイズ。
私も、めちゃイケが大好きな一ファンとして、クイズの一問目、二門目、三問目…と正解していったのですが、何問目かの問題でついに間違ってしまいました。ちょうど、私が間違えたところの問題を正解した人達までは、全員が30秒間の面接を受けられる権利をもらえることになったという話を聞き、私は大きく肩を落とすのでした。
私と同じく、30秒のPR時間を得ることも出来ずクイズに敗れてしまった穂積氏が谷啓さんのことを思い出して涙を流している隣で、自分も面接してもらうというステージにすら到達出来なかった自分の不甲斐なさに悔し涙を思わずこぼしてしまったのでした…。
クイズでの落選組には、あのエヴァ弐号機やズーミンもいました。炎天下の中、着ぐるみ姿でただクイズを受けに来ただけの彼らの悔しさも相当のものでしょう。
周りを見れば彼らだけではありません。30秒間のPRタイムのために楽器や小道具などを用意してきた人達も、それらを抱きながらひたすら下を向いて凹んでいました。
私はずっと気になっていたエヴァ弐号機さんに声をかけて、「もしも、弐号機さんがレギュラーになれたら、めちゃイケで何をしたかったんですか?」と聞いてみました。
エヴァ弐号機はこう答えました。「番組の常識を破壊したかったんですよ」と。
そんな波乱の○×クイズ大会でしたが、私の友人からは『銭形金太郎』以来の付き合いであるスーパーアイドル・日野誠さんが1万人以上が脱落したという○×クイズも突破して見事、二次審査へと挑むことになりました。
売れない小説家とエヴァ弐号機は、スーパーアイドルに思いを託して、その場を後にしました。
二次審査を受けるために並ぶ列の中には、日野さんの他にも、お笑い芸人のゴー☆ジャスさんなどの姿も見えました。
一体、めちゃイケの新レギュラーに選ばれるのはどんな人物なのでしょうか?
(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou