「パズドラ人気の要因は、今まであった単にクリックするだけのゲームと違い、パズルを使ったゲーム性を持たせたことです。そこにモンスター集めなどの要素が加わり、ガチャゲーに飽きていた層をうまく取り込めたことが大きいでしょうね」(ゲーム誌ライター)
おかげで、開発メーカー『ガンホー・オンライン・エンターテイメント』の株価は急騰中。一時は終値ベースの時価総額が1兆7854億円となり、あのゲーム界の巨人・任天堂の1兆5371億円を超えた。
「つい2年半前は1株1万4000円足らずだったのですが、先ごろ年初来高値で160万円を超えました。パズドラがヒットする前から株を保有していた人は、ちょっとした財産を築けたでしょうね。ただ、現在は投機的な動きも強まっているので、今後の成長次第では株価急落の可能性もありますよ」(兜町証券マン)
実はこのガンホーという会社の会長は、あのソフトバンク・孫正義社長の実弟の孫泰蔵氏(55歳)という人物。今年だけでも10倍も上がった株価のおかげで、世界富豪ランキングにまで登場した。黙っていても1日約3億円も稼ぎだすパズドラさまさまといったところである。
「一部ではポケモンやマリオなどのようなキャラクター性が薄いとして、人気の持続に疑問を呈する人もいます」(前出・ライター)
とはいえ、まさか“パズル”に天下を取られるとは、さすがの任天堂も思わなかっただろう。社員はやってられない!?