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社会 2013年01月04日 11時00分
深層レポート 不景気でもギャンブラーは死なず! 闇の蠢く違法カジノの今(1)
文豪ドストエフスキーも一時期ギャンブルにはまり、破産寸前に陥った。最近では106億円もの巨額マネーを子会社から調達し、大半をカジノに注ぎ込んで逮捕された“ティッシュ大王”こと井川意高氏が思い出される。不景気の今においても、彼のような現代日本の“貴族”から酔っ払いサラリーマンまでを虜にするのが、闇に蠢く賭博場だ。 「警察官僚出身の副知事に陣頭指揮を執らせ、石原慎太郎前都知事が大号令をかけた『風俗浄化作戦』は、繁華街から店舗型ヘルスなどを一掃したが、こうした中で、息をひそめながら繁盛してきたのが闇バカラ、闇スロット、大相撲の力士がはまり込んで名をはせた野球賭博などです。中でもバカラは闇の中で生き続けてきた人気の賭け事ですよ」(ギャンブル評論家) バカラを邦訳すれば『ゼロ』あるいは『破滅』という意味を持つ。丁半博打のように“生きるか死ぬか”のスリルを味わえるところが人を魅了するのだという。 「競馬にしろパチンコにしろ、ギャンブルの多くは傾向や攻略法が出回っており、ある程度勝ち負けの命運をコントロールできる。しかしバカラはいくら努力しようが、結果を左右する確率自体はいずれも等しい丁半博打。そこが、たとえ一晩に数百万円のカネを失っても、再び闇バカラのドアをくぐるほど博打好きを魅了してしまう要点です」(同) 一方、経営する側のメリットは計り知れない。 「少人数で運営できるため人件費がかからない。その上スペースも目立たない“小箱”で済む。特に仕入れもせず、技術もいらず、なのに毎晩半端ではないキャッシュが転がり込む。こんな商売がオモテ社会でそのまま合法化されたら、まともな起業など誰もしなくなるだろう。非合法でも手を出す輩が後を絶たないのは、資金を出し続けられる金主がいるからだよ」(風俗経営に詳しい事情通) 今年10月、警視庁中野署は、インターネット上で客に賭博をさせていたとして、常習賭博の疑いでネットカジノ店『ネバダ』経営者など3容疑者を逮捕した。 「ネバダは歌舞伎町の区役所通りに面した雑居ビル地下1階の店舗内にパソコン12台を設置し、海外の賭博サイトに接続して客にバカラを行わせていた。店の看板は『インターネット』で、ネットカフェを装って営業。1日に10人前後の客が入り、摘発1カ月前の9月までに7000万円を売り上げていたようです」(警視庁担当記者) 摘発されたネバダの経営者のような“ポッと出”や“お飾り経営者”によるバカラ屋は摘発で消えても、その上流にいる実質的な金主は当局からアンタッチャブルな存在だ。
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芸能ニュース 2013年01月01日 00時00分
【新春インタビュー】2013年を占うピース又吉直樹の理想の女性は「真実笑顔」
絶好調のお笑いコンビ「ピース」。綾部祐二の「熟女好き」が“熟女ブーム”に火をつけるなど大活躍だが、相方の又吉直樹は、「本好き」として知る人ぞ知る存在。昨年11月には、又吉が編み出した四字熟語を書道家の田中象雨氏と共に紹介する『鈴虫炒飯(すずむしチャーハン)』を出版。2013年も注目の又吉に、本との出会いについて、話を聞いた。 −−四字熟語を作ろうと思ったキッカケは? 3年程前、田中象雨さんが作品展を開くとき、「言葉を考えてくれませんか」と依頼を受けました。「四字熟語はどうですか」という話になり、作りました。作ってみて楽しかったので、またやろうかなと思いまして。 −−収録されている中で、お気に入りの四字熟語は? タイトルにもなっている「鈴虫炒飯(すずむしチャーハン)」は気に入っています。あとは、「編曲過剰」や、「幹事横領」など。 −−「恋文炎上」はどんな意味? 過剰なまでに相手のことを想って、告白を繰り返したり、重すぎる内容の手紙を書く人とかいるじゃないですか。客観的に見ると、「こいつやばいな」ってなるんですけど、でも、自分がその状況になってみると、伝えたくてしょうがない。相手からすればただの迷惑だし、告白したって絶対にふられるって、冷静な自分ならわかっているんです。けど、やってしまう。「恋文炎上」は、妖怪みたいなモノが人間の心の中にはいて、頭ではやったらダメだって理解できているのに、やってしまうという意味です。 −−言葉の背景にあるドラマを表現しているのですか? 言葉の後ろには人間のドラマがあると思っています。俳句とか短歌は、そのドラマで勝負するみたいな所もあります。短い言葉ですが、世界の一端を詠むことによって、それよりももっと大きなことを表現しようとすると、背景が動き出すんですよ。言葉を自分が書くときや、作るときも、そういった言葉が好きですし、自分の言葉もそうしたいなと思っています。 −−いつから、そう考えるように? うーん、いつですかね。大きい意味で言えば、文学を好きになった辺りからだと思うんですけど、具体的には短歌や俳句の影響が大きいかもしれません。 −−文学はいつから好きに? 文学を文学と思って読むようになったのは中二くらいからです。芥川龍之介の『トロッコ』を読んだとき、衝撃を受けました。何となく感じているけど、まだ感受できていないような感情が、言葉として表現されていました。それを読んだときに「何この感覚!?」と思いました。それで、一気に本に対する興味が沸いたんです。振り返っても、今まで何とも思っていなかった本も、書いてあることしか読もうとしていなかっただけで、本当はおもしろかったということに気がつきました。 −−『トロッコ』のどの場面に衝撃? 最初からずっとゾクゾクきてたんですけど、家に辿り着いた少年が、ワーッと泣くところは、「わかるわー、この気持ち!」となりました。僕も近所を歩いていて、迷子になって不安に思いながら帰った経験があるんです。親とかは何もなかったかのように過ごしているんですけど、「今、俺はとんでもない経験をして帰ってきたんや」と思っていました。そういった、誰にも話したことがない、自分の中ではまだ言葉になっていない不確かな存在として感じていたコトが、『トロッコ』の中では、言葉になっていることを発見しました。小説に限らず、詩や、短歌や、俳句や、エッセイでもそうなんですけど、散らかっている感情や考え方が、きれいな言葉にされたときに、ビシッときまります。 −−振り返って、昨年、又吉さんの中でブレイクしたことは? 綾部の「熟女好き」と比べてという点では、僕の「本好き」がブレイクしたのかな。書店員さんや、本が好きな人たちにお会いした時に、よく言っていただけるようになりました。 −−綾部さんは、又吉さんが「鬼ギャル好き」と言っていますが。 半分は嘘で、半分は本当です(笑)。正確にいうと「鬼ギャル“も”好き」です。ただ、綾部の「熟女好き」と対をなすものではありません(笑)。綾部は女性がみんな好きで、その中でも、熟女が一番好きなんです。僕は、もちろん、女性全般は好きですけど、鬼ギャルが特別好きというわけではありません。もっと、好きなジャンルはありますから。 −−好きなジャンルは? 明るくて、やさしくて、起点が効く人。具体的な名前だと、ずっと言っていることなんですけど、(タレントの)森口博子さん。森口さんは思いやりがあるんですよ。暗い人でもしゃべりやすいんです。 −−又吉さんの理想の女性を四字熟語にすると? 「真実笑顔」です。 −−ストレートですね。 確かに(笑)。ただ、「真実笑顔」の人は、やさしいから誰にでも笑顔を見せるんです。真の理想は、普段はまったく笑わないけど、僕といっしょにいるときだけ、めっちゃ笑ってくれる人。それが、本当の「真実笑顔」です(笑)。 −−2013年にやってみたいことは? (定型に縛られない)自由律の俳句をやってきたんですけど、(五七五の)定型の俳句をやってみたいです。まだ、作ったことはないのですが、今、習っている段階です。 −−2013年を占っていただくとすると、どんな年になりますか? 四字熟語でいうなら、期待を込めて、「二度驚愕」。2回くらいは、驚きたいなと思います。 −−ファンにメッセージを。 『鈴虫炒飯(すずむしチャーハン)』という本を出版させていただきました。120語の四字熟語が収録されているのですが、その中、その人だけに刺さるものがあると思います。決して難しい本ではありませんので、ぜひ、読んで下さい。(インタビュー・竹内みちまろ)『鈴虫炒飯(すずむしチャーハン)』又吉直樹 ・田中象雨著発行 幻冬舎定価 1470円(税込)又吉直樹プロフィール1980年大阪府生まれ。吉本興業所属のコンビ「ピース」として活躍する芸人。著書に『第2図書係補佐』(幻冬舎よしもと文庫)『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』(共著・幻冬舎)など。
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トレンド 2013年01月01日 00時00分
【リアル・ミッション代々木姉妹編】2013年霊視鑑定
「NGは一切なし!」との宣言で、リアルライブの突撃体験企画を担当する代々木姉妹。彼女たちは元・アナウンサー、グラビアモデル、現・マンガ家でGカップのアサノ光(左)と元・地下アイドル、芸人で現・ダメOLちぇきの二人からなるマンガ家ユニット。4回目となる同企画。2013年、はじめての今回は、サイキックカウンセラーのハニエル先生のもとへ伺い、霊視鑑定をしていただいた。 都内某所に、ハニエル先生を訪ねた代々木姉妹。「何からお話しましょうか」と優しく微笑む先生。まずは、二人のオーラの色について語ってくれた。「ちぇきさんは色々変わるんです。気分が沈んでいる時は、濃いパープル。でも、普段は水色と黄色の間をいったりきたりしていますね。アサノさんも黄色です。ただ、しっかりした黄色なので、どんなことでも、迷いがないですね」。 次に、二人の弱っているチャクラについて語ってくれた。「アサノさんは、子宮。これは、過去世にも関係しています。婦人科系の定期健診に必ず行ってくださいね。」思い当たるふしがあるのか、アサノは「やっぱり」といった顔をして、がくっと頭をうなだれた。「ちぇきさんは、喉。弱りやすいので、気をつけてね。」ちぇきにしては、「先日、扁桃腺を腫らしてヒドイ目にあったばっかり!」と、ハニエル先生の鑑定に驚きの表情を隠せないでいる。 また、ハニエル先生曰く、代々木姉妹はなんと過去世で、恋人同士だったという。「まじで! ちょう〜嫌なんだけど」と興奮する二人。詳しく聞いてみると、アサノが大航海時代のイギリスの男性航海士。モテモテのチャラい自由人だったという。一方のちぇきは、その彼を家で辛抱強く待つ貴族出身の女性。「アサノさんは、過去世が男性だったことで、現在女性であることに抵抗感があるのね。そのことで、女性の象徴である子宮を無意識にいじめていて、弱っているの。で、ちぇきさんとの交際は、ほんのいっときだったの。理由はね、自由人のアサノさんが、次の港で新しい恋人を見つけちゃうから、、航海士だからしかたがないわよね。」現世でも、アサノに振り回されているちぇき。過去世からの宿命とはいえ、納得はいっていない様子。一方チャラ自由人アサノは、そんなちぇきを見て笑っている。フォローなのか、慰めなのか、ハニエル先生は「お互いに過去世でも縁があるので、お互いに会いたくて会っている二人なんですよ。ケンカすることがあったとしても、縁が続いていくと思います」と話してくれた。ちなみに、代々木姉妹のマネージャーは、ちぇきの弟だったとか。どおりで、いつも振り回されているはずだ。 ここで、ハニエル先生が微笑んだ。もう一つちぇきの過去世が見えたと言う。それは、アフリカ原住民の大家族のオカン。布をまとっていると言う。アサノ、ちぇきの顔を指さして大爆笑。ちぇきがすかさず、「そ、それって私の見た目から判断してる訳ではないですよね」とハニエル先生につっこむが、それを流すように「ちぇきさんが、気が利くのは、過去世で、ライオンに食べられないよう常に気を配っていたからなの」と先生。アサノ、今度は手を叩きながらの、大爆笑。ちぇきのアフリカネタはツボらしい。 つづけて、ちぇきについて、「異性に関しては、あまり遊びができないタイプですね」と語る。ちぇきは、「そうなんですよ〜」と打って変わって 上機嫌になった。一方のアサノは、「男だったらモテモテだったはず。いろんな港で恋人がいるタイプ」と分析。さらに、今後の恋愛について質問すると、「出会いを多くしないと恋愛はできないから、合コンに行ってください」とかなり現実的なアドバイスもいただいた。ちぇきは、「9時〜5時で家に帰ってくる男性」、アサノは、「尻に敷ける男性」がオススメ。タイプがまったく違うため、二人で男を取り合う心配はないとか。 最後に、2013年は代々木姉妹について聞いてみると、「いろんなことに挑戦することだと思います。キーワードは夜の時間帯。深夜番組なんて良いかもしれません」とアドバイスを頂いた。ただ、「二人とも、胃も弱いと思いますので」との注意も。そういえば、昨年は、「宇宙一辛い料理」や「虫食いフェスティバル」など、かなり胃に負担のかかるミッションが多かった。彼女たちの胃は悲鳴をあげていることは間違いないようだ。しかし、いくら胃が弱っていても、“NGなし”の代々木姉妹ならば打ち勝ってくれるはず! 2013年は、昨年を超える過激で、ハードなミッションを用意するので、読者のみなさん、ぜひ期待して待っていて下さい!!協力 Haniel session roomHP http://haniel.tv/ブログ http://ameblo.jp/haniel3/■代々木姉妹アサノ光とちぇきの女の子二人からなる“マンガ家ユニット”。身体を張ったネタ活(体験取材)で巷を賑わす。そのネタ活は様々で、マンガやブログでは描かない、描けない、描いちゃいけないことも体験する。○ブログ「代々木帝國」 http://ameblo.jp/yoyogi-sis/○マンガ・コラム連載・『漫画パチンコ777』毎月4日発売(竹書房)・『スーパーパチスロ777』毎月19日発売(竹書房)・『本当にあった笑える話 Pinky』毎月21日発売(ぶんか社)・『みこすり半劇場』毎月第2・第4木曜日発売(ぶんか社)
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芸能ニュース 2013年01月01日 00時00分
【新春インタビュー】AeLL.「ガチで肉体労働してる男性はカッコいい!」
健康、エコ、環境問題をテーマに掲げた現代的アイドルユニット“AeLL.”の本音を探るべくインタビューを慣行。明け透けに語る彼女達の本心とは…?AeLL.西 恵利香(にしえりか)鷹那 空実(たかなくみ)篠崎 愛(しのざきあい)石條 遥梨(しじょうはるな) −−まずは、自己紹介をお願いします。 西 Activity 鷹那 eco 篠崎 Life 石條 with Love 全員 AeLL.です! −−2012年、AeLL.(エール)として活動してきて、一番印象的だったことはなんですか? 西 ファーストアルバムをリリースできたことだと思います。ずっとアルバムを出したくて、デビューから活動してきたので、一つの節目というか、区切りを迎える事ができて、来年から新しい物に取り組む事ができるかなと。 −−アルバムを発売して、周りの反応はどうですか? 西 凄く良い評価をいただきまして、このあいだ新宿のタワーレコードに行ったら2012年のアイドル部門で5位にAeLL.が入っていて。 篠崎 マジ、それヤバい! 西 それだけ沢山の方に手に取ってもらえた作品になったなぁと。 鷹那 ファンの皆さんとイベントで『北アルプスマラトン&ロードレース』に参加したんですけど、フルマラソンをリレー方式に走って、みんなで学生気分で楽しめて(笑)。AeLL.それぞれのメンバーごとでのチームに別れて参加したんですけど、私のチームが1位をとれて、それもまた良い思い出ですね。 篠崎 私もマラソンもアルバムも良い思い出なんですけど、夏の東京アイドルフェスティバルで、去年に続き、今年も錚々たる参加グループの中、『AeLL.はメインステージ無理なんじゃないか?』と言われていたんですけど、直前でメインに立てることになって。メジャーデビューしていないグループでメインステージに立ったのは私達だけだったので、誇れることだと思います。 −−お客さんの反応は如何でした? 篠崎 去年のステージでは私達を知らない方が多かったんですけど、今年はお客さんから、『AeLL.すっごくよくなったね!』と言ってもらえて、今年はSUPER☆GiRLSさんの後だったので凄いプレッシャーだったんですけど、ファンの温かい声援が印象的でした。 石條 私は、去年からやってるんですけど、『開墾』。山梨県のAeLL.村で作物を育てて、初収穫を迎えたことです! −−ちなみに何を収穫されたんですか? 石條 あ、サツマイモとかジャガイモ、あと桃も! 自分達で耕した畑で出来た物を自分達で収穫して、スイートポテトをファミリー(AeLL.ファンはファミリーと称される)に振る舞ったりして、それが楽しいです。来年も開墾(収穫)に力を入れて、AeLL.村で育てた野菜でCafeeをやりたいです。 西 来年はお米、AeLL.米をつくりたいと思っていて、玄米で出して、健康志向をアピールしたいなって。 −−ファミリーの方はやはり男性が中心ですよね? Hマネージャー こないだ、4回目の開墾の時はお子様連れの家族もいて。『ほら、パパ頑張ってるよ!』って(笑)。 鷹那 でも、開墾の時はやっぱり男性です! 石條 もっと気軽に来れる環境にしたい。1回でも参加して『つまらなかった』っていう人はいないんですよ! 1回来てもらうと、次回も来てくれたり。 篠崎 開墾するたびに人が増えて。 石條 参加者もドンドン増えて、ツアーバスが1台から2台に。 西 来年は3台4台となるようにしたいですね。 マネージャー 基本的にマジで重労働ですからね(笑)。 −−そんな中でも何が一番大変でしたか? 西 開墾。 石條 体を使うことはマジで大変です。 篠崎 でも、もちろん、今まで経験したことないものばかりなので、逆に新鮮でやりがいがある。 鷹那 AeLL.に入らなかったら絶対やってないです。 −−今、こういったプロジェクトに参加している事に対しては? 篠崎 最初はみんな批判してました(笑)。 鷹那 絶対ファンも参加しないと…。 石條 コンセプトが欲張り過ぎ(笑)。 西 健康、エコ、環境問題ですからね(笑)。 −−政治家のマニュフェストみたいですよね(笑)。 一同爆笑 −−その中でも個人的に一番大変だったことは? 篠崎 マラソン。胸が大きいっていう理由もあるんですけど。スポーツブラを毎回重ね付けしてます(笑)。付けすぎて酸欠になって(笑)。 西 さらし巻いてたね。 鷹那 開墾。虫が苦手なんです。大自然で沢山虫がいるんで、やったら楽しいんですけど、やる前の虫が…。 石條 私もマラソン。頑張るのが好きじゃないんですよ…。基本的にすぐ諦めちゃうんですよ。でも、チームだったんで、自分が諦めたらいけないという。 西 責任感ね。チームのリーダーでもあるし。 石條 リーダーだからって気持ちで強くなれた。 西 私は、開墾とは思うんですけど、前回、田んぼを耕した時に足を滑らせてお尻から落ちて、考えたら田んぼにお尻から落ちる事なんて、今まででは考えられない経験なんで。でも農家の人が作物を育てて、出荷して、私達の口に入ってるんだなと思ったら、凄い考え深いです。 鷹那 田んぼ大変だった、アメンボとかいるんですよ…。 西 そういった苦労がないと、お米が食べれないと思うと貴重な体験です。 篠崎 実際に作業しても、なかなか進まないし。 西 今の農業に至るまで、昔の人が作業して来て今がある。口に入るものを自分達で育てた事がなかったんで。 −−そういった貴重な経験を踏まえて、AeLL.としての活動意識は高まりそうですね。斜に構えて見ると「やらされている」と思われる事があるのでは? 西 私達が、作業をする事で、田舎離れをした若者が農作業に興味を少しでも持ってくれれば、そういう切っ掛けに私達がなれればいいんじゃないかなと思います。 −−見た目はガチでアイドルなのに、語っている事が「開墾」というギャップが素敵ですね(笑)。 篠崎 来てみたら(開墾の)楽しさがわかりますよ! 鷹那 AeLL.の活動って学生気分が味わえるんですよ。みんなで作業したり、走ったり、汗かいて、ご飯食べて(笑)。だからメッチャ楽しいです。 西 本当にファミリーですよ。 石條 作業終わりにファミリーが、みんなでお風呂行くんですよ、男湯でAeLL.がいないのに一番盛り上がるっていう(笑)。 −−絆ですね。 マネージャー 風呂の後、そこで初めてアルコールが入って、バスで改めて自己紹介が始まると盛り上がりますよね。 西 男の人の楽しそうなのって羨ましいです。 篠崎 でも、その切っ掛けが『AeLL.の開墾のお陰で仲良くなれた』って言ってもらえるんで嬉しい。 鷹那 本当の絆が生まれますよね。 西 さらにファミリーの方は皆さん常識があってマナーがいい(笑)。 −−素敵なファン(ファミリー)に恵まれてますね。 篠崎 本当に自慢です。 西 みんな凄い常識があって、ありがたいです。 −−そんな中、来年の抱負を伺いたいです。挑戦したい事、個人的な目標でも。 西 AeLL.主宰のフェスというか、私達アイドルという枠なんですけど、アーティストになりたい気持ちが強くて。ファンから『AeLL.は歌が良いね!』と言っていただけるので。アイドルさんだけではない、ミュージシャンも呼べるようなフェスが出来たらいいなと…AeLL.村とかで出来たらいいですね、山梨県を盛り上げられたらいいなと。 鷹那 来年から地方遠征が増えるんです。なので、よりAeLL.の輪を、ファミリーが増えたらいいなと。東名阪でのワンマンライブも予定しているので、とにかくAeLL.の名前を知ってもらいたいです! 篠崎 私は、AeLL.を知ってもらえる機会が、LIVEや遠征も勿論ですけど、もっともっと沢山の人に知ってもらう為に、TVの歌番組とか…。最近、私はバラエティ番組に出させていただけるようになったんですけど、1人ではなくてAeLL.としてテレビ番組などに出れたらなと。グループの名前を知ってもらわないと何も出来ないですから。 石條 私は、ファミリーと一緒に出来るイベントの機会を増やしたいです。『AeLL.って変わったことやってるね』とよくいわれるんで(笑)。ファミリーとだからこそ出来る…今、パッと思いつかないんですけど(笑)。いい感じのイベントをやりたいです! −−AeLL.を見る目が変わりました。今後も基本活動を通じて頑張って下さい! 最後に、「開墾」を通じて、男性を見る目が変わりましたか? 篠崎 ファミリーもそうですけど、ガチで肉体労働してる男性はカッコいいです。 鷹那 街でチャラチャラしてる人とか無理だなって(笑)。不法投棄とかする人とか信じられないし、しっかり働く人がいいなと思いますね(笑)。 西 大人の人がいい。AeLL.の活動を理解してくれる人がいいですね、汗かいて一緒に働いてくれる人は格好よくみえますね。 石條 なんだろう、汚れるのを嫌がらないで働ける人がいいいですね。土まみれ、汗まみれになれる人がいい。 全員激しく共感しうなずく。 見た目はアイドル、だが活動はあくまでも「ガチ」。このギャップ感は一度ハマると癖になるかもしれない。確かに純粋労働の汗は気持ちがいい。そして、自分達が携わった食物を収穫できる体験は何にもまして格別の物だろう。AeLL.の今後の活動に注目したい。(牛嶋 一成)
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芸能ニュース 2013年01月01日 00時00分
【新春企画】2013年に起きそうな10大芸能ニュース!
年末は特に大きな動きがなかった芸能界。それだけに、今年は新春から何か動きがありそうだが、起こる可能性が高い10大ニュースを並べてみた。■オセロ・中島の早期復帰 昨年の春先、同居する女性霊能者による洗脳騒動で渦中だった女性お笑いコンビ・オセロの中島知子。所属事務所が同居先から“奪還後”は都内で復帰に向けて療養していることが報じられたが、先日、一部スポーツ紙が1月に、SMAP・中居正広が司会のTBS系バラエティー「金曜日のスマたちへ」へのゲスト出演での復帰を報じる。いずれにせよ、復帰は近いようだが、中島は一体、何を語る?■ジャニーズタレントの結婚ラッシュ 昨年、ジャニーズ事務所所属で結婚したタレントは女優・黒木メイサとデキちゃった結婚した元KAT-TUNの赤西仁のみ。しかし、赤西にはジャニ−喜多川社長の逆鱗に触れ、春から予定していたコンサートツアーが中止になるなど活動休止状態&出産してもp仕事が入っている黒木に変わって主夫に。「そのおかげで、ほかのタレントが結婚できず、迷惑だった」(女性誌記者)。有力視されているのはTOKIO・国文太一と元テレビ局勤務の女性だそうで、「おととしの震災でも延期。2年越しのゴールインなるか」(同)。ほかにも同じグループの城島茂、SMAPの中居正広が一般女性と交際中で、2人ともそろそろ年貢を納めてもいい年頃だけに、結婚ラッシュもありそう。■女性タレントの離婚ラッシュ ここ数年は女性タレントの結婚&妊娠ラッシュだったが、芸能界を見渡すと、夫と離婚協議中の宮沢りえ、夫の長塚圭史が女優・真木よう子と怪しい関係の常盤貴子、夫に子供を預けっぱなしで育児放棄状態の真木、長男を連れオダギリジョーと別居中の香椎由宇、夫で騎手の三浦皇成の浮気報道が出たほしのあきら“離婚予備軍”だらけ。まず離婚するのは誰?■とんねるずの冠番組が消える!? これまで長年大物司会者として君臨してきたお笑いコンビ・とんねるずだが、27日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした年末超特大4時間半SP」(フジテレビ)の視聴率はわずか8.5%と低迷。石橋貴明がビートたけしと強力タッグを結成した「日曜ゴールデンで何やってんだテレビ」(TBS)も視聴率が4%台後半を記録するなど打ち切り危機がささやかれるだけに、ついに冠番組消滅か。■浜崎あゆみと新恋人の破局 昨年11月に新恋人でバックダンサーのマロこと内山麿我と交際宣言した浜崎あゆみだが、ファンから「公私混同しないで」との声に応え、カウントダウンコンサートのダンサーからマロを外す。おまけに、マロは前妻がいるにもかかわらず、子供をもうけた女性と慰謝料・養育費をめぐってこの先揉めそう。もともと、男に飽きっぽい浜崎だけに、CD発売やツアーなどPR事項がひと段落するのを待って破局宣言する可能性が高そうだ。■沢尻エリカの離婚なし 夫でハイパーメディアクリエイターの高城剛氏と10年4月にに離婚騒動が勃発し、おととしも昨年も離婚しなかった沢尻だが、離婚するにはいろいろ自分に不利益なことがあるようで、今年も離婚せず、好きなように男遊びしそう。その前に、まともに仕事できるのかが心配。■あの占い師の再ブレーク 一時期はテレビ界を席巻したものの、様々な事情でテレビから遠ざかっていた占い師の細木数子が1月2日放送の「有田とマツコと男と女 新年から禁断の大バトル!!〜細木数子も緊急参戦〜」で5年ぶりにテレビ出演。何らかの形で再ブレークしそうな予感。■AKBのメンバー大シャッフル 昨年は“不動のセンター”前田敦子の卒業や不祥事によるメンバーの脱退、チームシャッフルの移籍など大改革があったAKB48だが、今年はさらなるシャッフルや新メンバーの台頭がありそうだ。■薬物事件で大物芸能人が逮捕 今年復帰した酒井法子、塀の中の押尾学受刑者が相次いで薬物事件で逮捕された09年だが、大物男性芸能人・Xを捜査当局が徹底マーク。いよいよ今年逮捕か。■元旦に大物カップルの交際発覚!? ネット上などで、一部スポーツ紙が元旦付けの紙面で国民的アイドルグループのメンバー同士の交際をスクープとうわさに。あと数時間後に真相が明らかに!?
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その他 2013年01月01日 00時00分
【新春企画】2013年 サブカル界注目の5大トピックス
新年明けましておめでとうございます。 2013年の年明け一発目は今年のサブカル注目トピックスを独断と偏見で紹介。それではスタート!●『ローゼンメイデン』再々アニメ化 PEACH-PIT原作のマンガで現在は掲載誌コミックバーズ(幻冬舎)からヤングマガジン(集英社)に移して連載中の『ローゼンメイデン』。ストーリーは感情をもったアンティークドール、ローゼンメイデンの第五ドール、真紅との出会いをきっかけとして、引きこもりの主人公ジュンが、完璧な少女“アリス”になるべく戦うローゼンメイデン同士の争いに巻き込まれ、様々なドールやそのマスターと会って人間的に成長していく作品。ドールのゴシックロリータファッションや、少女マンガ風の美しい作風と可愛いらしいキャラクターが多数登場するのが本作魅力で、マンガ好きの某元首相も読んだという噂のあるマンガだ。『涼宮ハルヒの憂鬱』辺りからアニメに入ったアニオタの人は知らないかもしれないが、04年10月〜12月、05年10月〜12月と2年続けてアニメが放送された当時は同時期に放送された『魔法少女リリカルなのは』シリーズに匹敵する人気があった。 原作の掲載誌移籍問題などのゴタゴタが重なり、もうアニメ化はないかと思われていたが、ここにきてまさかの第3シリーズ放送決定だ。まだTVアニメ化が決定しただけで、細かい放送時期、放送局は明らかになっておらず、年内放送になるだろうという噂しかないが、これは期待せずにはいられない。以前放送された05年当時より、業界全体でデジタル彩色の技術などは向上しているので、昔よりハイクオリティな作画でドール達が動くことが間違いないだろう。ここで問題なのが、年月が経ちすぎているので声優が続投するのか変更になるのかだ。個人的には続投の方向でいってもらいたい。あと、ライバルキャラの水銀燈人気により、アニメでは何かと扱いの酷かった一応ヒロインポジションの真紅を今回こそは優遇してくれ…。●Wii U(ウィー ユー)の今後の展開 任天堂の新作家庭用ハードWii U。最大の特徴はコントローラーで、タッチパネル式の液晶ディスプレイが搭載されており、これで無線のネット通信も可能。ゲーム機というよりはiPadのようなタブレットツールに近い印象を受ける。同社の携帯ゲーム機ニンテンドー3DSとの通信機能も有しており、遊びの幅は無限大だ。しかし、まだまだソフト面がハードの拡張性に追いついていない。このハードの長所を活かすも殺すも今後のソフト開発にかかっているだろう。もちろん、ユーザーの適応力も求められるはずだ。 とりあえず革新的なハードを提供して、後はユーザーやクリエイターが自由な発想で彩っていく方法は、どことなくアップルの戦略を思い出させる。最近はソーシャルゲームの台頭が著しく、今後の競争は家庭用ハードがどうやって独自のカラー出せるかにかかっている。他のハードメーカーのソニー・コンピュータエンタテインメントやマイクロソフトが今後どんな動きを見せるかにも注目。●ジブリ作品を越えられるアニメ映画は現れるのか? ここ数年は劇場放映のアニメ映画が好調だ。とはいっても殆どがヒットしたテレビアニメの劇場化が多く、劇場完全オリジナル作品となると去年は細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』のヒットがあったものの、相変わらずスタジオジブリのアニメ映画の独走が続いている印象を受ける。2013年は『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本を担当した虚淵玄が『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督と組んだ『楽園追放』や、独自の世界観で好評の新海誠監督の新作『言の葉の庭』の放映が決定している。そろそろ、劇場オリジナルアニメもジブリ以外の確かな選択肢が欲しいところ。●『進撃の巨人』は『ジョジョの奇妙な冒険』を超える? 諫山創著で別冊少年マガジン(講談社)で2009年から連載中の本作。単行本発売以降、口コミで話題となり、2011年の段階ですでに各巻100万部越えのミリオンセールスを達成。これは『ワンピース』や『NARUTO -ナルト- 』などの、週刊少年誌以外ではかなり難しいことだ。しかも著者は今回が初連載作品となっている。 ストーリーは、巨大生物の“巨人”により人類が存亡の危機に瀕している世界を舞台に、主人公のエレン、ヒロインのミカサを中心に繰り広げられるサバイバルアクション作品。敵の正確な正体がわからず、人類が圧倒的に劣勢な立場に立たされている作品で、『蒼穹のファフナー』や去年の12月まで放送されていた『トータル・イクリプス』などに状況は近い。存亡の危機に瀕しながら人類同士が水面下で対立している点も似ているだろう。しかし、この世界はこちらでいう近世程度の技術水準しかなく、前記した作品のように巨大ロボット兵器は登場しない。勇敢な兵士たちが立体機動装置というものを使って生身で巨人に対抗するのだ。後に主人公を中心として巨人の秘密が明らかになっていく。 とにかく今最も勢いのあるマンガで、原作ファンのチェックの目は、現在アニメが放送中の『ジョジョの奇妙な冒険』より強いかもしれない。原作が未完結なのでどこまでやるかも気になるところだ。●アイドル界の今後 現在アイドル業界はAKB48とその姉妹グループが圧倒的に人気を得ている。雑誌の表紙では毎週AKB系のアイドルの誰かが表紙を飾り、TVでもAKBのメンバーを見ない日はないといっていい。去年のシングルCDの年間ランキングではAKB48が1位から5位までを独占。そのすべてがミリオンセールスという驚異的な記録を叩き出した。姉妹グループのSKE48やNMB48も年間CDランキングの上位にランクインしており、もはやアイドルの枠に留まらず音楽界、芸能界を席巻している。アイドル戦国時代とはいうものの実際はAKBとその姉妹ユニットの天下といっていい。秋葉原の劇場を地盤とした、ファンが身近に感じられるアイドル活動や総選挙を始めとするファン参加型イベント等々、従来の芸能界、音楽界の決まりごとにはない独自の路線は、平安時代末期に公家主導の政治を覆した平家の台頭に似てるのではないだろうか? しかし、去年は公式にAKB48をライバルと宣言した乃木坂46がデビュー、ももいろクローバーZも紅白出場を実現するなど力をつけてきた。レコード会社のエイベックスがアイドル育成に積極的に乗り出し2010年から育てていたSUPER☆GiRLSや東京女子流も最近頭角を現している。AKBの前に劣勢に立たされていたハロプロ系ユニットも侮れない。特にベリーズ工房と℃-uteはアイドルオタにポストAKBは? とアンケートを取ると必ず挙がるユニットだ。2013年は「AKBにあらずんばアイドルにあらず」状態から脱却して、本当の意味での群雄割拠のアイドル戦国時代に突入すると予想している。そして、個人的にはアイドル戦国時代を盛り上げるためにもっと個性的なアイドルユニットを待ち望んでいる。例えば、ヒーローショーみたいな舞台公演を毎回ライブでやるバトルヒロイン系ユニットや、全員が特殊部隊訓練を受けたことがあり、CDを買って抽選で選ばれたファンとサバイバルゲーム大会をやって参加者をゲームで屠りまくるアイドルユニットで名前はSAS48とか…。 以上、独断と偏見で今年の見所を選ばせてもらった。この他にも話題になりそうなことは沢山ある。今年も期待してサブカル業界を見守ろう。(斎藤雅道)
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社会 2012年12月31日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第8回「日本の国債の正体」
我が国では、'97年の橋本龍太郎政権による緊縮財政開始以降、公共投資、公共事業が長期に渡り削減され続けて来た。理由は、本連載第1回から取り上げて来た「ウソの財政問題」のためである。 現在の日本はデフレだ。デフレの国では物価が下がり、金額ベースで見た国民の所得が減っていく。なにしろ、同じ製品を同じ数量販売したとしても、企業の売上は減ってしまうのだ。 無論、デフレ下でも売上を伸ばす企業がないわけではない。とはいえ、国民経済全体から見れば、デフレの国が「国民全体の所得」を堅調に増やしていくのは、ほぼ不可能に近い。 そして、税収とは「国民全体の所得」から政府に分配された所得を意味する。読者も給与所得から、所得税や住民税を支払っているだろう。政府が徴収する税金の「原資」は、常に所得なのである。 デフレで国民全体の所得が伸び悩むと、税収が減る。政府は税収不足を補うために、国債を発行せざるを得ない。税収不足を補うために発行される国債を、特例国債という。通称は「赤字国債」だ。 我が国の国債発行残高が増えている主因は、建設国債ではなく赤字国債(特例国債)なのだ。公共投資、公共事業の財源となる建設国債は、'05年以降、横ばいで推移している。 何しろ、橋本政権以降の日本政府は、延々と公共投資や公共事業の削減を続けていたのであるから、当然の話だ。 繰り返しになるが、赤字国債は「税収不足」を補うために発行される。 そして、我が国の税収が増えないのは、デフレで国民全体の所得が増えないためだ。 原資である国民の所得が縮小している状況で、政府が増収になるはずがない。 すなわち、日本政府の財政悪化の真因は「デフレ」なのだ。 ところが、税収不足により赤字国債の発行残高が積み上がると、財務省やマスコミ、さらには「財務省の息がかかった政治家」たちが、 「国の借金で破綻する! 政府は緊縮財政路線を採るべきだ。まずは公共投資や公共事業を削り取れ!」 と騒ぎ出すのである。ここで言う「財務省の息がかかった政治家」の代表が、野田佳彦「前」内閣総理大臣であることは、今さら言うまでもない。 マスコミや一部の政治家の論調に煽られ、政府が「ウソの財政問題」を理由に、公共投資、公共事業をやみくもに削減すると、どうなるだろうか。 公共投資や公共事業にしても、政府の支出には違いない。政府が支出を削ると、それだけ「カネの使い手が減った」という話になり、デフレが深刻化して物価が下がる。 デフレとは、主に国内の需要不足により発生するのだ。政府の公共事業、公共投資にしても、立派な「需要」の一部なのである。 政府自ら「需要」を削減することでデフレが深刻化すると、金額ベースで見た国民の所得が縮小し、「国民の所得を原資とする」税収が減る。 税収が減ると、赤字国債発行残高が積み上がり、財務省や一部の政治家が「国の借金が〜っ!」と叫びだし、政府が公共事業、公共投資をますます削減し、需要不足が深刻化し、国民の所得が縮小してしまい、税収が減り…。 ご理解頂けただろうか。このようにあまりにもバカバカしい悪循環を続けて来たのが、橋本政権以降の日本なのだ。そして、我が国がこの悪循環から抜けられない理由は、野田佳彦「前」総理に代表される政治家たちが、ありもしない「ウソの財政問題」を理由に、公共事業批判、公共投資批判を続けてきたためなのである。 ちなみに、本稿に掲載した「日本の国債種別発行残高の推移」のグラフが、マスコミに登場したことはない。 マスコミに登場するのは、あくまで「総額」のみのグラフである。建設国債と赤字国債を区別しないグラフを示し、識者と自称する連中が、 「ほら、こんなに『国の借金』が増えているでしょう。公共事業をやり過ぎたせいですよ」 などと出鱈目を吹聴するわけである。 ふざけるな、という話だ。本当に公共事業のやり過ぎで国債発行残高が積み上がっているならば、増えているのは建設国債でなければならない。だが、現実に増えているのは、税収不足を補うために発行される赤字国債だ。 この種の「ウソ」を放置しておく限り、我が国はデフレから脱却できない。デフレから脱却できないと、国民の所得が拡大することもなく、税収も減り続ける。税収が減ると、赤字国債発行残高が積み上がり、またもや「国の借金が〜っ!」という声が高まり、公共事業、公共投資が削られ事態が悪化する。 我が国は、いい加減にこのバカバカしい循環から抜けださなければならない。さもなければ、国民経済が取り返しがつかないほどに破壊されてしまう。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能ネタ 2012年12月31日 14時00分
トップ屋記者が全部バラす 2012芸能スキャンダルの真相(3) 騒動・スキャンダル
A ところでオセロ・中島知子の占い師による洗脳騒動はどうなってるの。一時は早ければ年内復帰なんて話も出ていたけど、ここにきてパッタリ動きが聞こえてこなくなった。 C 父親に「私はあなたにレイプされた」なんて言うほど強烈に洗脳されていたわけだから、脱洗脳は簡単じゃないよ。もう日常生活に支障はないくらいには回復しているそうだけど、脱洗脳に協力しているといわれる苫米地英人氏が総選挙に出馬していたくらいだし、仕事復帰はまだ先だろう。 B ただ、すぐバラエティーは難しいだろうけど、女優としてなら可能性はある。所属の松竹芸能も全面バックアップを公言しているし、一部では樹木希林との共演なんて話も出ているね。 A 対照的に所属事務所のトラブルで芸能生命の危機に瀕しているのが小林幸子。結婚相手の意見を受け入れて長年支えてくれた事務所社長を切ったところ業界から総スカンを食らい、とうとうNHK紅白まで落選してしまった。 C 背景には芸能界特有のパワーゲームが見え隠れしていて、小林に切られた元事務所社長が芸能界のドンに泣きついたことで、テレビやスポーツ新聞が一斉にバッシングに走ってしまったからね。小林も昔のツテでNHK幹部に直訴までしたようだけど、どうにもならなかった。 B 今年は美川憲一にも同じく事務所の独立騒動が浮上していたけど、対照的にこっちは美川の完全勝利。給料未払いや使い込みなど事務所側に問題があったわけでこの結果は当然なんだけど、一連の騒動では芸能人にとっての所属事務所の重要性が改めて浮き彫りになったといえるね。 D ところで、バッシングといえば生活保護不正受給問題で槍玉に挙がった次長課長の河本準一も騒動の後遺症が深刻だ。謝罪会見に、お金も返還したことでケジメは付けた形だけど、人気だった家族ネタを封印されてしまいバラエティーでも元気がない。ここにきてドンドン番組が減っている。 B プライベートでも人目が気になって遊びにも出れずストレスが溜まるという悪循環。後輩芸人が本気で自殺を心配するほど塞ぎこんでいるそうだ。オマケに河本叩きの急先鋒だった議員の片山さつきが生活保護問題に関する本を書いているそうで、出版されればまたぞろ問題が再燃しそう。 A 同問題ではキングコング・梶原雄太の名前も出ていたけど、吉本興業は頭の痛い問題が頻発している。他にも尾野真千子との不倫疑惑が報じられたほっしゃんの離婚が発覚したり、雨上がり決死隊の宮迫博之が胃がんで手術するなど今年は踏んだり蹴ったり。元気なのは藤田紀子との密会をスクープされたピース・綾部祐二くらいか(笑)。 D そういえば間の悪いことに、渡辺二郎と極心連合会の橋本弘文会長が逮捕されるという事件も起きていて、大崎洋社長がラブコールを送った島田紳助の復帰話も暗礁に乗り上げているようだ。 A しかも、ここにきてオリエンタルラジオの“チャラ男”こと藤森慎吾とTBS・田中みな実アナの熱愛が「バーターによる捏造」だったと『週刊文春』にスッパ抜かれている。なんでも藤森が一般女性を妊娠させるトラブルを起こしたことをフライデーがキャッチしたんだけど、吉本興業が交渉してこの記事を押さえる代わりに、田中との熱愛報道を仕込んだって話だ。吉本側は文春を訴えると息巻いているようだし、ヤラセといわれたフライデーも黙っていないはず。今後は吉本、TBS、フライデー、週刊文春を巻き込んだバトルに発展しそうな雲行きだ。 B 事実関係はまだハッキリしないところがあるんだが、一つだけハッキリしているのは田中みな実の図太さだね(笑)。会社の要請で藤森の尻拭いをさせられた形だけど、熱愛報道が出た後もテレビで涼しい顔で見事に自分のキャラを演じ続けていた。まさに演技賞モノだ。 C 田中の本命はデートを報じられたAD君という噂だけど、本当に肝っ玉が据わっている。女子アナ界では中野美奈子、平井理央といった人気アナが相次いで結婚退職したこともあってまさに戦国時代だけど、田中なら女王・加藤綾子にも十分に対抗できそうだ(笑)。
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芸能ニュース 2012年12月31日 11時45分
勝手に選ぶ芸能界10大ニュース その10 今年も離婚しなかったエリカ様
かつてないほどの大胆な濡れ場に挑んだ主演映画「ヘルタースケルター」が興行収入20億円のヒット作となったエリカ様こと女優の沢尻エリカだが、今やすっかり離婚問題が忘れ去られてしまった。 沢尻は09年1月にハイパーメディアクリエイターの高城剛氏と入籍。結婚からわずか1年3カ月後の10年4月下旬、情報番組のスクープで離婚危機であることが発覚した。 しかし、高城氏が世界を股にかけて仕事をしていることもあって話し合いは一向に進まず、復縁説も浮上し、沢尻を離婚させようとしている“黒幕”の存在も浮上。結局、10年は離婚が成立しなかったが、高城氏が「離婚騒動以降にあったことをすべて話すこと」を条件に離婚を認め、昨年5月16日が離婚届け提出可能な“Xデー”だとして直近はメディアが色めき立ったのだが…。 結局、その日も離婚せず、今年に入ると沢尻がラッパーと同棲していることが発覚。まだ離婚が成立していないだけに立派な不倫だが、同映画のPRが始まった5月に「週刊文春」(文芸春秋)が沢尻の大麻使用疑惑を報じた。すると、沢尻は体調不良を理由に芸能活動休止を発表。一時期は、映画の公開も危ぶまれたが、7月の初日舞台あいさつには出席。 すったもんだのおかげで、すっかり離婚騒動はどこかに行ってしまった。 「発売中の『文春』によると、PR活動をすっぽかしたせいで、『ヘルタースケルター』で沢尻の手元に入ったのはわずか500万円。マネジメント契約しているエイベックスが生活費を負担してくれているからいいものの、新しい仕事のオファーがないので、決して金があり余っているわけではない。にもかかわらず、交際を報じられた男と遊び回っている。このままだと、エイベックスから契約を切られてしまいそう」(芸能記者) 高城氏と離婚する場合、洗いざらいぶちまけなければならず、そうなるといよいよ女優生命の危機。 結局、2年越しで離婚が成立しなかったが、どうやら、エリカ様はこのまま離婚できずに、仕事のオファーも来ない“八方塞がり”の状態に身を任せるしかなさそうだ。
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芸能ニュース 2012年12月31日 11時45分
ヒミツの薔薇園(44) 12年に輝いた男たち
イケメンの知られざる素顔、ライブやテレビなどでもらした意外な本音、驚きの幼少期や交遊録などをフィーチャーして、丸裸にしちゃおうという連載。第44回目は、2012年に活躍したジャニーズタレントだ。 今年もさまざまなジャニーズタレントが活躍した。新春は、元KAT-TUNの赤西仁が、女優の黒木メイサとのデキ婚を発表して幕開けたが、その後の話題といえば、やはり嵐が台風の目だった。 大みそかの『第63回紅白歌合戦』(NHK)では、3年連続で白組の司会を務めるが、今夏には、日本テレビ系列の『24時間テレビ』でもメインMCも担った。音楽面では、映像ソフトのDVD売上年間総合ランキングで、2年連続トップの快挙。国立競技場ライブを収録したDVD「ARASHI LIVE TOUR Beautiful World」は、じつに40億9,000万円もの収益を上げている。 ミュージックDVD部門でも、4年連続の首位。DVDランキングの開始以来、こちらも初の快挙だ。松本潤、櫻井翔、大野智、相葉雅紀、二宮和也らメンバー全員が地上波のドラマで主役を張るなど、今年もアイドル界は嵐を中心に回っていた。 歌手デビュー15周年の節目を迎えたのは、KinKi Kids。堂本剛は地元の奈良県内に期間限定会場を設営して、1か月のソロライブを実施したいっぽうで、尊敬する松本人志のひとり大喜利『ひとりごっつ』をマネた単独大喜利ライブも実施。堂本光一は、主演1,000回記念公演も決定しているミュージカル『Endless SHOCK』をさらに進化させて、期間・会場・動員数のすべてで自己記録を更新した。 嵐と同期ながらも、久しく大きく水を開けられていた関ジャニ∞は今年、稼げるタレントに昇格。「∞」の意味もある「8」周年を祝うべく、初のアリーナツアーは全席完売、初の映画主演『エイトレンジャー』も成功させて、念願の紅白初出場も決定。大倉忠義、安田章大、横山裕、村上信五、渋谷すばる、錦戸亮、丸山隆平ら全員がドラマ出演をはたすなど、文句なしの躍進だ。 ほかにも、冠番組のバラエティ番組をスタートさせたKis-My-Ft2やKAT-TUN、海外公演も成功させたHey!Say!JUMPなども忘れられない。このなかから2013年は、嵐を脅かすグループが出てくるのか。期待は大きい。