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社会 2013年05月21日 16時00分
窃盗被害に遭ったグラドル・谷桃子を直撃 「私が芸能プロ偽マネジャーに騙された手口」(2)
言葉巧みに、という部分に関して、逮捕された容疑者は、かつて某女優のマネジャーをしていたとか、ペニオクの話など、とにかく関係者しか知り得ない裏の話を熟知していたという。しかも矢継ぎ早に、怪しむ隙さえ与えない。まさに、スカウトマンなど芸能関係者になりすまし、昨年3月以降で34件、被害総額370万円相当という、大物窃盗犯の手口であった。 「犯人が、大相撲の有名な親方の息子というのは、事情説明で訪れた警察で聞きました。確かに、ムキムキではないですけど、背も高めで、ガタイも良かったです。そこに黒縁メガネ、ズボンには白いパンツ、頭にはハンチング帽。まさに『ザ・業界人』といった感じで、マネジャーさんそのものでした。腰も低くて、最初声をかけられたときに、『谷さんとわかっていたら、声をかけませんでした。本当にすみません』って。いま考えても上手ですよね」 谷桃子自身の被害総額は、およそ10万円。それだけの大金を持っていたのにも、さまざまな理由があった。 「バッグの中には、現金およそ6万円と、お化粧の道具などが入っていました。携帯電話だけはポケットに入れていたので助かりましたけど。私、普段はそんな大金を持ち歩かないんですが、その日は衣装代と、公共料金分をおろしていたので。あとは血圧の高いウチの両親に、手に巻く血圧計を買ってあげようかなと思って。でも、いちばん怖いと思ったのは、自分の住所を書いた手帳と家の鍵とのセットごと盗られたのが…。家の鍵は翌朝、交換してもらいました。そこまで合わせると、10万円では済まないですね。でもそれより、犯人が逮捕時も私の献血手帳を持っていたことを、警察でも不思議だって言ってました」 テレビでは「破天荒アイドル」というキャラで、はち切れた姿も見せる谷桃子。だが、今回の事件以降、食べ物もろくにのどを通らず、憔悴しきった様子が窺えた。 「みんなからは、やつれたって言われます。キャラ的に、おいしいなとは、まだ気持ちに余裕がないので…。事件後、心配かけられないからと親にも言えない、ブログにも書けない。そんな中で取り調べに協力するうち、精神的に参っていたんでしょうね。でも、犯人も逮捕されたので、番組で話をふられても明るく返したいし、被害金額を取り返すよう競馬を頑張ります!」 谷は、最後にはテレビで見せる笑顔を取り戻したが、「みんなも気をつけなければというのが伝われば嬉しい」と、被害者の視点から警鐘を鳴らすことも忘れなかった。
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芸能ニュース 2013年05月21日 15時30分
10年ぶりに復活する『ショムニ』のキャストが一新された理由
女優の江角マキコ主演の大ヒットドラマ「ショムニ」(フジテレビ)が7月に始まる連ドラ(水曜・午後10時、正式タイトル未定)で10年ぶりに復活することを一部スポーツ紙が報じている。 同ドラマは社内の役に立たない“ゴミ社員”たちが集められた「庶務二課」を舞台に江角演じる豪快キャラ・坪井千夏を筆頭に、個性的なメンバーたちが繰り広げる、時には会社をも揺るがす痛快なストーリー展開が受けて大ヒット。98年4月クールに放送された第1シリーズの平均視聴率は21.8%、00年4月に放送された第2シリーズの平均は20.4%、02年7月クールに放送された第3シリーズの平均は16.4%を記録したほか、スペシャル版も放送されいずれも高視聴率を記録した。 「同ドラマは江角の出世作にして唯一のヒットドラマとなった。勢いに乗り、第2シリーズでは布袋寅泰プロデュースの『ONE WAY DRIVE』がエンディングテーマに起用され歌手デビューしたが、ゆる〜いロック調の曲で歌唱力は微妙だった」(芸能記者) とはいえ、過去のシリーズで江角の脇を固めたのは宝生舞、京野ことみ、櫻井淳子、戸田恵子、高橋ゆみこだったが、今回は江角以外はキャストを一新。ネット関連にやたら詳しい頭脳明晰なOL役をベッキー、棒高跳び選手としてスポーツ入社したもののパッとせず。デジカメで何でも記録を撮りたがるイマドキ風のOL役を本田翼、気配を消して人の背後から社内のうわさ話を入手する謎のOL役を安藤サクラ、小悪魔のムードを漂わせる恋多き女OL役を森カンナ、健康オタクで超おしゃべりなOL役を堀内敬子が演じる。 「ネット上では、『そのまま再放送流した方がいい、多分』、『面子見るとパロディーだなこれ』など早くも辛辣な意見が書き込まれているだけに、視聴率がとれるかは微妙。とはいえ、宝生は10年5月に芸能界引退を発表し、櫻井はテレビ朝日のプロデューサーと結婚しさすがにフジでの起用はまずかったのでは。2人を起用せず、それでも、代役を入れるわけにはいかず、結局、江角以外を総入れ替えすることになったようだ」(フジテレビ関係者) もしコケた場合、“戦犯”扱いされるのは誰?
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芸能ニュース 2013年05月21日 15時30分
【週刊テレビ時評】視聴率ジワジワ上昇の篠原涼子主演「ラスト・シンデレラ」がついに15%超え! 「ガリレオ」「35歳の高校生」は過去ワースト
ジワジワと視聴率を上げてきた篠原涼子主演「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ系列/木曜日午後10時〜)が、ついに15%超えを果たした。 初回(4月11日)13.3%(視聴率は以下、すべて関東地区)でスタートした同ドラマ。第2話(同18日)=14.4%、第3話(同25日)=14.4%、第4話(5月2日)=14.5%、第5話(同9日)=14.9%と、まさに回を重ねるごとに数字を上げていたが、第6話(同16日)で、15.0%をマークした。 今クールの民放の連続ドラマで、15%以上の視聴率を上げたのは「ガリレオ」(福山雅治主演/フジテレビ系列/月曜日午後9時〜)、「35歳の高校生」(米倉涼子主演/日本テレビ系列/土曜日午後9時〜)第3話(4月27日)の15.1%に続いて3番組目。 かたや、“涼子対決”として注目を集めていた「35歳の高校生」第6話(5月18日)は、12.1%で過去ワーストを記録。2週連続で12%台に低迷し、「ラスト・シンデレラ」と大差がついてしまった。 初回から4週連続の20%超えを果たしていた「ガリレオ」第5話(同13日)は、大きく数字を落として17.9%にとどまり、5週連続の大台はならなかった。 また、2週連続で15%台に戻していたNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第20話(同19日)は、13.7%と再びダウン。ライバル番組の日本テレビ系列「世界の果てまでイッテQ!」(日曜日午後7時58分〜8時54分)は17.3%で、完敗を喫した格好。 19日日曜日のゴールデン帯では、「イッテQ!」のみならず、「ザ!鉄腕DASH!!」(午後7時〜7時58分)=18.0%、「行列のできる法律相談所」(午後9時〜9時54分)=18.7%と、高視聴率ラッシュで、他局を圧倒した。 その他、草なぎ剛が主演したテレビ朝日系列「土曜ワイド劇場〜スペシャリスト」(18日土曜日午後9時〜11時6分)は19.4%で、高い数字を示した。(坂本太郎)
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芸能ニュース 2013年05月21日 15時30分
卒業メンバー続出でわかってきた総選挙立候補制の意味
アイドルグループ、AKB48の第5回総選挙を間近にして、総選挙を辞退したメンバーが続々と卒業を発表している。 総選挙を辞退して、卒業を発表したのは、AKB48からは、松原夏海、小森美果、中塚智実とすべてが卒業を発表。SKE48研究生の藤本美月、NMB48の山本ひとみも卒業を発表。またAKB48の秋元才加も総選挙の立候補制が発表されたことで、卒業を決断している。 「メディア露出が少ないメンバーでも、予定がどんどん詰まっていくAKB48グループでは、自身の卒業を考えるタイミングが難しい。この立候補制は、ある意味で、そのタイミングを与えることにもなった。ただ、来年も立候補制が採用されるならば、“自分の推しは出馬するのか、しないならば…”とファンは戦々恐々でしょうね」(アイドルライター) ここまで運営側が考えて、今回の立候補制を考えたかは不明だが、総選挙を辞退したメンバーのファンは眠れない夜が続きそうだ。
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芸能ニュース 2013年05月21日 15時30分
人材難の日テレ 若手女子アナレースは“超ミニスカ”でヤル気満々の徳島えりかアナがリード!?
人気女子アナの相次ぐ退社で、極度の人材難に陥っている日本テレビ。追い討ちをかけるように、エース格の鈴江奈々アナは産休に入り、いよいよ手が足りない状態。コンドーム写真事件で退社に追いやってしまった夏目三久アナに、頭を下げて出演依頼をしなければならないような非常事態だ。 そんななか、ヤル気満々で、次期エースの座を虎視たんたんと狙っているのが、まだ3年目の徳島えりかアナ(24)だ。 徳島アナは11年4月に入社したが、人材不足のさなか、同年9月から朝の情報番組「ZIP!」のレギュラーとなった。同年11月からは松本志のぶアナに代わって、「行列のできる法律相談所」のアシスタントに、同年12月からは寿退社の森麻季アナの後任として、「Going! Sports&News」のアシスタントに起用される大抜てきを受けた。 当初はキャリア不足も不安視されたが、ソツなくこなして、今やすっかり番組の“顔”となって、同局の期待に応えている。 「行列〜」は常時13%前後の視聴率をキープし、15%超えも少なくなく、この2週では、5月12日放送分は16.8%、同19日放送分は18.7%と高い数字をマークしており、徳島アナの評価も上々だ。 「Going!」は深夜のスポーツ情報番組とあって、男性視聴者が多く、徳島アナの気合も満点だ。日テレといえば、NHK「サタデー・サンデースポーツ」から、「NEWS ZERO」に移籍した山岸舞彩キャスターがトレードマークのミニスカを封印しているが、徳島アナは毎回、ヒザ上20センチほどはあろうかという女子高生並みの超ミニスカートで出演を続けている。これが、男性視聴者には好評で、世のお父さんたちの目の保養になっている。 単純に人気度だけなら、昼の情報バラエティ番組「ヒルナンデス」でアシスタントを務める水卜麻美(みうら・あさみ=26)アナの方が上だが、彼女の場合、主婦層での人気が高く、一般的知名度は低い。 女子アナ・ウォッチャーのA氏によると、「日テレではこの2人に、杉野真実アナ、『news every.』の小熊美香アナを加えた4人が、若手女子アナのなかで、競争をしていますが、ルックス的にも男性受けがよく、超ミニスカでのアピールが功を奏して、徳島アナが一歩リードした感があります。このままいけば、鈴江アナの後に続くのは彼女になりそうです」と語る。 すぐ上に人材が乏しいことから、そのうち、気が付いたら、徳島アナが日テレのエース格になっているかもしれない。(坂本太郎)
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トレンド 2013年05月21日 15時30分
芸能界“スピード別居”のあれこれ
先ごろ、子作りを巡って夫婦関係に亀裂が入り、別居中と報じられた中村昌也と矢口真里。きょう発売の女性誌によると、その原因は矢口の不倫だったようだ。 同誌によると、矢口は今年2月22日に複数で飲みにいき、ファッション誌の専属モデルを自宅に“お持ち帰り”。翌朝、ドラマの地方ロケを予定より早く終えて帰宅した中村が、寝室でモデルと鉢合わせして修羅場に。その後、中村は自宅を出て一人暮らしを開始、矢口も実家近くに新しいマンションを借りたという。 ところで、芸能界には中村・矢口のように、スピード別居するケースが多い。まず、思い浮かぶのは、泥沼の離婚裁判を繰り広げた高嶋政伸・美元。2008年9月に結婚、10年8月に別居。同居期間は1年11カ月。 「高嶋が出会って6日でプロポーズ。当初から不安視され、美元についていろいろなうわさを聞いていた舞台関係者は、高嶋兄を通じて、やめておいたほうがいいと助言していたそうです」(スポーツ紙記者) 2世タレント同士の結婚で注目を浴びた仁科克基・多岐川華子もスピード別居。11年1月に結婚、1年6カ月後の12年7月に別居している。 「多岐川の母親をはじめ、周囲でも結婚に反対している人は多かった。交際中から性格の不一致は分かっていましたから」(同) 最も早いスピード別居と思われるのがISAM・吉川ひなの。98年3月結婚、同年7月別居。わずか4カ月しか同居期間がなかった。 「“ままごと婚”と言われ、結婚当初から長持ちしないと見る向きは多かった。先ごろ、離婚が成立した上原さくら・青山光司も1年6カ月で別居。彼らの場合も、上原が前の離婚から2カ月で結婚。誰もが早すぎると思いましたよ」(同) 中村・矢口も“格差婚”と言われていたが、やはり、うまくいかない夫婦は、初めから悪い兆候があるのかもしれない。
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社会 2013年05月21日 15時00分
アベノミクス第3の矢 成長戦略「エコカー振興策」のまやかし 凋落日の丸電気メーカーとW救済(2)
EVで苦戦を強いられているのは日産だけではない。同社に先んじた三菱自動車『アイ・ミーブ』の今年3月末までの国内販売は、わずか累計7400台にすぎない。両社ともエコカー市場を席巻するHVに大きく遅れをとっているのが実情なのだ。 大枚を投入してEV車に進出した以上、そう簡単にHV車に鞍替えできるわけがない。一方、ガソリン車よりも走行距離が長く、空気を汚さないことから「究極の自動車」といわれる燃料電池車に至っては、米国のコンサルタント会社が2025年に世界市場の5%、'30年には10%のシェアを確保するとの試算を発表しているとはいえ、これまた新規参入には膨大な資金が必要だ。 そこで関係者が熱い視線を送るのが、安倍政権によるエコカー振興に名を借りたEV車のテコ入れ策。ここで注目すべきは、今や往年の輝きを失った日本の電機産業がその恩恵に浴することだ。 前述のパナソニック=トヨタの他、NECは日産と、ボーイング787で騒がれたGSユアサはホンダや三菱自動車と、それぞれリチウムイオン電池の合弁会社を設立している。 それだけではない。世界に先駆けてこのリチウムイオン電池を商品化したソニーは、政府系ファンドである産業革新機構の主導で、日産=NECの合弁会社への合流を画策している。 「産業革新機構=政府がシャシャリ出た理由は、ソニー救済だけじゃない。エコカー振興と、不振の“日の丸電機”をダブルで再建させるのが本当の狙いです。現に革新機構はソニー、日立、東芝の中小型液晶事業を統合したジャパンディスプレイの設立を主導した実績がある。ルネサスエレクトロニクス、エルピーダなどの“ゾンビ企業”の延命策に手を貸したのも革新機構です。安倍政権が近く発表するエコカー戦略も、革新機構=国民の血税の影を排除しなければ、思わぬ反発を買いかねません」(前出の経済記者) エコカーの最大市場である中国では、簡易な技術を駆使したドイツのフォルクスワーゲンが日の丸連合に立ちはだかり、インド、ブラジルなど他の新興国でも存在感を増している。これに対し、一挙両得を狙った安倍政権の二兎作戦がどう奏功するか−−。 結果はすぐに出る。
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社会 2013年05月21日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第27回 緊縮のドグマを排せ!
前回(第26回)の『「国家は破綻する」のウソ』の続編である。ハーバード大学の経済学者カーメン・ラインハート氏、ケネス・ロゴフ氏の論文に「明らかな誤り」があった問題は、その後も世界中で尾を引いている。 何しろ、前回も書いたが、各国で緊縮財政を推進する政治家や官僚は、持論を正当化するために、事あるごとにラインハート・ロゴフ論文を引合いに出していたのだ。 本件に関し、元アメリカ国務長官のローレンス・H・サマーズ教授が、面白いことを言っていた。教授曰く、 「緊縮策について彼らを批判するのは馬鹿げている。そうした政策の立案者は最初に政策を選択し、その後に学術的な裏付けを探したのだ。(2013年5月7日 ロイター「コラム:ラインハート・ロゴフ研究の誤りに学ぶ=サマーズ氏」より抜粋)」 とのことである。政治家や官僚は「ラインハート氏やロゴフ氏の論文によれば、政府の負債増が経済成長率を低迷させる。だからこそ、増税、公共事業削減、社会保障支出削減を実施する」というロジックを辿り、緊縮財政を強行したのではない。単に、予め決まっている「緊縮財政実施」という結論にとって都合がいい資料を探し求め、ラインハート・ロゴフ論文が利用されたに過ぎない、とサマーズ教授は看破しているわけだ。まことにもって、ごもっともである。 結局のところ、日本や欧米などで「増税!」「公共事業削減!」などと、十年一日の如く叫び続けている政治家、官僚たちは、何らかの目的を達成するために緊縮財政を推進するのではないのだ。彼らにとって、緊縮財政は手段ではなく、目的化してしまっているわけである。 なぜ、日本のみならず、先進国の政治家たちがこぞって緊縮財政を目的化したのか。 本来、経済政策の目的とは、「財政赤字を削減する」や「政府の借金を削減する」ではない。政府の政策の目的は、経世済民である。経世済民とは「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」の意味になる。すなわち、国民を豊かにすることこそが、政府の経済政策の目的なのである。 ところが、昨今の世界各国では「国民を豊かにする」よりも、「政府の財政を健全化する」ことの方が、優先順位が高くなってしまっていた。結果的に、各国でバブルが崩壊し、デフレ化が進んでいるにもかかわらず、緊縮財政が強行され、財政はむしろ悪化していった。 なぜ、デフレ化が進行する国で緊縮財政(増税や公共事業削減など)を実施すると、財政が悪化するのか。 理由は、税金の「源」を考えてみればすぐに理解できる。税金とは、国民が稼いだ所得から徴収される。そして、国民の所得の合計こそがGDP(国内総生産)である。GDPとは生産面、支出面、そして分配面(=所得)の三つの面から見ることができる面白い指標なのだ。生産面、支出面、分配面という三つのGDPの総額は、必ず一致するが、これをGDP三面等価の原則と呼ぶ。 国民は所得から税金を支払う。GDPとは、国民の所得の合計という面を持つ。すなわち、政府の税収は、名目値で見たGDPと極めて強い相関関係にあるのだ。 実際に、我が国の名目GDPと租税収入の動きを見てみよう。 我が国のデフレが本格的に始まった'97年以降、政府の租税収入は名目GDPとほぼ同じ動きをしている。名目GDPが拡大すれば、租税収入は増える。逆に、名目GDPがマイナス成長になってしまうと、租税収入も減るのだ。 ちなみに、'90年から'96年にかけ、名目GDPが成長しているにもかかわらず、租税収入が減少している。これは、当時の日本政府がバブル崩壊の対処として大規模減税を実施したためだ。減税とは「租税収入を減らす」ことを目的に行われるため、名目GDPと無関係に税収が減る。 注目すべきは、やはり'97年〜'98年の動きであろう。当時の橋本政権は'97年に消費税増税を断行したのだ。結果的に、日本国民はおカネを使わなくなってしまった。 国民がおカネを使わなければ、その分だけ「誰かの所得」が減る。すなわち、国民の所得の合計たる名目GDPが縮小する。名目GDPが小さくなると、増税をしても税収が減ってしまうのだ('98年)。というよりも、バブル崩壊後にデフレ化の危機を迎えていたにもかかわらず、経済的知見を無視して増税を断行した結果、名目GDPが減り、税収が却って減少してしまったわけだ。税収が減れば、当たり前の話として財政は悪化する。 橋本政権の日本と同じ失敗が、'07年のアメリカ不動産バブル崩壊後の世界各国で繰り返されている。 特に悲惨な目に会っているのは、ユーロの破綻国(EUに支援要請をした国々)だ。ギリシャ、スペイン、ポルトガルといった国々は、国内で不動産バブルが崩壊し、経済がデフレ化しつつある状況で増税や公共事業削減、公務員削減といった緊縮財政を実施し、経済成長率をマイナスに落とし込み、税収減により財政が悪化することを繰り返している。 結局のところ、日本にせよ欧州にせよ、バブルが崩壊したにもかかわらず頑なに緊縮財政を主張する人々は、「緊縮のドグマ(教義)」に頭の中を支配されているのだ。 デフレ期の緊縮財政は、財政を却って悪化させる。これが真実であるのに、財政問題を深刻化させる緊縮財政を求める声が、いまだに日米欧各国に溢れている。 緊縮のドグマを早急に排さなければならない。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能ネタ 2013年05月21日 14時00分
前田敦子 欲求不満爆発で大泉洋にハグ肉弾戦の不倫疑惑
元『AKB48』前田敦子(21)が約20歳年上の人気俳優に対し“逆セクハラアタック”をしていることが発覚、不倫熱愛疑惑が浮上する騒ぎになっている。 標的になっているのは、映画やドラマで活躍している大泉洋(40)。大泉は4月20日、NHKの情報番組『あさイチ』にゲスト出演し、'11年に映画『もしドラ』で共演した前田との親密ぶりを自ら告白。番組にビデオでコメントを寄せた前田も、大泉との“イチャイチャ関係”を認めたのだ。 「ビデオの中で前田は、大泉に対し『自分をすべてさらけ出せる人。ギャーギャー騒いだりくっついてみたり。会うと嬉しくなっちゃう。今でも会ったら飛びつきたい』と吐露。『現場であんなに親密になれた人は初。大泉さんという宝を、見つけた! って思った』と最大級のラブコールを送ったのです」(芸能ライター) さらに、前田は大泉に電話やメールをしても返してくれることまで明かした。前田は人見知りで有名。共演者と打ち解けることは少ないだけに衝撃が走った。 「大泉も前田から寄り掛かられたり、腕を組まれたりするほどの仲であることを告白。『あっちゃんはそういうことができる男の人がいた方が、すごく楽なんだと思います』と話し、自身を『親戚のおじさん』みたいなものと弁明しました。ただ、どう考えても親密すぎ。前田が本気でホレている可能性は十分ある」(同) 大泉は'09年にフジテレビ社員と結婚し、'11年に長女が誕生した。前田も5月18日公開の映画『クロユリ団地』で主演するなど女優として本格的に活動を始めたばかり。今回の「告白」には裏がありそう。 「食事会をする時、今でも大泉に大胆な色仕掛けをしてくる。いつ写真誌に撮られ『不倫疑惑』と書かれるかわからないため、先手を打ってぶっちゃけ戦法をとったようです」(ワイドショースタッフ) こういった前田の行動には、強い欲求不満が背景にあるとの見方がある。 「前田は昨年8月にAKBを卒業した直後、佐藤健に合コンでアタックしたが、失恋。泥酔&号泣しながら佐藤に抱えられる姿が報じられました。そのショックから前田は立ち直っておらず、現在も欲求不満は爆発寸前。そんな不満を聞いてくれる大泉に対し、恋愛感情を抱くのは自然な流れ。不倫に発展してもおかしくない危険な状況です」(同) あっちゃん、発情。
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その他 2013年05月21日 12時00分
専門医に聞け! Q&A ストレス性うつ病の“撃退法”
Q:先々月、会社から自主退職の打診があり、それがきっかけで、うつっぽくなりました。心療内科を受診したら、軽度のうつ状態と診断され、抗うつ薬を処方されました。それを服用して気分は回復してきましたが、今度は便秘になり眠気にも襲われます。勝手に薬を止めてよいでしょうか。なお、自主退職の問題はその後、消滅しました。(32歳。運送会社勤務) A:経過をお聞きした範囲で判断すると、本格的なうつ病ではないでしょう。リストラの話にショックを受け、気分が落ち込んだものと思われます。 リストラを迫られている状況で、朗らかな気持ちでいられる人はいないでしょう。うつ的になるのは心の正常な反応なのです。ですから、抗うつ薬を服用しなければならないようなレベルとは思えません。 幸いにもリストラの話は消滅したとのこと。また、うつ状態はかなり良くなったとはいえ、他にさまざまな症状があるわけです。それらを勘案すると、抗うつ薬の服用は止めたほうがよいでしょう。●楽しいことを予期しよう そして、ポジティブに生きることを心がけるようお勧めします。ご質問の方は、会社に勤めている限り今後また同じような問題が起こらないとは限りません。それに対して、具体的に対策を講じることも一法です。 気持ちの面では、開き直りも必要でしょう。「リストラをするならしてみろ」と強い気持ちを持つこと、あるいは「人生なんとかなる」と、引いて考えると、心が楽になります。 物事を前向き、肯定的、楽観的に捉えることが非常に重要です。 また、日々の心のコントロールとしては、面白いこと、楽しいことを予期するだけで免疫力が上がり、うつ状態や疲労を改善できるという、アメリカのカリフォルニア大学の研究報告もあります。 この研究は、16人の男性にお笑いのビデオを見せて、そのときの体内のホルモンの状態を調べました。 その結果は、ストレスがあるときに分泌されるホルモンのコルチゾールの量が39%減少し、逆に免疫力を高めるとされる成長ホルモンが87%も上昇しました。 さらには、事前に「面白いビデオを見せる」と伝えられていた男性では、見る前から、こうしたホルモンの変化が見られたそうです。 いずれにせよ、心からリラックスできる方法を持っておきましょう。私事ですが、温泉が趣味で、温泉に入るととたんに便意を催します。それはパブロフの犬のようですが、反射的に心がリラックスするのでしょう。岡田研吉氏(玉川学園・岡田医院院長)東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病などに成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。